トップメッセージ

平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

4月1日より、サトーホールディングス株式会社代表取締役社長兼CEOに就任致しました小瀧龍太郎でございます。
私は長らく国内事業の第一線で現場に携わり、国内市場において、徹底したお客さま志向で自動認識ソリューション事業の拡大・強化に努めてまいりました。また、近年はオープンイノベーションや戦略アライアンスにより、新たな顧客価値の創出に全力で取り組んでおります。この取り組みを、成長ドライバーと位置付けている海外市場にも拡げ、グローバルでオンリーワンの強さを持った企業へとサトーグループを成長させたいと考えています。「持続可能な成長力と収益基盤の確立」を目指し、企業価値を高めるために、強い信念を持って取り組んでまいります。この着実な実行のために、私は「凡事徹底・連携・挑戦」を新たな経営方針として定めました。
お客さまの期待を超えるためには、お客さまの視点に立って真の課題を探り、社内外を巻き込んで解決策を提案・実行する、そのためになすべきことを着実に徹底することが大切です。達成のための小さな積み重ねの先にこそ、非凡な成果があります。当たり前のことを他がまねできないレベルまで極めていく、その決意を「凡事徹底」という言葉に込めました。そして社是「あくなき創造」の精神で、世界中の一人一人の社員が常に新しい考えや新しい付加価値を追求していく「挑戦」をいとわず、部門や国境も超えたチームとして「連携」することで、お客さまと社会のご期待に応え、必要とされ続ける存在となれるよう、まい進してまいります。

2017年度の業績を振り返って

連結業績は売上高1,134億円(前期比 106.7%)、営業利益62億円(同102.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は41億円(同126.5%)で増収増益となりました。売上高は5年連続で過去最高を更新し、主力の自動認識ソリューション事業は3年ぶりに過去最高益を達成致しました。
日本事業は過去2年間にわたりさまざまな取り組みを進めてきた結果、持続可能な収益基盤が定着してまいりました。全ての市場において人手不足を背景とした生産性の向上が課題となっており、自動化・効率化ニーズが格段に高まってきています。こうした追い風の中、プリンタの拡販戦略が奏功した他、お客さまの現場運用の改善効果を定量的に示してソリューション提案する「コト売り」が浸透し、増収増益および利益率向上につながりました。
海外事業は、一部の子会社で営業赤字が拡大したものの、全体としてはベースビジネスを中心に回復基調を維持し増収増益となりました。世界経済が緩やかに回復したことや、各国ごとに注力市場と販売するソリューションを絞り、「コト売り」の提供を進めてきた取り組みが徐々に成果として表れてきております。
2017年度より取り組みを開始した素材事業は、先行投資として英国のDataLase社の持つ「インライン・デジタル・プリンティング(IDP)」技術に関わる研究開発費や、同社買収に伴うのれん償却費などにより、期初より営業赤字を見込んでおりました。
IDPは、複数のパートナーとの共同研究開発を開始した一方で、特定のお客さまと本格展開に向けた商談を継続するなど、具体的な取り組みが進捗しております。また既存事業とのシナジー効果創出に向け、グループ会社との技術交流などの取り組みもすでに開始しております。

新中期経営計画の策定

2017年度は4期ぶりに中期経営計画の営業利益目標を達成しました。サトーグループは新しい体制の下、自動認識ソリューション事業にこれまで以上に経営資源を傾け、持続可能な成長力と収益基盤をより強固なものにしていくために、新たな中期経営計画を策定致しました。

中期経営計画については、下記リンクよりご参照ください。

2018年度の見通し

2018年度の連結業績は、売上高1,200億円(当期比105.8%)、営業利益73億円(同116.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益41億円(同100.6%)を目指します。2017年度は固定資産売却益を計上したこと等により、当期純利益は大きく伸長しましたが、2018年度に関しましては、同様の特別利益を見込んでいないため、当期比微増を計画しております。
自動認識ソリューション事業は、市場における自動化・効率化ニーズが底堅く推移すると見ております。当社は国内と海外の連携を強化し、お客さまの現場の課題解決や価値向上につながる「コト売り」を一層拡大してまいります。特に成長ドライバーである海外は豊富な機会を確実に捉えることで大幅増益を見込み、過去最高の売上・営業利益を更新する計画です。
IDP事業は技術開発に一層注力し、研究開発投資が増加するため、営業損失が拡大する見込みです。すでに実用化しているIDPのモノクロ技術よりも、さらに大きな需要が見込める高速・高精細なモノクロ進化技術を2019年度に商業化させ、2020年度に黒字化を目指すべく、進捗管理を徹底してまいります。

配当金について

当期の配当金は中間期を2円増配の32円、期末を3円増配の33円とし、年間配当を65円(前期60円)とする予定です。理念の一つである「四者還元」にのっとり、安定的かつ継続的に増配することを株主還元の基本方針とし、資本生産性を高め、株主価値の向上を目指しています。

株主の皆さまにおかれましては、より一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

第68期招集通知より抜粋(2018年6月)


代表取締役社長兼CEO

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