1. はじめに
この度は、「Multi LABELIST V6」(以下MLV6)をお求めいただきありがとうございます。
Multi LABELIST V6 は簡単にタグやラベルのレイアウトをデザインし発行できます。
Multi LABELIST V6 を正常に動作させるには、製品版付属のMulti LABELIST V6用ハードウェアキー(HASP)またはソフトウェアキーが必要です。
1.1. ご注意
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本ソフトウェアの著作権は、株式会社サトーにあります。
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本ソフトウェアおよび本マニュアルの一部または全部を弊社の許可なく複写・複製することは、その形態を問わず禁じます。
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本ソフトウェアおよび本マニュアルは、本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます。
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本ソフトウェアおよび本マニュアルを運用した結果の影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
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本マニュアルの内容は、訂正・改善のため予告なく変更することがあります。
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本マニュアルの内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点やお気づきの点がございましたら、弊社までご連絡ください。
1.2. 商標
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SATO、Multi LABELIST、SATO App Storage は、サトーホールディングス株式会社の登録商標または商標です。
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Microsoft、Windows は、米国マイクロソフト社の登録商標です。
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Adobe、Adobe Reader は、アドビシステム社の登録商標です。
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その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
2. 基本の使いかた
MLV6は、ラベルレイアウトの作成から発行までを行うためのソフトウェアです。
機能ごとにアプリが用意されていますので、用途・目的に応じてアプリを使い分けてください。
MLデザイン |
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MLプリント |
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MLソート |
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MLメンテナンス |
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MLコンバート |
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MLプリセット登録 |
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MLプリセット発行 |
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MLファイルマネージャー |
MLV6で作成・編集するファイルには次の種類があります。
アイコン | 拡張子 | ファイルの概要 |
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mllayx |
レイアウトファイル。 |
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mldenx |
振分ファイル。 |
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mlhtlx |
ヘッダ・テール札ファイル。 |
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mlglex |
グローバル情報ファイル。 |
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mltblx |
グローバルテーブルファイル。 |
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mlchkx |
グローバルチェックファイル。 |
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なし |
mlpslx |
MLプリセット登録で登録したプリセットデータファイル。 |
なし |
mlpsfx |
振分ファイルを使用してプリセット登録を行ったときに作成されるファイル。 |
mlsetx |
MLV6の設定情報が保存されたファイル。 |
操作方法がわからないときは ・ヘルプ:ヘルプを開きます。 また、各アプリのヘルプは、以下のいずれかの方法で開くことができます。
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2.1. レイアウトの作成と発行
レイアウトを作成する
レイアウトの作成には「MLデザイン」を使用します。
新規レイアウト(デザイン)を作成する場合は、まずはじめに使用するプリンタとラベルのサイズの設定を行います。
レイアウトを作成した後に、使用するプリンタやラベルのサイズを変更すると、思った通りのデザインにならないことがありますのでご注意ください。
MLデザインを起動する
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択して、MLデザインを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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MLデザインが起動し、新規のデザイン画面が表示されます。
「ライセンス認証に失敗しました。」とメッセージが表示される場合は、ハードウェアキー(HASP)がPCに接続されているかご確認ください。
ランプが正常に点灯していない場合は一度PCから抜き、再度接続し直してください。
それでも点灯しない場合は故障の可能性がございます。本製品をご購入いただきました販売店までご連絡ください。
印字するプリンタを設定する
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「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」にある「プリンタ機種」ボックスをクリックして、「プリンタ機種選択」画面を表示します。
「プリンタ機種選択」画面が表示されるまで数秒かかる場合があります。 -
プリンタを選択し、「OK」をクリックします。
ここでは「L’esprit(レスプリ)T408v/R408v」を選択しています。
実際にはお手元のプリンタ機種を選択してください。
印字する用紙を設定する
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で用紙について設定します。
ここでは、サンプルレイアウトのラベル用紙(フリーサイズ)を設定しています。
サンプルのサイズは縦45mm、横70mmです。
「用紙サイズ」の「縦」「横」に値を入力します。「用紙」、「センサタイプ」については「7.1.レイアウト設定」をご参照ください。
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入力値に合わせてデザイン画面に表示されているラベルイメージの大きさが変更されます。
文字を作成する
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「オブジェクト」ウィンドウで「文字」-「貼付」をクリックします。
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デザイン画面で文字を作成したい場所をクリックします。
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文字オブジェクトをクリックし、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」の「フォント」でフォント種や文字サイズを設定します。
ここでは、Windowsフォントから「MS Pゴシック」を選択しています。
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「エラー」となっている文字オブジェクトをダブルクリックしてから、印字したい文字を入力し、Enterキーを押します。
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ラベルイメージに入力した文字列が配置されます。
印字位置を合わせる
複数のオブジェクトを1つのボタンで先頭や中央に合わせる事が出来ます。
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マウスをドラッグして印字を合わせたい項目を複数選択します。
この例では「佐藤 太郎」の左上から、「310」の右下までドラッグして、2つの文字オブジェクトを選択しています。
Ctrlキーを押したまま複数のオブジェクトをクリックする操作でも、複数のオブジェクトを選択できます。 -
「デザイン」リボンの「位置」メニューで「左揃え」をクリックします。
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2つの文字オブジェクトの先頭位置(左側)が揃います。
レイアウトを保存する
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「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
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ファイルに名前をつけて任意の場所に保存します。
MLデザインを終了する場合は、「ファイル」メニューの「終了」を選択するか、ウィンドウ右上の「×」ボタンをクリックします。
サンプルフォーマットを使用する
MLV6には、サンプルフォーマットが用意されています。
作成したいデザインに近いサンプルを使用することで、新規から作成するよりも短時間でレイアウトを作成できます。
サンプルフォーマットの開き方は次の通りです。
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択して、MLデザインを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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MLデザインが起動し、新規レイアウトのデザイン画面が表示されます。
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ファイルメニューで「新規作成」-「レイアウト(サンプルフォーマット指定)」をクリックします。
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サンプルフォーマットを選択し、「OK」をクリックします。
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MLデザインが新たに起動し、選択したサンプルフォーマットのデザイン画面が表示されます。
ライブラリーセンター |
ファイルバージョンを発行環境に合わせる
複数のPCでラベルの印刷作業を行っていて、異なるバージョン(Ver.6.3とVer.6.0など)が混在している環境のために、MLV6には古いバージョンに合わせたレイアウトを作成し、保存する機能が用意されています。
発行環境がVer.6.0、レイアウト作成環境がVer.6.3の場合に、Ver.6.3で追加された機能を使用してしまうと発行環境では意図した発行ができません。
以下の設定を行うことで、Ver.6.0でもそのまま使用できるレイアウトが作成できます。
また、1台がMLV6、もう1台がMLV5の場合に、MLV5でもそのまま使用できるレイアウトを作成することもできます。
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「ファイル」メニューで「ファイル情報」をクリックします。
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左メニューの「ファイルバージョン」をクリックし、「フォーマット」と「ファイルバージョン」を作成するバージョンに合わせて選択したあと、「OK」をクリックします。
古いバージョンに設定した場合、古いバージョンで使用できない機能はグレーアウトし、設定できなくなります。 |
ファイルバージョンよりも新しいバージョンのMulti LABELISTで開いた場合は、以下のダイアログが表示されます。最新のファイルバージョンで編集する場合は「はい」を、古いファイルバージョンを維持する場合は「いいえ」をクリックしてください。 |
レイアウトを発行する
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発行するラベルのレイアウトファイル(mllayxファイル)をダブルクリックして、MLプリントを起動します。
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発行枚数など、必要なデータを入力します。
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「ホーム」リボンの「発行開始」をクリックします。
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「レイアウト発行」ダイアログの各項目を確認し、OKボタンをクリックします。
レイアウト作成時と発行時でプリンタ機種を変更したとき MLデザインでレイアウト作成時に指定したプリンタ機種と、発行時に設定した出力先(プリンタドライバ)の解像度が異なる場合に、シンボル(バーコードや2次元コード)のサイズが変わってしまいます。複数のプリンタ機種を利用する場合は、それぞれのプリンタ機種用にレイアウトファイルを作成してください。 下記のイメージ例では、発行時に解像度が異なることで、JANコードの幅とQRコードのセルサイズが異なっております。 例:デザイン時300dpi ⇒ 発行時200dpi |
2.2. 入力項目の作成
レイアウトを開く
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択して、MLデザインを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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「ファイル」メニューで「開く」-「レイアウト」をクリックします。
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使用するレイアウトファイル(mllayxファイル)を選択し、「開く」をクリックします。
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レイアウトがデザイン画面に表示されます。
レイアウト編集画面や発行画面(MLプリント)はメニューから開く方法の他に、直接右クリックやダブルクリックで開く事ができます。
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発行時に入力したい文字項目を変数で設定する
変数を使用すると、同じデザインのまま、一部の文字列(内容)だけを変えたラベルをまとめて発行することができます。
また、変数を使った条件付き書式やバーコードの作成など、さまざまな便利機能が利用できます。
「変数」の作成は「変数」画面を開いて行います。
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MLデザインの画面下部にある「ローカル変数一覧」ウィンドウで「追加」をクリックします。
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変数を設定します。
変数は種類により設定内容が異なります。
種類 説明 入力
品名や価格など、発行時に入力したい文字項目の変数を設定できます。
複写
別の変数を複写した変数を設定できます。「編集前/編集後」を切り替えることで元の変数の値そのものを複写するか、カンマ編集などの編集を含めた複写をするか指定できます。
結合
固定値や変数を結合した変数を設定できます。
連番
1ずつカウントアップや、2ずつカウントダウンなど条件設定を含めた変数を設定できます。
日時
現在の日時や、経過値を加算した日時などの変数を設定できます。
計算
四則演算など計算式の変数を設定できます。
シンボル
GS1-128バーコードなどアプリケーション識別子(AI)をデータ中にセットする特殊なシンボル用の変数を設定できます。
ここでは、入力変数を使用します。
変数の種類で「入力」をクリックし、任意の変数名、桁数を入力し、「OK」をクリックします。 -
「ローカル変数一覧」ウィンドウに入力変数が追加されます。
同じ手順でさらに2つの変数項目を設定すると以下の画面になります。
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レイアウトと変数を関連付けます。方法は2通りあります。
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「ローカル変数一覧」ウィンドウからドラッグ&ドロップ
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変数一覧の項目をクリックした状態で、割り付けたいオブジェクトまでマウスをドラッグすると、オブジェクトが黄緑色の枠線に変わります。そのタイミングでマウスを離すと、ドラッグした変数が割り付けられます。
変数が設定された文字オブジェクトは、「?????・・・」という表示に変わります。
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-
「プロパティ」ウィンドウで選択
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デザイン画面上で対象のオブジェクトを選択します。
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」にあるデータを「変数」に変更し、「変数名」ボックスをクリックします。
「変数選択」ダイアログで、文字オブジェクトに割り付ける変数を選択し、「選択」をクリックします。
選択した変数が文字オブジェクトに割り付けられます。
3つの変数をレイアウトに割り当てたデザイン作成画面は、以下のようになります。
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-
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「ファイル」メニューで「上書き保存」または「名前を付けて保存」をクリックして、レイアウトを保存します。
ファイル名を入力し「保存」をクリックすると、入力した名前で保存されます。
MLV6には「グローバル変数」と「ローカル変数」があります。
「ローカル変数」は、現在作成しているレイアウトでしか使用できない固有の情報です。レイアウトファイルに保存されます。 「グローバル変数」は、ほかのレイアウトからでも使用できるグローバルな情報です。レイアウトファイルとは別に、単体のグローバル情報ファイルに保存されます。 |
発行画面を作成する
レイアウトに変数を使用したときは、ラベルを発行するときに変数に値を入力するための画面(発行画面)の編集も行います。
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発行画面作成の画面へ切り替えるため、デザイン画面の「入力定義」タブをクリックします。
「入力定義」画面の上側のグレーの領域(A)を「ヘッダ部」、下側の表になっている領域(B)を「行部」と呼びます。
レイアウトデザインの画面に戻りたい場合は、「デザイン」タブをクリックすると、デザイン画面に切り替わります。
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発行画面作成画面で、ヘッダ部の入力項目を行部へ移動させます。
ヘッダ部の項目をクリックしてから、行部へドラッグ&ドロップします。
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移動した項目が行部に表示されます。
実際に業務でラベル発行する場合は、デザインを意識せず、データを入力し発行枚数を決めて、発行指示を行います。よって、デザインとは独立した発行画面を作成することにより、より早く簡単に発行できます。
入力項目の位置が「ヘッダ」と「行」の場合で動作が異なります。「ヘッダ」にある項目は、すべての「行」に対して付加されます。
発行画面
「入力定義」の「ヘッダ」はフォーム入力、「行」は表形式での入力になります。
1回の発行作業時に固定となる項目は、「ヘッダ」に配置し、変化する項目は「行」に配置すると、入力の手間を削減できます。例えば、下記はどちらも同じ印字結果になります。
-
同じ要領で他の項目も行部へ移動します。
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入力項目を並び替えます。
入力項目のタイトル行をクリックし、移動したい位置のタイトル行までドラッグ&ドロップします。 ここでは、「会社名」の入力項目を「発行枚数」の左側に移動させます。「会社名」のタイトル行をクリックしてから、「発行枚数」の上へドラッグ&ドロップします。
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「会社名」が「発行枚数」の左に移動します。
行部からヘッダ部へ入力項目を移動させる場合は、入力項目のタイトル行をクリックしてから、ヘッダ部へドラッグ&ドロップします。
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レイアウトを上書き保存します。
保存せずに終了すると、これまでに作成や変更した内容が無効になりますのでご注意ください。
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保存したレイアウトファイル(mllayxファイル)をダブルクリックして、MLプリントで開きます。
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各項目を入力し、「発行開始」ボタンをクリックすると発行します。
2.3. 文字の作成と編集
固定の文字のフォント、サイズを設定する
固定値の文字列に対して、フォントの種類とサイズを設定します。
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MLデザインを起動します。
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「オブジェクト」ウィンドウで「文字」をクリックし、文字列(ここでは「12345」)を入力します。
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「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で「フォント」を指定します。
ここでは「種別」に「プリンタフォント」「X21」、「サイズ」に「縦2倍」と「横3倍」を指定しています。
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同じ要領で、「ABCDE」と入力した文字オブジェクトを配置し、「種別」に「プリンタフォント」「X23」、「サイズ」に「縦2倍」と「横2倍」を指定すると下記の画面になります。
プリンタフォントとWindowsフォント |
文字や設計画面を回転する
文字を回転する
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回転させるオブジェクトを選択します。
-
「デザイン」リボンの「回転」メニューで、回転の種類を選択します。
元の向き:
左へ90°回転: 右へ90°回転:
180°回転:
複数項目の回転をする
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回転させるオブジェクトのある範囲をドラッグして、まとめて選択します。
以下の配置の場合は、「1」の左上から「E」の右下までドラッグします。
-
範囲を指定すると範囲内のオブジェクトがすべて選択されます。
-
「デザイン」リボンの「回転」メニューで「180°回転」をクリックします。
-
以下のようにオブジェクトの配置ごと回転されます。
印字方向を変更する
横長のラベルに、縦長のレイアウトを作成するときなどは、ラベルの印字方向を変更すると、レイアウトしやすくなります。
例えば、横長のラベルに、縦長のレイアウトを作成する場合、MLデザインでは以下のように表示されます。
ここで印字方向を変更すると、各オブジェクトを回転させたり、首を傾けてバランスを確認することなく、レイアウトを作成できます。
印字方向の変更は、新規レイアウト作成時に行うことをお勧めします。 |
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「デザイン」画面左上の矢印ボタンをクリックします。
-
矢印の向きが変わり、用紙の向きも変わります。
印字方向を表す矢印はクリックする毎に以下のように変わります。
⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ……
文字を改行する
印字する項目の桁数が多く、ラベル範囲に収まらない場合、文字を改行して複数行に印字することができます。
貼付文字の場合
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「オブジェクト」ウィンドウで「文字」をクリックし、デザイン画面の任意の場所をクリックして、文字オブジェクトを配置します。
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改行する前のデータ(ABCD)を入力します。
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Ctrlキーを押しながらEnterキーを押して改行を行います。
-
次の行のデータ(EFG)を入力します。
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「オプション」ウィンドウの「基本設定」にある「改行」ボタンを有効にします。
-
以下のように改行することができます。
改行ボタンを有効にしないと、プレビュー上でも改行はされません。
-
デザイン画面上で改行したい文字オブジェクトを選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、改行したい箇所(DとEの間)にカーソルを移動し、Ctrlキーを押しながらEnterキーを押します。
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「改行」ボタンを有効にします。
入力変数文字の場合
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変数が割り当てられている文字オブジェクトを選択します。
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「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、「詳細設定」をクリックします。
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フォントの種別が「プリンタフォント」の場合は「文字調整」の「改行」、「Windowsフォント」の場合は「修飾設定」の「改行」を有効にします。
改行設定はフォントの種類により設定が異なります。
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プリンタフォント利用時
「行間ピッチ」と「改行桁数」(または「改行文字長」)に値をセットし、「OK」をクリックしてください。「改行桁数」と「改行文字長」は、選択したフォントによって、項目名が切り替わります。
-
Windowsフォント利用時
「行間ピッチ」、「改行文字長」に値をセットし、「OK」をクリックして下さい。
「入力変数文字」で説明した改行方法は、「貼付文字」でも使用できます。 |
単語の途中で改行しないように設定する
自動改行を使用した時に単語の途中で改行しないように設定することができます。
(フォント種別は「Windowsフォント(WPF)」を使用してください。)
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対象の文字オブジェクトを選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、「詳細設定」をクリックします。
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「修飾設定」の「改行」を有効にし、「改行設定」の「改行文字長」と「改行可能記号」を設定します。
「改行可能記号」で「、」を設定すると、原材料表示で原材料名の途中で改行されません。
英文の場合は、「改行可能記号」で「 」(半角スペース)を設定すると、英単語の途中で改行されません。
指定した位置で改行するように設定する
自動改行を使用した時に、指定した位置で改行するように設定することができます。
行の末尾にスペースを入れて調整する必要がありません。
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入力変数が割り当てられた文字オブジェクトを選択します。
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「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、「詳細設定」をクリックします。
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「修飾設定」の改行ボタンを有効にし、「改行設定」の「改行文字長」と「強制改行記号」を設定し、「OK」をクリックします。
「強制改行記号」で「¥n」と設定すると、入力値の中の「¥n」が改行に変わります。
例えば、以下の文字列で、「さらに」の前に「¥n」を入れると、以下のように改行されます。
「強制改行記号」の指定は「¥n」と「/」の選択になっていますが、任意の文字を直接入力することも可能です。 |
文字を編集する
入力した文字を加工して見やすくしたり、入力を容易にしたりするように編集します。
例えば、価格を印字するときに、入力した文字に「¥」や「,」を自動的につけるように設定できます。
文字の編集は、「変数設定」画面で行います。
カンマ編集、通貨編集をする
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画面下部の「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
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「入力」をクリックします。
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「編集パラメータ」タブの「カンマ編集」の「設定内容」を「半角」に変更します。
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「通貨編集」の「設定内容」で、「通貨編集を行う」にチェックを入れ、「文字」で「¥」を選択し、「OK」をクリックします。
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「変数名」と「桁数」を入力し、「OK」をクリックします。
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「ローカル変数一覧」ウィンドウに変数が追加されます。
前ゼロ編集をする
入力した文字の前に「0」を自動的に付加して印字したい時は「前ゼロ補填」を設定します。
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「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「入力」をクリックします。
-
「前ゼロ補填」の「設定内容」を「あり」に変更します。
-
「変数名」と「桁数」を入力し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウに、変数が追加されます。
編集結果をプレビューする
変数で、¥補填やゼロ補填などの編集をした場合、プレビューで編集後の値を確認することが可能です。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの変数をダブルクリックします。
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「対象文字」に値を入力し、「プレビュー」をクリックします。
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「編集後」の項目に設定したカンマ編集、通貨編集を行った結果が表示されます。
「1200」と入力すると「¥1,200」と表示されます。
ビタミン記号を簡単に印字する
ビタミン記号の「ビタミンB1」などの小さい数字を指定する方法として、Windowsフォントを使用し、数字を変換することで簡単に印字可能です。
外字登録など難しい操作は必要ありません。
-
貼付文字の場合
「下付き文字」に対応している日本語Windowsフォントを使用します。
「ビタミンB1」と表現したい場合、「ビタミンB」までは通常通り入力し、「1」の部分は「1」と入力したあと、変換結果に出てくる「1 (環境依存)」を選択します。
* 類似のものに「1 (環境依存)」(上付き文字)もあります。 -
可変文字(変数)の場合
発行用のデータを「B1」としてcsvファイルを作成し取り込むことが可能です。但し、データの保存の際に「Unicode」形式(UTF-8、UTF16など)で保存する必要があります。
(発行画面での直接入力も可能です。)
文字(変数)を複写する
1つの入力値に対して、1つは「¥」と「,」の追加、もう1つは「ゼロ補填」で印字したい場合も考えられます。
こういったケースには変数の「複写」を利用して編集を行います。
「複写」の「複写タイミング」で、対象の変数が編集される前か後のどちらを複写するか選択できます。
入力変数の入力値などが、編集される前の値を複写する「編集前複写」、カンマ編集など編集パラメータの設定で入力値が編集された後の値を複写する「編集後複写」があります。
例として以下の変数を複写する手順を紹介します。
変数名 |
価格 |
桁数 |
8桁 |
編集 |
通貨編集:あり(¥) |
変数名 |
前ゼロ |
桁数 |
10桁 |
編集 |
前ゼロ補填:あり |
編集前複写を行う
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「複写」をクリックし、「複写タイミング」で「編集前」を選択します。
-
「複写変数」で複写する変数名を選択し、複写の開始位置と終了位置を設定します。
ここでは複写する変数名に「価格」を指定し、「開始位置:1」「終了位置:8」と設定します。
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「変数名」に「編集前複写価格」、「桁数」を「8」に設定し、「OK」をクリックすると変数が追加されます。
編集後複写を行う
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「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「複写」をクリックし、「複写タイミング」で「編集後」を選択します。
-
「複写変数」で複写する変数名を選択し、複写の開始位置と終了位置を設定します。
ここでは複写する変数名に「価格」を指定し、「開始位置:1」「終了位置:8」と設定します 。
-
「変数名」に「編集後複写価格」、「桁数」を「8」に設定し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」には、以下のように表示されます
同じ方法で、前ゼロの変数についても、「編集前複写」と「編集後複写」の変数を追加すると、以下の表示になります。
複写結果を確認する
-
複写結果を確認するため、複写変数をデザイン画面で配置して、保存します。
-
保存したレイアウトファイルをダブルクリックし、MLプリントの発行画面を開きます。
-
入力項目「価格」に「1000」、「前ゼロ」に「5000」を入力します。
-
印刷プレビューに、以下のように表示されます。
2.4. バーコードの作成
バーコードを作成する
ここでは固定値を設定してバーコードを表現します。
またバーコードの解説文字も表現します。
「解説文字」とは、バーコードの下部に英数字や記号で表記されている文字で、バーコードの内容を表わしています。
バーコード全ての内容を表記する場合や、バーコードの内容の一部のみ表記する場合など、さまざまな表記方法があります。
JAN/EANコード
-
「オブジェクト」ウィンドウで「バーコード」をクリックします。
-
デザイン画面のバーコードを配置したい場所をクリックします。
-
バーコードが貼り付きます。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、「データ」と「バーコード設定」の「種類」、「解説文字付加」を設定します。
ここでは「データ」に「123456789012」と入力し、「バーコード設定」の「種類」で「JAN/EAN13」、「解説文字付加」で「あり(ガードバーなし)」を選択します。
解説文字のフォントを指定するには、「解説文字付加」の「…」をクリックします。
「バーコード解説文字フォント設定」画面が表示されます。フォント種別を[Windows フォント(WPF)]/[Windows フォント(GDI)]/ [プリンタフォント]から選択します。カラープリンタレイアウトの場合は表示されません。(Windows フォント(WPF)固定)
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「プロパティ」ウィンドウの「詳細設定」を開き、「C/D自動付加」で「JAN/EAN(モジュラス10)」を選択します。
C/Dを付けず、13桁全てをデータで入力する場合は「なし」にします。
-
「プロパティ」ウィンドウの「属性設定」では印字位置を数値(単位mm)で設定できます。
バーコードが配置されます。
CODE39
バーコードの種類が「NW-7」や「CODE39」の場合には、スタート/ストップのコードを自動的に付加する事ができます。
-
「オブジェクト」ウィンドウで「バーコード」をクリックします。
-
デザイン画面のバーコードを配置したい場所をクリックします。
-
バーコードが貼り付きます。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、以下の設定を行います。
「データ」にバーコードデータを入力し、「バーコード設定」の「種類」で「CODE39」、「解説文字付加」で「あり」を選択し、「倍率」を「2倍」に変更します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「詳細設定」にある「STARTコード」と「STOPコード」で「*」を選択します。
入力データにスタートコードやストップコードを含む場合は「(なし)」を選択します。
-
バーコードが配置されます。
結合を使用したバーコードを作成する
1つの文字列でバーコードを表現する以外にも、1つのバーコードの中に複数の項目(データ)が存在する場合があります。
例えば、JANコードは「国コード」+「メーカーコード」+「アイテムコード」+「C/D」というように、複数の項目で構成されています。
複数の項目を1つにまとめる機能として、変数の「結合」を使用します。
結合を使用したJANコードの作成について説明します。
-
MLデザインで新規にレイアウトを作成します。
-
以下の2つの変数項目を作成します。
(1)
変数種類
入力
変数名
メーカーコード
桁数
5桁
(2)
変数種類
入力
変数名
アイテムコード
桁数
5桁
「ローカル変数一覧」ウィンドウには、以下のように表示されます。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」ボタンをクリックします。
-
「結合」をクリックします。
-
結合する項目を入力、選択します。
入力例1行目は、「種類」で「固定」を選択し、「データ」に「49」を入力します。
2行目は、「種類」で「変数」を選択し、「データ」で「メーカーコード」を選択します。
3行目は、「種類」で「変数」を選択し、「データ」で「アイテムコード」を選択します。
-
「変数名」に名前を入力し、「OK」をクリックします。
ここではわかりやすいように「バーコード」と入力しています。
「ローカル変数一覧」ウィンドウに、結合変数が追加されます。
-
以下のバーコードオブジェクトに、作成した「結合」をデータとして設定します。
バーコードの種類
JAN/EAN13
解説文字付加
あり(ガードバーなし)
C/D自動付加
JAN/EAN(モジュラス10)
デザイン画面のバーコードが以下の表示に変わります。
2.5. その他の印字項目の追加
連番を設定する
ラベルのレイアウトによっては、シリアルNo.やLOT No.のように、連番を印字するケースもあります。
連番の設定方法について説明します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「連番」をクリックします。
-
「連番範囲」を入力します。
「増減値」を変更することで、1カウント毎に任意の値で連番を増やすこともできます。
例:増減値「2」と入力した場合は「1,3,5,7,9,・・・」となります。
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「変数名」と「桁数」を入力し、「OK」をクリックします。
連番印字を「桁寄せ」など編集する場合は、「編集パラメータ」タブに切り替えると設定できます。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウに連番変数が追加されます。
-
設定した連番を印字に反映するため、文字オブジェクトに作成した連番の変数を割り当てます。
文字オブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「データ」で「変数」を選び、「変数名」で作成した連番変数を選択します。
グラフィックを追加する
ラベルやタグを印字する際に、文字やバーコードだけでなく、会社のロゴや貼り付ける商品の内容物の絵を印字するケースがあります。
その場合はオブジェクトの「グラフィック」を使用します。
MLV6は、BMP、GIF、JPEG、PNG、TIFF、メタファイルのグラフィックファイルが使用できます。
-
「オブジェクト」ウィンドウで「グラフィック」をクリックします。
-
デザイン画面のグラフィックを配置したい場所をクリックします。
-
ファイル選択画面でグラフィックファイルを選択し、「開く」をクリックします。
-
「グラフィック印字補正」画面で、必要に応じて濃淡を調整し、「OK」をクリックします。
-
グラフィックが配置されます。
グラフィックの細かな設定は、「プロパティ」ウィンドウで行います。 |
日時を追加する
賞味期限のある商品や製造日付を印字する場合には、変数の「日時」を使用します。
日時はPCのカレンダーの値を参照して印字することができます。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「日時」をクリックし、「印字フォーマット」の「…」をクリックします。
-
「日時フォーマット編集」画面で、フォーマットを指定し、「OK」をクリックします。
よく使用されるパターンが「フォーマット」ボックスの下に用意されています。
パターン一覧から選択するか、「書式一覧」を参考に自分で入力することも可能です。画面左のパターン一覧からダブルクリック、もしくは「書式一覧」から個別にダブルクリックして、「フォーマット」欄に反映させ、必要に応じて文字を入力して、日時フォーマットを作成します。
-
「変数名」を入力し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」に日時変数が追加されます。
経過値で日付を設定する
「経過値」とは、設定した日時(この場合、PCのカレンダー機能)から、何日や何時間など経過した値のことです。
これを入力することで経過値が加算された日時が表示・印字されます。
-
「日時を追加する」の手順1~3を行い、日時変数のフォーマットまで設定します。
-
「経過値」の欄をクリックしてから、以下の設定を行い、「OK」をクリックします。
ここでは、3日後の日付を表示できるように設定しています。
「経過値を加算する」
有効
「経過値種類」
固定
「経過方向」
未来
「経過日時」
3日
-
「変数名」を入力して「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウに追加されます。
-
変数を割り付けた文字オブジェクトをデザイン画面に配置します。
以下の例では、タイトルとして貼付文字を配置し、その右横に作成した変数を割り付けた文字オブジェクトを並べています。
-
「ホーム」リボンの「テスト発行」をクリックします。
-
「テスト発行」画面が表示され、経過値が機能していることを確認できます。
2.6. テーブルの作成
テーブルを作成する
入力されたデータをキーとして、他の値に変換する場合には、「テーブル」を使用します。
テーブルの変数を作成する
-
画面下部の「ローカルテーブル一覧」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
-
テーブル項目の入力を行います。
テーブルの基本情報 項目 説明 入力許可項目種
「変換値」にセットできる値が「数値」か「文字」を選択します。
変換値
発行時にテーブルを呼び出すためのキーとなるものを入力します。
変換範囲
「10~20の値だったらこれに変換する」のように、範囲で指定したい場合の終わりの値を入れます。
例)10~20なら、「変換値:10」「変換範囲:20」とセットします。条件
「=(イコール)」なのか、「<>(ノットイコール)」を選択します。
変換[A~]
入力された変換値の内容を入力します。
「テーブル名」を入力し、「変換値」、「条件」、「変換A」などの項目を入力します。
ここでは例として次の値を入力しています。
入力可能項目種:文字
テーブル名:テーブル練習No. 変換値 条件 変換A 変換内容 1
01
=
青
値が「01」であれば「青」に変換
2
02
=
赤
値が「02」であれば「赤」に変換
3
03
=
黄
値が「03」であれば「黄」に変換
-
入力が完了したら、「OK」をクリックして登録します。
-
「ローカルテーブル一覧」ウィンドウにテーブルが追加されます。
-
作成したテーブルを変数に割り当てるため、画面下部の「ローカル変数一覧」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
-
「入力」をクリックし、「入力変数種類」で「文字」を選択し、「テーブル変換」の「設定内容」欄をクリックします。
-
「テーブル変換を行う」にチェックを入れ、「テーブル名」と「セル項目」を選択し、「OK」をクリックします。
-
「変数名」と「桁数」を設定し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウに変数が作成されます。
レイアウトデザインにテーブルを反映する
-
「オブジェクト」ウィンドウの「文字」をクリックし、デザイン画面で変換結果を印字したい場所をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウから変数をドラッグし、デザイン画面に配置済みの文字オブジェクト上でドロップします。
-
文字オブジェクトに変数が割り当てられます。
変数が割り当てられると、表示される文字列が「エラー」から「??」に変わります。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」でフォントサイズを変更します。
-
以下のように表示されます。
-
「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選び、レイアウトファイルとして保存します。
テーブル項目を入力して確認する
-
テーブルを設定したレイアウトファイルをダブルクリックして開きます。
-
MLプリントが起動し、発行画面が表示されます。
-
テーブル項目を入力して、「印刷プレビュー」ウィンドウで確認します。
テーブル項目に「01」と入力すると「青」が印字されます。
テーブル項目に「02」と入力すると「赤」が印字されます。
テーブル項目に「03」と入力すると「黄」が印字されます。
2.7. 入力チェックテーブルの設定
入力チェックテーブルを設定する
入力したデータに様々なチェックを掛けたい場合には、「入力チェック機能」を使用します。
入力チェック機能のうち、入力する値をテーブルに予め登録し、その値以外の入力をさせない場合には「チェックテーブル」を使用します。
チェックテーブルを作成する
-
MLデザインで新規にレイアウトを作成します。
-
画面下部の「ローカルチェックテーブル一覧」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
-
チェックテーブル項目の入力を行います。
チェックテーブルの基本情報 項目 説明 入力許可項目種
「値1」にセットできる値が「数値」か「文字」を選択します。
数値:入力許可値に0~9の数字が入力できます。
文字:入力許可値に漢字、かな、英数字が入力できます。値1
発行時に入力チェックを掛けたい値を入力します。
範囲1
範囲で値を指定したい場合の終わりの値を入れます。
例として、10~20の場合は「値1:10」「範囲1:20」とセットします。条件1
「=(同じ)」または「<>(異なる)」を選択します。
「テーブル名」、値と条件を入力します。
チェックテーブルの変数を作成する
作成したチェックテーブルを変数に割り当てます。
-
画面下部の「ローカル変数一覧」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
-
「入力」をクリックし、「入力変数種類」で「文字」を選択します。
-
「変数名」と「桁数」を入力し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウに変数が追加されます。
レイアウトデザインに作成した変数を反映する
-
「オブジェクト」ウィンドウで「文字」をクリックし、デザイン画面の任意の場所をクリックして、文字オブジェクトを配置します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの変数をドラッグし、デザイン画面の文字オブジェクト上でドロップして割り付けます。
-
変数が割り当てられ、「エラー」が「??????」に変わります。
入力チェック設定を行う
-
レイアウト画面上部の「入力定義」タブをクリックします。
-
入力チェックを設定する項目をクリックします。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、「入力チェック」ボックスをクリックします。
-
「入力チェックを行う」にチェックを入れ、「その他チェック種別」「テーブル名」「条件」を選択し、「OK」をクリックします。
-
「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「発行時動作設定」画面で、「入力設定」をクリックし、「入力時にデータのチェックを行う」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
-
「ファイル」メニューの「名前をつけて保存」をクリックし、レイアウトファイルを保存します。
発行画面で入力チェック機能を確認する
-
入力チェックテーブルを設定したレイアウトファイルをダブルクリックして、MLプリントで開きます。
-
MLプリントが起動し、発行画面が表示されます。
-
入力チェックテーブル項目に値を入力して、登録した値以外を入力した場合に、チェックが掛かるか確認します。
入力チェックテーブルに登録した値が以下の場合
チェックテーブル項目に「目黒」と入力すると、チェックは掛からず、入力できます。
チェックテーブル項目に「大崎」と入力すると、チェックが掛かり、入力チェックのエラーメッセージが表示されます。
3. さまざまな発行方法
3.1. ファイル発行
Multi LABELIST V6には便利な発行機能がたくさんあります。
ファイル発行とは、発行したいデータをあらかじめファイルで用意しておき、レイアウト発行時にデータファイルを呼び出すことで入力項目への入力をせずに発行が行える機能です。
データファイルの形式は、固定長と可変長(区切り文字は任意に設定可能)に対応しています。
ファイル発行を設定する
-
MLデザインで発行したいラベルのデザインを作成します。
ここでは例として「社員番号」(4桁)、「氏名」(20桁)、「部署名」(20桁)の変数(入力種類:文字)を配置したラベルを使用します。
-
「入力定義」画面に切り替え、ヘッダ部から行部に入力項目を移動し、以下の順番で並べます。
-
取り込むファイルの情報を設定するため、「ホーム」リボンの「ファイル形式」をクリックします。
-
「ファイル形式設定」画面で、データファイルの形式を設定します。
A:ファイル名
右端の「…」ボタンをクリックして、取り込むファイル名を指定します。
B:種類
取り込むファイル形式に応じて「可変長」または「固定長」を選択します。
「自動で設定する」にチェックを入れると、「詳細設定」が自動的に設定されます。取り込むファイルの項目順番と入力項目の順番が異なる場合など詳細に設定したい場合はチェックを外し、「フィールド定義」の設定を行ってください。C:ファイル形式
可変長であれば、「ファイル形式」「括り文字の削除」など、固定長であれば、「レコード桁数」「文字コード」などを設定することができます。
Bの「自動で設定する」にチェックが入っている場合、グレー表示の項目は設定できません。設定を行いたい場合は「自動で設定する」のチェックを外してください。
-
「OK」をクリックして設定を完了し、レイアウトファイルを保存します。
フィールド定義を設定する
取り込むファイルの項目順番と入力項目の順番が異なる場合など詳細に設定したい場合に「フィールド定義」を設定します。
-
「MLプリント」または「MLデザイン」でレイアウトを開きます。
-
MLプリントの場合は「ファイル」の下の ▼ をクリックし、「ファイル形式」を選択します。
-
「ファイル形式設定」画面で、「自動で設定する」のチェックをはずし、「フィールド定義」をクリックします。
-
入力項目に紐付けるファイル項目を指定し、OKボタンをクリックします。
可変長の場合は、「項目番号」
固定長の場合は、「開始位置」と「終了位置」
設定範囲が足りないとき:
設定範囲は、入力項目の項目数・桁数で自動設定されています。「ファイル形式設定」の「詳細設定」で変更できます。可変長は「1行あたりの項目数」
固定長は「レコード桁数」と「1行あたりの長さ」
-
設定が完了したら、OKボタンをクリックします。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックし、「MLプリント」または「MLデザイン」を終了します。
特定のデータのみを呼び出す
取り込むファイル内にラベル発行には不要なレコードが含まれていて、必要なレコードのみを呼び出したい場合に「抽出条件」を設定します。
-
「ファイル形式設定」画面から「フィールド定義」を開きます。
-
「取り込み対象」の「抽出条件を指定」をクリックします。
-
抽出したいデータの「入力項目名」、「比較条件」、「比較データ」、「種類」を設定します。
入力項目名:フィールド設定で割付けた入力項目を選択します。
比較条件 :入力値と比較データの条件を選択します。
= :比較データと一致する
< :比較データより小さい
<=:比較データ以下
>=:比較データ以上
> :比較データより大きい
比較データ:比較するデータを入力します。
種類 :データの種類を[数値]/[文字]から選択します。 -
例として、社員番号が9000番以上のデータを呼び出す場合は以下のように設定します。
-
「OK」をクリックして設定を完了します。
呼び出し時に並び替えて表示する
取り込むデータを指定した入力項目の値により数値もしくは文字で並び替えて表示したい場合に「ソート」を設定します。
-
「ファイル形式設定」画面から「フィールド定義」を開きます。
-
「取り込み対象」の「ソート」タブをクリックします。
-
ソートしたいデータの「入力項目名」、「ソート」、「種類」、を設定します。
入力項目名:フィールド設定で割付けた入力項目を選択します。
比較条件 :ソート時のデータの並びを[昇順]/[降順]/ [なし]から選択します。
種類 :データの種類を[数値]/[文字]から選択します。 -
例として、社員番号順に作成されたデータを部署名順にソートする場合は以下のように設定します。
-
「OK」をクリックして設定を完了します。
ファイルを呼び出す
MLプリントでデータファイルを呼び出します。
-
ファイル発行を設定したレイアウトファイルをダブルクリックし、MLプリントで開きます。
-
「ホーム」リボンの「ファイル」をクリックします。
-
選択したファイルの内容がファイル形式設定に基づいて呼び出されます。
-
「ホーム」リボンの「発行開始」をクリックして、「レイアウト発行」画面を表示します。
-
「プリンタ」「印刷対象」「印刷範囲」の各項目を設定し、「OK」をクリックすると発行が開始されます。
条件で絞り込んだデータを発行する
条件で絞り込んだデータのみ発行したい場合は、フィルタ機能を使用します。
-
ファイル発行を設定したレイアウトファイルをダブルクリックし、MLプリントで開きます。
-
「ホーム」リボンの「ファイル」をクリックします。
-
各項目の上の欄に絞りこみたい値を入力します。
-
入力した値と前方一致するデータのみが表示されます。
先頭のみワイルドカード指定が可能です。 例:「%310」または「_310」と入力すると、"310"を一部に含むデータ(部分一致)に絞込みが可能です。 |
3.2. 振分発行
振分発行とは、複数のレイアウトを、1つの発行画面でレイアウトを自動的に振り分けて発行する機能です。
「MLソート」の「振分定義」を使用して設定します。
振分発行を設定する
ここでは以下の2つのレイアウトを例に、振分発行の設定方法を紹介します。
基本設定
プリンタ |
レスプリ T408v/R408y |
用紙 |
縦 45 mm × 横 70 mm |
レイアウト1:振分1.mllayx
レイアウト2:振分2.mllayx
振分定義・入力割付を設定する
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLソート」を選択して、MLソートを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「ホーム」リボンの「項目割り付け」をクリックします。
-
「項目割り付け」画面で、「レイアウト」にある「自動作成」にチェックを入れ、「追加」をクリックします。
-
振り分けるレイアウトファイルを選択し、「開く」をクリックします。
-
「レイアウト [振分1]」の「追加」をクリックします。
-
2件目に登録するレイアウトを選択し、「開く」をクリックします。
-
各項目を確認し、「OK」をクリックします。
-
振分項目が追加され、「入力定義」画面にも項目が配置されます。
自動作成を使った項目割付
「自動作成」を有効にしてレイアウト追加を行うと、「振分定義項目」の項目追加や、各レイアウトの持つ項目と、振分定義項目との割り付けを自動で行えます。例:「振分1.mllayx」「振分2.mllayx」のレイアウトの場合
最初に「振分1」を追加した際に入力項目として設定してあった「品名」「品番」「LotNo.」が「振分定義項目」に追加され、各入力項目は、同じ名前の振分定義項目に割り付けられます。
その後、「振分2」を追加した際には、入力項目として設定してあった「品名」「品番」は既に「振分定義項目」にあるため、割り付けのみされます。
「自動作成」を無効にしていた場合は、これらの設定を「選択コピー」や「選択割付」などのボタンを使って、手動で行う必要があります。
レイアウト判別の設定を行う
レイアウトを振り分けるためのキーとなる項目を指定します。
-
「ホーム」リボンの「判別定義」をクリックして、「レイアウト判別定義」画面を開きます。
-
「項目名称」の入力欄をクリックします。
-
「振分項目」から、項目名を選択し、「OK」をクリックします。
ここでは項目名に「品番」を選択しています。
-
選択した項目名が「判別項目」に追加されます。
-
振り分け先のレイアウトを選択します。
ここでは、「振分1」を選択しています。
選択後、Enterキーを押すと、判別値の入力になります。 -
判別値を入力します。設定した判別値に従い、発行時のレイアウトが選択されます。
ここでは、「品番」が「00001」の場合に「振分1」のレイアウトを指定しています。
-
次のレイアウトを選択します。
今度は「振分2」を選択しています。
選択後、Enterキーを押すと、判別値の入力になります。 -
判定値を入力します。
ここでは、「品番」が「00002」の場合に「振分2」のレイアウトを指定しています。
-
必要な判別値の入力が終わったら、「OK」をクリックします。
振分項目の設定を行う
振分には、「発行枚数」の項目が必要です。
MLソートで「発行枚数」の項目を追加します。
-
「振分項目」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「項目名」に「発行枚数」と入力し、「桁数」を設定します。追加する項目の配置場所(ヘッダ部または行部)を指定し、「発行枚数項目」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
-
追加された「発行枚数」項目が赤く表示されているのを確認します。
-
「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」をクリックし、作成した振分ファイルに名前をつけて保存します。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックして、MLソートを終了します。
振分ファイルを発行する
MLソートで作成した振分ファイルを発行し、設定した条件によって、レイアウトを振り分けて発行されているか確認します。
-
振分ファイルをダブルクリックし、MLプリントで開きます。
-
各項目の入力内容に応じて、「印刷プレビュー」ウィンドウでレイアウトが切り替わっているかを確認します。
「品番」に「00001」と入力すると「振分1」のレイアウト(「LotNo.」の項目あり)でプレビューが表示されます。
「品番」に「00002」と入力すると「振分2」のレイアウト(「LotNo.」の項目なし)でプレビューが表示されます。
3.3. 自動発行
ユーザープログラムや、Windowsの[ファイル名を指定して実行]など外部のアプリケーションからMLV6の発行プログラムを起動し、パラメータを与えることでそのパラメータに応じた動作を実装する事ができる機能です。
クラウドプリンタをご使用の場合は「自動発行(クラウドプリンタ)」をご参照ください。
自動発行の書式
-
(1) 実行プログラムパス
フルパスで指定してください。インストール先ディレクトリを変更していない場合、下記のパスとなります。
C:¥Program Files¥SATO¥MLV6¥MLPrint.exe
-
(2) MLファイルパス
レイアウトファイル(*.mllayx)または振分ファイル(*.mldenx)をフルパスで指定してください。
-
(3) パラメータ設定値
パラメータに従った設定値を指定してください。設定値が必要ないパラメータもあります。
Multi LABELIST V4から移行の場合
"C:¥Program Files¥MLV4¥LPrint.exe" "C:¥Layout.mllay" /g "C:¥Sample.csv" ↓ ↓ ↓ "C:¥Program Files¥SATO¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥Layout.mllayx" /g "C:¥Sample.csv" /o
"C:¥Program Files¥MLV4¥LPrint.exe" "C:¥Layout.mllay" /v[SATO CL4NX] /g "C:¥Sample.csv" ↓ ↓ ↓ "C:¥Program Files¥SATO¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥Layout.mllayx" /v "SATO CL4NX" /g "C:¥Sample.csv" /o * 半角スペースも大切な区切り文字になりますので、正しく設定してください。 |
指定機能 | パラメータ | 動作内容 |
---|---|---|
データ指定 |
||
ファイル取込み |
|
MLプリントを起動し、指定のファイルを読み込みます。 |
データ取込み |
|
MLプリントを起動し、指定のデータを読み込みます。 |
動作指定 |
||
発行画面表示 |
なし |
動作指定パラメータがない場合は、発行画面を表示します。 |
発行開始 |
|
発行処理を行います。 |
印刷プレビュー |
|
印刷プレビューを表示します。 |
出力先指定 |
||
レイアウトファイルに従う |
なし |
出力先指定パラメータがない場合は、レイアウトファイルで指定されている出力先を利用します。 |
プリンタドライバ指定 |
|
指定されたプリンタドライバを利用します。 |
設定ファイル指定(振分ファイルのみ) |
|
設定ファイルを利用して、レイアウト毎にプリンタドライバを指定します。 |
オプション指定 |
||
参照専用モード |
|
レイアウトを参照専用モードで開きます。 |
税率指定 |
|
発行時の税率を指定します。 |
以下に各パラメータの機能詳細を記載しております。 アルファベットの大文字で記載されていますが、小文字でも同様の指定が可能です。
全てのパラメータで、レイアウトファイルまたは振分ファイルの指定が無い場合は、無効となります。 |
データ指定
-
ファイル取込み:/G パラメータ
指定のファイルを読み込み、MLプリントを起動し、データを呼出します。
/Iパラメータ(データ取込み)と併用した場合、本パラメータのみ処理し、/Iパラメータは無視します。
指定のファイルが存在しない場合、本パラメータは無視されます。 -
データ取込み:/I パラメータ
指定のデータを読み込み、MLプリントを起動し、データを呼出します。
/Gパラメータ(ファイル取込み)と併用した場合、本パラメータは無視し、/Gパラメータを処理します。
指定のデータが存在しない場合、本パラメータは無視されます。
動作指定
-
発行開始:/Oパラメータ
指定したレイアウトファイル(振分ファイル)でMLプリントを起動し、発行を開始します。
/Gパラメータ(外部ファイル指定)または/Iパラメータ(内部データ指定)と併用します。
/Pパラメータ(印刷プレビューコマンド)と併用した場合、本パラメータのみ処理し、/Pパラメータは無視します。 -
印刷プレビュー:/Pパラメータ
印刷プレビューを表示します。
/G(外部ファイル指定)または/I(内部データ指定)パラメータと併用します。
/Oパラメータ(発行開始コマンド)と併用した場合、本パラメータを無視し、/Oパラメータを処理します。
出力先指定
-
プリンタドライバ指定:/Vパラメータ
出力するプリンタドライバの名称を指定します。
/Gパラメータ(ファイル指定)または/Iパラメータ(データ指定)と併用します。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。
/Dパラメータ(設定ファイル指定)と併用した場合、本パラメータのみ処理し、/Dパラメータは無視します。
指定した出力先が存在しない場合、本パラメータは無視されます。
プリンタドライバのパラメータ指定例は下記の通りです。振分ファイル
C:¥ML¥Test.mldenx
外部ファイル
C:¥ML¥Text.txt
プリンタドライバの出力先
SATO SG408
"C:¥Program Files¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥ML¥Test.mldenx" /G "C:¥ML¥Text.txt" /V "SATO SG408" /O
-
設定ファイル指定:/Dパラメータ (振分ファイルのみ)
レイアウト毎の出力先が設定された設定ファイルのパスを指定します。*1
/G(ファイル指定)または/I(データ指定)パラメータと併用します。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。
/Vパラメータ(プリンタドライバ指定)と併用した場合、本パラメータは無視し、/Vパラメータのみ処理します。
指定のファイルが存在しない場合、本パラメータは無視します。
出力先ファイルのパラメータ指定例は以下の通りです。振分ファイル
C:¥ML¥Test.mldenx
外部ファイル
C:¥ML¥Text.txt
出力先ファイル
C:¥ML¥Out.txt
"C:¥Program Files¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥ML¥Test.mldenx" /G "C:¥ML¥Text.txt" /D "C:¥ML¥Out.txt" /O
*1 設定ファイルフォーマット(タブ区切りテキスト)
-
該当するレイアウトファイルまたはドライバ名称が存在しない場合、レイアウトファイルのデフォルト出力先から出力します。
-
1レコード毎に、レイアウト名とドライバ名称を指定します。
レイアウト名
(フルパス・拡張子付き)タブ
(09h)ドライバ名称
CR/LF
(0Dh/0Ah) -
オプション指定
-
参照専用モード:/Kパラメータ
レイアウトファイルを参照専用モードで開きます。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。参照専用モードは1つのレイアウトファイルを複数同時に使用できますが、発行時に変更される情報(連番設定、ローカル変数の保存連番値、出力先設定、ファイル形式設定、発行時動作設定、印字設定)が保存されません。
特に、連番値の保存を使用している場合は、参照専用モードは使用しないでください。 -
税率指定:/Zパラメータ
発行時の税率を 0.0 ~ 100.0 で指定します。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。
本パラメータで税率を指定した場合、税編集で設定した税率(ユーザー税率や固定値)は使用されません。
自動発行を設定する
自動発行を設定します。
呼び出すデータの形式に応じてあらかじめ外部ファイル形式の設定を行う必要があります。
設定方法は「ファイル発行を設定する」を参照してください。
-
発行プログラムのショートカットを作成します。
「
C:¥Program Files¥SATO¥MLV6
」のフォルダの中の「MLPrint.exe
」を選択し、右クリックのメニューから「コピー」を選択します。 -
マウスをデスクトップに移動させて右クリックのメニューから「ショートカットの貼り付け」を選択します。
-
デスクトップ上に「
MLPrint.exe
」へのショートカットが作成されます。 -
作成したショートカットを選択して右クリックのメニューから、プロパティを開きます。
-
「
MLPrint.exe
」のショートカットのプロパティ画面が表示されます。リンク先に発行プログラムまでのフルパスが表示されています。
-
「
C:¥Program Files¥SATO¥MLV6¥MLPrint.exe
」の後に「レイアウトファイル名」「パラメータ」「外部ファイル名」を付け加えます。 -
リンク先を確認して、OKボタンをクリックします。
設定例レイアウトファイル:
C:¥TEST¥Layout.mllayx
外部データ:C:¥TEST¥Sample.csv
リンク先は以下のようになります。"C:¥Program Files¥SATO¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥TEST¥Layout.mllayx" /g "C:¥TEST¥Sample.csv" /o
-
作成したショートカットをダブルクリックすると、指定したパラメータ通りに自動発行が行われます。
3.4. プリセット発行
発行時にデータ入力を行うのではなく予め印字内容を登録しておき、発行時に呼び出しキーによってデータを呼び出し発行する機能です。呼び出したデータを溜めて、まとめて発行する事もできます。
プリセットデータを登録する
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLプリセット登録」を選択して、MLプリセット登録を起動します。
-
パスワードを入力します。(初期値は「user」です。)
-
発行データを登録するレイアウトファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
-
プリセット登録画面が表示されます。
-
「呼び出しキー」を入力します。
「呼び出しキー」は発行する時にキーとなる項目です。「プリセット発行」でデータを呼び出す際に必須となる重要な項目です。
重複しないようなユニークな文字列を設定してください。 -
各入力項目に発行データを入力します。
画面右の「印刷プレビュー」ウィンドウで印字イメージが確認できます。
-
「編集」リボンの「登録」をクリックして、データを登録します。
呼び出しキーと発行データを登録後、呼び出しキーを入力して「呼び出し」ボタンを押すと、登録したデータが確認できます。 -
複数のデータを登録する場合は、手順5~7を繰り返し行います。
-
すべてのデータ登録が終わったら、ファイルメニューの「プリセットデータを保存」を選択し、プリセットデータを保存します。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックし、「MLプリセット登録」を終了します。
複数のデータを手入力する
-
データ登録したいレイアウトファイルを「MLプリセット登録」で開きます。
-
「編集」リボンの「一覧」をクリックします。
-
登録データの一覧が表示されます。
一覧画面上でもデータの登録ができます。
行を選択して、切り取りやコピー、貼り付けの操作も可能です。
カット枚数の制限事項 |
データをファイルから入力する
-
データ登録したいレイアウトファイルを「MLプリセット登録」で開きます。
-
「編集」リボンの「ファイル」をクリックし、「取り込み」を選択します。
-
データファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「ファイル名」の右のプルダウンメニューで、以下のファイル形式を選択できます。
・.CSV(カンマ区切り) (*.csv)
・テキスト(タブ区切り) (*.txt)
・テキスト(スペース区切り) (*.prn) -
取り込み完了のメッセージが表示されたら、OKボタンをクリックします。
-
取り込んだファイルと同じ値がプリセットデータに反映されます。
以下の画面はカンマ区切りCSVファイルの取り込み例です。
取り込み時に選択できるファイル形式に加えて、「ファイル」メニューの「オプション」で、任意の区切り文字やタイトル行の除外、括り文字の削除が設定できます。 |
入力内容をチェックする
プリセット登録の対象となるレイアウトファイル・振分ファイルに入力チェックを設定することで、プリセット登録時にデータの入力内容をチェックさせることができます。
ここでは例として、「商品コードに入力できるのは数字のみ」に設定します。
-
対象のレイアウトファイルを「MLデザイン」で開きます。
-
「入力定義」画面に切り替えて入力項目を選択し、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」にある「入力チェック」の項目をクリックします。
-
「入力チェック」画面が表示されたら、「入力チェックを行う」にチェックを入れ、「入力タイプ」でチェックする内容を設定します。
-
設定が完了したら、OKボタンをクリックします。
-
入力チェックの動作を確認するため、「ホーム」リボンの「テスト発行」をクリックします。
-
「テスト発行」画面が表示されたら、「入力時チェック」にチェックを入れ、チェックしたい項目にデータを入力します。
-
入力が確定したタイミングで内容がチェックされ、警告メッセージが表示されます。
-
何通りかの入力を試し、意図通りに警告が表示されたら、設定完了です。
レイアウトファイルに設定した入力チェックは、「MLプリセット登録」でも同様に動作します。 |
プリセット登録画面を設定する
検索キーを設定する
「呼び出しキー」に加えて、発行時に特定の入力項目に登録されている文字列で、データの検索・絞込みができます。
設定できる入力項目は1つのファイルで1つの入力項目のみです。
-
「MLプリセット登録」を起動し、「ホーム」リボンの「検索キー」をクリックします。
-
「検索キー設定」画面で入力項目を選択し、OKボタンをクリックします。
ここでは例として「商品コード」を選択します。
-
設定した入力項目に「[検索キー]」と表示されます。
-
発行時に、「検索キー」の対象としてデータ(ここでは「商品コード」のデータ)が表示されます。
発行時の変更を制限する(非表示・入力不可)
プリセットデータは、発行時に呼び出した後は自由に値を変更することが可能です。
商品名や商品コードなど誤って変更されることを防ぐために、表示や編集の可否を設定できます。
-
「MLプリセット登録」を起動し、「ホーム」リボンの「編集可能」をクリックします。
-
「編集可能項目設定」画面で、表示や編集を制限する項目のチェックを外し、OKボタンをクリックします。
-
制限した項目は、プリセット発行時に非表示や編集不可になります。
例では「フラグ」が非表示(編集不可)、品名が編集不可になっています。
プリセットデータで発行する
プリセット登録したデータを発行する
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLプリセット発行」を選択し、MLプリセット発行を起動します。
-
「呼び出しキー」を入力すると、入力したキーで絞り込まれたデータが一覧表示されるので、呼び出したいデータを選択してOKボタンをクリックします。
例えば「0」を入力すると、呼び出しキーが「0」で始まるデータ一覧表示されます。
何も入力せずに「プルダウン」ボタンをクリックすると、プリセット登録した全てのデータが表示されます。 -
該当するデータが呼び出され、表示されます。
-
「呼出発行」をクリックして、発行を行います。
-
出力先などを選択し、OKボタンをクリックします。
呼び出したプリセットデータが発行されます。
複数のデータをまとめて予約発行する
発行データを複数呼び出して予約しておき、そのデータをまとめて発行を行います。
-
「MLプリセット発行」を起動し、「編集」リボンを表示します。
-
「呼び出しキー」を入力して発行データを呼び出し、「予約」をクリックします。この操作を繰り返して予約データを登録します。
-
「ホーム」リボンの「一覧」をクリックして、一覧画面に切り替え、予約したデータを確認します。
一覧画面で予約データを登録することもできます。 -
予約が終わったら「予約発行」をクリックして発行します。
予約発行する複数のデータをファイルに保存する
予約発行するために呼び出した複数の発行データをファイルに保存することができます。
-
「MLプリセット発行」で複数の発行データを呼び出し、予約します。
-
「ホーム」リボンの「保存」をクリックします。
-
「プリセットデータの保存」画面で保存先とファイル名を設定し、「保存」をクリックします。
-
「呼び出しキー」と「検索キー」がCSV形式で保存されます。
ファイルからデータを呼び出す
-
「MLプリセット発行」を起動し、「ホーム」リボンの「呼び出し」をクリックします。
-
「プリセットデータを選択」画面でファイルを選択し、「開く」をクリックします。
-
取り込み完了の画面が表示されたら、OKボタンをクリックします。
-
ファイルから取り込んだ「呼び出しキー」と「検索キー」に一致するプリセットデータが呼び出されます。
発行履歴に「呼び出しキー」を出力する
どのプリセットデータを呼び出して発行したのか記録するために、発行履歴に「呼び出しキー」を出力できます。
-
「MLプリセット発行」を起動し、「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「レイアウト発行時動作設定」画面で「その他」をクリックします。
-
「呼び出しキーを出力する」にチェックを入れ、OKボタンをクリックします。
発行履歴に「呼び出しキー」も出力されるようになります。
発行履歴については、「履歴ファイル」を参照してください。 |
プリセット発行画面を設定する
フォントを変更する
入力画面のフォントを変更することができます。
-
「MLプリセット発行」を起動し、「ファイル」メニューの「オプション」を選択します。
-
表示された画面でフォントを変更して「OK」をクリックします。
-
入力画面のフォントが変更されます。
絞込み表示のタイミングを変更する
呼び出しキーや検索キーの入力中に実行される絞込み表示を、入力が確定したタイミングに変更することができます。プリセットデータが大量にあり、絞込み表示で動作が遅い場合に有効です。
-
「MLプリセット発行」を起動し、「ファイル」メニューの「オプション」を選択します。
-
左メニューの「入力設定」を選び、「検索設定」の「呼び出しキー・検索キーの入力中に絞込表示する」のチェックを外し、OKボタンをクリックします。
-
入力中は絞込みが行われず、Enterキーを押して確定したタイミング、または右のプルダウンをクリックしたタイミングで絞込み結果が表示されます。
日時データを置き換える
プリセットデータに登録している入力日時のデータを、呼出時に基準日付やシステム日付に置き換えることができます。
-
MLプリセット発行を起動し、「ファイル」メニューの「オプション」を選択します。
-
左メニューの「日付置換設定」を選択し、設定を変更して、OKボタンをクリックします。
入力項目の列幅を変更する
「項目名」「入力値」「編集結果」の幅を変更し、「編集結果を隠す」、「すべての値が見えるように調整する」などの操作ができます。
-
「MLプリセット発行」を起動します。
-
タイトル行の「入力値」と「編集結果」の間にマウスカーソルを移動させます。
以下のようにマウスカーソルの形状が変化します。
-
その状態から、マウスを右方向へドラッグ&ドロップすると境界線が右へ移動します。
-
「編集結果」が不要な場合は、「入力値」の列幅をさらに右方向へ広げます。
以下のように「編集結果」の列が隠れます。
プリセットデータを移行する
1台のPCで作成したプリセット発行環境を別のPCに移したい場合は、手動でデータの保存および移行先での復元を行う必要があります。
ファイルをコピーするだけでは移行先で発行できるようにならないため、その手順を説明します。
プリセットデータのバックアップを取る
バックアップを取る前にプリセット発行で利用しているレイアウトを確認します。プリセット発行で利用しているレイアウトファイルは、「MLプリセット発行」のレイアウト一覧ウィンドウで確認することができます。
-
「MLプリセット発行」を起動し、左下の「レイアウト一覧」をクリックします。
-
「レイアウト一覧」でレイアウトファイルの保存先のファイルパスを確認します。
-
以下のファイルをバックアップします。
ファイル名 場所 レイアウトファイル(
*.mllayx
)/
振分ファイル(*.mldenx
)ユーザーが保存した任意の場所
プリセットデータファイル(
*.mlpslx
)/
振分用プリセットデータファイル(*.mlpsfx
)対になるレイアウト(振分)ファイルの保存場所と同一
グローバルファイルなどを使用している場合は、それらのファイルも一式コピーする必要があります。
複数の場所に保存されている場合は、全てのファイルをバックアップ用フォルダにコピーします。バックアップ用フォルダはUSBメモリや共有サーバーなどに保存します。
プリセットデータを移行先に配置、登録する
-
バックアップ用フォルダをUSB メモリや共有サーバーなどから移行先にコピーします。
-
移行先のPCで「MLプリセット登録」を起動し、コピーしたレイアウトファイルとプリセットデータを読み込みます。
「MLプリセット登録」を起動すると「ファイルを開く」画面が表示されますので、ファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
-
表示されたメッセージを確認し、「はい」をクリックします。
-
登録を完了したメッセージが表示されたら、OKボタンをクリックします。
コピーしたフォルダ内にある全てのレイアウト、プリセット情報が移行先PCで登録されます。
ただし、下位フォルダにあるデータは登録されないため、別途下位フォルダを指定し登録作業を行ってください。
(複数のフォルダにレイアウト、プリセット情報がある場合は、フォルダ毎に登録作業を行ってください。)
3.5. フォルダ監視発行
「フォルダ監視発行」は、指定したフォルダを周期的に監視し、対象のデータファイルを取り込んで、対応するレイアウトファイルを読み込み、自動的に発行する機能です。
ファイル形式は固定長と可変長(区切り文字は任意に設定可能)に対応しています。
例えば、新商品のラベルを発行したいときに、指定フォルダに新製品の情報を入力したデータファイルを置くだけで、自動的にラベルを発行されるシステムを構築することができます。
設定値 | Standard / Lite / Plus | Enterprise |
---|---|---|
監視フォルダの設定 |
100 |
500 |
出力先判別の登録数 |
30 |
50 |
出力先判別の登録数(拡張時) |
100 |
500 |
レイアウト判別の登録数 |
1000 |
1000 |
マルチスレッド有効時の出力先 |
10 |
50 |
登録件数を増加した場合は、処理速度に影響を与える場合がありますのでご注意ください。 推奨プリンタ台数は Standard / Lite / Plus が最大30台、Enterprise が最大50台です。 |
フォルダ監視発行の準備をする
データファイル(発行データ)について
データファイルの形式や入力項目とデータフィールドの紐付けは、レイアウトファイルの「データファイルの形式を設定する」で行います。
発行のキーとなるデータファイルには、ラベルに印字する内容の他に、レイアウトファイルや出力先(プリンタドライバ)、カット動作を指定することが可能です。
項目 | 区分 | 設定方法 |
---|---|---|
印字データ |
必須 |
品名や品番などラベル・タグに印字するデータを指定します。 |
発行枚数 |
任意 |
1レコードで1枚発行する場合、データファイルに発行枚数がない場合は、入力項目「発行枚数」を省略して1枚固定で発行することが可能です。 |
レイアウトファイルの指定 |
任意 |
1つのデータファイルで複数のレイアウトファイルを切替えて発行する場合に、判別フィールドと判別値を設定して、データを指定します。 |
出力先の指定 |
任意 |
1つのデータファイルで複数の出力先(プリンタ)を切替えて発行する場合に、判別フィールドと判別値を設定して、データを指定します。 |
カット動作 |
任意 |
1レコードに「EjectCut」のみ記述すると、任意のタイミングで排出カットを行うことが可能です。(カラープリンタでは利用できません。) |
監視フォルダ
監視対象のフォルダは、ローカルドライブを指定してください。
ネットワークドライブ、共有フォルダなどは正常に発行されない場合があるため推奨しません。 |
セキュリティソフトでファイルを常時スキャンする機能が有効になっている場合、発行時にデータファイルがロックされて発行ができないことがあります。セキュリティソフトの例外設定で、監視フォルダやフォルダ監視発行のプログラムを例外登録してください。
|
データファイルの形式を設定する
-
ステップ1:入力項目をすべて「行」エリアへ変更する
-
ステップ2:データファイルの形式を設定する
-
ステップ3:データファイルとレイアウトファイルを紐付ける
- ステップ1
-
入力項目をすべて「行」エリアへ変更する
-
「MLデザイン」を起動し、レイアウトを開きます。
-
「入力定義」をクリックします。
-
「入力定義」リボンの「すべて選択」をクリックします。
-
オブジェクトを「行」エリアへドラッグ&ドロップします。
-
データ順に合せて入力項目を変更します。
タイトル行をドラッグ&ドロップすることで順序を変更できます。
-
「ファイル」メニューの「上書き保存」をクリックしてレイアウトを保存します。
-
- ステップ2
-
データファイルの形式を設定する
-
「MLプリント」または「MLデザイン」でレイアウトを開きます。
-
「ファイル」の下の ▼ をクリックし、「ファイル形式」を選択します。
-
読み込むデータファイルの「ファイル形式」を設定します。
「種類」(可変長・固定長)によって設定項目が異なります。
-
可変長ファイルの場合
-
「種類」で「可変長」を選択し、「自動で設定する」のチェックをはずします。
-
ファイル形式(区切り文字)を選択します。
-
データファイルの項目数を入力します。
ファイルに項目名のタイトル行が存在する場合は、「ファイルの1行目のデータを取り込まない」をチェックします。
各項目に括り文字が使用されている場合は、括り文字の「削除する」をチェックし、括り文字を指定します。
ファイルの文字コードがShift-JISまたはBOMが付加されていないUnicodeの場合は、「入力データを選択」画面で、文字コードを指定します。
-
-
固定長ファイルの場合
-
「種類」で「固定長」を選択し、「自動で設定する」のチェックをはずします。
-
データファイルの1行あたりの長さをバイト単位で入力します。
-
「文字コード」を選択します。
-
-
-
- ステップ3
-
データファイルとレイアウトファイルを紐付ける
-
「MLプリント」または「MLデザイン」でレイアウトを開きます。
-
「ファイル」の下の ▼ をクリックし、「ファイル形式」を選択します。
-
「ファイル形式設定」画面で、「自動で設定する」のチェックをはずし、「フィールド定義」をクリックします。
-
入力項目に紐付けるファイル項目を指定し、OKボタンをクリックします。
可変長の場合は、「項目番号」
固定長の場合は、「開始位置」と「終了位置」
設定範囲が足りないとき:
設定範囲は、入力項目の項目数・桁数で自動設定されています。「ファイル形式設定」の「詳細設定」で変更できます。
可変長は「1行あたりの項目数」固定長は「1行あたりの長さ」
-
設定が完了したら、OKボタンをクリックします。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックし、「MLプリント」または「MLデザイン」を終了します。
-
カラープリンタを利用する場合、プリンタドライバの設定はプリンタのプロパティの「標準の設定」で行ってください。フォルダ監視発行はWindowsサービスとして特別な権限で動作するため、PCにログイン中のユーザーアカウントの設定は利用されません。
「詳細設定」シートの「標準の設定」を利用します。 「全般」シートの「基本設定」は利用できません。 |
フォルダ監視発行を設定する
設定ツールを表示する
-
スタートメニューから、「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択して、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力します。(初期値は「user」です。)
-
左メニューの「監視設定」を選択し、「フォルダー・ネットワーク監視を設定する」をクリックします。
-
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「許可」または「はい」をクリックします。
-
「MLウォッチ設定ツール」が表示されます。
フォルダ監視発行の設定は、この「MLウォッチ設定ツール」で行います。
フォルダ監視の周期を変更する
監視フォルダを監視する周期を0.1秒単位で指定できます。最大60秒まで設定可能です。
1秒未満に設定すると、CPUの使用率が上がりやすくなります。使用するプリンタ台数、一度に発行する枚数に応じて調整してください。
監視フォルダを指定する
-
「フォルダー一覧」の「監視フォルダー」の「…」をクリックします。
-
監視フォルダを選択して、「フォルダーの選択」をクリックします。
-
選択したフォルダのパスが設定されます。
データファイルを指定する
データファイルのファイル名と拡張子を入力します。
「data.csv」や「label.txt」などの固定値に加え、ワイルドカードを使用して複数のファイルを対象にすることが可能です。
-
ワイルドカード
フォルダ監視の設定で、データファイル名を指定する際に、ワイルドカードが利用できます。
文字 | 機能 |
---|---|
? |
文字列の位置と桁数は明確で、文字の種類が特定できない場合に使用します。 |
* |
文字列の中の位置と桁数が未定、文字の種類が特定できない場合に使用します。 |
-
ワイルドカードの設定例
設定例 | 説明 | 対象ファイル名の例 |
---|---|---|
|
拡張子が.csvのファイルすべて |
data1.csv、test2.csv など |
|
ファイル名の先頭が"a-"であり、拡張子が.txtのファイル |
a-test.txt、a-001.txt など |
|
ファイル名が"data-"+任意の3文字であり、拡張子が.datのファイル |
data-001.dat、data-m83.dat など |
|
ファイル名が"out"+任意の4文字であるファイルすべて |
out0001.txt、out-abc.csv など |
以下のように、「データファイル」の欄に直接ファイル名を入力することもできます。
レイアウトファイルを指定する
発行時に使用するレイアウトファイルは、
-
監視条件(監視フォルダ・データファイル)で指定する方法
-
データファイルの1レコード毎にデータで指定する方法
があります。
監視条件で指定する場合は、フォルダやデータファイル名に対してレイアウトを紐付けて利用します。
データで指定する場合は、レイアウト判別設定の「判別キー」に対して、レイアウトを紐付けて利用します。
-
監視条件でレイアウトを指定する
-
「レイアウト」列で「固定のレイアウトを使用する」を選択し、その右隣のセルの「…」をクリックします。
-
レイアウトファイルを選択し、「開く」をクリックします。
-
選択したレイアウトファイルのパスが設定されます。
-
-
データでレイアウトを指定する
-
「レイアウト」列で「データで指定する」を選択し、その右隣のセルの「…」をクリックします。
-
「判別キー」として使用する項目番号を「レイアウト判別項目」の「項目番号」に入力し、OKボタンをクリックします。
「種類」で「固定長」を選択した場合は、「項目番号」の代わりに、「開始位置」と「終了位置」を指定します。
-
設定した内容が表示されます。
-
「ツール」メニューの「レイアウト判別設定」をクリックします。
-
「レイアウト判別」画面が表示されたら、判別キーを入力し、「レイアウト」列の右にある「…」をクリックします。
-
レイアウトファイルを選択し、「開く」をクリックします。
-
選択したレイアウトファイルのパスが表示されます。
-
同様な手順で複数のレイアウトを設定し、OKボタンをクリックします。
-
判別フィールドに入力されたデータと「判別キー」を比較して、該当するレイアウトファイルを使用してラベル発行を行います。合致する「判別キー」がない場合は、レイアウト判別エラーとなり発行がキャンセルされ、次のレコードにスキップします。
出力先もデータファイルで指定することができます。
出力先を指定する
出力先のプリンタは、
-
レイアウトファイルで指定する方法
-
監視条件(監視フォルダ・データファイル)で指定する方法
-
データファイルの1レコード毎にデータで指定する方法
があります。
監視条件で指定する場合は、フォルダやデータファイル名に対して出力先を紐付けて利用します。
データで指定する場合は、出力先判別設定の判別キーに対して出力先を紐付けて利用します。
-
レイアウトファイルで出力先を指定する
レイアウトファイルで指定する場合は、レイアウトファイルに対して、出力先の設定を行います。
-
「MLプリント」または「MLデザイン」でレイアウトを開き、「出力先」をクリックします。
-
出力先に指定するプリンタを選択し、OKボタンをクリックします。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックし、レイアウトファイルを閉じます。
-
フォルダ監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」を開きます。
-
「出力先」を「レイアウトの設定に従う」に設定します。
レイアウトファイルで設定した出力先が表示されます。
-
-
監視条件で出力先を指定する
-
「出力先」列の右の ▼ をクリックします。
-
一覧から出力先に指定したいプリンタドライバを選択します。
-
-
データで出力先を指定する(レイアウトが固定の場合)
-
「出力先」列で「データで指定する」を選択し、「…」をクリックします。
-
出力先判別キーの「項目番号」を入力し、OKボタンをクリックします。
ファイル形式が固定長の場合は、「開始位置」と「終了位置」を指定します。
-
設定した内容が表示されます。
-
「ツール」メニューの「出力先判別設定」をクリックします。
-
判別キーを入力し、出力先のプリンタドライバを選択します。
-
同様な手順で複数の出力先を設定し、OKボタンをクリックします。
-
判別フィールドに入力されたデータと判別キーを比較して、該当する出力先にラベル発行を行います。
合致する判別キーがない場合は、出力先判別エラーとなり、発行がキャンセルされ、次のレコードにスキップします。
-
データで出力先を指定する(レイアウトが「データで指定する」の場合)
-
「出力先」列で「データで指定する」を選択し、右隣のセルの「…」をクリックします。
-
「判別フィールド設定」画面で出力先判別キーにする「項目番号」を入力し、OKボタンをクリックします。
固定長の場合は、開始位置と終了位置を指定します。
-
設定した内容が表示されます。
-
「ツール」メニューの「出力先判別設定」をクリックします。
-
「判別キー」を入力し、出力先のプリンタドライバを選択します。
-
同様な手順で複数の出力先を設定し、OKボタンをクリックします。
判別フィールドに入力されたデータと判別キーを比較して、該当する出力先にラベル発行を行います。合致する判別キーがない場合は、出力先判別エラーとなり発行がキャンセルされ、次のレコードにスキップします。
-
設定値のインポート・エクスポートする
設定ツールで設定した値を、ファイルから読込(インポート)・ファイルへ保存(エクスポート)することができます。PCの入れ替えや複数のPCで同じ設定値を利用する場合に活用できます。
インポート・エクスポートは、監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」の「ツール」メニューから行えます。
フォルダ監視発行を活用する
レコード単位でカットする
1レコード毎のカット方法はレイアウトファイルの発行動作設定で行います。
-
「MLプリント」または「MLデザイン」でレイアウトを開きます。
-
「発行動作」をクリックします。
-
「レイアウト発行時動作設定」画面が表示されたら、「仕分けマークの印字、またはカット動作のタイミング」の設定を選択し、OKボタンをクリックします。
レコード毎のカット動作
# レイアウトファイル カット動作 「発行時動作設定」 - 「その他」 - 「排出カットを使用する」
1
有効(チェックあり)
レコード単位にカットします。任意のタイミングでカットする場合は、「EjectCut」を利用してください。
2
無効(チェックなし)
下記の発行動作の設定に従います。
「発行時動作設定」 - 「発行動作」 - 「仕分けマークの印字、またはカット動作のタイミング」
3
なし
プリンタの動作モードが連続発行の場合はカットしません。
カッタの場合は1枚ごとにカットします。4
行わない
カットしません。
5
行ごとに行う
レコード単位にカットします。
6
ページごとに行う
レコード単位にカットします。任意のタイミングでカットする場合は、「EjectCut」を利用してください。
7
該当する項目の値が変わるごとに行う
8
発行指示単位ごとに行う
9
指定した枚数ごとに行う
指定した枚数単位にカットし、端数の最後もカットします。
値札・タグ発行で排出カットを行う場合は、左メニューの「その他」を選び、「排出カットを使用する」にチェックを入れます。 -
ファイルメニューの「終了」をクリックし、設定を完了します。
ファイル単位でカットする
データファイルの最後にカットを行うことができます。
カラープリンタをご使用の場合は「フォルダ監視発行でカット動作を設定する」をご参照ください。
ファイル単位でカットする場合は、カット動作を「行わない」、排出カットを「無効」に設定にしてください。 |
出力先をデータで指定している場合は、ファイルの末尾のレコードで指定された出力先に対してカットを実行します。
複数の出力先でカットを行う場合は、「レコード単位でカットする」をご参照ください。
-
フォルダ監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」を開きます。
-
設定する行の「発行動作」列をクリックします。
-
「排出カット」で「ファイル単位で実行する」を選択し、OKボタンをクリックします。
-
表示が「排出カット:ファイル単位で実行する」に変わり、ファイル単位の排出カットが有効になります。
任意のタイミングでカットする
データファイル内に「EjectCut」だけのレコードを作成すると、任意のタイミングでカットできます。
任意のタイミングでカットする場合は、カット動作を「行わない」、排出カットを「無効」に設定にしてください。 データファイルが固定長の場合は、「EjectCut」だけのレコードも、レコード桁数までスペースを補填してください。桁数に満たない場合、桁ずれが発生して以降のデータがエラーになります。 |
「EjectCut」は1つ前のレコードで指定された出力先に対してカットを行います。 複数の出力先に対してカットを行う場合は、出力先毎にデータの末尾に「EjectCut」のレコードを作成するか、データファイルを出力先毎に分けてご利用ください。
-
データの指定例
"PW208","15000","490310841310","目黒本店","1" "ST312R","19000","490310041310","目黒本店","2" EjectCut "RT308R","9500","490310413108","目黒本店","1" EjectCut
-
発行イメージ
発行枚数が未指定のデータを発行する
上位のアプリケーションでデータ内に発行枚数を出力できない場合に、1レコード毎に1枚発行する機能が利用できます。
設定は設定ツールではなく「MLプリント」または「MLデザイン」の「ファイル形式設定」で行います。
-
「MLプリント」または「MLデザイン」でレイアウトを開きます。
-
「ファイル」の下の ▼ をクリックし、「ファイル形式」を選択します。
-
「ファイル形式設定」画面が表示されたら、「フィールド定義」をクリックします。
-
入力項目「発行枚数」を以下のように変更し、「OK」をクリックします。
可変長の場合は「項目番号」を「0」にします。
固定長の場合は「開始位置」と「終了位置」を「0」にします。
-
OKボタンをクリックします。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックします。
複数のプリンタに出力する
フォルダ監視発行は複数のプリンタに対して出力する場合、発行するデータのレコード単位で指定するほかに、監視条件(ファイル名またはフォルダ)を使ってファイル単位で指定することもできます。
-
1ファイルに複数の出力先を指定する
出力先をデータファイルのレコード単位で自由に指定できるため、複数のプリンタを順番に指定して、プリンタに効率よく出力することができます。
-
1ファイルで1つの出力先を指定する
データファイルのレコード内に出力先を判別するデータを指定できない場合に、監視設定でデータファイルのファイル名やフォルダごとに出力先を設定することで、複数のプリンタに出力できます。
-
ファイル名で出力先を分ける
-
フォルダで出力先を分ける
-
発行枚数や発行頻度が高い場合、1つのデータファイルが処理されている間は、他のプリンタは待機状態になります。速度が求められる場合は「マルチスレッド」を有効にすると、複数のデータファイルが同時に処理されるようになります。
カラープリンタレイアウト使用時は利用できません。 |
設定可能なプリンタ台数
データファイル |
指定方法 |
最大プリンタ台数 |
|
シングルスレッド |
マルチスレッド |
||
1ファイルに複数の出力先を指定する |
レコード |
30(50 *) |
- |
1ファイルで1つの出力先を指定する |
ファイル |
100 |
10(50 *) |
フォルダ |
100 |
10(50 *) |
* Enterprise版のみ
-
マルチスレッドを有効にする
-
フォルダ監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」を開きます。
-
「詳細設定」をクリックします。
「詳細設定」の設定項目が表示されます。
-
「マルチスレッドを使用する」にチェックを入れます。
カラープリンタレイアウト使用時は利用できません。 -
「ファイル」メニューの「保存」をクリックします。
サービス動作中(フォルダ監視中)の場合は、以下のダイアログが表示されます。
「はい」を選び、サービスの再起動を行うことで、設定が反映されます。
-
-
ログを表示する
サービスの起動・停止やデータファイルのレコード毎の発行結果がログとして保存されます。
出力されたログの内容は「ログ表示」をクリックすることで、Windowsのイベントビューアの「アプリケーションとサービス ログ」が表示され、ログを確認できます。
また、ログの出力内容は「ログレベル」で変更することができます。
ログの詳細は「フォルダ監視発行のログの出力内容」をご参照ください。 -
データファイルをバックアップする
発行で使用したデータファイルは、取り込み・解析・発行が完了すると削除されます。
「データファイル」の「バックアップをする」にチェックを入れると、「保存先」に表示されたフォルダに、「保存期間」で指定した日数までファイルを保存します。(保存先は変更できません。)
バックアップされるファイル名は、「データファイルの解析日時」と「データファイル名」から自動的に設定されます。
指定された保存期間が過ぎると自動で削除されます。 -
OS起動時の動作を設定する
フォルダ監視発行はWindowsサービスとして常駐します。
設定ツール「MLウォッチ設定ツール」の「スタートアップの種類」を変更することで、OS起動時の動作を設定できます。スタートアップの種類 設定時の動作 自動
OS起動時にフォルダ監視機能を開始します。
手動
「開始」ボタンを押した時のみ起動します。自動的に開始されません。
無効
フォルダ監視発行機能を利用しません。「開始」ボタンを押しても起動ができなくなります。
OS起動時に自動的に開始されない場合
スタートアップの種類を「自動」に設定しても、OSの起動タイミングによってフォルダ監視が開始されないことが確認されています。「自動」で起動に失敗する場合は、スタートメニューから「Windows管理ツール」の「サービス」を選択し、「SATO MLV6 MLWatch」のプロパティを開いて、「スタートアップの種類」を「自動(遅延開始)」に変更してください。
セットファイルでデータ作成完了を監視する
データファイルが追加で書き込みされる場合や、作成中・転送中にファイルが取り込まれるのを防ぐ必要がある場合は、データ作成完了を示すセットファイルを使用してください。
-
「MLウォッチ設定ツール」の「詳細設定」をクリックします。
「詳細設定」の設定項目が表示されます。
-
「セットファイルを使用する」にチェックを入れ、拡張子を入力します。
-
「ファイル」メニューの「保存」をクリックします。
サービス動作中(フォルダ監視中)の場合は、以下のダイアログが表示されます。
「はい」をクリックしてサービスの再起動を行い、設定を反映させます。
この設定を行うと、監視フォルダにデータファイルのみを置いても発行されません。 |
フォルダ監視発行のログの出力内容
ログはイベントログにて確認可能です。
-
ログ名とイベントソース名
イベントログ名:SATO MLV6 MLWatch | |
---|---|
イベントソース名 |
内容 |
SATO MLV6 MLWatch |
サービス状態遷移(開始、停止など) |
SATO MLV6 MLWatch Folder |
フォルダ監視中の動作ログ |
SATO MLV6 MLWatch Folder PrintHistory |
フォルダ監視の発行履歴 |
-
サービス開始・終了ログ(SATO MLV6 MLWatch)
# | メッセージ | 補足情報 | レベル |
---|---|---|---|
1 |
SATO MLV6 MLWatchを開始しました。 |
ログレベル設定に関係なく出力 |
- |
2 |
SATO MLV6 MLWatchは正常に停止しました。 |
ログレベル設定に関係なく出力 |
- |
3 |
SATO MLV6 MLWatchの開始に失敗しました。 |
- |
-
アプリケーション起動ログ(SATO MLV6 MLWatch)
# | メッセージ | レベル |
---|---|---|
1 |
ライセンス認証に失敗しました。起動用のアダプタをセットしてください。 |
警告 |
設定ファイルエラー:設定ファイルが壊れている可能性があります。弊社の担当販売員までお問合せください。 |
||
2 |
アプリケーション起動時の共通設定ファイルの読み込みに失敗しました。 |
エラー |
3 |
アプリケーション起動時のアプリケーション管理の生成に失敗しました。 |
エラー |
4 |
アプリケーション起動時の保守設定ファイルの読み込みに失敗しました。 |
エラー |
5 |
アプリケーション起動時の保守設定ファイルが存在しません。 |
エラー |
6 |
MLウォッチ構成ファイルの設定が不正です。 |
エラー |
7 |
MLウォッチ構成ファイルの読み込みに失敗しました。 |
エラー |
8 |
アプリケーション起動時のMLウォッチ設定ファイルの設定が不正です。 |
エラー |
9 |
アプリケーション起動時のMLウォッチ設定ファイルの読み込みに失敗しました。 |
エラー |
10 |
アプリケーション起動時のインシデント管理の生成に失敗しました。 |
エラー |
11 |
アプリケーション起動時のフォルダー監視管理の生成に失敗しました。 |
エラー |
12 |
アプリケーション起動時のウィンドウ管理の生成に失敗しました。 |
エラー |
サービス再起動エラー:特定条件によりサービスが停止した際に記録されます。自動で再起動します。 |
||
13 |
MLウォッチのハンドル数が規定値に達したため、MLウォッチのサービスを終了します。 |
エラー |
14 |
システムのメモリ使用率が規定値に達したため、MLウォッチのサービスを終了します。 |
エラー |
例外エラー:通常は発生しません。弊社の担当販売員までお問合せください。 |
||
15 |
予期せぬインシデントが発生しました。 |
エラー |
-
フォルダー監視ログ(SATO MLV6 MLWatch Folder)
# |
メッセージ |
レベル |
詳細 |
||
1 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルのバックアップに失敗しました。 |
警告 |
バックアップフォルダにデータファイルをコピーする際にエラーが発生しています。セキュリティソフトでリアルタイムにファイルアクセスが監視されている場合は、例外設定にバックアップフォルダ * を登録してください。 |
||
2 |
監視実行中のフォルダーのバックアップファイルの削除に失敗しました。 |
警告 |
バックアップフォルダからデータファイルを削除する際にエラーが発生しています。ファイルがロックされていなかい、Windowsサービスにバックアップフォルダ * でファイルを削除する権限があるかご確認ください。 |
||
3 |
監視実行中のフォルダー番号のバックアップファイルの削除対象ファイルの取得に失敗しました。 |
警告 |
バックアップフォルダからファイル情報の取得でエラーが発生しています。Windowsサービスにバックアップフォルダ * でファイルを削除する権限があるかご確認ください。 |
||
4 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、レイアウト判別データに合致する判別キーが見つかりませんでした。 |
警告 |
レイアウト判別の項目に指定されたデータが、判別キーと一致しません。正しいデータが指定されているかデータファイルを確認してください。 |
||
5 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、レイアウト判別結果のレイアウトファイルの読み込みに失敗しました。 |
警告 |
レイアウト判別で設定されているレイアウトファイルのパスにファイルが存在しているか、読み取りが可能か確認してください。 |
||
6 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、出力先判別データに合致する判別キーが見つかりませんでした。 |
警告 |
出力先判別の項目に指定されたデータが、判別キーと一致しません。正しいデータが指定されているかデータファイルを確認してください。 |
||
7 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、出力先判別結果のプリンタキャプションが存在しません。 |
警告 |
出力先判別で設定されている出力先(プリンタドライバ)が存在しているか、利用可能な状態か確認してください。 |
||
8 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、データファイルの書式がMLファイルの設定と一致していません。 |
警告 |
取り込んだデータファイルのファイル書式が設定と異なります。レイアウトファイルが固定の場合はレイアウトファイルの「ファイル形式設定」をご確認ください。レイアウトファイルをデータで指定する場合は、「MLメンテナンス」の「監視設定」をご確認ください。 |
||
9 |
監視実行中のフォルダー番号のデータファイルの解析に失敗しました。 |
警告 |
データファイルの解析でエラーが発生しています。データファイルがロックされていないか確認してください。セキュリティソフトでリアルタイムにファイルアクセスが監視されている場合は、例外設定に該当の監視フォルダを登録してください。 |
||
10 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、固定出力先のプリンタキャプションが存在しません。 |
警告 |
監視設定で設定した出力先(プリンタドライバ)が存在しません。再度設定を行ってください。 |
||
11 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの解析時に、MLファイルに設定されているプリンタキャプションが存在しません。 |
警告 |
監視設定で設定したレイアウトファイルに設定されている出力先(プリンタドライバ)が存在しません。再度設定を行ってください。 |
||
12 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの移動に失敗しました。 |
警告 |
データファイルを一時ファイルへ移動する際にエラーが発生しています。セキュリティソフトでリアルタイムにファイルアクセスが監視されている場合は、例外設定に監視フォルダと「MLウォッチ設定ツール」 * を登録してください。 |
||
13 |
監視実行中のフォルダーのセットファイルの削除に失敗しました。 |
警告 |
セットファイルの削除でエラーが発生しています。Windowsサービスにセットファイルを削除する権限があるかご確認ください。セキュリティソフトでリアルタイムにファイルアクセスが監視されている場合は、例外設定に監視フォルダを登録してください。 |
||
14 |
監視実行中のフォルダーでアプリケーション起動時と異なる出力先プリンタキャプションが指定されています。 |
警告 |
フォルダ監視実行中に監視設定を変更した場合は、サービスを再起動してください。 |
||
15 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの更新日時の取得に失敗しました。 |
警告 |
データファイルの情報の取得でエラーが発生しています。Windowsサービスにデータファイルの情報を取得する権限があるかご確認ください。セキュリティソフトでリアルタイムにファイルアクセスが監視されている場合は、例外設定に監視フォルダを登録してください。 |
||
16 |
監視実行中のフォルダーのファイル検索に失敗しました。 |
警告 |
監視フォルダからファイル情報の取得でエラーが発生しています。Windowsサービスに監視フォルダの情報を取得する権限があるかご確認ください。 |
||
17 |
監視実行中のフォルダーのファイル検索でセットファイルの配置有無の確認に失敗しました。 |
警告 |
監視フォルダからファイル情報の取得でエラーが発生しています。Windowsサービスに監視フォルダの情報を取得する権限があるかご確認ください。 |
||
18 |
監視実行中のフォルダーの設定値が不正です。 |
警告 |
監視設定の内容に誤りがあります。設定を再度ご確認ください。 |
||
19 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの印刷時に、カラープリンタレイアウトが指定されています。 |
警告 |
カラープリンタレイアウトの発行はStandard版、Lite版では利用できません。Plus版、またはEnterprise版が必要です。 |
||
20 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの印刷時に、アプリケーション起動時と異なる出力先プリンタキャプションが指定されています。 |
警告 |
フォルダ監視実行中に監視設定を変更した場合は、サービスを再起動してください。 |
||
21 |
監視実行中のフォルダーのデータファイルの印刷時に、(操作内容)に失敗しました。 |
警告 |
例外エラ-です。(操作内容)に該当する内容で対応が不明な場合は、弊社の担当販売員へご連絡ください。 |
||
22 |
監視実行中のフォルダーの発行履歴の出力に失敗しました。 |
警告 |
イベントログに発行履歴ログを出力する際にエラーが発生しています。イベントビューアでログ「SATO MLV6 MLWatch」が存在しているか、イベントログへのアクセス権に制限がないか確認してください。 |
-
発行履歴ログ(SATO MLV6 MLWatch Folder PrintHistory)
メッセージ | レベル |
---|---|
|
情報 |
1 == 発行した日付(yyyy/MM/dd) |
* 「MLデザイン」の入力項目オブジェクトの設定で、履歴保存対象が「有効」になっている項目の入力値です。複数の項目がある場合は、末尾にタブ区切りで連結して出力します。
3.6. ODBCデータ取込み
ODBCデータ取込みとは、データベースにODBCを介して接続し、発行に必要な情報を取得する機能です。
既存のデータベースを利用する場合や、データファイルの一部を加工して取り込む場合に有効活用できます。
ODBCドライバを設定する
ODBC接続で利用するデータファイルとODBCドライバを作成します。
ここでは下記のCSV形式のファイルを例に説明します。
ファイル名 |
社員データ.csv |
保存先 |
|
先頭にタイトル行を設けています。
ODBC接続で項目設定を行う際に利用します。
-
スタートメニューから、「Windows 管理ツール」の「ODBC データ ソース (64 ビット)」をクリックします。
「ODBC データ ソース アドミニストレーター (64 ビット)」が起動します。
-
「追加」ボタンをクリックします。
-
「Microsoft Access Text Driver (*.txt; *.csv)」を選択し、「完了」ボタンをクリックします。
ODBCドライバ(Excel、Access)が存在しない場合
MicroSoftの公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39358
その他のODBCドライバは、各メーカーから入手してください。 -
「データ ソース名」に任意の名称(ここでは「ODBC練習」)を入力し、OKボタンをクリックします。
-
一覧に追加されたら、ODBCドライバの作成完了です。
ODBC接続を設定する
「MLプリント」画面でデータを取り込むためのODBC接続の設定をします。
-
「MLプリント」を起動して、レイアウトを開きます。
-
「ODBC」の下の ▼ をクリックし、「ODBC接続設定」を選択します。
-
「ODBC接続設定」画面が表示されたら、「接続」ボタンをクリックします。
-
「データ ソースの選択」画面が表示されたら、「コンピューター データ ソース」タブを開き、「ODBC練習」を選択して、OKボタンをクリックします。
-
「フォルダーの選択」画面が表示されたら、データファイル「社員データ.csv」を保存したフォルダを選択し、OKボタンをクリックします。
-
リストにデータファイル「社員データ.csv」が表示されます。
-
入力項目と関連付けるフィールド名を指定します。
(フィールド名はデータファイルのタイトル行が自動で取得されます。)
レイアウトファイルの
入力項目名データファイルの
フィールド名社員番号
Number
部署名
Department
氏名
Name
-
抽出条件を指定して、OKボタンをクリックします。
-
抽出条件
入力した社員番号に該当するデータ(部署名と氏名)を取得する場合は次のように設定します。
フィールド名
Number
種類
数値
比較条件
=
比較対象
入力項目
比較データ
社員番号
-
-
設定が完了したら、OKボタンをクリックします。
ODBCから呼び出す
「MLプリント」からODBC接続でデータを呼び出します。
-
「社員番号」に「9990」を入力し、「ODBC」をクリックします。
-
「社員データ.csv」から「社員番号」が「9990」の「部署名」と「氏名」が呼び出されます。
自動でODBCデータ呼び出しを行う
抽出条件を指定している場合に、特定の入力項目の入力が完了したら、自動的にODBCデータ呼び出しを実行する機能があります。
「ODBC」をクリックする1手間を減らすことができます。
-
「ODBC」の下の ▼ をクリックし、「ODBC接続設定」を選択します。
-
「自動呼び出し設定」にある「データ入力後に自動でODBCを呼び出す」にチェックを入れ、連動させる入力項目を指定して、OKボタンをクリックします。
-
「社員番号」を入力し、Enterキーを押すと、自動的に「ODBCデータ呼び出し」が実行されて、データが反映されます。
ODBC接続でデータを全件取り込む
ODBC接続設定で抽出条件を指定していない場合は、「ODBC」をクリックするだけで全件取り込むことができます。
-
「ODBC」の下の ▼ をクリックし、「ODBC接続設定」を選択します。
-
抽出条件を指定している場合に全件取込みを行うには「ODBC接続設定」画面の「取り込み対象」で抽出条件の「種類」を「文字」、「比較条件」を「like」に設定し、OKボタンをクリックします。
-
発行画面で比較データの入力項目に「%」を入力することで、全件取込みが可能です。
ODBCデータ取込みを実行すると、以下のようにデータファイルのレコード毎にページに分割されて取り込まれます。
行部が存在するレイアウトの場合は、ヘッダ情報が共通するデータは1ページにまとめられます。
取り込むデータを加工する
複数のフィールドに存在するデータを1つの入力項目に取り込むなどデータの加工は、SQL文を変更することで実現できます。
対象データに「Year」「Month」「Day」のフィールドが存在し、入力項目「日付」に加工したデータを取り込む場合を例に説明します。
-
変数「日付」を配置したレイアウトを「MLプリント」で開きます。
-
「ODBC」の下の ▼ をクリックし、「ODBC接続設定」を選択します。
-
「ODBC接続設定」画面の「接続」ボタンをクリックします。
-
「コンピューター データ ソース」タブを開き、「ODBC練習」を選択して、OKボタンをクリックします。
-
「フォルダーの選択」画面でデータファイルのあるフォルダを選択し、OKボタンをクリックします。
-
「入力項目」が「日付」の行の「フィールド名」で「Data」を入力し、「SQL表示」ボタンをクリックします。
-
「SQL表示」画面で、SQL文の「SELECT」と「FROM」の間に下記の値を入力します。
書式 内容 "(フィールド名)"
取り込み対象のフィールド名を指定します。
(A) & (B)
文字列を結合します。
'(固定値)'
固定値を入力します。
(A) AS (B)
(A)の値を(B)として扱います。
上記のSQL文は「Year」「Month」「Day」から取得したデータを「/」で連結して、フィールド名「Data」として扱うという意味になります。
-
「テスト実行」を押して、日付が取り込めれば設定完了です。
3.7. Excelデータ取込み
Excelデータ取込みとは、Excelファイルからデータの取り込みを行い、発行に必要な情報を取得する機能です。
ファイル形式は xls、xlsx が利用可能です。 MLV6アプリケーションバージョン Ver.6.0.3.0以上、フォーマットファイルバージョン Ver.3以上で利用可能です。 |
Excel接続を設定する
「MLプリント」画面でデータを取り込むためのExcel接続の設定をします。
ここでは下記のExcelファイルを例に説明します。
ファイル名 |
社員データ.xlsx |
保存先 |
|
先頭にタイトル行を設けています。
Excel接続で項目設定を行う際に利用します。
-
社員番号、氏名、部署名を印字するレイアウトを作成し「MLプリント」で開きます。
-
「Excel」の下の ▼ をクリックし、「Excel接続設定」を選択します。
-
「Excel接続設定」画面が表示されたら、「ファイル名」右端の「…」ボタンをクリックして、取り込むファイルを指定します。
-
ファイル名が表示されると「テーブル名」にExcelファイルのシート名が表示されます。
-
入力項目と関連付けるフィールド名をプルダウンから選択します。
レイアウトファイルの
入力項目名データファイルの
フィールド名社員番号
Number
部署名
Department
氏名
Name
-
設定が完了したら、OKボタンをクリックします。
Excelから呼び出す
「MLプリント」からExcel接続でデータを呼び出します。
-
「Excel」をクリックします。
-
「社員データ.xlsx」からデータが呼び出され、入力画面に表示されます。
発行画面起動時に自動でExcelデータ呼び出しを行う
MLプリントでレイアウトを開いた場合に、自動的にExcelデータ呼び出しを実行する機能があります。 「Excel」をクリックする1手間を減らすことができます。
-
「Excel」の下の ▼ をクリックし、「Excel接続設定」を選択します。
-
「自動呼び出し設定」にある「発行画面起動時に自動でExcelを呼び出す」にチェックを入れ、OKボタンをクリックして設定を完了し、MLプリントを終了します。
-
MLプリントを起動してレイアウトを開くと、自動的に「Excelデータ呼び出し」が実行されて、データが反映されます。
入力値に該当するデータのみの呼び出しを行う
抽出条件を指定することで、入力値に該当するデータのみをExcelデータから呼び出すことができます。
入力値によるデータ呼び出しを行う場合は、抽出条件に使用する入力項目をヘッダ部に配置します。 |
-
「Excel」の下の ▼ をクリックし、「Excel接続設定」を選択します。
-
「抽出条件を指定」をクリックし、以下のように設定を行いOKボタンをクリックします。
フィールド名
Number
種類
数値
比較条件
=
比較対象
入力項目
比較データ
社員番号
-
「社員番号」を入力し「Excel」ボタンをクリックすると該当するデータが表示されます。
入力完了時に自動でExcelデータ呼び出しを行う
抽出条件を指定している場合に、特定の入力項目の入力が完了したら、自動的にExcelデータ呼び出しを実行する機能があります。 「Excel」をクリックする1手間を減らすことができます。
-
「Excel」の下の ▼ をクリックし、「Excel接続設定」を選択します。
-
「自動呼び出し設定」にある「データ入力後に自動でExcelを呼び出す」にチェックを入れ、連動させる入力項目を指定して、OKボタンをクリックします。
-
「社員番号」を入力し、Enterキーを押すと、自動的に「Excelデータ呼び出し」が実行されて、データが反映されます。
4. 便利な機能
4.1. 税計算機能
入力した金額に対して税計算を行い、「税込み」「税引き」「外税」「内税」のいずれかの値を出力できる機能です。
「内税」と「外税」は、価格に税が含まれているか否かで呼び方が変わります。
例えば、税率8%、1円未満を切り捨てと仮定した場合、価格表示の「100円」に税が含まれていると「7円」が税(内税)で「93円」が本体価格ということになります。逆に「100円」に税が含まれていない場合、この本体価格に税率をかけた「8円」が税(外税)で「108円」が税込価格となります。
税計算の種類と税金に対する処理
税込み |
指定税率にて外税を求め、入力値に加算します。 |
税引き |
指定税率にて内税を求め、入力値から減算します。 |
外税金 |
指定税率にて外税を求めます。 |
内税金 |
指定税率にて内税を求めます。 |
1円未満 |
対象となる位を1円未満とします。 |
1円の位 |
対象となる位を1円の位とします。 |
10円の位 |
対象となる位を10円の位とします。 |
100円の位 |
対象となる位を100円の位とします。 |
1000円の位 |
対象となる位を1000円の位とします。 |
切り捨て |
対象となる位に対して切り捨て処理を行います。 |
切り上げ |
対象となる位に対して切り上げ処理を行います。 |
四捨五入 |
対象となる位に対して四捨五入処理を行います。 |
五捨六入 |
対象となる位に対して五捨六入処理を行います。 |
* 税編集で求めた結果に対する端数処理ではなく、税額に対する端数処理です。
ユーザー税率 |
「MLメンテナンス」で設定した税率を使用します。 |
固定値 |
変数の編集画面で直接入力した値を税率とします。 |
変数値 |
入力変数に指定した値を税率とします。 |
税編集の設定 | 入力 | 税金 | 編集後税金 | 最終的な出力 |
---|---|---|---|---|
種類:外税金 |
19899 |
1591.92 |
1591 |
1591 |
種類:税込み |
19899 |
1591.92 |
1591.92 |
21490.92 |
種類:内税金 |
2955 |
268.63… |
269 |
269 |
種類:税引き |
2955 |
268.63… |
270 |
2655 |
税率を設定する
ユーザー税率の設定を行います。
-
スタートメニューから、「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択して、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「税率設定」をクリックして、消費税率設定画面を表示します。
-
「表示名」と「税率」を入力し、OKボタンをクリックします。
税率は20パターンまで登録できます。
以上で税率の設定は完了です。
税編集を設定する
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択し、MLデザインを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「入力」をクリックし、「税編集」の「設定内容」欄をクリックし、項目を以下のように設定してから、「OK」をクリックします。
種類
税込み
計算方法
切り捨て
単位
1円未満
税率
消費税 8%
-
「変数名」を入力し、「桁数」を設定してから、「OK」をクリックします。
-
作成した変数をレイアウト上に配置します。
変数で設定した「税編集」は、印刷結果に反映されます。
発行画面での表示設定
発行画面での表示の設定を行います。
-
MLデザインでレイアウトを開きます。
-
「入力定義」タブをクリックして、表示を切り替えます。
-
項目を選択し、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で「編集表示」ボックスをクリックします。
-
「編集表示」画面が開いたら、「編集表示を行う」にチェックを入れます。
-
「編集表示を行う」にチェックを入れ、「編集設定」項目の「税編集」の「設定内容」列にある ▼ をクリックし、以下の画面のように設定します。
「税編集を行う」にチェックを入れ、「種類:税込み」「計算方法:切り捨て」「単位:1円未満」「税率:消費税 8%」と設定して、「OK」をクリックします。
-
「カンマ編集」「通貨編集」「桁寄せ編集」も以下のように設定します。
-
設定が終わったら、「編集表示」画面の「OK」をクリックします。
-
レイアウトを保存して「MLデザイン」を終了します。
「MLプリント」で先ほど作成したレイアウトを開き、設定した項目にデータ入力を行うと、編集設定をした値に表示が切り替わります。
入力変数の桁数
編集表示を利用する場合、「¥
」「,
」も1桁として扱われるため、あらかじめ編集後の桁数を考慮して入力項目を作成する必要があります。
例として、本体価格「19800
」を入力して、税込み価格「¥21,384
」を表示するには、変数の桁数を7桁以上に設定する必要があります。
編集結果の表示位置
編集結果を入力フィールド内ではなく、別項目に並べて表示したい場合は、「MLデザイン」の「入力定義」タブで「編集表示」画面を開き、「編集表示位置」の「入力フィールド内に表示する」を無効にしてください。
「入力フィールド」の「右」を選ぶと、編集後が入力項目の右側に表示されます。
4.2. 日付や時間の入力
発行開始時に日付の確認を促す
MLプリントを起動した際に「基準日付」の設定画面を表示するように設定できます。
-
MLプリントを起動し、「ファイル」メニューの「オプション」をクリックします。
-
「その他」をクリックし、「起動設定」の「基準日付を設定する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
-
次回起動時から、「MLプリント」の起動時に「基準日付」の設定画面が表示されるようになります。
基準日付に時間を表示する
「基準日付」は、通常は日付のみの表示ですがMLメンテナンスの設定により「基準日付」に時刻も表示するように設定できます。
-
MLメンテナンスを起動します。
-
「基準日付」をクリックし、「基準日付で時刻を指定する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
この設定を行うと、「基準日付」の欄に時刻も表示されるようになります。
-
設定前
-
設定後
日付データを呼出し時に今日の日付に更新する
保存データを呼び出した際に、日付入力の項目を今日の日付に置き換えるように設定できます。
-
MLプリントを起動し、「ファイル」メニューの「オプション」をクリックします。
-
「データ呼び出し時の入力日付の置換設定」で「基準日付に置き換える」を選択し、「OK」をクリックします。
このデータを保存して次回呼び出した際には、「基準日付」に自動的に置き換えされます。
-
データ保存時
-
呼び出し時(基準日付:2021年11月12日)
消費期限の表示を自動的に「日付」「別途記載」で切り替える
「条件印字」機能を使用することで「別途記載」を指定した際に日付を印字しないように設定できます。(「別途記載」が未入力の場合は日付を印字する。)
-
MLデザインで、日付を表す「加算日数」と「別途記載」の変数オブジェクトを作成し、デザイン画面上に配置します。
-
「別途記載」の変数オブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「属性設定」にある「印字」の項目で「条件印字」を選択します。
-
「印字条件設定」画面が開いたら、「変数名」で「別途記載」の変数を選択し、「判定内容」は「データあり」を選択してから、「OK」をクリックします。
「判定内容:データあり」とは、「別途記載」の変数にデータがある場合に、「別途記載」は印字されるという設定になります。
-
同様に、「加算日数」の変数オブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「属性設定」にある「印字」の項目で「条件印字」を選択します。
-
「変数名」で「別途記載」の変数を選択し、「判定内容」は「データなし」を選択してから、「OK」をクリックします。
「判定内容:データなし」とは、「別途記載」の変数にデータがない場合に、「加算日数」は印字されるという設定になります。
-
「ホーム」リボンの「テスト発行」をクリックし、データを入力して確認します。
「別途記載」が未入力の場合は日付が表示されます。
「別途記載」にデータ(文字)が入力されている場合は、日付が消え、「別途記載」が表示されます。
-
デザイン画面で2つのオブジェクトを重ねて配置します。
日付入力時に過去の日付はエラーにする
入力チェックの日付範囲の設定を行うことで、指定した範囲外の日付が入力された際にエラーにすることが可能です。
誤った日付でラベルを発行してしまう失敗を防げます。
-
MLデザインで日付入力項目が配置されたレイアウトを開き、「入力定義」の画面を表示します。
日付入力項目は、「変数設定」画面で日時変数を作成するときに、「発行時に入力する」にチェックを入れることで作成できます。
-
日付入力の項目(ここでは「製造日」)を選択し、「プロパティ」ウィンドウの「入力チェック」ボックスをクリックします。
-
「入力チェック」画面が表示されたら、「入力チェックを行う」にチェックを入れ、「その他チェック種別」で「日付範囲」を選択します。
「日付範囲」を選択すると、下の「詳細設定」に設定項目が追加表示されます。
-
「詳細設定」の各項目を設定し、「OK」をクリックします。
設定例
例として、「対象日付」で「入力値(システム日付と比較)」を選択します。
過去の日付を許可しない場合は、「下限チェックを行う」にチェックを入れ、「オフセット」は変更せず年、月、日を「0」のままにします。
11日以上先の日付を許可しない場合は「上限チェックを行う」にチェックを入れ、「オフセット」は、「経過方向:未来」、「経過日時」の「日」に「10」を設定します。 -
「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックし、「発行時動作設定」画面を開きます。
-
「入力設定」をクリックし、「入力時にデータのチェックを行う」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
以上で設定は完了です。
「MLプリント」などの発行画面で、範囲外の日付を入力してEnterキーで確定するとエラーメッセージが表示されます。
Enterキーを押下せずに「発行」ボタンを押した場合も表示されます。
MLデザインのテスト発行機能でも、日付の設定範囲を確認できます。 |
基準日付の変更を制限して誤印字を防止する
基準日付の変更可能な範囲を設定することができます。
消費期限ラベルの事前発行などで基準日付を変更する際に、設定した範囲外の日付が選択された際にエラーにすることが可能です。
誤った日付でのラベル発行を防ぎます。
-
MLメンテナンスを起動します。
-
「基準日付」をクリックし、「基準日付の変更時に日付の下限チェックを行う」と「基準日付の変更時に日付の上限チェックを行う」にチェックを入れて設定します。
当日から3日後までの変更を許可する場合の設定例
「下限チェックを行う」にチェックを付け、年、月、日を「0」のままにします。
「上限チェックを行う」にチェックを付け、日に「3」を設定します。 -
「MLプリント」などの発行画面で基準日付の設定を開き、設定範囲外の日付を指定すると警告メッセージが表示されます。
基準日付の表示は変更されますが、発行指示を行った際にも警告メッセージが表示され発行することはできません。
4.3. GS1-128の作成
「GS1-128」は商品管理、物流管理、業務管理等、企業間商取引システムの中で、様々な管理データにアプリケーション識別子(AI)を付加した構成のCODE128(バーコード)です。
「GS1-128作成機能」とは、アプリケーション識別子(AI)を一覧から選び、印字する変数との紐付けを行うことで容易にGS1-128が作成できる機能です。
MLV6では、「解説文字のアプリケーション識別子(AI)へのカッコ自動表記」「バーコードが最も短くなるようコードタイプの自動切換え」「入力の桁数・及び入力値チェック機能」など、便利な機能が多数搭載されています。
GS1-128 変数を作成する
バーコードに組み込む為のデータを作成します。
今回は、「商品コード」「品質保持期限」「数量」「ロットNo.」を含むGS1-128バーコードを作成する場合を例に説明します。
カスタム構成
-
商品コードのAIを組み込みます。
AIの項目欄をクリックすると一覧が表示されます。
-
いずれかの値を選択すると、そのAIの書式、分類、説明が表示されます。
AIの「書式」については、次の決まりが有ります。
入力文字として「n」は数値、「a」は英字、「an」は英数字が利用可能であることを示します。
記号の後の数値は入力可能な桁数を示し、「…」は桁数が可変になることを示します。
上記の例「n3+an…30」は、数値が固定3桁と英数字が可変30桁で入力可能なことを示します。 -
1行目の「AI」は「01」、「種類」は「変数」を選び、「データ」は「商品コード」を指定します。
-
同様の操作で必要なAIとデータをすべて設定します。
各変数とAIの組み合わせは次の通りです。
AI 変数 01
商品コード
17
品質保持期限
30
数量
10
ロットNo.
-
設定が終わったら、「変数名」に「GS1-128」と入力し、「OK」をクリックします。
以上で、バーコードに組み込む変数の作成完了です。
この変数をバーコードに組み込むため、「GS1-128のレイアウトを作成する」へお進みください。
定型パターン構成
「構成」の定型パターンには、「カスタム」以外に以下の設定があります。
-
医療-ロットNo.
-
医療-シリアル番号
-
食肉標準-基本バーコード
-
食肉標準-補助バーコード
-
食肉標準-明細バーコード
選択した定型パターンに応じて、AIと変数が自動作成されます。
自動生成された変数を、あらかじめ作成しておいた変数に変更することもできます。
右側の「上へ移動」と「下へ移動」を使うことで、項目順序の入れ替えも可能です。
「構成」で「食肉標準-補助バーコード」を選択した場合のみ、以下の画面が表示されます。 |
GS1-128のレイアウトを作成する
登録した変数「GS1-128」を組み込んだバーコードをレイアウト上に配置します。
-
「オブジェクト」ウィンドウの「バーコード」をクリックし、デザイン画面上の配置したい場所をクリックします。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、データの種類を「変数」にします。
-
変数名ボックスをクリックし、作成したGS1-128用の変数を選択します。合わせて、「バーコード設定」の「種類」を「GS1-128(UCC/EAN128)」、「解説文字付加」は「あり」、「倍率」は2倍以上に設定します。
バーコードが、GS1-128の構成に切り替わります。
作成したバーコードを印字して、スキャナで読み取れるか確認してください。
バーコードが読めない場合、バーコードの倍率を大きくすると解消できることがあります。
4.4. GS1 DataBar・GS1合成シンボル印字機能
GS1 DataBar及びGS1合成シンボルを印字するための機能です。
GS1 DataBar及びGS1合成シンボルを利用する場合は、動作モードをアドバンスモードに変更してください。 |
GS1 DataBar・GS1合成シンボルレイアウトを設計する
GS1 DataBar指定
-
MLデザインで、「オブジェクト」ウィンドウの「バーコード」をクリックし、デザイン画面上にバーコードオブジェクトを配置します。
-
バーコードオブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で、「バーコード設定」の「種類」プルダウンボックスをクリックします。
作成可能なバーコードの種類が表示されます。「GS1 DataBar ・・・」で始まる名称がGS1 DataBarとして使用できます。
-
印字するバーコード種類を選択し、1次元バーコード部の仕様に沿ったキャラクタコード、桁数のデータまたは変数を指定することでGS1 DataBarが作成できます。
GS1合成シンボル指定
-
「オブジェクト」ウィンドウの「合成シンボル」をクリックしたあと、デザイン画面上をクリックして、合成シンボルオブジェクトを配置します。
-
合成シンボルオブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」にある「合成シンボル設定」の「種類」のプルダウンボックスをクリックして、バーコードの種類を選択します。
-
GS1合成シンボルの印字を指定する場合には、「データ」の「1次元」と「2次元」にコードを入力します。
設定例
1次元:0123456789012、2次元:1707100210ABC123
GS1合成シンボルでのFNC1指定
FNC1(GS)をデータとして指定する場合は、‘#’(23h)を指定してください。
GS1-128 Composite(CC-A/CC-B)及び(CC-C)のバー高さ指定
合成シンボルの種類のうち、「GS1-128 Composite (CC-A/CC-B)」および「GS1-128 Composite (CC-C)」の場合のみ、1次元バーコード部のバーの高さが指定できます。
「高さ」の値は、倍率を「1」とした場合のバーコードの高さとなります。
なお、指定できる最大値はプリンタのヘッド密度によって異なります。
ヘッド密度 | 高さ | プリンタ機種 |
---|---|---|
8本/mm |
62.5mm |
CL4NX-J 08、CT4-LX DT203など |
12本/mm |
41.7mm |
CL4NX-J 12、CT4-LX DT305など |
24本/mm |
20.85mm |
CL4NX-J 24、HA224Rなど |
バーコードの高さと倍率は、合成シンボルオブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で指定します。
設定例
高さ「5」、倍率「2」の場合、1次元バーコード部の高さは「10 mm」になります。
変数の使用について
GS1 DataBar Compositeは、シンボル変数が利用できます。
それ以外のGS1合成シンボルの場合は、結合変数を使用してください。
シンボル変数は、自動的に先頭や可変データの末尾にFNC1を付加し、AIに応じて最適なコードセットに切り替えてデータを生成します。
データに関する制限について
バーコードの種類によって指定できるデータの種類が異なりますのでご注意ください。
-
指定可能な文字
-
1次元バーコード部
バーコード種:GS1 DataBar Expanded、GS1-128 Composite
使用可能な文字:英数字、半角スペース、記号29文字
使用可能な記号:! " $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] _ ` { } ~バーコード種:上記以外のGS1 DataBar、GS1合成シンボル
使用可能な文字:数字のみ -
2次元コード部(すべて共通)
使用可能な文字:英数字、半角スペース、記号21文字
使用可能な記号:! " % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? _ #
(# は FNC1 となります。)
-
|
読み取り確認のお願い
GS1合成シンボルは種類が多く、データの構成も複雑になりますので、必ずスキャナによるデータのご確認をお願いいたします。
4.5. GS1 DataMatrix
GS1 DataMatrixとは、AI(アプリケーション識別子)を使用して、決められた書式に従って作成したデータをDataMatrixで印字したシンボルです。
結合変数を作成する
「GTIN」「保証期限日」「ロットNo.」を結合変数で作成します。
-
データを入力する変数を作成します。
以下の設定で各項目の入力変数を作成します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックし、「変数設定」画面で「結合」を選択します。
-
1行目の「種類」欄で「固定」を選択し、「データ」欄に「01」を入力します。
-
2行目の「種類」欄で「変数」を選択し、「データ」欄で「GTIN」を選択します。
-
同様の手順で、3行目以降を以下のように設定します。
-
「各項目の末尾のスペースを取除き桁数を減らす」にチェックを入れ、変数名に「GS1 DataMatrix」と入力し、「OK」をクリックします。
以上で変数作成は完了です。
可変桁の末尾にFNC1を設定する場合
可変桁のAIの後に別のAIを指定する場合は、データセパレータのFNC1を指定する必要があります。
結合変数の「変数設定」画面を開き、「種類」で「キャラクタ」を選択し、「データ」欄をクリックします。
表示される「キャラクタ選択」画面で、「コード種類」で「シンボル」を選び、一覧から「GS1 DataMatrix - FNC1」を選択することでFNC1が利用できます。
GS1 DataMatrixオブジェクトを作成する
シンボル変数を2次元コードオブジェクトに設定して、GS1 DataMatrixを印字します。
-
「オブジェクト」ウィンドウで「2次元コード」をクリックし、デザイン画面上をクリックして、2次元コードオブジェクトを配置します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」にある「2次元コード設定」の「種類」で「GS1データマトリックス(ECC200)」を選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「詳細設定」を開き、「横セルサイズ」と「縦セルサイズ」を「5」(dot)に設定します。
-
「ローカル変数一覧」にある結合変数を、デザイン画面上の2次元コードオブジェクトにドラッグ&ドロップします。
以上で2次元コードオブジェクトの作成は完了です。
MLプリントでレイアウトを開き、GTIN、保証期限日、数量、ロットNo.が格納されたGS1 DataMatrixが印字されるか、実際に発行して確認を行ってください。
2次元コード表示例
・GTIN:04993191000002
・保証期限日:201231
・ロットNo.:A0123
を入力した場合は以下のようになります。
GS1の規格に従っているかは、「GS1 Japan Scan アプリ」で簡易チェックすることが可能です。 |
4.6. バイナリ情報設定機能(二次元コード)
バイナリ情報とは文字では表現できないキャラクタのことで、2次元コードではこれらを表現して利用することができます。
このような、バイナリ情報を付加した各種シンボルの印字を可能とするのがバイナリ情報設定機能です。
バイナリ情報設定を利用する場合は、動作モードをアドバンスモードに変更してください。 |
例えば、原材料メーカなどではQRコードにバイナリ情報を付加して、トレーサビリティシステムを実現している事例があります。
以下はそのQRコード仕様の一例になります。
ここでは具体的な設定方法を記載しておりますが、内容は以下のQRコード仕様に基づき記載しています。
表示シンボル:QRコード
格納データ :[)>【RS】05【GS】01(GTIN)【GS】17(保証年月日)【GS】11(製造年月日)【GS】10(ロット番号)【GS】412(GLN)【RS】【EOT】
以下がバイナリ情報になります。
・【RS】 レコードセパレータ(1E)
・【GS】 グループセパレータ(1D)
・【EOT】 メッセージトレーラ(04)
バイナリ情報設定のレイアウトを設計する
結合変数で作成する
QRコードで利用するために、各項目を1つにまとめた結合変数を作成します。
-
データを入力する変数を作成します。
以下の設定で各項目の入力変数を作成します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックし、「変数設定」画面で「結合」をクリックします。
-
1行目は「種類」欄で「固定」を選択し、「データ」欄に「
[)>
」を入力します。 -
2行目は「種類」欄で「キャラクタ」を選択し、「データ」欄の「…」をクリックします。
-
「コード種類」は「ASCIIコード」のままで、一覧から「RS - 1E - レコード・セパレータ」を選択し、「OK」をクリックします。
「変数設定」画面には、以下のように表示されます。
-
同様の手順を繰り返し、バイナリ情報と入力項目を組み合せてデータを作成したら、「変数名」を入力し、「OK」をクリックします。
-
デザイン画面で2次元コードオブジェクト(QRコード)を選択し、「プロパティ」ウィンドウで「変数」を選択し、「変数名」に作成した結合変数を設定します。
固定変数で作成する
固定変数を使って、QRコードを作成します。
-
データを入力する変数を作成します。
以下の設定で各項目の入力変数を作成します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックし、「変数設定」画面で「固定」をクリックします。
-
バイナリ情報を固定変数で作成するため、「種類」で「16進文字コード」を選択し、データ入力欄に16進数の文字列を入力します。
ここではレコードセパレータを「1E」で入力し、識別しやすいように変数名を「レコードセパレータ(RS)」に設定しています。
-
変数の作成が完了すると「ローカル変数一覧」ウィンドウに追加されます。
-
引続き同様の手順で、必要な変数を作成していきます。
-
QRコードで利用するための結合変数を作成し、以下のように設定します。
-
デザイン画面で2次元コードオブジェクト(QRコード)を選択し、「プロパティ」ウィンドウで「変数」を選び、「変数名」に作成した結合変数を設定します。
4.7. 履歴ファイル
履歴ファイルは、レイアウトおよび振分発行の発行履歴と、カウンタ項目の値をカウント履歴として蓄積したファイルです。
蓄積させたデータはテキスト形式ですので、Excel等に取り込んで編集することができます。
履歴ファイルの保存先を設定する
発行履歴の保存先を設定します。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「発行履歴」をクリックし、各発行履歴の「出力先フォルダー」を必要に応じて変更します。
「名前を付けて保存」をクリックすると、既存の履歴ファイルを別名で保存することができます。
「クリア」をクリックすると、保存している発行履歴をクリアします。
履歴ファイルを作成する
実際のレイアウトを使い、入力項目の1つを履歴保存対象にした履歴ファルの作成を行います。
-
履歴の取得を行うレイアウトをMLデザインで開きます。
ここでは例として、「商品コード」と「商品名」の2つの入力項目を持つレイアウトを使用します。
-
入力定義画面に切り替え、履歴保存対象にしたい入力項目を選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「詳細設定」にある「履歴に保存する」にチェックを入れます。
デフォルトはチェックが入っています。
履歴に保存する、しないの設定は入力項目ごとに行う必要があります。 -
レイアウトをレイアウトファイルとして保存します。
-
発行履歴に入力項目が保存されるかを確認するため、保存したレイアウトファイルをMLプリントで開きます。
-
入力項目を入力し、「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「レイアウト発行時動作設定」画面で「その他」をクリックし、「発行履歴を出力する」または「連番履歴を出力する」にチェックが入っていることを確認し、「OK」をクリックします。
チェックが入っていない場合は、チェックを入れてください。(デフォルトではチェックが入っています。)
-
「ホーム」リボンの「発行開始」をクリックして、発行します。
-
発行後、MLメンテナンスで指定したパス(フォルダ)に保存されている履歴ファイルの内容を確認します。
左から、発行した「日付」「時間」「レイアウト(振分)名称」「発行枚数」「基準日付」、そして最後に履歴保存対象として指定した項目の値が書き込まれます。
連番履歴は、1回の発行でヘッダ部とデータ部の2行のデータで構成されます。
|
4.8. 連番を判別値毎に保存
入力データ(変数項目)の値により、連番値を判別して保存する機能です。
例としては、店舗名ごとに連番値を保存することができます。
判別項目は最大3つまで登録可能で、複数登録した場合はAND条件で判別されます。
キーと一致せずに判別できない場合は、設定外として共通の部分に連番値を保存します。
また、保存された連番値の修正は、MLプリントにて行えます。
連番変数を設定する
-
MLデザインで、判別キーとして使用する入力変数を作成します。
ここでは例として以下の変数を使用します。
変数名
判別キー
桁数
10桁
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「連番」をクリックし、「連番保存方法」で「判別値毎に保存する」を指定し、「判別値」をクリックします。
-
「項目1」に「判別キー」を指定し、「判別条件1」は「文字」を選択します。その下の「判別値設定」の入力が完了したら、「OK」をクリックします。
判別値は「ファイルから取込み」ボタンでファイルのデータを利用することも可能です。 -
レイアウトを保存して終了します。
連番保存値を修正する
連番保存値は、MLプリントで修正できます。
-
MLプリントでレイアウトを開き、「ホーム」リボンの「連番設定」をクリックします。
-
判別キーに一致しなかったデータの連番保存値が表示されます。
判別キーごとの連番保存値を修正する場合は「判別連番値設定」をクリックします。
-
設定した判別キーの値が表示され、それぞれの連番開始値を修正可能です。
4.9. オブジェクトの印字条件設定
白黒反転や罫線など、ラベルデザインを構成する各オブジェクトの印字有無を制御することができる機能です。
例えば、ラベルデザイン上の一部が入力項目の値によって白黒反転する・しないの双方のケースが存在する場合、条件を設定することで白黒反転の切り替えが可能となります。
今回は、既存のレイアウトファイルを使い、下記条件に合致した場合に部門コード(変数文字)を白黒反転させるパターンを例に説明いたします。
部門コード が 1~99 → 白黒反転する(それ以外は白黒反転しない)
(1) (2) (3)
(1)「変数」に登録
(2)「入力チェックテーブル」に印字有りの条件値を設定
(3) 白黒反転オブジェクトに印字有無の条件((1)、(2))を設定
オブジェクト印字を設定する
オブジェクトの印字条件設定に必要な事前設定
印字する・しないの切り替え設定を行うためには、MLデザインで、条件となる変数およびチェックテーブルの作成が必要になります。
ここでは、変数とチェックテーブルを条件に使用します。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選び、MLデザインを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックし、条件に使用するため、以下の変数を作成します。
変数名:部門コード、桁数:3、入力変数種類:文字
-
画面下部の「ローカルチェックテーブル一覧」タブをクリックし、「追加」をクリックしてから、条件に使用するためのチェックテーブルを作成します。
テーブル名:部門範囲
No.1 値1:1、範囲1:99、条件1:=
オブジェクト印字有無の条件設定
-
MLデザインで、変数「部門コード」と固定の文字列「部門」を以下のように、デザイン画面上に配置します。
-
「オブジェクト」ウィンドウの「白黒反転」をクリックし、白黒反転オブジェクトを「部門コード」に重ねて配置します。
このオブジェクトに印字有無の条件を付けることで、部門コードを黒字か白抜きかを切り替えます。
-
白黒反転オブジェクトをクリックし、「プロパティ」ウィンドウの「属性設定」の「印字」で「条件印字」を選択します。
「印字条件設定」画面が表示されます。
すでに「条件印字」に設定されている場合は、その横の「条件設定」をクリックすることで、「印字条件設定」画面が表示されます。
-
「変数名」に「部門コード」を指定し、「判定内容」で「指定ローカルチェックテーブルの条件を満たす」を選択します。
「判定内容」を設定すると、その下に「ローカルチェックテーブル」の項目が表示されます。
-
「ローカルチェックテーブル」の「テーブル名」で「部門範囲」を選択し、「条件」は「1」を選択します。最後に「OK」をクリックして登録します。
「印字条件設定」画面で、「変数」もしくは「条件」が設定されていない状態で「OK」をクリックすると、以下のようにエラーメッセージが表示されます。設定した上で、再度「OK」をクリックしてください。
|
オブジェクト印字を確認する
先ほど作成したレイアウトファイルをMLプリントで開き、設定した条件どおりに印字されるか、実際に発行して確認を行って下さい。
今回はチェックテーブルの条件を「1~99」にしているため、「部門コード」に「88」を入力して印字した結果は、白黒反転されます。
部門コードに「100」を入力して印字した結果は、白黒反転されません。
印字有無の判断は変数編集後の値で行います。 例として、条件設定で参照する変数に、テーブル変換編集が有効だった場合、変換後の値とチェックテーブルの値が比較されます。
上記のテーブル変換を行う変数を条件の対象として指定した場合、判別値は「目黒」「品川」「新宿」が利用されます。 |
4.10. 発行枚数計算機能
変数の値や固定値などを計算項目として任意の計算式を設定し、発行枚数を算出できる機能です。
例えば、100個ある商品を決まった数ずつ箱詰めした際の箱に貼るラベルの数などが算出できます。
100個ある商品を8個ずつ箱詰めし、箱の数分ラベルを発行したい場合、「100÷8=12余り4」となる、13箱分のラベルが必要となります。
発行枚数計算機能を活用することで、枚数を手入力することなく必要な枚数で発行できます。
発行枚数計算に使用する変数を作成する
発行枚数演算の計算対象項目に「入力値」を使用するためには、予めMLデザインで変数を作成し、「変数文字」としてレイアウト上に配置しておく必要があります。
ここでは変数を発行枚数計算の条件として使用するまでの流れを紹介します。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択し、MLデザインを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
条件に使用する変数を以下のように設定します。
変数名:個数、桁数:6、入力変数種類:文字
変数名:入数、桁数:3、入力変数種類:文字ここでは例として、「入数」のみ印字し、「個数」はラベルやタグに印字不要とします。
-
「入数」と「個数」をデザイン画面上に配置します。
発行枚数計算に使用する変数は、発行時に値を入力し計算するため、その値をラベルやタグに印字する必要が無い場合でも、「変数文字」としてレイアウト上に配置する必要があります。 -
「個数」の文字オブジェクトを選択し、「プロパティ」ウィンドウの「属性設定」にある「印字」を「印字しない」に設定します。
印字しない設定をすると、デザイン画面上の文字がグレー表示になります。
発行枚数計算の条件を設定する
「発行枚数計算に使用する変数を作成する」で作成したレイアウトに、発行枚数計算の条件設定を行います。
-
「入力定義」画面に切り替え、ヘッダ部にある「個数」「入数」項目を行部に移動させ、項目を「個数、入数、発行枚数」の順番に並べ替えます。
-
「発行枚数」項目を選択し、「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」にある「枚数計算」ボックスをクリックします。
-
「枚数計算」画面が開きますので、「発行枚数の計算を行う」にチェックを入れます。
-
「計算式」項目に式を設定します。
入力項目等から計算式を作成することが可能です。ここでは、「個数」÷「入数」の結果を切り上げた値を取得したいため、「ROUNDUP関数」を使って計算式を記述します。
「ROUNDUP関数」では、「引数」として、切り上げ処理をする値を指定します。今回切り上げ処理をしたいのは「個数」÷「入数」の計算結果の値なので、「引数」にはこの「個数」÷「入数」という計算式をセットする必要があります。
計算式を「引数」として手で入力すると、記述にミスなどが発生しやすいため、一度「計算式」の項目に「入力項目」で変数を選択して「個数」÷「入数」の計算式をセットし、その計算式をコピーすると、ミスも少なく設定が可能です。 -
入力項目で変数「個数」を選択し、「項目に挿入」をクリックします。
「計算式」に「[個数,1,6]」が入ります。
-
「計算種類」の「÷」をクリックします。
カーソル位置に「/」が入力されます。
-
変数「入数」を選択し、「項目の挿入」をクリックします。
「計算式」に「[入数,1,3]」が入ります。
「ROUNDUP関数」の引数に入れる計算式が完成です。
-
計算式の内容を全選択し、右クリックして表示されるメニューから「切り取り」を選択します。
-
「関数」のプルダウンから「切上げ」を選択し、「関数の挿入」をクリックします。
-
「関数挿入」画面が表示されますので、「数値」に先ほど切り取りした計算式を貼り付け、「桁数」に「0」と入力し、「OK」をクリックします。
-
計算式に以下のような計算式がセットされます。「テスト」をクリックし、「計算式テスト」画面を表示します。
-
「個数」に「100」、「引数」に「8」と入力し、「テスト実行」をクリックします。
「計算結果」に「13」と表示されたら正常です。
確認が終わったら「閉じる」をクリックします。 -
「枚数計算」画面に戻ったら、「OK」をクリックし、「枚数計算」の設定を完了します。
-
以下のメッセージが表示されたら、「発行枚数」項目を計算に使用しない場合は「はい」を選択します。
-
設定が完了すると、入力項目の「発行枚数」の右隣に「実発行枚数」項目が表示されます
-
レイアウトを保存したら、MLプリントで開き、入力項目に値を入力して「実発行枚数」項目に正しい演算結果の値がセットされるかを確認します。
条件例100個ある商品を8個ずつ箱詰めし、箱の数分ラベルを発行したい場合
「個数:100」、「入数:8」を入力すると「実発行枚数」は「13」になります。
4.11. アドバンスモード
「MLデザイン」には「ベーシックモード」と「アドバンスモード」の2つの動作モードがあります。初期状態は「ベーシックモード」ですが、「アドバンスモード」に切り替えると、合成シンボルなどの拡張機能を利用することができます。
アドバンスモードを設定する
-
MLデザインを起動し、「ファイル」メニューから「オプション」を選択します。
-
「基本設定」をクリックし、「動作モード」を「アドバンスモード」に設定し、「OK」をクリックします。
-
「オブジェクト」ウィンドウに「合成シンボル」や「コマンド」などが追加されます。
「ベーシックモード」に戻すときは、同様の手順で行います。 |
アドバンスモードの機能
「ベーシックモード」と「アドバンスモード」では、利用できるデザインオブジェクトと変数に違いがあります。
ベーシックモードとアドバンスモードの違い「デザインオブジェクト」
デザインオブジェクト |
サトープリンタ |
カラープリンタ |
|||
ベーシック |
アドバンス |
ベーシック |
アドバンス |
||
選択 |
|
○ |
○ |
○ |
○ |
文字 |
(1)貼付 |
○ |
○ |
○ |
○ |
(2)入力 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
(3)連番 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
(4)日時 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
バーコード |
(1)貼付 |
○ |
○ |
○ |
○ |
(2)入力 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
(3)GS1 Databar |
× |
○ |
× |
○ |
|
(4)GS1-128 |
× |
○ |
× |
○ |
|
(5)CODE128 |
× |
○ |
× |
○ |
|
2次元コード |
(1)貼付 |
○ |
○ |
○ |
○ |
(2)入力 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
合成シンボル |
(1)貼付 |
× |
○ |
× |
○ |
(2)入力 |
× |
○ |
× |
○ |
|
グラフィック |
(1)貼付 |
○ |
○ |
○ |
○ |
(2)呼出 |
× |
○ |
× |
○ |
|
(3)入力 |
× |
○ |
× |
○ |
|
図形 |
(1)直線 |
○ |
○ |
○ |
○ |
(2)四角形 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
(3)三角形 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
(4)円 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
表 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
白黒反転 |
○ |
○ |
× |
× |
|
赤色領域 |
× |
○ |
× |
× |
|
コマンド |
× |
○ |
× |
× |
|
RFID |
× |
○ |
× |
× |
|
シンボルウィザード |
× |
○ |
× |
○ |
ベーシックモードとアドバンスモードの違い「変数」
変数 | 設定項目 | アドバンスモードで使用可能になる項目 |
---|---|---|
入力 |
変数種類 |
[16進文字コード]、[グラフィック] |
編集パラメータ |
次表を参照。 |
|
固定 |
すべて |
(ベーシックモードは非表示) |
複写 |
編集パラメータ |
次表を参照。 |
結合 |
編集 |
クロスチェック |
連番 |
連番種類 |
[数値(プリンタ)]、[文字] |
数値(レイアウト) |
[ループ時に増減値を引き継ぐ] |
|
数値(レイアウト)-カウント条件 |
[発行指示毎にカウントする]、[デザインオブジェクト毎にカウントする]、[他の変数値がループする毎にカウントする] |
|
編集パラメータ |
次表を参照。 |
|
日時 |
日時種類 |
[システム日付] |
文字種別 |
[全角] |
|
編集パラメータ |
次表を参照。 |
|
計算 |
変数種類 |
[プライスC/D]、[プライス丸め] |
編集パラメータ |
次表を参照。 |
|
条件 |
すべて |
(ベーシックモードは非表示) |
シンボル |
すべて |
(ベーシックモードは非表示) |
システム |
すべて |
(ベーシックモードは非表示) |
ベーシックモードとアドバンスモードの差異「編集パラメータ」
アドバンスモードは全ての機能が利用できます。
編集パラメータ | ベーシックモードの制限 | ||||
---|---|---|---|---|---|
入力 |
複写 |
連番 |
日時 |
計算 |
|
テーブル変換 |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
改行削除 |
× |
× |
× |
× |
× |
指定文字削除 |
× |
× |
× |
× |
× |
税編集 |
○ |
○ |
× |
× |
○ |
カンマ編集 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
通貨編集 |
○ |
○ |
× |
× |
○ |
1文字補填 |
× |
× |
× |
× |
× |
桁寄せ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
置換 |
× |
× |
× |
× |
× |
前ゼロ補填 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
4.12. RFID書込機能
RFID書込機能とは、RFIDラベル/タグにデータを書き込む機能のことです。
RFID書込機能を利用する場合は、動作モードを「アドバンスモード」に変更してください。 |
MLV6では、HF(High Frequency)帯と、UHF(Ultra High Frequency)帯のRFID書込みに対応しています。
RFID書込みを行う場合は、RFIDに対応したプリンタをご使用ください。
対応プリンタは次の通りです。
対応プリンタ | HF帯 | UHF帯 |
---|---|---|
スキャントロニクスCL4NX-J Plus/CL4NX Plusシリーズ |
○ |
○ |
スキャントロニクスCL6NX-J Plus/CL6NX Plusシリーズ |
- |
○ |
SCeaTa(シータ)CT4-LX RFID(UHF)モデル |
- |
○ |
SCeaTa(シータ)CT4-LX RFID(HF)モデル |
○ |
- |
エヴィEV212R-RFID |
○ |
- |
HF帯のICチップの種類
HF帯のRFID書込みに指定可能なICチップと容量は次のようになります。
容量を超えた情報を指定した場合、超過分のデータは書込みを行いませんのでご注意下さい。
ICチップ | 容量(byte) |
---|---|
ICODE SLI |
112 |
Tag-it HF-I |
256 |
UHF帯のICチップの種類
UHF帯のRFID書込みに指定可能なICチップは次のようになります。
MonzaR6、M730、M750。これら以外のICチップの場合は「指定なし」を選択します。
標準RFIDラベル
デザイン作成時に「プリンタ機種」でRFID対応プリンタを指定すると、「用紙」で「標準RFIDラベル」が選択可能になります。
「標準RFIDラベル」を選択すると、自動的にRFIDオブジェクトが配置されます。
また、RFIDラベルに搭載されているICチップの種類が決まっている場合は、「ICチップ」の項目も自動的に設定されます。
RFID書込機能を使う
-
デザインオブジェクトから「RFID」を選択し、デザイン画面に配置します。
「デザイン外パレット」が表示され、RFIDのアイコンが追加されます。
-
「プロパティ」ウィンドウで「書込みデータ」に書き込むデータを入力します。
「通信帯」の設定により、設定項目の表示が変わります。
また、タグまたはICチップの種類によっては、設定がグレーアウトして、変更できなくなります。-
「HF」を選択した場合
「書込みデータ」で「貼付」を選んだ場合は、その下に書き込むデータを入力し、「変数」を選んだ場合は、書き込む変数を設定します。
ICチップの種類は「タグ」の「インレット種」で選択します。 -
「UHF」を選択した場合
「書込みデータ」で「貼付」を選んだ場合は、その下に書き込むデータを入力し、「変数」を選んだ場合は、書き込む変数を設定します。
「詳細設定」は必要に応じて設定してください。
「属性設定」の「履歴に保存する」にチェックを入れると、タグに書き込む16進数のデータが履歴に記録されます。
-
RFID書込に変数を使用する
RFIDに書き込むデータに変数を指定するためには、RFID型の変数を作成する必要があります。
MLV6のRFID変数は、次のコード(構成)に対応しています。
構成 | 説明 |
---|---|
EPC SGTIN-96 |
SGTIN (Serialized Global Trade Item Number) |
EPC SSCC-96 |
SSCC (Serial Shipping Container Code) |
EPC GRAI-96 |
GRAI (Global Returnable Asset Identifier) |
EPC GIAI-96 |
GIAI (Global Individual Asset Identifier) |
SGTINの情報をRFIDに書き込む作業を例に、RFID型変数の作成から、RFIDオブジェクトへの登録までの流れを紹介します。
-
MLデザインで次の3つの入力変数を作成します。
変数名 変数の設定 桁数 GTIN
入力種類:文字
14
シリアル番号
入力種類:文字
20
フィルター値
入力種類:文字
1
RFID変数では、データとして他の変数を指定するため、RFID変数を作成する前にあらかじめデータとして指定する変数を用意しておく必要があります。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックし、「変数設定」画面を開きます。
-
「RFID」をクリックし、「構成」で「EPC SGTIN-96」を選択します。
-
各項目を以下の画面のように設定し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」にRFID型変数「RFID-1」が追加されます。
-
「デザイン外パレット」の「RFID-1」をクリックして選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「書込みデータ」で、「変数」を選択し、「EPC」の項目をクリックします。
-
「変数選択」画面が開いたら、作成した変数「RFID-1」を選択して、「選択」をクリックします。
以上で、RFID変数の作成と、RFIDの書込みデータへの登録は完了です。
その他のRFIDラベル/タグへの書き込み
HF帯のICチップの種類とUHF帯のICチップの種類以外のICチップを搭載したRFIDラベル/タグの場合は、「コマンド」オブジェクトを使用し、プリンタ用コマンド(SBPL)を記述して書き込みを行います。
-
デザインオブジェクトから「コマンド」を選択してデザイン画面に配置します。
「ESC」のアイコンが表示されます。
-
「プロパティ」ウィンドウの「コマンド」に、書き込むプリンタコマンド(SBPL)*2 を入力します。
*2 SBPLの作成方法については弊社販売拠点までご連絡ください。
例:IC チップメーカー拡張仕様タグのEPC領域にデータを任意の長さで書込むコマンドを指定
-
RFIDコマンドは位置情報が必要ないため、「デザインエリアへ配置する」のチェックをはずします。
ESCアイコンがデザイン画面からデザイン外パレットに移動します。
-
発行時に、設定した内容がRFIDラベル/タグに書き込まれます。
4.13. 条件変数
条件変数とは、条件式を設定して真偽判定(True/False)を行う機能のことです。
条件に応じた値を印字したり、オブジェクトの印字条件として利用することもできます。
条件変数を使用すると、「入力桁数によって文字のサイズを変更する」、「入力項目数によって結合する文字を変更する」など、複雑な条件に従って印字内容を変えることができます。
条件変数を利用する場合は、動作モードをアドバンスモードに変更してください。 |
条件変数を作成する
入力桁数が5桁より大きい場合に、フォントサイズが小さくなるように、「条件変数」と「オブジェクトの印字条件」を作成します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウの「追加」をクリックします。
-
「入力」をクリックし、変数名を「商品名」、桁数を「10」に設定し、「OK」をクリックします。
-
以下の画面が表示されたら「はい」をクリックして、次の変数を作成します。
-
「条件」をクリックします。
-
「関数」のプルダウンから「桁数」を選択し、「関数の挿入」をクリックします。
-
「関数挿入」画面が表示されたら、ここでは何も入力せず、「OK」をクリックします。
「条件式」に「LEN()」の文字が入ります。
-
「条件式」の「LEN()」の「()」の中をクリックして、カーソルをここに移動させます。
-
「変数」のプルダウンから「商品名」を選択し、「変数の挿入」をクリックします。
「条件式」の「()」の間に、「[商品名,1,10]」が挿入されます。
-
「条件式」の末尾にカーソルを移動し、「計算種類」の「≦」をクリックします。
「条件式」の末尾に「<=」が追加されます。
-
条件式の末尾に「5」を入力します。
-
「変数名」に「5桁以下」と入力し、OKボタンをクリックします。
以上で変数作成は完了です。
条件変数と印字条件を組合せについては、「条件変数を指定したオブジェクトを作成する」を参照してください。
条件式について
上記の条件式は、「商品名」が5桁以下でTrue、5桁より大きいとFalseとなります。 |
条件変数を指定したオブジェクトを作成する
入力桁数が5桁より大きい場合に、フォントサイズが小さくなるようにするため、フォントサイズの異なる文字オブジェクトを重ねて配置し、印字条件でどちらか片方を印字するように設定します。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウから、入力変数(ここでは「商品名」)をデザイン画面にドラッグ&ドロップして、配置します。
-
フォントサイズを「20」に設定し、印字設定で「条件印字」を選択します。
-
「印字条件設定」画面で、「変数名」に条件変数を指定、判定内容で「条件式の判定結果がTrue(真)」を選択し、「OK」をクリックします。
-
「ローカル変数一覧」ウィンドウから、先ほどと同じ入力変数をデザイン画面にドラッグ&ドロップして、配置します。
-
フォントサイズを「10」に設定し、印字設定で「条件印字」を選択します。
-
「変数名」に条件変数を指定し、判定内容で「条件式の判定結果がfalse(偽)」を選択し、「OK」をクリックします。
-
2つのオブジェクトが同じ位置になるように調整します。
-
レイアウトに名前を付けて保存します。
-
保存したレイアウトファイルをMLプリントで開きます。
設定した条件どおりに印字されるか、実際に発行して確認を行います。
-
「商品名」に「PW208」を入力して発行すると、商品名が5文字以下の条件に合致するため、フォントサイズが20で印字されます。
-
「商品名」に「CL4NX-J 08」を入力し発行すると、商品名が5文字以下の条件に合致しないため、フォントサイズが10で印字されます。
4.14. リアルタイムプレビュー
MLプリントでは、データ入力中に「プレビュー」をクリックすることで、ラベルの出力イメージを画面上で確認できます。
「リアルタイムプレビュー」機能を有効にすると、各項目のデータを入力するごとに、自動的に「プレビュー」が更新されます。
この機能を利用することで、意図しないレイアウトで出力されてしまうなどの印刷ミスを減らすことができます。
リアルタイムプレビュー機能は、レイアウトファイルを開いたときのみ利用できます。振分ファイルを開いた場合は、手動でプレビューを表示させてください。 |
リアルタイムプレビューを有効にする
「リアルタイムプレビュー」機能の設定は、MLプリント上で行います。
-
「ファイル」メニューの「オプション」をクリックします。
-
「発行設定」をクリックし、「ページ表示のプレビュー」で「リアルタイムで実行する」を選択し、「OK」をクリックします。
これでリアルタイムプレビューの設定は完了です。
上記の設定を行ってもプレビューが表示されない場合は、「印刷プレビュー」ウィンドウが表示されているか確認してください。 |
リアルタイムプレビューで確認する
レイアウトファイルをダブルクリックし、MLプリントで開くと、「印刷プレビュー」ウィンドウにプレビューが表示されます。
「社員番号」に文字を入力し、Enterキーを押すと印刷プレビューに反映されます。
続いて名前を入力し、Enterキーを押すと同様に印刷プレビューにも名前が表示されます。
このように、各項目ごとに入力を確定するたびに、印刷プレビューが更新されるのが、リアルタイムプレビュー機能です。
入力しているデータを確定するごとにプレビューを更新するため、デザインやPCのスペックによっては、反応が遅くなることがあります。 |
データを一覧表示しているときには、カーソル行があるデータのプレビューが表示されます。
1行目にカーソルがあるので、1行目のデータのラベルがプレビュー表示されています。
2行目にカーソルを移動すると、印刷プレビューは2行目のデータのラベルに切り替わります。
プレビューのページ展開
リアルタイムプレビューが有効の場合、「ホーム」リボンの「プレビュー」をクリックすると、ヘッダ札、テール札、カットタイミングの表示、連番値の確認が行えます。
次のようなデザインとデータを例に説明します。
ヘッダとテール札の「出力タイミング」を次のように設定します。
ヘッダ札の出力タイミング |
行ごとに出力する |
テール札の出力タイミング |
ページごとに出力する |
「ホーム」リボンの「プレビュー」をクリックすると、「印刷プレビュー」にヘッダ札が表示され、その下のページ表記が「1/9」に変わります。
「印刷プレビュー」の下の「>」をクリックすると、ページ順にプレビュー表示され、ヘッダ札、各ラベル、テール札の印刷タイミングが確認できます。
カットタイミングや連番値も反映されますので、実際に発行する前にプレビューで確認することをお勧めします。
この例では次の順番で表示されます。
ページ番号 | 印刷プレビュー表示 |
---|---|
1 |
ヘッダ札 |
2 |
00001 佐藤 太郎 |
3 |
ヘッダ札 |
4 |
00002 佐藤 次郎 |
5 |
ヘッダ札 |
6 |
00003 佐藤 花子 |
7 |
ヘッダ札 |
8 |
00004 佐藤 三郎 |
9 |
テール札 |
5. カラープリンタの利用(Plus/Enterprise)
5.1. カラープリンタを利用する
カラープリンタを利用する
Multi LABELIST V6 Plusを新規でインストールした場合は、デフォルトでカラープリンタを利用できます。
すでに「プリンタタイプ」で「カラープリンタ」を選択している場合は、変更する必要はありません。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択し、MLデザインを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「ファイル」メニューの「オプション」をクリックします。
-
「デフォルトレイアウト」をクリックし、「プリンタタイプ」で「カラープリンタ」を選択し、「OK」をクリックします。
-
「OK」をクリックします。
-
「ファイル」メニューの「終了」をクリックして、MLデザインを終了します。
MLデザインを再起動すると、項目名が「プリンタ名」に変わり、「プリンタ選択」画面にはインストールされているカラープリンタが表示されます。
MLデザインで選択できるプリンタは、以下の条件を満たしている必要があります。 |
基本設定を行う
MLデザインでレイアウトを作成する前に、使用する用紙サイズなどの「基本設定」を行います。
頻繁に利用する用紙は、事前にプリンタドライバのプロパティから用紙登録を行ってください。レイアウト作成時は、サイズ変更可能な用紙*1 を選択した場合のみサイズが設定できます。 *1 「ユーザー定義」や「カスタムサイズ」など用紙の名称はプリンタドライバ毎に異なります。 |
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」で「用紙」と「用紙の向き」を設定します。
「カスタムサイズ」などのように用紙のサイズを変更可能な用紙の場合は、「用紙サイズ」を数値で指定します。
変更できない用紙の場合は、「用紙サイズ」の項目がグレーアウトします。
-
デザイン画面が設定した用紙に変わります。
MLデザインの「用紙」項目に表示される用紙リストは、プリンタドライバに登録された用紙と同じになります。 |
デザイン画面を知る
カラープリンタを選択している場合、MLデザインの「デザイン」画面は、次のように表示されます。
A:上余白
B:縦
C:横
D:右余白
E:下余白
F:左余白
また、各オブジェクトの表示も、次のように変わります。
種類 |
プリンタタイプ |
|
サトープリンタ |
カラープリンタ |
|
通常のオブジェクト |
|
|
エラーオブジェクト |
|
|
非印字オブジェクト |
|
|
グローバル変数オブジェクト |
|
5.2. カラー対応機能を利用する
MLデザインでカラープリンタを使用する設定にすると、文字や図形などのオブジェクトに色を付けたラベルを発行することができます。
オブジェクトの色を設定する
文字に色を設定
例として、「危険!」という文字オブジェクトを作成し、その文字を赤くします。
-
「オブジェクト」ウィンドウの「文字」をクリックします。
-
デザイン画面上をクリックして、オブジェクトを配置します。
-
データ(文字)を入力します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「色指定」で「文字」の色を選択します。
「文字」のプルダウンボックスをクリックすると次のように色を選択する画面が表示されます。
-
文字が指定した色に変わります。
文字を白抜きで印字
文字を白、背景を赤にする場合は、「色指定」の「文字」と「背景」を次のように設定します。
文字の枠線を印字
文字を囲む青色の枠線を描きます。
-
枠線で囲みたい文字オブジェクトを選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「基本設定」の最下行にある「領域を指定する」にチェックを入れ、「枠線」の「種類」で「実線」を選択します。
「領域を指定する」にチェックを入れたときに、その下の項目が表示されます。
-
「色指定」の「線」で「青」を選択します。
-
文字オブジェクトに青い枠線が表示されます。
文字以外の色設定
図形オブジェクトや表オブジェクトにも同様に、「プロパティ」ウィンドウの「色指定」で色を設定できます。
発行時にオブジェクトの色を指定する
-
「オブジェクト」ウィンドウの「文字」をクリックします。
-
デザイン画面上をクリックして、オブジェクトを配置します。
-
データ(文字)を入力します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「色指定」で、「変数から指定する」にチェックを入れ、「変数名」ボックスをクリックします。
「変数選択」画面が表示されます。
-
「変数選択」画面の「新規作成」をクリックします。
-
「変数設定」画面が表示されたら、変数名に「カラー」、入力桁数に「6」を入力し、「OK」をクリックします。
-
「ホーム」リボンの「テスト発行」をクリックします。
-
「テスト発行」画面で、「カラー」に「0000FF」を入力すると、文字の色が青に変わります。
色の指定
発行時に入力する色は16進数カラーコード(ARGB値)またはカラーネームで指定します。
16進数カラーコードは以下の書式で入力します。
A R G B (A:透明度 R:赤 G:緑 B:青)
入力桁 | 書式 | 入力例 | 色 |
---|---|---|---|
3桁 |
rgb |
00F(⇒0000FF) |
|
4桁 |
argb |
5F00(⇒55FF0000) |
|
6桁 |
rrggbb |
569012 |
|
8桁 |
aarrggbb |
80569012 |
カラーネームは、Windows Presentation Foundationで定義されている色名が使用可能です。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/api/system.windows.media.colors?view=windowsdesktop-6.0
色の指定例
カラーコード(6桁) | カラーコード(3桁) | カラーネーム | イメージ |
---|---|---|---|
FF0000 |
F00 |
red |
|
FF8000 |
- |
- |
|
FFFF00 |
FF0 |
yellow |
|
009900 |
090 |
- |
|
0000CC |
00C |
- |
|
6600CC |
60C |
- |
カラーグラフィックを利用する
MLデザインで、カラー画像を使用したラベルを作成することもできます。
-
「オプション」ウィンドウの「グラフィック」をクリックし、デザイン画面上をクリックしてオブジェクトを配置します。
-
「貼付グラフィックファイルを選択」画面でイメージ(画像ファイル)を選択し、「開く」をクリックします。
-
グラフィックがカラーで反映されます。
イメージ補正
イメージ選択時に「イメージ補正」を選択すると、カラーを白黒に変換して、従来の白黒グラフィックとしても利用できます。
「イメージ補正」は、「単純二値化」と「ハーフトーン」の2種類です。
次の図はイメージ補正のサンプルです。左から、「イメージ補正なし」、「単純二値化」、「ハーフトーン」です。
モノクロ補正方法
グラフィックオブジェクトの入力変数を「入力変数種類:グラフィック」で作成し、「グラフィック指定」を「パス指定」に設定すると、「プロパティ」ウィンドウの「詳細設定」で「イメージ補正」(モノクロ補正方法)が選択できます。
発行時に読み込むイメージを、「なし」(カラー)、「単純二値化」、「ハーフトーン」のいずれかで補正できます。
GHS612Rの注意事項
GHS612Rは、赤と黒の印字を設定ツールで設定した色情報を閾値として判断するため、レイアウトに取り込むグラフィックは色情報が明確になるように作成してください。
-
設定ツールの抽出カラー設定
下記の設定では、RGBのR(赤)が0~99の場合は印字ブロック1、R(赤)が100~255の場合は印字ブロック2に装着されたリボンで印字されます。
色情報 R30 R60 R90 R120 R150 R200 R255 色イメージ
印字ブロック
同一ラベルの発行を印刷部数機能で速くする
使用しているプリンタ機種のプリンタドライバが印刷部数機能に対応している場合は、同一ラベルの発行を速くすることができます。(連番使用時は除きます。)
印刷部数機能を利用する
印刷部数機能は、MLデザインまたはMLプリントの「発行動作」で設定します。
(ここではMLプリントの画面を使って説明します。)
-
「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「発行時動作設定」画面が表示されたら、「印刷ジョブ分割単位」で「印刷部数ごとに行う」を選択し、「OK」をクリックします。
MLプリントでラベル発行すると、行毎にデータ(印刷ジョブ)が分かれ、ページ数はそれぞれ1ページで出力されます。
発行枚数によらず、常に1ページで出力されますが、プリンタドライバの印刷部数機能により指定した枚数で発行されます。
カット動作を利用する
カラープリンタをお使いの場合に発行指示毎、データ行毎にカットを行う設定について説明します。
弊社カラープリンタ「GHS612R」をお使いの場合のカットの設定については「カット動作を利用する(GHS612R)」をご参照ください。
枚数を指定してカットする
カット枚数の指定は、プリンタドライバで行います。
設定方法は各プリンタメーカー、機種によって異なりますのでご使用のプリンタドライバの説明書をご参照ください。
発行指示毎にカットする
発行指示を行った最後でカットを行う設定にします。
プリンタドライバは「ジョブの終わりにカットする」「オートカットする(最終ラベルのみ)」など印刷ジョブの最後にカットする設定にしてください。
-
MLデザインまたはMLプリントを起動し、「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「発行時動作設定」画面が表示されたら、「印刷ジョブ分割単位」で「行わない」を選択し、「OK」をクリックします。
-
MLプリントでラベル発行すると、発行指示したデータの末尾でカットが行われます。
複数行のデータが、1つの印刷ジョブでスプールされます。
プリンタドライバのカット設定により、最後のラベルがカットされます。
行毎にカットする
複数行のデータを行単位でカットを行う設定にします。
プリンタドライバは「ジョブの終わりにカットする」「オートカットする(最終ラベルのみ)」など印刷ジョブの最後にカットする設定にしてください。
-
MLデザインまたはMLプリントを起動し、「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「レイアウト発行時動作設定」画面が表示されたら、「印刷ジョブ分割単位」で「行ごとに行う」を選択し、「OK」をクリックします。
-
MLプリントでラベル発行すると、行単位にカットが行われます。
行ごとに印刷ジョブがスプールされます。
プリンタドライバのカット設定により、行単位でラベルがカットされます。
カット動作を利用する(GHS612R)
弊社カラープリンタ「GHS612R」をお使いの場合のカットの設定について説明します。
枚数を指定してカットする
カット枚数の指定は、プリンタ設定ツールで行います。
-
スタートメニューから、「SATO」フォルダの「Printer Setting Tool GHS612R」を選択し、「GHS612Rプリンタ設定ツール」を起動します。
-
「カット指定」の「枚数指定」に枚数を入力します。
-
「送信」をクリックします。
発行指示毎にカットする
プリンタ設定ツールで発行指示単位でカットを行う設定にします。
-
スタートメニューから、「SATO」フォルダの「Printer Setting Tool GHS612R」を選択し、「GHS612Rプリンタ設定ツール」を起動します。
-
「カット指定」の「枚数指定」に「0」を入力し、「ジョブカット」にチェックを入れます。
-
「送信」をクリックします。
-
MLデザインまたはMLプリントを起動し、「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「発行時動作設定」画面が表示されたら、「印刷ジョブ分割単位」で「行わない」を選択し、「OK」をクリックします。
-
MLプリントでラベル発行すると、発行指示したデータの末尾でカットが行われます。
複数行のデータが、1つの印刷ジョブでスプールされます。
ジョブカットにより最後のラベルがカットされます。
複数行のデータが、1つの印刷ジョブでスプールされます。
ジョブカットにより、最後のラベルがカットされます。
行毎にカットする
プリンタ設定ツールで行ごとにカットするように設定します。
-
スタートメニューから、「SATO」フォルダの「Printer Setting Tool GHS612R」を選択し、「GHS612Rプリンタ設定ツール」を起動します。
-
「カット指定」の「枚数指定」に「0」を入力し、「ジョブカット」にチェックを入れます。
-
「送信」をクリックします。
-
MLデザインまたはMLプリントを起動し、「ホーム」リボンの「発行動作」をクリックします。
-
「レイアウト発行時動作設定」画面が表示されたら、「印刷ジョブ分割単位」で「行ごとに行う」を選択し、「OK」をクリックします。
-
MLプリントでラベル発行すると、行単位にカットが行われます。
行ごとに印刷ジョブがスプールされ、ジョブカットにより行単位にラベルがカットされます。
行ごとに印刷ジョブがスプールされます。
ジョブカットにより、行単位でラベルがカットされます。
5.3. フォルダ監視発行でカット動作を設定する
カッター付きのカラープリンタでフォルダ監視発行を利用する際に任意のタイミングでカットしたい場合は「印刷ジョブの分割」設定で行います。スプールされる印刷ジョブの単位を設定することでカットのタイミングを変更します。
「ファイル単位」「レコード単位」「印刷部数単位」の指定が可能です。
設定値 | 説明 |
---|---|
レイアウト設定に従う |
レイアウトファイルの発行時動作設定にある「印刷ジョブ分割単位」の設定で動作します。 |
ファイル単位で実行する |
複数行のデータが、1つの印刷ジョブでスプールされます。 |
レコード単位で実行する |
行ごとに印刷ジョブがスプールされます。 |
印刷部数単位に実行する |
行ごとに1ページの印刷ジョブがスプールされます。 |
プリンタドライバのカット設定を行う
任意のタイミングでカットを行うために、プリンタドライバを印刷ジョブの最後にカットする設定にします。
「ジョブの終わりにカットする」「オートカットする(最終ラベルのみ)」など設定方法は各プリンタメーカー、機種によって異なりますのでご使用のプリンタドライバの説明書をご参照ください。
発行指示毎にカットする(ファイル単位)
-
フォルダ監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」を開きます。
-
設定する行の「発行動作」列をクリックします。
-
「発行動作」画面の「印刷ジョブの分割」で「ファイル単位で実行する」を選択します。
「レイアウト」もしくは「出力先」を「データで指定する」に設定している場合は「印刷ジョブの分割」は設定できません。
レイアウトファイルの発行時動作設定にある「印刷ジョブ分割単位」の設定で動作します。 -
フォルダ監視発行でラベル発行すると、発行指示したデータの末尾でカットが行われます。
複数行のデータが、1つの印刷ジョブでスプールされます。
プリンタドライバのカット設定により、最後のラベルがカットされます。
「ジョブの終わりにカットする」「オートカットする(最終ラベルのみ)」など設定方法は各プリンタメーカー、機種によって異なりますのでご使用のプリンタドライバの説明書をご参照ください。
行毎にカットする(レコード単位)
-
フォルダ監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」を開きます。
-
設定する行の「発行動作」列をクリックします。
-
「発行動作」画面の「印刷ジョブの分割」で「レコード単位で実行する」を選択します。
「レイアウト」もしくは「出力先」を「データで指定する」に設定している場合は「印刷ジョブの分割」は設定できません。
レイアウトファイルの発行時動作設定にある「印刷ジョブ分割単位」の設定で動作します。 -
フォルダ監視発行でラベル発行すると、行単位にカットが行われます。
行ごとに印刷ジョブがスプールされます。
プリンタドライバのカット設定により、行単位でラベルがカットされます。
「ジョブの終わりにカットする」「オートカットする(最終ラベルのみ)」など設定方法は各プリンタメーカー、機種によって異なりますのでご使用のプリンタドライバの説明書をご参照ください。
行毎にカットする(印刷部数機能で速くする)
-
フォルダ監視設定ツール「MLウォッチ設定ツール」を開きます。
-
設定する行の「発行動作」列をクリックします。
-
「発行動作」画面の「印刷ジョブの分割」で「印刷部数単位に実行する」を選択します。
「レイアウト」もしくは「出力先」を「データで指定する」に設定している場合は「印刷ジョブの分割」は設定できません。
レイアウトファイルの発行時動作設定にある「印刷ジョブ分割単位」の設定で動作します。 -
フォルダ監視発行でラベル発行すると、行毎にデータ(印刷ジョブ)が分かれ、ページ数はそれぞれ1ページで出力されます。
発行枚数によらず、常に1ページで出力されますが、プリンタドライバの印刷部数機能により指定した枚数で発行されます。
プリンタドライバのカット設定により、行単位でラベルがカットされます。
「ジョブの終わりにカットする」「オートカットする(最終ラベルのみ)」など設定方法は各プリンタメーカー、機種によって異なりますのでご使用のプリンタドライバの説明書をご参照ください。
6. ネットワーク通信連携の利用(Enterprise)
6.1. ネットワーク通信連携を理解する
ネットワーク通信連携の概要
「ネットワーク通信連携」は、サーバにMLV6 Enterpriseが常駐して、HTTP通信またはソケット通信で受付けたリクエストに従って、サーバからのラベル発行やプリンタコマンドの生成・返送をする機能です。
お客様のアプリケーションはHTTP通信またはソケット通信でサーバのMLV6 Enterpriseにリクエストするだけで、簡単にラベル発行システムが構築できます。
通信方法と発行方法
ネットワーク通信連携の機能を利用するには、HTTP通信またはソケット通信でお客様のアプリケーションからサーバにリクエストを行います。
また、ラベル発行の方法は、サーバからプリンタへ出力する方法(サーバ発行)と、サーバで生成されたSBPL*1 を取得して、お客様のアプリケーションから発行する方法(クライアント発行)があります。
お客様の運用方法に応じてご利用いただけます。
*1 「SBPL」(Sato Barcode Printer Language)はサトー製プリンタが動作するプリンタコマンドです。
-
通信方法
HTTP通信は、サーバのURLに対してクエリパラメータでデータを指定して利用します。
ソケット通信は、サーバのIPアドレスに対してタブ区切りでデータを指定して利用します。 -
発行方法
サーバー発行は、発行リクエストを行うだけで簡単に発行できます。
デメリットは、サーバからの発行結果やプリンタエラーなどの状態をアプリケーションで確認することができません。
また、サーバとプリンタが通信できる環境構築(社内LAN、VPN接続など)が必要です。クライアント発行は、コマンド生成リクエストの後にサーバに生成されたSBPLをアプリケーションで取得して、プリンタと通信して発行します。
プリンタの状態を確認しながら発行を行うことができます。
デメリットはプリンタとの通信部分をアプリケーション側で開発する必要があります。
ネットワーク通信連携を起動する
ネットワーク通信連携をご利用いただく際はWebApiのインストールやIISの設定が必要になります。
設定方法は「スタートガイド」の「4.1 ネットワーク連携発行を行うための準備」を参照してください。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左から「監視設定」を選び、「フォルダー・ネットワーク監視を設定する」をクリックします。
-
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「許可」または「はい」をクリックします。
「MLウォッチ設定ツール」が表示されます。
-
「監視対象」で「ネットワーク」を選択し、「操作」の「開始」をクリックします。
-
正常にアプリケーションが起動すると、「状態」が「実行中」になります。
6.2. ネットワーク通信連携を設定する
設定ツールを表示する(ネットワーク通信連携)
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「監視設定」をクリックし、「フォルダー・ネットワーク監視を設定する」をクリックします。
-
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「許可」または「はい」をクリックします。
「MLウォッチ設定ツール」が表示されます。
発行時の初期値を変更する
ネットワーク通信連携は、発行リクエスト・コマンド生成リクエストで指定されたパラメータ「レイアウトファイル」「印字データ」「発行パラメータ」を使用して、ラベル発行を行います。
パラメータが省略された場合に、初期値として動作する内容を、設定ツールから変更できます。
-
レイアウトファイル
リクエストのパラメータではレイアウトファイルのパスを指定します。
レイアウトを格納するフォルダが決まっている場合は、「レイアウトフォルダー」に初期値を設定することでパラメータのパスを相対パスで指定することが可能です。例として、レイアウトファイルを「
C:¥sato¥layout
」に格納している場合、パラメータの指定は「C:¥sato¥layout¥label1.mllayx
」を指定します。「レイアウトフォルダー」を「C:¥sato¥layout
」に設定すると、パラメータは「label1.mllayx
」のみで利用可能になります。 -
印字データ
リクエストのパラメータでは印字データをリクエスト内に直接指定するか、印字データファイルのパスを指定します。
印字データをリクエスト内に直接指定する場合は、初期値の設定はありません。
印字データをファイルパスで指定する場合は、「印字データフォルダー」に初期値を設定することでパラメータのパスを相対パスで指定することが可能です。例として、印字データファイルを「
C:¥sato¥data
」に格納している場合、パラメータの指定は「C:¥sato¥data¥data1.csv
」を指定します。「印字データフォルダー」を「C:¥sato¥data
」に設定すると、パラメータは「data1.csv
」のみで利用可能になります。 -
発行パラメータ
リクエストのパラメータでは、発行動作に必要な設定(カット枚数、印字濃度・速度、印字補正)をまとめて指定します。
各設定値が省略された場合は、設定ツールの値が有効になります。
設定を変更すると、すべてのリクエストに対して反映されますので、発行端末毎に個別にパラメータを指定するか、すべてに共通する設定ツールの初期値を利用するか、運用方法に合せてご利用ください。
各設定項目は、数値での入力も可能です。
プリンタコマンドの出力方法を変更する
サーバ上で、SBPLファイルを出力するフォルダとファイルの保存期間を変更できます。
通常は変更する必要はありません。HTTP通信のクライアント発行で利用します。 |
HTTP通信のクライアント発行でSBPLファイルをダウンロードする場合に、「コマンド出力フォルダー」を変更することで、任意のURLからダウンロードできるようになります。
任意のパス「C:¥inetpub¥wwwroot¥sato¥sbpl
」に変更した場合は、「http://(サーバー名)/sato/sbpl/(ファイル名)」となります。
サーバー上に生成したSBPLのファイルを再発行で利用する場合や、トラブル調査の目的で利用する場合に、「保存期間」で最大10日までファイルを保存することができます。
ログを表示する
受信したリクエストの内容や発行・コマンド生成の結果がログとして保存されます。
出力されたログの内容は「ログ表示」をクリックすると、Windowsのイベントビューアの「アプリケーションとサービス ログ」が表示され、ログを確認できます。
また、ログの出力内容は「ログレベル」で変更することができます。
ログの詳細は「ソケット通信リファレンス」の「ログの出力内容」をご参照ください。
文字コードを変更する(電文・データファイル)
ソケット通信に利用する「電文の文字コード」、ソケット通信・HTTP通信で利用する「データファイルの文字コード」を変更することができます。
データファイルの文字コードはBOM(Byte Order Mark)が優先されます。データファイルにBOMが指定されていない場合は、ファイルに合わせて「データファイルの文字コード」で変更してください。
リクエスト・電文の文字コード | データファイルの文字コード | |
---|---|---|
HTTP通信 |
Unicode(UTF-8) |
シフトJIS / Unicode / Unicode(UTF-8) |
ソケット通信 |
シフトJIS / Unicode / Unicode(UTF-8) |
シフトJIS / Unicode / Unicode(UTF-8) |
* 下線は初期値です。
* UnicodeはUTF-16LEです。UTF-16BEはBOMを指定してください。
-
設定ツールを起動します。
-
「ツール」メニューの「ネットワーク設定」をクリックします。
-
「電文の文字コード」とデータファイルの文字コード」を設定し、「OK」をクリックします。
ソケット通信のポート番号を変更する
ソケット通信に利用する「ポート番号」を変更することができます。
通常は変更する必要はありません。他のアプリケーションとポートの競合が発生した場合に変更してください。 |
-
設定ツールを起動します。
-
「ツール」メニューの「ネットワーク設定」をクリックします。
-
「ポート番号」を設定し、「OK」をクリックします。
カラープリンタを利用する(ネットワーク通信連携)
-
利用可能なリクエスト
通信方法 リクエスト HTTP通信
Output、GetStatus
ソケット通信
OP、GS
-
マルチセッションを無効にする
カラープリンタで利用する場合は、「マルチセッションで発行する」を無効にしてください。有効に設定されている場合、発行指示(Output、OP)のレスポンスコードが14となり、発行できません。
-
設定ツールを起動します。
-
「ツール」メニューの「ネットワーク設定」をクリックします。
-
「マルチセッションで発行する」のチェックをはずし、「OK」をクリックします。
-
6.3. HTTP通信リファレンス
HTTP通信を利用する
リクエスト方法
HTTP通信で発行する場合は、サーバにインストールしたMLV6 WebApiにアクセスできるURLに、アクションパスとパラメータを加えてHTTPリクエストを送信します。
HTTPリクエストのメソッドはGETを使用し、クエリストリングはパラメータ名とパラメータ値をUTF-8でURLエンコードしてください。大文字・小文字は区別されません。
リクエスト例(サーバ発行)
http://(サーバ名)/SATO%20MLV6%20WebAPI/MLWebAPI.svc/Output?LayoutFile= Label1.mllayx &…
項目 | リクエスト |
---|---|
MLV6 WebApiのURL |
http://(サーバー名)/SATO%20MLV6%20WebAPI/MLWebAPI.svc |
アクションパス |
|
パラメータ |
|
|
|
|
|
|
|
|
機能一覧
機能 | アクションパス | 概要 |
---|---|---|
サーバ発行 |
||
発行指示 |
|
サーバ発行の要求を行います。 |
発行状況の取得 |
|
サーバ発行の実行状況を取得します。 |
クライアント発行 |
||
コマンド生成 |
|
サーバ上にプリンタコマンドを生成する要求を行います。 |
コマンド取得 |
|
プリンタコマンド生成の実行状況と、生成されたプリンタコマンドを取得します。 |
利用方法
サーバ発行・クライアント発行に応じて使用する機能を選択してください。
「発行指示・コマンド生成」を行った後に、必ず「発行状況の取得・コマンド取得」を実行して、サーバでの進捗状況をアプリケーションから確認してください。
[サーバ発行]/Output(発行指示)
サーバ発行の要求を行います。
アクションパス
/Output
書式・記述例
http://example.com/SATO%20MLV6%20WebAPI/MLWebAPI.svc/Output?LayoutFile=Test.mllayx&Type=0&Data=test,1&Param=P,S,S,S,S&PrinterDriver=SATO CL4NX-J 203dpi
リクエストパラメータ
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
LayoutFile |
必須 |
サーバに配置した発行対象のレイアウトファイルパス *1*2 |
Type |
必須 |
印字データの形式を指定します。 |
Data |
必須 |
Typeの設定値に応じたデータを指定します。 ・書式はRFC4180に従った可変長カンマ区切りです。 |
Param |
省略可 |
発行時動作設定をカンマ区切りで指定します。 |
PrinterDriver |
必須 |
サーバにインストールされているプリンタドライバの名称を指定します |
*1 拡張子は省略可能ですが、拡張子を含めたフルパスが255文字以内の必要があります。
*2 相対パスを指定した場合は「レイアウトフォルダー」の設定値が基準となります。
*3 相対パスを指定した場合は「印字データフォルダー」の設定値が基準となります。
Paramの書式 (Output)
"aaaa,bb,c,dddd,eeee"
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
aaaa (カット制御) |
省略可 |
0~9999:指定枚数ごとにカット |
b (印字濃度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
c (印字速度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
dddd (印字補正 横) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
eeee (印字補正 縦) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
* パラメータを省略時は「発行動作デフォルト設定」の設定値が有効になります。
レスポンスパラメータ
パラメータ | 内容 |
---|---|
ResponseCode |
Outputの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
ID |
リクエストごとに自動で割当てられるID番号(16進文字列) |
RecordCount |
リクエスト時に指定したデータのレコード数。 |
[サーバー発行]/GetStatus(発行状況の取得)
サーバー発行の実行状況を取得します。
アクションパス
/GetStatus
書式・記述例
http://example.com/SATO%20MLV6%20WebAPI/MLWebAPI.svc/GetStatus?ID=12345678& RecordNo=0
リクエストパラメータ
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
ID |
必須 |
処理状況を取得したい発行指示(/Output)のIDを指定します。 |
RecordNo |
必須 |
処理状況を取得したいレコード番号を指定します。 |
レスポンスパラメータ
パラメータ | 内容 |
---|---|
ResponseCode |
GetStatusの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
ID |
リクエスト時に指定したID番号(16進文字列)。 |
RecordCount |
リクエスト時に指定したデータのレコード数(数値)。 |
[クライアント発行]/MakeCommand(コマンド生成)
サーバ上にプリンタコマンドを生成する要求を行います。
アクションパス
/MakeCommand
書式・記述例
http://example.com/SATO%20MLV6%20WebAPI/MLWebAPI.svc/MakeCommand?LayoutFile=Test.mllayx&Type=0&Data=test,1&Param=P,S,S,S,S&CommandType=F0
リクエストパラメータ
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
LayoutFile |
必須 |
サーバに配置した発行対象のレイアウトファイルパス *1*2 |
Type |
必須 |
印字データの形式を指定します。 |
Data |
必須 |
Typeの設定値に応じたデータを指定します。 ・書式はRFC4180に従った可変長カンマ区切りです。 |
Param |
省略可 |
発行時動作設定をカンマ区切りで指定します。 |
CommandType |
必須 |
コマンドの返送方式を指定します。 |
*1 拡張子は省略可能ですが、拡張子を含めたフルパスが255文字以内の必要があります。
*2 相対パスを指定した場合は「レイアウトフォルダー」の設定値が基準となります。
*3 相対パスを指定した場合は「印字データフォルダー」の設定値が基準となります。
*4 詳細は「プリンタコマンドファイル」をご参照ください。
Paramの書式 (MakeCommand)
"aaaa,bb,c,dddd,eeee"
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
aaaa (カット制御) |
省略可 |
0~9999:指定枚数ごとにカット |
b (印字濃度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
c (印字速度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
dddd (印字補正 横) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
* パラメータを省略時は「発行動作デフォルト設定」の設定値が有効になります。
レスポンスパラメータ
パラメータ | 内容 |
---|---|
ResponseCode |
MakeCommandの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
ID |
リクエストごとに自動で割当てられるID番号(16進文字列)。 |
RecordCount |
リクエスト時に指定したデータのレコード数(数値)。 |
プリンタコマンドファイル
ネットワーク通信連携の設定画面で設定した「コマンド出力フォルダー」にプリンタコマンドファイルが生成されます。「コマンド出力フォルダー」を任意のパスに変更いただくことで、クライアント端末からHTTPやFTPなどでコマンドファイルをダウンロードができます。
-
プリンタコマンドのファイル名
[F0:レコード単位]
aaaaaaaa_bbbbbbbbbb_c.mlcmd
例:
00000001_0000000001_1.mlcmd
[F2:リクエスト単位]
aaaaaaaa_F2.mlcmd
例:
00000005_F2.mlcmd
書式 書式の詳細 説明 aaaaaaaa
8桁の16進文字列
リクエストごとに自動で割当てられた「ID番号」です。
bbbbbbbbbb
10桁の10進数
ID番号に対応した「レコード番号」です。
c
可変長の10進数
ID番号に対応した「総レコード数」です。
[クライアント発行]/GetCommand(コマンド取得)
プリンタコマンド生成の実行状況と、生成されたプリンタコマンドを取得します。
アクションパス
/GetCommand
書式・記述例
http://example.com/SATO%20MLV6%20WebAPI/MLWebAPI.svc/GetCommand?ID=12345678& RecordNo=1
リクエストパラメータ
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
ID |
必須 |
取得したいコマンド生成指示( |
RecordNo |
必須 |
n(数値):取得したいコマンドのレコード番号を指定します。 |
レスポンスパラメータ
パラメータ | 内容 |
---|---|
ResponseCode |
GetCommandの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
ID |
リクエスト時に指定したID番号(16進文字列)。 |
RecordNo |
リクエスト時に指定したレコード番号(数値)。 |
Command |
「 |
*1 「コマンド出力フォルダー」にプリンタコマンドファイルが生成されています。 詳細は「[クライアント発行]/MakeCommand(コマンド生成)」をご参照ください。
6.4. ソケット通信リファレンス
ソケット通信を利用する
送信方法
ソケット通信で発行する場合は、サーバのIPアドレスと特定のポート番号に対して、タブ区切りで機能名やパラメータを指定した電文を送信します。
電文の先頭にSTX(0x02)、末尾にETX(0x03)を指定してください。
電文の文字コードは設定ツールで設定した「電文の文字コード」を使用してください。
機能一覧
機能 | 電文 | 概要 |
---|---|---|
サーバー発行 |
||
発行指示 |
OP |
サーバ発行の要求を行います。 |
発行状況の取得 |
GS |
サーバ発行の実行状況を取得します。 |
クライアント発行 |
||
コマンド生成 |
MC |
サーバ上にプリンタコマンドを生成する要求を行います。 |
コマンド取得 |
GC |
プリンタコマンド生成の実行状況と、生成されたプリンタコマンドを取得します。 |
利用方法
サーバ発行・クライアント発行に応じて使用する機能を選択してください。
「発行指示・コマンド生成」を行った後に、必ず「発行状況の取得・コマンド取得」を実行して、サーバでの実行結果をアプリケーションから確認してください。
「発行指示・コマンド生成」の応答電文を受信してから、「発行状況の取得・コマンド取得」の要求電文の送信を直ちに行うと、「発行状況の取得・コマンド取得」のレスポンスコードに11(指定されたID番号は存在しません)が返送される場合があります。
約300msecのウエイトを行った後に、「発行状況の取得・コマンド取得」の要求電文の送信するように変更してください。
[サーバ発行]OP(発行指示)
サーバ発行の要求を行います。
機能名
"OP"(Output)
要求電文
[STX]OP[TAB]Test.mllayx[TAB]0[TAB]test,1[TAB]P,S,S,S,S[TAB]SATO CL4NX-J 203dpi[ETX]
# | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
OP(固定) |
2 |
レイアウトファイル |
サーバに配置した発行対象のレイアウトファイルパス*1*2 |
3 |
データ形式 |
0:CSVデータ |
4 |
データ |
データ形式の設定値に応じたデータを指定します。 ・書式はRFC4180に従った可変長カンマ区切りです。 |
5 |
発行パラメータ |
発行時動作設定をカンマ区切りで指定します。省略時はレイアウトファイルの設定に従います。「Paramの書式 (OP)」をご参照ください。 |
6 |
プリンタドライバ |
サーバにインストールされているプリンタドライバの名称を指定します |
*1 拡張子は省略可能ですが、拡張子を含めたフルパスが255文字以内の必要があります。
*2 相対パスを指定した場合は「レイアウトフォルダー」の設定値が基準となります。
*3 相対パスを指定した場合は「印字データフォルダー」の設定値が基準となります。
Paramの書式 (OP)
"aaaa,bb,c,dddd,eeee"
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
aaaa (カット制御) |
省略可 |
0~9999:指定枚数ごとにカット |
b (印字濃度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
c (印字速度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
dddd (印字補正 横) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
eeee (印字補正 縦) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
* パラメータを省略時は「発行動作デフォルト設定」の設定値が有効になります。
応答電文
[STX]OP[TAB]0[TAB]12345[TAB]1[TAB][ETX]
# | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
OP(固定) |
2 |
レスポンスコード |
OPの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
3 |
ID番号 |
リクエストごとに自動で割当てられるID番号(16進文字列) |
4 |
レコード数 |
リクエスト時に指定したデータのレコード数。 |
5 |
ダミー |
空データが格納されます(未使用) |
[サーバー発行]GS(発行状況の取得)
サーバー発行の実行状況を取得します。
-
機能名
"GS"(GetStatus)
-
要求電文
[STX]GS[TAB]12345[TAB]0[ETX]
# | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
GS(固定) |
2 |
ID |
処理状況を取得したい発行指示(OP)のIDを指定します。 |
3 |
RecordNo |
処理状況を取得したいレコード番号を指定します。 |
応答電文
[STX]GS[TAB]0[TAB]12345[TAB]1[TAB][ETX]
# | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
GS(固定) |
2 |
レスポンスコード |
GSの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
3 |
ID番号 |
リクエスト時に指定したID番号(16進文字列)。 |
4 |
レコード数 |
リクエスト時に指定したデータのレコード数(数値)。 |
5 |
ダミー |
空データが格納されます(未使用) |
[クライアント発行]MC(コマンド生成)
サーバ上にプリンタコマンドを生成する要求を行います。
機能名
"MC"(MakeCommand)
要求電文
[STX]MC[TAB]Test[TAB]0[TAB]test,1[TAB]P,S,S,S,S[TAB]C1[ETX]
# | パラメータ | 設定値 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
MC(固定) |
2 |
レイアウトファイル |
サーバに配置した発行対象のレイアウトファイルパス*1*2 |
3 |
データ形式 |
0:CSVデータ |
4 |
データ |
データ形式の設定値に応じたデータを指定します。 ・書式はRFC4180に従った可変長カンマ区切りです。 |
5 |
発行パラメータ |
発行時動作設定をカンマ区切りで指定します。省略時はレイアウトファイルの設定に従います。「Paramの書式 (MC)」をご参照ください。 |
6 |
コマンド返送形式 |
コマンドの返送方式を指定します。 |
*1 拡張子は省略可能ですが、拡張子を含めたフルパスが255文字以内の必要があります。
*2 相対パスを指定した場合は「レイアウトフォルダー」の設定値が基準となります。
*3 相対パスを指定した場合は「印字データフォルダー」の設定値が基準となります。
*4 詳細は「プリンタコマンドファイル」をご参照ください。
Paramの書式 (MC)
"aaaa,bb,c,dddd,eeee"
パラメータ | 区分 | 設定値 |
---|---|---|
aaaa (カット制御) |
省略可 |
0~9999:指定枚数ごとにカット |
b (印字濃度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
c (印字速度) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
dddd (印字補正 横) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
eeee (印字補正 縦) |
省略可 |
S:レイアウトファイルの設定に従う |
* パラメータを省略時は「発行動作デフォルト設定」の設定値が有効になります。
応答電文
[STX]MC[TAB]0[TAB]12345[TAB]1[TAB][ETX]
# | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
MC(固定) |
2 |
レスポンスコード |
MCの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
3 |
ID番号 |
リクエストごとに自動で割当てられるID番号(16進文字列) |
4 |
レコード数 |
リクエスト時に指定したデータのレコード数。 |
5 |
ダミー |
空データが格納されます(未使用) |
プリンタコマンドファイル
ネットワーク通信連携の設定画面で設定した「コマンド出力フォルダー」にプリンタコマンドファイルが生成されます。「コマンド出力フォルダー」を任意のパスに変更いただくことで、クライアント端末からHTTPやFTPなどでコマンドファイルをダウンロードができます。
-
プリンタコマンドのファイル名
[F0:レコード単位]
aaaaaaaa_bbbbbbbbbb_c.mlcmd
例:
00000001_0000000001_1.mlcmd
[F2:リクエスト単位]
aaaaaaaa_F2.mlcmd
例:
00000005_F2.mlcmd
書式 書式の詳細 説明 aaaaaaaa
8桁の16進文字列
リクエストごとに自動で割当てられた「ID番号」です。
bbbbbbbbbb
10桁の10進数
ID番号に対応した「レコード番号」です。
c
可変長の10進数
ID番号に対応した「総レコード数」です。
[クライアント発行]GC(コマンド取得)
プリンタコマンド生成の実行状況と、生成されたプリンタコマンドを取得します。
アクションパス
"GC"(GetCommand)
要求電文
[STX]GC[TAB]12345[TAB]0[ETX]
# | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
GC(固定) |
2 |
ID |
処理状況を取得したいコマンド生成(MC)のIDを指定します。 |
3 |
RecordNo |
処理状況を取得したいレコード番号を指定します。 |
応答電文
[STX]GC[TAB]0[TAB]12345[TAB]1[TAB](プリンタコマンド)[ETX]
[STX]GC[TAB]0[TAB]12345[TAB]1[TAB](プリンタコマンド桁数)[ETX](プリンタコマンド)
# | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 |
機能名 |
GC(固定) |
2 |
レスポンスコード |
GCの実行結果(数値)。詳細は「レスポンスコード一覧」をご参照ください。 |
3 |
ID番号 |
リクエスト時に指定したID番号(16進文字列)。 |
4 |
レコード数 |
リクエスト時に指定したデータのレコード数(数値)。 |
5 |
プリンタコマンド |
コマンド生成(MC)のコマンド返送形式の設定により異なります。 |
6 |
プリンタコマンド |
バイナリ形式のプリンタコマンド |
*1 「コマンド出力フォルダー」にプリンタコマンドファイルが生成されています。 詳細は「[クライアント発行]MC(コマンド生成)」をご参照ください。
レスポンスコード一覧
レスポンスコード(正数のエラー)
HTTP通信、ソケット通信のレスポンスコードに返送されるコード一覧です。
コード | 内容 |
---|---|
0 |
正常終了。 |
1 |
リクエストの書式が正しくありません。 |
2 |
ネットワーク通信連携はEnterpriseエディションのみ利用可能です。ライセンスが正しく認識されているかご確認ください。 |
5 |
他の発行指示またはコマンド生成が動作中です。 |
10 |
[発行指示・コマンド生成]*:レイアウトファイルが指定されていません。 |
11 |
[発行指示・コマンド生成]*:指定されたレイアウトファイルが存在しません。 |
12 |
レイアウトファイル名の文字数が長すぎます。 |
14 |
|
20 |
[発行指示・コマンド生成]*: データ形式が指定されていません。 |
21 |
[発行指示・コマンド生成]*:データ形式に不正な値が指定されました。 |
30 |
データが指定されていません。 |
31 |
指定されたデータファイルが存在しません。 |
32 |
指定されたデータファイルが空です。 |
33 |
[発行指示・コマンド生成]*:指定されたデータが正しくありません。 |
34 |
データファイル名の文字数が長すぎます。 |
40 |
発行パラメータに誤りがあります。 |
50 |
[発行指示]*:プリンタドライバが指定されていません。 |
51 |
[発行指示]*:指定されたプリンタドライバが存在しません。 |
52 |
プリンタドライバ名の文字数が長すぎます。 |
61 |
ID 番号が発行できません。 |
62 |
その他のエラーが発生しました。詳細はサーバのイベントログを参照してください。 |
100 |
MLWebApiからMLウォッチへHTTP通信できません。 |
101 |
MLWebApiからMLウォッチへの送信エラーが発生しました。例外メッセージ : (例外内容) |
102 |
MLWebApiからMLウォッチへの送信タイムアウトが発生しました。例外メッセージ : (例外内容) |
103 |
MLWebApiからMLウォッチからの受信エラーが発生しました。 |
104 |
MLWebApiからMLウォッチからの受信タイムアウトが発生しました。 |
105 |
MLWebApiからMLウォッチとの通信エラーが発生しました。例外メッセージ : (例外内容) |
* 機能一覧と通信方法
機能 | HTTP通信 | ソケット通信 |
---|---|---|
発行指示 |
/Output |
OP |
発行状況の取得 |
/GetStatus |
GS |
コマンド生成 |
/MakeCommand |
MC |
コマンド取得 |
/GetCommnand |
GC |
** レスポンスコード「11」「21」について
サービスの起動時や待機時間が長い時に、発行指示・コマンド生成を行うと.NET Frameworkの読み込みに数秒かかる場合があります。
発行指示・コマンド生成で取得したID、レコードが、発行状況の取得・コマンド取得でレスポンスコード「11」「21」となる場合は、取得処理をリトライしてください。
リトライしても改善しない場合は、ID、レコードが正しいかご確認ください。
レスポンスコード(負数のエラー)
HTTP通信、ソケット通信のレスポンスコードに返送されるコード一覧です。
負数は主にサーバ側で発行時・コマンド生成時に発生するエラーです。
コード |
内容 |
詳細 |
|
プリンタドライバエラー:Print Spoolerの起動状況を確認してください。 |
|
-7 |
コマンド送信中にエラーが発生しました。 |
プリンタドライバが利用できない可能性があります。スタートメニューの「Windows 管理ツール」にある「サービス」を起動して、「Print Spooler」が正常に起動しているかご確認ください。 |
|
-9 |
応答受信中にエラーが発生しました。 |
プリンタドライバーが利用できない可能性があります。スタートメニューの「Windows 管理ツール」にある「サービス」を起動して、「Print Spooler」が正常に起動しているかご確認ください。 |
|
ファイルロードエラー:必要なファイルを用意してください。 |
|
-51 |
レイアウト情報ファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
レイアウトファイル(.mllayx)が存在しないか、読取りができません。リクエストで指定したファイルパスをご確認ください。他のアプリケーションで利用されている場合、アクセス権限がない場合は読取りできません。 |
|
-52 |
プリンタ情報のロード時にエラーが発生しました。 |
レイアウトファイルで使用されているプリンタ機種が現在のバージョンでサポートされていません。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-57 |
印字データが無効です。 |
指定しているデータをご確認ください。 |
|
-61 |
レイアウトファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
レイアウトファイルが新しいバージョンのMLV6で作成されています。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-62 |
グローバル情報ファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
グローバル情報ファイルが新しいバージョンのMLV6で作成されています。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-63 |
ヘッダ札ファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
ヘッダ札ファイルが新しいバージョンのMLV6で作成されています。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-64 |
テール札ファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
テール札ファイルが新しいバージョンのMLV6で作成されています。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-65 |
グローバルテーブルファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
グローバルテーブルファイルが新しいバージョンのMLV6で作成されています。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-66 |
グローバルチェックテーブルファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
グローバルチェックテーブルファイルが新しいバージョンのMLV6で作成されています。MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
-100 |
グローバルファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
レイアウトに設定されているグローバル情報ファイル(.mlglex)が存在しないか、読取りが出来ません。レイアウトに設定されているファイルパスをご確認ください。他のアプリケーションで利用されている場合、アクセス権限がない場合は読取りできません。 |
|
-101 |
ヘッダ札ファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
レイアウトに設定されているヘッダ札レイアウトファイル(.mlhtlx)が存在しないか、読取りが出来ません。レイアウトに設定されているファイルパスをご確認ください。他のアプリケーションで利用されている場合、アクセス権限がない場合は読取りできません。 |
|
-102 |
テール札ファイルのロード時にエラーが発生しました。 |
レイアウトに設定されているテール札レイアウトファイル(.mlhtlx)が存在しないか、読取りが出来ません。レイアウトに設定されているファイルパスをご確認ください。他のアプリケーションで利用されている場合、アクセス権限がない場合は読取りできません。 |
|
-103 |
グローバル情報ファイルの設定がヘッダ・テール札と一致しません。 |
レイアウトとヘッダ・テール札レイアウトに設定されているグローバル情報ファイル(.mlglex)の設定をご確認ください。 |
|
-110 |
レイアウト情報ファイルの保存時にエラーが発生しました。 |
レイアウトファイルの保存ができません。書き込みが禁止されていないかご確認ください。 |
|
-111 |
グローバルファイルの保存時にエラーが発生しました。 |
グローバルファイルの保存ができません。書き込みが禁止されていないかご確認ください。 |
|
-152 |
ヘッダ札のプリンタタイプが一致していません。 |
レイアウトとヘッダ札レイアウトファイル(.mlhtlx)のプリンタタイプ(サトープリンタ/カラープリンタ)を合わせてください。 |
|
-153 |
テール札のプリンタタイプが一致していません。 |
レイアウトとテール札レイアウトファイル(.mlhtlx)のプリンタタイプ(サトープリンタ/カラープリンタ)を合わせてください。 |
|
致命的なエラー:アプリケーションの再起動で解決しない場合は弊社担当営業までご連絡ください。 |
|
-201 |
プリンタコマンド生成以外の処理で予期しないエラーが発生しました。 |
致命的なエラーです。アプリケーションの再起動で復旧する場合は、タスクマネージャーでアプリケーションのハンドル、GDIオブジェクトなどメモリ消費量をご確認ください。 |
|
-202 |
プリンタコマンド生成処理中に予期しないエラーが発生しました。 |
致命的なエラーです。アプリケーションの再起動で復旧する場合は、タスクマネージャーでアプリケーションのハンドル、GDIオブジェクトなどメモリ消費量をご確認ください。 |
|
対象変数エラー:対象となる変数を再度設定し直してください。 |
|
-300 |
日時変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
日時変数の経過値に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-301 |
編集前複写変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
編集前複写変数の複写対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-302 |
入力日時変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
入力日時変数の経過値か位上対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-303 |
テーブル変換の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
テーブル変換の変換対象キーに設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-304 |
プライス丸め変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
計算変数のプライス丸めで丸め対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-306 |
プライスチェックCD変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
計算変数のプライスチェックCDで計算対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-307 |
クロスチェック変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
分割変数のクロスチェックで比較対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-308 |
編集後複写変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。 |
編集後複写変数の複写対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-309 |
結合変数の結合子変数検索時にエラーが発生しました。 |
結合変数の子項目に設定した変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-310 |
結合項目の親変数検索時にエラーが発生しました。 |
結合変数の親項目となる変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-320 |
レイアウトに割り付いたローカル変数検索時にエラーが発生しました。 |
デザインオブジェクトで設定したローカル変数がレイアウトに存在しません。 |
|
-321 |
レイアウトに割り付いたグローバル変数検索時にエラーが発生しました。 |
デザインオブジェクトで設定したグローバル変数がレイアウトに存在しません。 |
|
編集エラー:発行時動作設定のエラー処理で「グラフィック変換エラー」が有効な場合に発生します。 |
|
-330 |
貼付グラフィックで該当するグラフィックファイルがありません。 |
指定されたパスにグラフィックがありません。設定したパスをご確認ください。 |
|
-332 |
呼出グラフィックで該当する登録グラフィックがありません。 |
指定したNo.のグラフィックがグラフィックテーブルに登録されているかご確認ください。 |
|
-333 |
変数グラフィックで指定したグラフィックがありません。 |
指定したパスやグラフィックNo.に該当するグラフィックがあるかご確認ください。 |
|
編集エラー:発行時動作設定のエラー処理で括弧内に記載した設定を有効にした場合に発生します。 |
|
-400 |
日時変数編集時にエラーが発生しました。(日時項目編集エラー) |
日時の計算が出来ません。経過値を確認してください。 |
|
-403 |
テーブル変換時にエラーが発生しました。(テーブル変換エラー) |
テーブル一覧に入力値に合致する値がありません。 |
|
-404 |
ODBCテーブル変換時にエラーが発生しました。(ODBCテーブル変換エラー) |
テーブル一覧(ODBC)に入力値に合致する値がありません。 |
|
-405 |
プライス丸め計算時にエラーが発生しました。(プライス丸め変換エラー) |
プライス丸め計算が出来ません。丸め対象変数の入力値を確認してください。 |
|
-406 |
四則演算計算時にエラーが発生しました。(数式計算エラー) |
四則演算が出来ません。入力値を確認してください。 |
|
-407 |
プライスチェックCD計算時にエラーが発生しました。(プライスC/D計算エラー) |
プライスチェックCD計算が出来ません。対象変数の入力値を確認してください。 |
|
-408 |
¥・カンマ編集時にエラーが発生しました。(通貨カンマ編集エラー) |
テーブル変換や計算などで¥・カンマを付加するための桁数が足りません。入力値や変数の桁数を確認してください。 |
|
-409 |
1文字補填編集時にエラーが発生しました。(1文字補填編集エラー) |
テーブル変換や計算などで1文字補填するための桁数が足りません。入力値や変数の桁数を確認してください。 |
|
-410 |
CD計算時にエラーが発生しました。(C/D計算エラー) |
モジュラス11でCD置換をエラー判定にした場合、置換できないCD値の場合にエラーが発生します。入力値を確認してください。 |
|
-411 |
特殊編集時にエラーが発生しました。 |
特殊編集で利用するDLLや関数が存在しないなど編集情報が足りません。再度設定し直してください。 |
|
-413 |
税編集時にエラーが発生しました。(税編集エラー) |
消費税率が設定されていません。MLメンテナンスで税率を設定してください。 |
|
-430 |
条件判定でエラーが発生しました。(条件判定エラー) |
条件変数の条件式で判定結果が計算できません。条件式や対象の変数に正しい値が設定されているかご確認ください。 |
|
-431 |
条件判定結果で使用する変数が見つかりません。(条件判定エラー) |
条件変数の判定結果に指定した変数が存在するかご確認ください。 |
|
-610 |
用紙に印字できない項目が存在します。(用紙外に指定した項目が存在する場合) |
オブジェクトが用紙外に配置されています。MLデザインでエラーのオブジェクトがないかご確認ください。印字に必要ないオブジェクトは属性設定の印字で「印字しない」に設定してください。 |
|
描画エラー:オブジェクトの描画に必要な情報がありません。 |
|
-450 |
条件印字の判定でエラーが発生しました。 |
印字条件設定で指定した変数やチェックテーブルが存在しない、または使用しているグローバル情報やグローバルチェックテーブルのファイル自体が存在しません。 |
|
-600 |
レイアウトで使用しているWindowsフォントがありません。 |
発行環境に該当するWindowsフォントをインストールしてください。 |
|
-601 |
レイアウトで使用しているバーコードの情報がありません。 |
MLV6をバージョンアップしてください。 |
|
サポート外エラー:利用できない機能が設定されています。 |
|
-802 |
発行枚数が指定されていません。 |
パラメータで指定したデータを確認してください。 |
|
-820 |
レイアウトにヘッダ札が設定されていません。 |
ヘッダ札を出力する場合は、発行時動作設定のヘッダ・テール札出力を設定してください。 |
|
-821 |
レイアウトにテール札が設定されていません。 |
テール札を出力する場合は、発行時動作設定のヘッダ・テール札出力を設定してください。 |
機能別レスポンスコード対応表
機能別にレスポンスコードが異なります。
コード | 発行指示 HTTP[Output] ソケット[OP] |
発行状況の確認 HTTP[/GetStatus] ソケット[GS] |
コマンド生成 HTTP[/MakeCommand] ソケット[MC] |
コマンド取得 HTTP[/GetCommand] ソケット[GC] |
---|---|---|---|---|
0 |
○ |
○ |
○ |
○ |
1 |
○ |
○ |
○ |
○ |
2 |
○ |
○ |
○ |
○ |
5 |
○ |
○ |
○ |
○ |
10 |
○ |
○ |
○ |
○ |
11 |
○ |
○ |
○ |
○ |
12 |
○ |
× |
○ |
× |
13 |
○ |
× |
× |
× |
14 |
× |
× |
○ |
× |
20 |
○ |
○ |
○ |
○ |
21 |
○ |
○ |
○ |
○ |
30 |
○ |
× |
○ |
× |
31 |
○ |
× |
○ |
× |
32 |
○ |
× |
○ |
× |
33 |
○ |
○ |
○ |
○ |
34 |
○ |
× |
○ |
× |
40 |
○ |
× |
○ |
× |
50 |
○ |
× |
○ |
× |
51 |
○ |
× |
○ |
× |
52 |
○ |
× |
× |
× |
60 |
× |
○ |
× |
○ |
61 |
○ |
× |
○ |
× |
62 |
○ |
○ |
○ |
○ |
100 |
○ |
○ |
○ |
○ |
101 |
○ |
○ |
○ |
○ |
102 |
○ |
○ |
○ |
○ |
103 |
○ |
○ |
○ |
○ |
104 |
○ |
○ |
○ |
○ |
105 |
○ |
○ |
○ |
○ |
-1~-999 |
○ |
○ |
○ |
○ |
ログの出力内容
ログ名とイベントソース名
イベントログ名:SATO MLV6 MLWatch | |
---|---|
イベントソース名 |
内容 |
SATO MLV6 MLWatch |
サービス状態遷移(開始、停止など) |
SATO MLV6 MLWatch Network |
ネットワーク監視中の動作ログ |
SATO MLV6 MLWatch Network PrintHistory |
ネットワーク監視の発行履歴 |
イベントログ名:MLWebAPI | |
---|---|
イベントソース名 |
内容 |
SATO MLV6 MLWebAPI |
HTTP通信の通信ログ |
サービス開始・終了ログ(SATO MLV6 MLWatch)
# | メッセージ | 補足情報 | レベル |
---|---|---|---|
1 |
SATO MLV6 MLWatchを開始しました。 |
ログレベル設定に関係なく出力 |
- |
2 |
SATO MLV6 MLWatchは正常に停止しました。 |
ログレベル設定に関係なく出力 |
- |
アプリケーション起動ログ(SATO MLV6 MLWatch)
# | メッセージ | 補足情報 | レベル |
---|---|---|---|
1 |
ライセンス認証に失敗しました。起動用のアダプタをセットしてください。 |
警告 |
|
2 |
アプリケーション起動時の共通設定ファイルの読み込みに失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
3 |
アプリケーション起動時のアプリケーション管理の生成に失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
4 |
アプリケーション起動時の保守設定ファイルの読み込みに失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
5 |
アプリケーション起動時の保守設定ファイルが存在しません。 |
エラー |
|
6 |
MLウォッチ構成ファイルの設定が不正です。 |
0 = 設定値不正内容 |
エラー |
7 |
MLウォッチ構成ファイルの読み込みに失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
8 |
アプリケーション起動時のMLウォッチ設定ファイルの設定が不正です。 |
0 = 設定値不正内容 |
エラー |
9 |
アプリケーション起動時のMLウォッチ設定ファイルの読み込みに失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
10 |
アプリケーション起動時のインシデント管理の生成に失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
11 |
アプリケーション起動時のフォルダー監視管理の生成に失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
12 |
アプリケーション起動時のウィンドウ管理の生成に失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
13 |
MLウォッチのハンドル数が規定値に達したため、MLウォッチのサービスを終了します。 |
エラー |
|
14 |
システムのメモリ使用率が規定値に達したため、MLウォッチのサービスを終了します。 |
エラー |
|
15 |
予期せぬインシデントが発生しました。 |
0 = 例外メッセージ |
エラー |
ネットワーク監視ログ(SATO MLV6 MLWatch Network)
# | メッセージ | 補足情報 | レベル |
---|---|---|---|
1 |
ネットワーク監視のコマンドファイルの削除に失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
警告 |
2 |
ネットワーク監視のデータ受信時にエラーが発生しました。 |
0 = 例外メッセージ |
警告 |
3 |
ネットワーク監視のデータ送信時にエラーが発生しました。 |
0 = 例外メッセージ |
警告 |
4 |
ネットワーク監視のコマンド転送のリクエストに失敗しました。 |
0 == 受信リクエスト電文 |
警告 |
5 |
ネットワーク監視のコマンド転送のリクエストに成功しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
6 |
ネットワーク監視のステータス監視のリクエストに失敗しました。 |
0= 受信リクエスト電文 |
警告 |
7 |
ネットワーク監視のステータス監視のリクエストに成功しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
8 |
ネットワーク監視のコマンド生成のバックグラウンド実行に失敗しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
警告 |
9 |
ネットワーク監視のコマンド生成のリクエストに失敗しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
警告 |
10 |
ネットワーク監視のコマンド生成のリクエストに成功しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
11 |
ネットワーク監視の発行指示のバックグラウンド実行に失敗しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
警告 |
12 |
ネットワーク監視の発行指示のリクエストに失敗しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
警告 |
13 |
ネットワーク監視の発行指示のリクエストに成功しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
14 |
ネットワーク監視の発行履歴の出力に失敗しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
警告 |
15 |
ネットワーク監視でクライアントからの接続を受け入れました。 |
0 = リモート エンドポイント |
情報 |
16 |
ネットワーク監視でクライアントから切断されました。 |
0 = リモート エンドポイント |
情報 |
17 |
ネットワーク監視のトランザクションログの削除に失敗しました。 |
0 = 例外メッセージ |
警告 |
18 |
ネットワーク監視のトランザクションログの保存に失敗しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
警告 |
19 |
ネットワーク監視で定義していないリクエストを受信しました。 |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
発行履歴ログ(SATO MLV6 MLWatch Network PrintHistory)
# | メッセージ | 補足情報 | レベル |
---|---|---|---|
1 |
1[TAB]2[TAB]3[TAB]4[TAB] |
1 = 発行した日付(yyyy/MM/dd) |
情報 |
* MLデザインの入力項目オブジェクトの設定で、履歴保存対象が「有効」になっている項目の入力値です。複数項目の場合は末尾にタブ区切りで連結して出力します。
HTTP通信ログ(SATO MLV6 MLWebAPI)
# | メッセージ | 補足情報 | レベル |
---|---|---|---|
1 |
Received a print instruction request. |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
2 |
Send a print instruction response. |
0= 送信レスポンス電文 |
情報 |
3 |
Received a status monitor request. |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
4 |
Send a status monitor response. |
0= 送信レスポンス電文 |
情報 |
5 |
Received a command generation request. |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
6 |
Send a command generation response. |
0= 送信レスポンス電文 |
情報 |
7 |
Received a command transfer request. |
0 = 受信リクエスト電文 |
情報 |
8 |
Send a command transfer response. |
0 = 送信レスポンス電文(コマンドは除外) |
情報 |
* レスポンスコードが0(正常)の場合は情報、0以外の場合は警告で出力されます。
7. オンラインライセンスで利用する
7.1. オンラインライセンスの特徴
MLV6 オンラインライセンスでは、クラウドサービス「SATO App Storage」と連携して、さまざまな機能を利用することができます。
例えば、MLデザインで作成したレイアウトをクラウドサーバーに保存して配信し、それを各地のユーザーがMLプリントで開いてラベルを出力するといった運用が可能になります。
また、MLファイルマネージャーを使用すると、クラウドサーバー上のレイアウトファイルやデータファイルの移動や削除などの管理も簡単に行えます。
SATO App Storageとは |
MLデザイン(オンラインライセンス)
レイアウトファイルを開くときや保存するときに、「ローカル」と「サーバー」の選択肢が表示されます。
「ローカル」は現在使用しているPC、「サーバー」はクラウドサーバーです。
MLプリント(オンラインライセンス)
レイアウトファイルを開くときに、「ローカル」と「サーバー」の選択肢が表示されます。
「ローカル」は現在使用しているPC、「サーバー」はクラウドサーバーです。
MLメンテナンス(オンラインライセンス)
左メニューに「サーバー接続設定」が追加されます。
ここでは、MLファイルマネージャーでクラウドサーバー(SATO App Storage)を使用するための設定を行います。
SATO App Storageの接続設定
MLV6でSATO App Storageを使用する場合は、MLメンテナンスで設定を行います。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューから「サーバー接続設定」を選び、「サーバでレイアウトを一元管理する」にチェックを入れます。
-
上記画面の他の項目については、必要に応じて設定してください。
-
「公開パスワード」は、MLデザインから直接、クラウドサーバー上の配信用フォルダにレイアウトファイルを保存するときに必要になります。
-
「管理者モードパスワード」は、MLファイルマネージャーを管理者モードに切り替えるときに必要になります。
-
-
設定が完了したら、「OK」をクリックします。
7.2. レイアウト一元管理
MLV6は、クラウドサービス「SATO App Storage」を利用すると、複数のユーザー(PC)が作成したレイアウトファイルを一元管理できます。
例えば、本部のPC(管理者)がレイアウトを作成してクラウド上に保存し、各支店のPC(ユーザー)がクラウドにアクセスしてそのレイアウトファイルを開き、ラベルを発行するといった運用が可能になります。
|
MLデザインの設定(クラウド)
MLデザインで作成したレイアウトファイルをクラウド(SATO App Storage)上に保存する場合は、MLデザインの設定を変更する必要があります。
-
MLデザインの「ファイル」メニューから「オプション」をクリックします。
-
左メニューの「基本設定」を選び、「ファイルの参照先」で「ダイアログで選択する」または「サーバー」を選択し、「OK」をクリックします。
以上で、MLデザインの設定は完了です。
「ダイアログで選択する」を選んだ場合は、「ファイル」メニューから「開く」や「名前を付けて保存」などを選択したときに、ローカルかサーバーかを選択するダイアログが表示されます。 |
MLプリントの設定(クラウド)
クラウド(SATO App Storage)上に保存されたレイアウトファイルを、MLプリントで直接開く場合は、MLプリントの設定を変更する必要があります。
-
MLプリントの「ファイル」メニューから「オプション」をクリックします。
-
左メニューから「その他」を選び、「ファイルの参照先」で「ダイアログで選択する」または「サーバー」を選択し、「OK」をクリックします。
以上で、MLプリントの設定は完了です。
「ダイアログで選択する」を選んだ場合は、「ファイル」メニューから「開く」を選択したときに、ローカルかサーバーかを選択するダイアログが表示されます。 |
レイアウトをクラウドに保存する
MLデザインで作成したレイアウトをクラウドサーバーに保存する場合は、次の手順で行います。 発行に使用するレイアウトは「発行用レイアウトをクラウドに公開する」を参照してください。
レイアウトファイルをクラウドサーバーに保存するには、「MLデザインの設定(クラウド)」が必要です。 |
-
MLデザインでレイアウトを作成します。
-
「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」をクリックします。
-
以下の画面が表示された場合は、「サーバー」をクリックします。
MLデザインの設定(クラウド)をしたときに、「ファイルの参照先」で「サーバー」を選択した場合は、この画面は表示されません。
以下の画面が表示された場合は、MLファイルマネージャーサービスが起動していません。
MLファイルマネージャーサービスの開始を参照し、MLファイルマネージャーサービスを開始してください。 -
保存するフォルダを選択したあと、ファイル名を入力し、「保存」をクリックします。
-
以下の画面が表示されたら、保存完了です。「OK」をクリックします。
クラウド上に保存されたレイアウトファイルの移動や削除などの管理、フォルダの新規作成や削除などを行う場合は、MLファイルマネージャーをご利用ください。 |
発行用レイアウトをクラウドに公開する
MLデザインで発行環境で利用するレイアウトをクラウドサーバーへ公開する場合は、次の手順で行います。 編集中のレイアウトの保存は「レイアウトをクラウドに保存する」を参照してください。
レイアウトファイルをクラウドサーバーに保存するには、「MLデザインの設定(クラウド)」が必要です。 |
-
MLデザインでレイアウトを作成します。
-
「ファイル」メニューの「配信フォルダに公開」をクリックします。
以下の画面が表示された場合は、MLファイルマネージャーサービスが起動していません。
MLファイルマネージャーサービスの開始を参照し、MLファイルマネージャーサービスを開始してください。 -
公開パスワードを入力し、「OK」をクリックします。
-
公開パスワードを設定していない場合は、何も入力せずに、「OK」をクリックしてください。
-
公開パスワードの設定は、公開パスワードを設定する/変更するを参照してください。
-
-
保存するフォルダを選択したあと、ファイル名を入力し、「保存」をクリックします。
-
以下の画面が表示されたら、保存完了です。「OK」をクリックします。
クラウド上に保存されたレイアウトファイルの移動や削除などの管理、フォルダの新規作成や削除などを行う場合は、MLファイルマネージャーをご利用ください。 |
クラウド上のレイアウトを参照する
クラウド上のレイアウトファイルを参照するには、「MLデザインの設定(クラウド)」が必要です。 |
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLデザイン」を選択します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
「ファイル」メニューの「開く」をクリックします。
-
以下の画面が表示された場合は、「サーバー」をクリックします。
以下の画面が表示された場合は、MLファイルマネージャーサービスが起動していません。 MLファイルマネージャーサービスの開始を参照し、MLファイルマネージャーサービスを開始してください。
-
参照するレイアウトファイルを選択し、「開く」をクリックします。
画面上部の「キーワード入力」に文字を入力し、Enterキーを押すと、その文字列を含むファイル名にカーソルが移動します。再度Enterキーを押すと、次にその文字列を含む次のファイル名にカーソルが移動します。 |
サーバーのフォルダ
クラウドサーバー上には、次の4つのフォルダが用意されています。
フォルダ名 | 説明 |
---|---|
Public |
レイアウトファイル、ラベルに必要なテキストデータや画像データなどを配信するためのフォルダです。 |
Design |
レイアウトファイル保存用フォルダです。 |
Histories |
発行履歴ファイル保存用フォルダです。初期設定では非表示です。 |
Config |
設定ファイル保存用フォルダです。初期設定では非表示です。通常使用しません。 |
この4つのフォルダは、削除したり、名前を変更することはできません。また同階層に新規フォルダを作成することもできません。フォルダを作ってファイルを整理したい場合は、これらのフォルダの中に新規フォルダを作成してください。 |
サーバーのフォルダの表示/非表示を切り替える
クラウドサーバー上の4つのフォルダは、次の手順で表示/非表示を切り替えることができます。
使用しないフォルダは非表示にしておくことをおすすめします。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューから「サーバー接続設定」を選び、「フォルダ参照設定」にある4つのチェックボックスを設定します。
「フォルダ項目」とフォルダ名の対応は次の通り。
フォルダ項目 フォルダ名 レイアウト配信
Public
レイアウト編集
Design
発行履歴
Histories
環境情報
Config
チェックを入れると表示、チェックを外すと非表示になります。
-
設定が完了したら、「OK」をクリックします。
公開パスワードを設定する/変更する
クラウド上に保存されたレイアウトファイルは、クラウドサービスの設定によっては、自動的に各ユーザーに配信され、そのまま発行されてしまう場合があります。
例えば、MLデザインで作成途中のレイアウトファイルを誤ってクラウド上に保存してしまい、それをクラウドに接続された他のPCが自動的に発行してしまうといったケースが想定されます。
そのようなリスクを軽減するため、公開パスワードを設定することをおすすめします。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューから「サーバー接続設定」を選び、「レイアウト配信フォルダの公開パスワードを設定する」をクリックします。
-
設定するパスワードを、「パスワード」欄と「確認入力」欄に入力し、「OK」をクリックします。
公開パスワードを忘れた場合は、ここで再設定してください。以前のパスワードは必要ありません。 |
MLファイルマネージャーサービスの開始
MLファイルマネージャーサービスは、MLV6がクラウド(SATO App Storage)を利用するときに必要なWindowsのサービスです。
MLV6をインストールするとWindowsに登録され、Windowsの起動時に自動的に実行されます。
通常は特に意識する必要はありませんが、MLV6の各アプリでクラウドにアクセスするときや、MLファイルマネージャーを起動するときなどに、以下の画面が表示された場合は、MLファイルマネージャーサービスが正常に動作していない可能性があります。
この場合は以下の手順でMLファイルマネージャーサービスの状態を確認してください。
-
スタートメニューから「Windows 管理ツール」の「サービス」を開きます。
-
「SATO MLV6 MLFile Manager」の状態を確認します。
-
「実行中」になっていない場合:
「SATO MLV6 MLFile Manager」を選択し、「操作」メニューの「開始」を選んでください。
-
「開始中」となっていて、「開始」を選べない場合:
スタートメニューから「Windows システム ツール」の「タスク マネージャー」を起動し、「プロセス」タブで「MLFileManagerService」の中の「SATO MLV6 MLFileManager」を選択し、「タスクの終了」をクリックしてください。
その後、「サービス」タブで「SATO MLV6 MLFileManager」を右クリックし、「開始」を選んでください。
-
7.3. MLファイルマネージャー
MLファイルマネージャーとは
MLファイルマネージャーは、クラウドサービス「SATO App Storage」上のフォルダやファイルを閲覧・管理するためのツールです。
レイアウトファイルのほかに、ラベル発行に必要なテキストデータや画像ファイルも管理できます。
また、クラウド上のレイアウトファイルを、MLデザインで開いて編集したり、MLプリントで開いてラベルを発行することもできます。
|
基本操作
MLファイルマネージャーを起動する
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLファイルマネージャー」を選択します。
-
MLファイルマネージャーが起動します。
MLファイルマネージャーを起動する際や、各アプリからクラウドサーバーにアクセスしたときに、以下の画面が表示された場合は、MLファイルマネージャーサービスが起動していません。 MLファイルマネージャーサービスの開始を参照し、MLファイルマネージャーサービスを開始してください。 |
初期設定では配信用フォルダ(Public)のみ表示されています。他のフォルダを表示する場合は、サーバーのフォルダの表示/非表示を切り替えるを参照してください。 |
MLプリントでレイアウトを開く
MLファイルマネージャーに表示されているレイアウトファイルを、MLプリントで開く方法は3通りあります。
-
レイアウトファイルを選択し、「ホーム」リボンの「開く」をクリックします。
-
レイアウトファイルの上で右クリックしてメニューを表示し、「開く」または「MLプリントで開く」をクリックします。
-
レイアウトファイルをダブルクリックします。
MLデザインで開く
対象のファイルの上で右クリックしてメニューを表示し、「MLデザインで開く」をクリックします。
配信用フォルダ(Public)のファイルを編集後、上書き保存などで配信用フォルダに保存するときには公開パスワードの入力が必要になります。 |
ファイルをPCにダウンロードする
-
ダウンロードするファイルを選択します。
ShiftキーやCtrlキーを押しながらクリックすると、複数のファイルを選択できます。
全ファイルを選択したい場合は、「ホーム」リボンの「すべて選択」をクリックしてください。 -
「ホーム」リボンの「ダウンロード」をクリックします。
-
ダウンロード先のフォルダーを選択し、「フォルダーの選択」をクリックします。
選択したフォルダーに、元のファイル名のまま保存されます。
上記以外の操作方法 ファイルのダウンロードは、MLファイルマネージャー上のファイルアイコンを右クリックし、「ダウンロード」を選ぶことでも行えます。 |
デスクトップにショートカットを作成する
クラウドサーバー上のファイルへのショートカットをPCのデスクトップに作成することができます。
MLファイルマネージャー上のファイルアイコンを右クリックし、表示されるメニューから「ショートカットの作成」を選ぶと、デスクトップにショートカットが作成されます。
ショートカットをダブルクリックすると、対象のファイルをMLプリントで開くことができます。
表示の更新
MLファイルマネージャーでは、クラウドサーバー上のファイル/フォルダの表示を自動で同期しています。
クラウドサーバー上のファイルが見つからない場合は、手動で更新して表示されるかご確認ください。
表示を更新するには、「ファイル」メニューの「サーバーと同期」を選びます。
画面左下の表示が「サーバーと同期中」から「最終同期日時」になったら更新完了です。
一覧表示の切り替え/並び替え
MLファイルマネージャーのファイルの表示形式は、リスト表示とアイコン表示の2通りあります。
また、ファイルの表示順を、ファイル名、更新日時、更新者名、種類、サイズ、状態で並べ替えることができます。
「表示」リボンの「リスト」をクリックすると、ファイル名、更新日時、更新者、種類などの情報がリスト表示になります。
「表示」リボンの「アイコン」をクリックすると、アイコン表示になります。
ファイルの並べ替えは、「表示」リボンの「並び替え」をクリックして行います。
リスト表示にある「状態」の項目は、クラウドサーバー上でのファイルの最終更新時から「サーバーと同期」時までの間隔によって、4段階で表示されます。 例えば、上の画面の設定の場合、次の4段階になります。 |
ログ表示
MLファイルマネージャーの起動・停止や同期の実行などが動作ログとして保存されます。
「表示」リボンの「ログ表示」をクリックすると、Windowsのイベントビューアの「アプリケーションとサービス ログ」が表示され、ログを確認できます。
ファイルの検索
MLファイルマネージャーの検索機能を使って、クラウドサーバー上のファイルから、指定した文字を含むファイル名のファイルを検索することができます。
-
MLファイルマネージャーで検索したいフォルダを表示します。
-
検索ボックスに検索したい文字を入力し、Enterキーを押します。
-
検索結果が表示されます。
検索に入力した文字と合致する個所が黄色でマーキングされます。
「検索を閉じる」をクリックすると、もとの一覧表示画面に戻ります。
管理者モード
クラウドサーバー上のファイルを誤って変更してしまったり、削除してしまうなどのトラブルを防ぐため、MLファイルマネージャーを通常モードで操作しているときは、ファイルの削除やアップロードなどを行うことはできません。
クラウドサーバー上のファイルの更新や削除などを行うときは、管理者モードに切り替えてから、作業してください。
管理者モードには、次の手順で切り替えることができます。
-
「ホーム」リボンの「管理者モード」をクリックします。
-
管理者モードパスワードを入力し、「OK」をクリックします。(初期値は「user」です。)
-
管理者モードになると、「ホーム」リボンの各アイコンが使用可能になります。
|
ファイルをクラウドサーバーにアップロードする
-
「ホーム」リボンの「アップロード」をクリックします。
-
ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
複数のファイルを選択し、まとめてアップロードすることもできます。
-
ファイルがアップロードされます。
アップロードしたファイルがMLファイルマネージャーに表示されない場合は、「ファイル」メニューの「サーバーと同期」をクリックしてください。
上記以外の操作方法 ファイルのアップロードは、デスクトップやエクスプローラー上のファイルアイコンを、MLファイルマネージャー上にドラッグアンドドロップすることでも、行うことができます。 |
管理者モードパスワードを設定する/変更する
MLファイルマネージャーを管理者モードにするためのパスワードは、MLメンテナンスで変更できます。
管理者モードパスワードを忘れた場合でも、この手順で再度設定してください。再設定に以前のパスワードは必要ありません。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューから「サーバー接続設定」を選び、「MLファイルマネージャーの管理者モードパスワードを設定する」をクリックします。
-
設定するパスワードを、「パスワード」欄と「確認入力」欄に入力し、「OK」をクリックします。
編集操作
MLファイルマネージャーでは、以下のようなWindowsの標準的な操作にも対応しています。
-
Shiftキーによる範囲選択
ファイルを選択した状態で、Shiftキーを押しながら他のファイルをクリックすると、最初に選択していたファイルから、クリックしたファイルまでの全てのファイルを選択します。
-
Ctrlキーによる複数選択/解除
Ctrlキーを押しながらファイルやフォルダをクリックするたびに、選択していた場合は解除され、選択していない場合は選択されます。
-
Deleteキーによるファイル/フォルダの削除
-
Enterキーでファイル/フォルダを開く
例:レイアウトファイルを選択した状態でEnterキーを押すと、MLプリントで開きます。
以下のショートカットキーにも対応しています。
-
Ctrl+Aキー:すべて選択
-
Ctrl+Cキー:コピー
-
Ctrl+Xキー:切り取り(カット)
-
Ctrl+Vキー:貼り付け(ペースト)
非表示ファイル
MLファイルマネージャーの初期設定では、MLV6のバックアップファイルは、表示されないようになっています。
バックアップファイルを参照する場合は、「表示」リボンの「非表示ファイル」にチェックを入れてください。
初期設定では配信用フォルダ(Public)のみ表示されています。他のフォルダを表示する場合は、サーバーのフォルダの表示/非表示を切り替えるを参照してください。 |
7.4. クラウドプリント
クラウドプリントとは、インターネットを利用したクラウドサービス「SATO App Storage」を介して、ラベルなどを発行する機能です。
この機能を利用すると、プリンタとインターネットに接続する環境があれば、遠隔地のPCからラベルを発行することができます。
クラウドプリントを行うにはプリンタに対応ソフトをインストールする必要があります。
詳細につきましては弊社担当までお問合せください。
出力先設定
ここではMLプリントを使って、クラウドプリントを行う手順を紹介します。
-
MLプリントでレイアウトファイルを開きます。
データが必要なレイアウトの場合は、発行するデータを入力してください。
-
「ホーム」リボンの「出力先」をクリックします。
-
プルダウンメニューから「クラウドプリンタ」を選びます。
-
プリンタを選択し、「OK」をクリックします。
目的のプリンタが表示されていない場合は、「更新」をクリックしてください。プリンタ一覧が更新されます。
それでも表示されない場合は、「グループ」が合っているか、プリンタが使用可能な状態か、クラウドプリンタとして登録されているか確認してください。 -
「発行開始」をクリックします。
-
各項目が正しいことを確認し、「OK」をクリックします。
レイアウト発行ダイアログ
クラウドプリンタの使用頻度がそれほど高くない場合は、「レイアウト発行」画面でクラウドプリンタを選択することもできます。
-
MLプリントで「発行開始」をクリックし、「レイアウト発行」画面を表示します。
-
「出力先」で「クラウドプリンタ」を選択します。
-
プリンタを選択し、「OK」をクリックします。
自動発行(クラウドプリンタ)
ユーザープログラムや、Windowsの[ファイル名を指定して実行]など外部のアプリケーションからMLV6の発行プログラムを起動し、パラメータを与えることでそのパラメータに応じた動作を実装する事ができる機能です。
自動発行機能では、クラウドプリンタを出力先に指定するために、以下のパラメータを使用します。
自動発行の書式(クラウドプリンタ)
-
(1) 実行プログラムパス
フルパスで指定してください。インストール先ディレクトリを変更していない場合、下記のパスとなります。
C:¥Program Files¥SATO¥MLV6¥MLPrint.exe
-
(2) MLファイルパス
レイアウトファイル(*.mllayx)または振分ファイル(*.mldenx)をフルパスで指定してください。
サーバー(SATO App Storage)のレイアウトファイル(*.mllayx)を指定する場合は先頭を「ml-file-manager:///」として、フォルダは「/」で区切って指定します。
サーバー(SATO App Storage)のレイアウトファイル(*.mllayx)のパスは、MLファイルマネージャーで、レイアウトファイルを右クリックし、「プロパティ」を表示すると[場所:]で確認できます。 |
-
(3) パラメータ設定値
パラメータに従った設定値を指定してください。設定値が必要ないパラメータもあります。
指定機能 | パラメータ | 動作内容 |
---|---|---|
データ指定 |
||
ファイル取込み |
|
MLプリントを起動し、指定のファイルを読み込みます。 |
データ取込み |
|
MLプリントを起動し、指定のデータを読み込みます。 |
動作指定 |
||
発行画面表示 |
なし |
動作指定パラメータがない場合は、発行画面を表示します。 |
発行開始 |
|
発行処理を行います。 |
印刷プレビュー |
|
印刷プレビューを表示します。 |
出力先指定 |
||
レイアウトファイルに従う |
なし |
出力先指定パラメータがない場合は、レイアウトファイルで指定されている出力先を利用します。 |
クラウドプリンタのアカウント名 |
/CLP NAME |
クラウドプリンタのアカウント名を指定します。 |
クラウドプリンタのデバイスID |
/CLP DEVICE_ID |
クラウドプリンタのデバイスIDを指定します。 |
ローカルプリンタ指定 |
|
ローカルのプリンタドライバ名を指定します。 |
設定ファイル指定(振分ファイルのみ) |
|
設定ファイルを利用して、レイアウト毎にプリンタドライバを指定します。 |
オプション指定 |
||
参照専用モード |
|
レイアウトを参照専用モードで開きます。 |
税率指定 |
|
発行時の税率を指定します。 |
以下に各パラメータの機能詳細を記載します。
アルファベットの大文字で記載されていますが、小文字でも同様の指定が可能です。
データ指定
-
ファイル取込み:/G パラメータ
指定のファイルを読み込み、MLプリントを起動し、データを呼出します。
/Iパラメータ(データ取込み)と併用した場合、本パラメータのみ処理し、/Iパラメータは無視します。
指定のファイルが存在しない場合、本パラメータは無視されます。 -
データ取込み:/I パラメータ
指定のデータを読み込み、MLプリントを起動し、データを呼出します。
/Gパラメータ(ファイル取込み)と併用した場合、本パラメータは無視し、/Gパラメータを処理します。
指定のデータが存在しない場合、本パラメータは無視されます。
動作指定
-
発行開始:/Oパラメータ
指定したレイアウトファイル(振分ファイル)でMLプリントを起動し、発行を開始します。
/Gパラメータ(外部ファイル指定)または/Iパラメータ(内部データ指定)と併用します。
/Pパラメータ(印刷プレビューコマンド)と併用した場合、本パラメータのみ処理し、/Pパラメータは無視します。 -
印刷プレビュー:/Pパラメータ
印刷プレビューを表示します。
/G(外部ファイル指定)または/I(内部データ指定)パラメータと併用します。
/Oパラメータ(発行開始コマンド)と併用した場合、本パラメータを無視し、/Oパラメータを処理します。
出力先指定
-
クラウドプリンタ アカウント指定:/CLP NAMEパラメータ
出力するクラウドプリンタのアカウント名(出力先設定画面の「プリンタ名」)を「=」で結んで指定します。
/Gパラメータ(ファイル指定)または/Iパラメータ(データ指定)と併用します。
/Pパラメータ(印刷プレビュー)と併用した場合、本パラメータを無視し、/Pパラメータを処理します。
記述例:/CLP NAME=Printer1
グループから指定する場合は、先頭に / を付加し、グループの区切りに / を使用します。
記述例:/CLP NAME=/SatoGroup/Group01/Printer1
アカウント指定のパラメータ指定例は下記の通りです。レイアウトファイル
ml-file-manager:///Public/lbl/Sample.mllayx
外部ファイル
C:¥ML¥Text.txt
クラウドプリンタのアカウント名
Printer1
"C:¥Program Files¥MLV6¥MLPrint.exe" "ml-file-manager:///Public/lbl/Sample.mllayx" /G "C:¥ML¥Text.txt" /CLP NAME=Printer1 /O
-
クラウドプリンタ デバイスID指定:/CLP DEVICE_IDパラメータ
出力するクラウドプリンタのデバイスID(機種名)を「=」で結んで指定します。
/Gパラメータ(ファイル指定)または/Iパラメータ(データ指定)と併用します。
/Pパラメータ(印刷プレビュー)と併用した場合、本パラメータを無視し、/Pパラメータを処理します。
記述例:/CLP DEVICE_ID=478
デバイスID指定のパラメータ指定例は下記の通りです。レイアウトファイル
C:¥ML¥Sample.mllayx
外部ファイル
C:¥ML¥Text.txt
クラウドプリンタのデバイスID
478
"C:¥Program Files¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥ML¥Sample.mllayx" /G "C:¥ML¥Text.txt" /CLP DEVICE_ID=478 /O
「デバイスID」は、MLクラウドプリンタ管理ツールで、対象のプリンタを右クリックし、「プリンタのプロパティ」を選ぶことで確認できます。 |
-
ローカルプリンタ指定:/Vパラメータ
出力するプリンタドライバの名称を指定します。
/Gパラメータ(ファイル指定)または/Iパラメータ(データ指定)と併用します。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。
/Dパラメータ(設定ファイル指定)と併用した場合、本パラメータのみ処理し、/Dパラメータは無視します。
指定した出力先が存在しない場合、本パラメータは無視されます。
プリンタドライバのパラメータ指定例は下記の通りです。振分ファイル
C:¥ML¥Test.mldenx
外部ファイル
C:¥ML¥Text.txt
プリンタドライバの出力先
SATO CT4-LX-J 305dpi
"C:¥Program Files¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥ML¥Test.mldenx" /G "C:¥ML¥Text.txt" /V "SATO CT4-LX-J 305dpi" /O
-
設定ファイル指定:/Dパラメータ (振分ファイルのみ)
レイアウト毎の出力先が設定された設定ファイルのパスを指定します。*1
/G(ファイル指定)または/I(データ指定)パラメータと併用します。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。
/Vパラメータ(プリンタドライバ指定)と併用した場合、本パラメータは無視し、/Vパラメータのみ処理します。
指定のファイルが存在しない場合、本パラメータは無視します。
出力先ファイルのパラメータ指定例は以下の通りです。振分ファイル
C:¥ML¥Test.mldenx
外部ファイル
C:¥ML¥Text.txt
出力先ファイル
C:¥ML¥Out.txt
"C:¥Program Files¥MLV6¥MLPrint.exe" "C:¥ML¥Test.mldenx" /G "C:¥ML¥Text.txt" /D "C:¥ML¥Out.txt" /O
*1 設定ファイルフォーマット(タブ区切りテキスト)
-
該当するレイアウトファイルまたは出力先が存在しない場合、レイアウトファイルのデフォルト出力先から出力します。
-
出力先指定
クラウドプリンタのアカウント名 |
NAME=[クラウドプリンタのアカウント名] |
クラウドプリンタのデバイスID |
DEVICE_ID=[クラウドプリンタのデバイスID] |
ローカルプリンタ |
ローカルのプリンタドライバ名 |
-
1レコード毎に、レイアウト名と出力先を指定します。
設定ファイルの指定例は以下になります。
レイアウト名 |
タブ |
出力先 |
CR/LF |
"ml-file-manager:///Public/lbl/Sample.mllayx" (タブ) NAME=Printer1 (CR/LF) |
オプション指定
-
参照専用モード:/Kパラメータ
レイアウトファイルを参照専用モードで開きます。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。参照専用モードは1つのレイアウトファイルを複数同時に使用できますが、発行時に変更される情報(連番設定、ローカル変数の保存連番値、出力先設定、ファイル形式設定、発行時動作設定、印字設定)が保存されません。
特に、連番値の保存を使用している場合は、参照専用モードは使用しないでください。 -
税率指定:/Zパラメータ
発行時の税率を 0.0 ~ 100.0 で指定します。
/Oパラメータ(発行開始)と併用します。
本パラメータで税率を指定した場合、税編集で設定した税率(ユーザー税率や固定値)は使用されません。
フォルダ監視発行の出力先指定(クラウドプリンタ)
「フォルダ監視発行」の詳細については3.5.フォルダ監視発行 を参照ください。
フォルダ監視発行でクラウドプリンタを使用する場合は「出力先」で指定します。
-
(レイアウトの設定に従う)レイアウトファイルで指定する方法
-
(データで指定する)データファイルの1レコード毎にデータで指定する方法
-
(クラウドプリンタを使用する)監視条件(監視フォルダ・データファイル)で指定する方法
(レイアウトの設定に従う)レイアウトファイルで指定する方法
レイアウトファイルの出力先選択で指定されたプリンタに出力されます。
出力先の指定方法は出力先設定を参照ください。
(データで指定する)データファイルの1レコード毎にデータで指定する方法
出力先判別設定の「出力先」で指定します。
-
判別キーを入力し、出力先のプルダウンリストから「(クラウドプリンタを使用する)」を選択し、出力先の右列に表示される[・・・]をクリックします。
-
表示された[出力先選択]ダイアログからプリンタを選択し、OKボタンをクリックします。
(クラウドプリンタを使用する)監視条件(監視フォルダ・データファイル)で指定する方法
フォルダー一覧設定の「出力先」で指定します。
-
出力先のプルダウンリストから「(クラウドプリンタを使用する)を選択し、出力先の右列に表示される[・・・]をクリックします。
-
表示された[出力先選択]ダイアログからプリンタを選択し、OKボタンをクリックします。
MLクラウドプリンタ管理ツール
「MLクラウドプリンタ管理ツール」はクラウドプリンタを管理するためのツールです。
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLクラウドプリンタ管理ツール」を選択して、MLクラウドプリンタ管理ツールを起動します。
MLクラウドプリンタ管理ツールでは、クラウドプリンタに対し、以下の操作が行えます。
-
クラウドプリンタの状態の確認
-
ジョブ一覧を開く
-
印刷の一時停止・再開
-
プリンタのショートカットの作成
-
プリンタのプロパティの表示
さらに、プリンタを選択し、「操作」メニューの「ジョブ一覧を開く」をクリックすると「ジョブ一覧」画面が表示されます。
表示される「ジョブ一覧」画面からは以下の操作が行えます。
-
ジョブの取り消し
-
ジョブの一時停止・再開
MLクラウドプリンタ管理ツールで、プリンタをダブルクリックすることでも、「ジョブ一覧」画面は表示できます。 |
タスクトレイ
クラウドプリンタに発行すると、タスクトレイにMLクラウドプリンタ管理ツールが表示されます。
一定間隔でジョブ数を監視し、プリンタのジョブがなくなると、アイコンは消えます。
アイコンをダブルクリックすると、印刷中のプリンタすべてのジョブ一覧が表示されます。
アイコンを右クリックすると印刷中のプリンタ一覧が表示されます。
プリンタを選択すると、プリンタのジョブ一覧が表示されます。
[プリンタ一覧を開く]を選択するとML クラウドプリンタ管理ツールのプリンタ一覧が表示されます。
7.5. オンラインライセンスの管理(SATO App Storage)
MLV6 オンラインライセンスは、クラウドサービス「SATO App Storage」の管理画面にて、ライセンス数・ストレージ容量などプランの確認や、アカウントの追加・変更・削除ができます。
管理者アカウントの登録
MLV6 オンラインライセンスの新規申込時に、SATO App Storageにアクセスし、管理者アカントを登録する手順を紹介します。
-
登録案内メールのリンクをブラウザで開きます。
-
「パスワード」、「業種」、「担当者名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」を入力し、利用規約を確認した上で「利用規約に同意する」をチェックし、「本登録する」をクリックします。
-
管理画面が表示されれば完了です。
プランの確認
SATO App Storageにアクセスし、プランを確認する手順を紹介します。
-
ブラウザで「SATO App Storage」のログイン画面を開き、会社ID、ログインID、パスワードを入力してログインします。
SATO App Storage ログインページ
https://sato-app-storage.com/ -
「グループ・アカウント」の「ツリーから検索・登録する」をクリックします。
-
「グループ情報」の「プラン情報を確認する」をクリックします。
-
プランの内容が確認できます。
「Multi LABELISTのライセンス数(利用数/登録数)」でエディション毎に利用可能なライセンス数を確認できます。
「ストレージ容量」でクラウドストレージの最大容量を確認できます。
アカウントの追加(仮登録)
SATO App Storageにアクセスし、アカウントを追加する手順を紹介します。
-
ブラウザで「SATO App Storage」のログイン画面を開き、会社ID、ログインID、パスワードを入力してログインします。
SATO App Storage ログインページ
https://sato-app-storage.com/ -
「グループ・アカウント」の「ツリーから検索・登録する」をクリックします。
-
「アカウントを追加する」をクリックします。
-
「アカウント名」、「ログインID」、「メールアドレス」を入力し、「Multi LABELIST」で使用するエディションを選択し、「登録する」をクリックします。
-
登録内容を確認し、「登録する」をクリックします。
-
登録を終了する場合は「いいえ」を、続けてアカウントを登録する場合は「はい」をクリックします。
管理画面での登録は仮登録となります。
入力したメールアドレスに登録案内メールが届きますので本登録を実行してください。
アカウントの追加(本登録)
SATO App Storageにアクセスし、アカウントを本登録する手順を紹介します。
-
登録案内メールのリンクをブラウザで開きます。
-
「パスワード」を入力し、利用規約を確認した上で「利用規約に同意する」をチェックし、「本登録する」をクリックします。
-
管理画面が表示されれば完了です。
アカウントの変更
SATO App Storageにアクセスし、アカウントを変更する手順を紹介します。
-
ブラウザで「SATO App Storage」のログイン画面を開き、会社ID、ログインID、パスワードを入力してログインします。
SATO App Storage ログインページ
https://sato-app-storage.com/ -
「グループ・アカウント」の「ツリーから検索・登録する」をクリックします。
-
変更するアカウントをクリックします。
-
「編集する」をクリックします。
-
登録内容を変更し、「登録する」をクリックします。
-
登録内容を変更し、「登録する」をクリックします。
-
変更完了メッセージで「OK」をクリックします。
アカウントの削除
SATO App Storageにアクセスし、アカウントを削除する手順を紹介します。
-
ブラウザで「SATO App Storage」のログイン画面を開き、会社ID、ログインID、パスワードを入力してログインします。
SATO App Storage ログインページ
https://sato-app-storage.com/ -
「グループ・アカウント」の「ツリーから検索・登録する」をクリックします。
-
削除するアカウントを選択します。
-
「削除する」をクリックします。
削除したアカウントは元に戻すことはできません。
選択したアカウントに誤りがないか確認してください。 -
削除確認メッセージで「OK」をクリックします。
-
削除再確認メッセージで「OK」をクリックします。
-
削除完了メッセージで「OK」をクリックします。
8. 詳細な設定内容
8.1. レイアウト設定
プリンタ機種
「プリンタ機種」ボックスをクリックして、「プリンタ機種選択」画面を表示します。一覧からお手元のプリンタ機種を選択してください。
用紙
プリンタ機種に対応した用紙を一覧から選択します。表示される用紙はプリンタ機種によって異なります。
センサタイプ
プリンタに設定されている用紙検出のセンサタイプに合わせて一覧から選択します。 設定が異なると印字位置がずれる場合があります。
設定値 | 説明 |
---|---|
アイマークラベル |
用紙の裏に黒いマークがついているラベル。 |
ギャップラベル |
ラベル間の隙間を検出するラベル。 |
センターホールタグ |
用紙の先端中央に穴があいているタグ。 |
横ホールタグ |
用紙の左側に穴があいているタグ。 |
アイマークタグ |
用紙の裏に黒いマークがついているタグ。 |
角R タグ |
用紙にアール型の切れ込みがあるタグ。 |
ギャップラベル2 |
ラベル間の隙間を検出するラベル。(HA212R/HA224R のみ) |
ギャップラベル3 |
ラベル間の隙間を検出するラベル。(HA212R/HA224R のみ) |
ギャップラベル4 |
ラベル間の隙間を検出するラベル。(HA212R/HA224R のみ) |
グローバル情報ファイル名
グローバル情報ファイルを使用する場合に指定します。
8.2. 発行時動作設定
発行動作
発行の基本動作を設定します。
項目 | 内容 |
---|---|
仕分けマークの印字、またはカット動作のタイミング |
仕分けマークの印字、またはカット動作のタイミングを選択します。 |
発行指示を行うデータの種類 |
発行指示を行うデータの種類を[すべてのデータ]/[発行指示を行っていないデータ]/[発行指示済みのデータ]から選択します。 |
発行指示を行うデータの単位 |
発行指示を行うデータの単位を[すべてのページ]/[ページ範囲を指定する]/[現在のページ]/[行範囲を指定する]から選択します。 |
発行情報の分離 |
発行情報の分離を[する]/[しない]から選択します。出力先の指定や発行動作の情報をレイアウトファイルとは別のファイルに保持します。 |
入力設定
発行画面からデータを入力する場合の動作を設定します。
項目 | 内容 |
---|---|
入力項目の初期値を表示するタイミング(ヘッダエリア) |
ヘッダエリア入力項目に初期値を表示するタイミングを選択します。 |
入力項目の初期値を表示するタイミング(行エリア) |
行エリア入力項目に初期値を表示するタイミングを選択します。 |
入力時にデータのチェックを行う |
入力時データチェックの有無を選択します。 |
データ桁数分フルに入力した場合に、次の項目に移動する |
入力項目に最大桁数のデータが入力された場合に、次の項目へ自動的に移動するかどうかを選択します。 |
ヘッダ・テール札出力
ヘッダ・テール札の発行動作を設定します。
項目 | 内容 |
---|---|
ヘッダ札出力 |
ヘッダ札の出力の有無を選択します。 |
テール札出力 |
テール札の出力の有無を選択します。 |
出力タイミング |
出力タイミングを選択します。 |
エラー処理
有効にした項目は、発行時にエラーメッセージが表示され、発行を中止します。
無効にした場合は、発行は継続されますが、発行ログに警告メッセージが出力されます。
項目 | 内容 |
---|---|
テーブル変換エラー |
条件 :テーブル変換でキーに該当する変換内容が見つからない |
グラフィック変換エラー |
条件 :グラフィック変換で該当するグラフィックが見つからない |
プライス丸め変換エラー |
条件 :プライス丸め変換で桁あふれする |
プライスC/D計算エラー |
条件 :プライスC/Dで計算結果が一致しない |
数式計算エラー |
条件 :数式で桁あふれ、0で除算等など計算できない |
条件判定エラー |
条件 :条件判定で桁あふれ、0で除算するなど計算できない |
C/D計算エラー |
条件 :C/D計算で桁あふれする |
税編集エラー |
条件 :税編集で桁あふれする |
通貨カンマ編集エラー |
条件 :通貨カンマ編集で桁あふれする |
1文字補填編集エラー |
条件 :1文字補填編集で桁あふれする |
ODBCテーブル変換エラー |
条件 :ODBCテーブル変換時にキーに該当する変換内容が見つからない |
日時項目編集エラー |
条件 :日時項目編集で桁あふれする |
用紙外に指定した項目が存在する場合 |
条件 :用紙外に指定した項目が存在する |
その他
発行のその他動作を設定します。
項目 | 内容 |
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レイアウト発行ダイアログの表示 |
発行時にレイアウト発行ダイアログの表示有無を選択します。 |
ファイルダイアログの表示 |
ファイルからデータを呼び出すときのファイルダイアログの表示有無を選択します。 |
データ保存確認メッセージの表示 |
発行アプリケーション終了時のデータ保存確認メッセージ表示有無を選択します。 |
画像描画の黒塗りエラーの表示 |
Windowsフォントやグラフィックなどの画像描画をチェックして黒塗りとなる場合は発行時にエラーメッセージを表示します。 |
発行履歴の出力 |
発行履歴の出力有無を選択します。 |
連番履歴の出力 |
連番履歴の出力有無を選択します。 |
フォームオーバレイの使用 |
フォームオーバレイの使用有無を選択します。 |
排出カットの使用 |
排出カットの使用有無を選択します。 |
固定項目のプリンタコマンド生成 |
レイアウト保存時に事前生成されたプリンタコマンドの使用有無を選択します。 |
発行完了後のフォーカス位置 |
発行が完了した後のフォーカス位置を[先頭に移動]/[指定した項目に移動]/[移動しない]から選択します。 |
Windowsフォントやグラフィックが黒塗りになる場合
Windowsフォントやグラフィックなどの画像描画が、OSの不具合や利用方法により黒塗り画像になることがあります。黒塗りエラー発生時は下記の条件に該当するかご確認の上で対策を行ってください。
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9. よくあるご質問(Q&A)・関連マニュアル
9.1. スタートガイド
スタートガイドはこちらをご覧ください。
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スタートガイド
9.2. 関連マニュアル
ソフトウェア、サトーホームページのサポート・ダウンロードページをご覧ください。
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サポート・ダウンロードページ
9.3. よくあるご質問(Q&A)
Multi LABELISTやラベルプリンタに関してよくいただくご質問については、サトーホームページのよくあるご質問をご覧ください。
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よくあるご質問
9.4. お問い合わせ先
Multi LABELIST V6の使用方法のお電話でのお問い合わせやレイアウトの作成・修正のご依頼についてはお客さまヘルプデスクまでお問い合わせください。
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お客さまヘルプデスク
9.5. テクニカルサポートサイト
Multi LABELIST V6 Enterprise版のネットワーク通信連携機能ではアプリケーション開発が必要となり、開発に関するお問い合わせの専用窓口(有償)を設けております。
詳細につきましてはお客さまヘルプデスク、弊社営業拠点までお問合せください。
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お客さまヘルプデスク