トップメッセージ

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年4月から「自動認識ソリューション事業に経営資源を傾け、戦力の最大化を実現して持続可能な成長力と収益基盤を確立する」という経営目標のもと、会社運営を行ってまいりました。結果、昨年度は連結ベースで過去最高の売上高・営業利益を達成することができました。

2018年度はこれまでに実施してきた施策が奏功し、自動認識ソリューション事業は日本および海外ともに好調を維持し、ともに増収増益となりました。また将来の事業の柱として戦略投資を行っている、英国DataLase社を中心としたIDP事業は、研究開発がほぼ計画どおり進捗しました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は116,179百万円(前期比102.5%)、営業利益7,679百万円(同122.9%)、経常利益7,618百万円(同129.4%)となり、各項目で過去最高を更新いたしました。一方、英国子会社に係る減損損失を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は3,773百万円(同92.6%)となりました。

自動認識ソリューション事業(海外)

成長を加速させるために「コト売り」の基盤を確立する

日本で積み上げてきた各マーケット・各顧客が持つ潜在的需要に応えるための「コト売り」のノウハウを、今後3年間で以下の施策により、海外拠点へ展開、浸透させ、それ以降の売上・利益の伸びを加速させる基盤を確立させます。

  1. 1.今後大きな潜在需要が見込まれる国・地域(インド、ベトナム、北米)、更にその中で絞り込んだ特定エリア・業界を開拓するための積極的投資(人財、拠点、アライアンス等)
  2. 2.訴求力があるプリンタのタイムリーな投入等による製品・サービス・ソリューションの供給基盤強化
  3. 3.顧客・営業情報をグローバルで共有、活用するためのCRM(Customer Relationship Management)システムの整備による営業インフラの強化
  4. 4.業界ごと、用途ごとの最適なアライアンス先の開拓と共創
  5. 5.業界ごとに用途を深堀りできる営業ツールの共有、グローバルマーケティング部門の設置

自動認識ソリューション事業(日本)

経営課題を解決するソリューション商材へギアチェンジし、収益性を向上させつつ、海外拠点の「コト売り」をけん引する

日本市場では、少子高齢化や労働力不足等の普遍的な社会問題を背景としてお客さまが抱える経営課題の解決に資するソリューションサービスをサトーは提供し続けています。今後、このソリューションサービスのお客さま価値をより高める取り組みを以下の施策により強化します。加えて、日本市場で積み上げてきたノウハウを海外拠点に展開することで海外の「コト売り」を加速させていきます。

  1. 1.ソリューション人財の強化
    今後高度なソリューションを提供すべく専門性の高い人財を新規に採用していくとともに、育成を強化し、地域ごとに担当を増員・配置していきます。
  2. 2.都道府県単位での網羅的な営業強化と地域パートナーシップ強化によるシェアアップ
    当社は直近5か所の新規販売拠点の開設等により拠点の強化を行っております。その基盤の上に、海外同様、より細分化した地域・業界ごとに経営課題を解決するソリューション商材を武器に都道府県単位で網羅的な営業を行っていきます。加えて、特定の地域及び業界に強いパートナーとのアライアンスを推進し、既存顧客への他用途拡大提案により更なるシェアアップを図ってまいります。

IDP事業

商業化に向けた研究開発がほぼ計画通りに進捗

今後、消費者の要望がより個別・細分化されていく動きを背景として消費者価値の創造を具現化することのできるIDP事業は、次の成長に向けた重要な事業と位置づけております。研究開発中の高速・高精細なモノクロ進化技術を予定通り本年度中に商業化し、2020年度から本格的に市場に投入していく計画です。

配当金

当期の配当金は中間期を3円増配の35円といたしました。期末は、株主総会でご承認をいただければ2円増配の35円とし、年間配当を70円(前期65円)とする予定です。企業理念の一つである「四者還元」に則り、安定的かつ継続的に増配することを株主還元の基本方針とし、資本生産性を高め、株主価値の向上を目指してまいります。株主の皆さまにおかれましては、より一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

第69期定時株主総会招集ご通知より抜粋(2019年6月)


サトーホールディングス株式会社
代表取締役社長兼CEO

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