1. はじめに
この度は、「Multi LABELIST V6」(以下MLV6)をお求めいただきありがとうございます。
MLV6を使えば、簡単にタグやラベルのレイアウトをデザインし発行できます。
MLV6を正常に動作させるには、製品版に付属のMLV6用ハードウェアキー(HASP)またはソフトウェアキーが必要です。
1.1. ご注意
-
本ソフトウェアの著作権は、株式会社サトーにあります。
-
本ソフトウェアおよび本マニュアルの一部または全部を弊社の許可なく複写・複製することは、その形態を問わず禁じます。
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本ソフトウェアおよび本マニュアルは、本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます。
-
本ソフトウェアおよび本マニュアルを運用した結果の影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
-
本マニュアルの内容は、訂正・改善のため予告なく変更することがあります。
-
本マニュアルの内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点やお気づきの点がございましたら、弊社までご連絡ください。
1.2. 商標
-
SATO、Multi LABELIST は、サトーホールディングス株式会社の登録商標または商標です。
-
Microsoft、Windows は、米国マイクロソフト社の登録商標です。
-
Adobe、Adobe Reader は、アドビシステム社の登録商標です。
-
その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
2. 事前準備
2.1. ダウンロード
製品のセットアップファイル、各種マニュアルおよび製品情報は、下記のサイトからダウンロードできます。
2.2. 動作環境
対応OS |
<64bitOS> |
CPU |
2GHz以上(4コア以上推奨) |
必要メモリ |
2GB以上(4GB以上推奨) |
ハードディスク |
空き容量 5.0GB以上 |
画面解像度 |
SXGA(1280×1024) 以上推奨 |
対応機種 |
サトー製ラベルプリンタ |
最新の対応機種はサトーのホームページ(下記)をご参照ください。
2.3. 製品の機能
機能 | Lite | Standard | Plus | Enterprise |
---|---|---|---|---|
サトープリンタ用レイアウト作成 |
× |
● |
● |
● |
サトープリンタから発行 |
● |
● |
● |
● |
発行画面の作成 |
× |
● |
● |
● |
旧製品のレイアウトをコンバート |
× |
● |
● |
● |
データファイルの取り込み発行 |
● |
● |
● |
● |
フォルダ監視からのデータ取込自動発行 |
● |
● |
● |
● |
データから複数レイアウトを振分け |
●*1 |
● |
● |
● |
カラープリンタ用のレイアウト作成 |
× |
× |
● |
● |
カラープリンタから発行 |
× |
× |
● |
● |
ネットワーク通信連携(HTTP・ソケット)・コマンド生成 |
× |
× |
× |
● |
SATO App Storageと連携した一元管理 |
●*3 |
●*3 |
●*3 |
●*3 |
専用窓口による技術サポート |
- |
- |
- |
●*2 |
*1 発行のみ。Enterprise / Plus / Standard で振分け設定を作成する必要があります。
*2 サポートライセンス(有償オプション)の追加が必要です。
*3 オンラインライセンス契約が必要です。
3. インストール
3.1. MLV6をインストールする前に
-
ハードウェアキー(HASP)は、インストール完了まで接続しないでください。
-
インストール中に表示される使用許諾契約書は、必ずお読みください。
-
セットアップファイルは、MLV6のダウンロード・サイトからダウンロードしてください。
ネットワーク通信連携(Enterpriseのみ)
-
ネットワーク通信連携機能を使用するには、MLV6のインストールが必須です。
-
HTTP通信を利用する場合は、IISのインストール、Multi LABELIST V6 WebApi(以下MLV6 WebApi)のインストールも併せて行う必要があります。
-
MLV6 WebApiのインストーラは、MLV6ダウンロード・サイトからダウンロードしてご利用ください。
3.2. MLV6のインストール
-
Setup_MLV6.exeをダブルクリックして、インストーラを実行します。
-
「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は、「許可」または「はい」をクリックします。
-
使用する言語を選び、「次へ」をクリックします。
-
「次へ」をクリックします。
-
ソフトウェア使用許諾契約書を確認し問題なければ「使用許諾契約の条項に同意します」を選び、「次へ」をクリックします。
「使用許諾契約の条項に同意します」を選ぶと、「次へ」をクリックできるようになります。
-
使用するエディションを選択し、「次へ」をクリックします。
インストールオプションについて
HASPドライバをインストールする:ハードウェアキー(HASP)によるライセンス認証が不要な場合はチェックを外してください。
Team Viewer Quick Supportをインストールする:リモート操作によるサポートが不要の場合はチェックを外してください。 -
「インストール」をクリックします。
インストール先を変更する場合は、「変更」をクリックし、フォルダを選択してください。
-
インストールが実行されます
-
「完了」をクリックします。
「新規インストール時、ライセンス認証を行う」のチェックを外す、または次の手順で「あとで」をクリックすると、ライセンス認証を後で行うことができます。
⇒ ライセンス認証
ただし、ライセンス認証が完了するまで、MLV6はご使用になれませんのでご注意ください。インストールが完了し、ライセンス認証ツールが表示されます。
-
ライセンス認証方式を選択し、「次へ」をクリックします。
-
ライセンス認証方式により、この先の手順が異なります。
-
HASP
下記のリンク先へ移動し、手順4から行ってください。
-
ソフトウェアキー(製品版)
下記のリンク先へ移動し、手順5から行ってください。
-
ソフトウェアキー(期間限定版)
下記のリンク先へ移動し、手順5から行ってください。
-
オンラインライセンス
下記のリンク先へ移動し、手順4から行ってください。
-
評価版
次の手順へお進みください。
-
-
メッセージの内容を確認し、問題なければ「はい」をクリックします。
-
「完了」をクリックして、ライセンス認証ツールを終了します。
評価版からライセンスを変更する場合は評価版の解除は必要ありません。評価期間内外に関わらずライセンス認証を行ってください。 |
3.3. ライセンス認証
出荷パッケージに同梱されているソフトウェアライセンス証を利用して、Multi LABELIST V6のライセンス認証を実行してください。
ライセンス認証が実行されていない場合は、ネットワーク通信連携を設定できません。
ライセンスについての最新情報は、MLV6 ライセンス発行サイトをご参照ください。
MLV6 ライセンス発行サイト
https://license.sato.co.jp/mlv6_license/
ライセンスの種類
Multi LABELIST V6のライセンス認証には以下の種類があります。(ご購入時の選択になります。)
-
ハードウェアキー(HASP)
-
ソフトウェアキー
-
オンラインライセンス
-
ハードウェアキー(HASP)
Multi LABELIST V6がインストールされたPCのUSBポートに接続して使用します。USBポートに接続されていれば特に認証作業は必要ありません。ハードウェアキー(HASP)が接続されていない場合は機能制限されたTrial版として動作します。
-
ソフトウェアキー
ライセンス証に記載されたプロダクトコードを使用してオンラインによる認証作業を行います。認証作業は初回のみ行い、認証後はオフラインでも使用が可能です。
他のPCで使用する場合は現在のPCでオンラインでのライセンス解除処理を行った後に、他のPCでライセンス認証を行うことで使用可能になります。
-
オンラインライセンス
SATO App Storageのアカウントを利用して、オンラインで認証を行うライセンスです。使用するPCは、インターネットに接続できる必要があります。
SATO App Storageと連携したファイルの一元管理などが行えます。
3.4. ハードウェアキー(HASP)で認証する
製品に同梱されているハードウェアキー(HASP)を使用して、ライセンス認証を行います。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」をクリックし、「ライセンス認証ツールを開く」をクリックします。
-
「HASP」を選び、「次へ」をクリックします。
-
「シリアルNo.」を入力し、「次へ」をクリックします。
シリアルNo.はハードウェアキー(HASP)に貼られたシールに記載されています。
-
以下の画面が表示されたら、ハードウェアキー(HASP)をMLV6がインストールされたPCのUSBポート(Type-A)に接続し、「次へ」をクリックします。
-
以下の画面が表示されたら、ライセンス認証は完了です。
-
HASPで認証を行うと、MLメンテナンスの「ライセンス情報」は以下のように表示されます。
ハードウェアキー(HASP)が認識しない場合 MLV6に登録しているシリアル番号と、使用するHASPに記載されているシリアル番号が異なる場合は、上記画面の「シリアルNo.を登録する」をクリックして、HASPに記載されているシリアル番号を登録してください。 |
3.5. ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証
ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う前に
MLV6をインストールしたPCをインターネットに接続してください。
インターネットに接続できない場合は、インターネットに接続可能な別のPCを用意してください。
ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」をクリックし、「ライセンス認証ツールを開く」をクリックします。
-
「ソフトウェアキー」を選び、「次へ」をクリックします。
-
「次へ」をクリックします。
-
「ソフトウェアライセンス証」に記載されているプロダクトコードを入力し、「次へ」をクリックします。
「プロダクトコード」について
「ML6P」「ML6S」「ML6L」「ML6E」から始まる16桁の英数字です。「ソフトウェアライセンス証」(MLV6ソフトウェアキー版に同梱)に記載されています。「次へ」をクリックしたときにエラーになるときは
入力したプロダクトコードに誤りがあります。プロダクトコードを確認の上、再入力してください。なお、プロダクトコードにアルファベットの「O」「I」「Z」は使用されていません。 -
「ライセンス発行サイト」をクリックします。
MLV6を使用するPCがインターネットに接続できない方は、PCがインターネットに接続できない場合の手順に進んでください。
-
ライセンス発行サイトが表示されます。インストールコードが入力されていることを確認したあと、「コンピュータ名」を入力し、「次へ」をクリックします。
「コンピュータ名」について
「コンピュータ名」にはプロダクトコードを登録している端末を特定できる情報を入力してください。PC故障時や複数のソフトウェアキー保有時などにどの端末に対してどのプロダクトコードを登録しているかを確認する際に必要な情報となります。なお、個人情報は入力しないでください。ライセンス発行サイトで「既に全て発行済みです。」が表示されるときは
入力したプロダクトコードで既にライセンス認証キーが発行されています。「ライセンス発行履歴」をクリックして、「インストールコード」と「ライセンス認証キー」をご確認ください。誤ったインストールコードで認証してしまった場合はライセンスの強制初期化が必要です。弊社販売店に「プロダクトコード」を添えてご連絡ください。
-
内容に誤りがないか確認し、「発行」をクリックします。
-
「ライセンス認証キー」をコピーします。
「ライセンス認証キー」について
「MLAK」から始まる26桁の英数字です。ライセンス発行サイトで発行されます。
ライセンス認証ツールにライセンス認証キーを入力すると、ソフトウェアキーによるライセンス認証が行われます。 -
ライセンス認証ツールに戻り、コピーしたライセンス認証キーを入力し、「次へ」をクリックします。
ライセンス認証ツールを閉じてしまった場合
ライセンス認証の途中で下記の画面を閉じてしまった場合は、MLメンテナンスからライセンス認証ツールを開き、「ソフトウェアキー」を選んで「次へ」をクリックすると、「ライセンス認証キーの入力」画面になります。 -
以下のメッセージが表示されたらライセンス認証は完了です。「完了」をクリックします。
-
MLメンテナンスは、「OK」をクリックして画面を閉じてください。
ライセンス発行サイトは、「メインメニューへ」→「ログアウト」とクリックしてから、画面を閉じてください。
PCがインターネットに接続できない場合の手順
-
MLV6をインストールしたPCで「ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う」の手順1~6を実施します。
-
「別のPCでライセンス発行を行う場合」をクリックします。
-
「プロダクトコード」および「インストールコード」をメモ帳などにコピーしたあと、「OK」をクリックします。
「インストールコード」について
「MLNC」から始まる24桁の英数字です。プロダクトコードを登録したPCで生成されるコードです。後述の「ライセンス認証キー」を発行するために必要になります。 -
インターネットに接続可能な別のPCで下記のサイトにアクセスします。
MLV6 ライセンス発行サイト
https://license.sato.co.jp/mlv6_license/ -
プロダクトコードを入力し、「ログイン」をクリックします。
-
「ライセンス発行」をクリックします。
-
「インストールコード」と「コンピュータ名」を入力し、「次へ」をクリックします。
-
内容に誤りがないか確認し、「発行」をクリックします。
-
「ライセンス認証キー」をメモ帳などにコピーします。
-
MLV6をインストールしたPCに戻り、コピーした「ライセンス認証キー」を元に「ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う」の手順11から実施してライセンス認証を完了させてください。
3.6. ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証
ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証を行う前に
MLV6をインストールしたPCをインターネットに接続してください。
インターネットに接続できない場合は、インターネットに接続可能な別のPCを用意してください。
ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証を行う
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」をクリックし、「ライセンス認証ツールを開く」をクリックします。
-
「ソフトウェアキー」を選び、「次へ」をクリックします。
-
「次へ」をクリックします。
-
プロダクトコードを入力し、「次へ」をクリックします。
「プロダクトコード」について
「ML6P」「ML6S」「ML6L」「ML6E」から始まる16桁の英数字です。
弊社担当営業より提供しております。「次へ」をクリックしたときにエラーになるときは
入力したプロダクトコードに誤りがあります。プロダクトコードを確認の上、再入力してください。なお、プロダクトコードにアルファベットの「O」「I」「Z」は使用されていません。 -
「ライセンス発行サイト」をクリックします。
MLV6を使用するPCがインターネットに接続できない場合は、PCがインターネットに接続できない場合(期間限定版)を参照してください。
-
ライセンス発行サイトが表示されます。インストールコードが入力されていることを確認したあと、「コンピュータ名」を入力し、「次へ」をクリックします。
「コンピュータ名」について
「コンピュータ名」にはプロダクトコードを登録している端末を特定できる情報を入力してください。PC故障時や複数のソフトウェアキー保有時などにどの端末に対してどのプロダクトコードを登録しているかを確認する際に必要な情報となります。なお、個人情報は入力しないでください。ライセンス発行サイトで「ライセンス発行」をクリックしたときに、「既に全て発行済みです。」が表示されるときは、入力したプロダクトコードで既にライセンス認証キーが発行されています。「ライセンス発行履歴」をクリックして、「インストールコード」と「ライセンス認証キー」をご確認ください。誤ったインストールコードで認証してしまった場合はライセンスの強制初期化が必要です。
弊社販売店に「プロダクトコード」を添えてご連絡ください。
-
内容に誤りがないか確認し、「発行」をクリックします。
-
「ML6x-xxxxxx.licをダウンロード」をクリックして、ライセンスファイルを任意の場所にダウンロードします。
「ライセンスファイル」について
期間限定ライセンスの情報が記録されたファイルです。ライセンス発行サイトで発行されます。
ライセンス認証ツールにライセンスファイルを登録すると、ソフトウェアキーによるライセンス認証が行われます。 -
ライセンス認証ツールに戻り、「ライセンスファイルを選択」をクリックし、ダウンロードしたライセンスファイルを選択します。
ライセンス認証ツールを閉じてしまった場合
ライセンス認証の途中で下記の画面を閉じてしまった場合は、MLメンテナンスからライセンス認証ツールを開き、「ソフトウェアキー」を選んで「次へ」をクリックすると、「ライセンス認証キーの入力」画面になります。 -
以下のメッセージが表示されたらライセンス認証は完了です。「完了」をクリックします。
-
MLメンテナンスからライセンス認証ツールを起動していた場合は、「OK」をクリックしてMLメンテナンスを閉じてください。
ライセンス発行サイトは、「メインメニューへ」→「ログアウト」の順番にクリックしてから、画面を閉じてください。
PCがインターネットに接続できない場合の手順(期間限定版)
-
MLV6をインストールしたPCで「ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証を行う」の手順1~6を実施します。
-
「別のPCでライセンス発行を行う場合」をクリックします。
-
「プロダクトコード」および「インストールコード」をメモ帳などにコピーしたあと、「OK」をクリックします。
「インストールコード」について
「MLNC」から始まる24桁の英数字です。プロダクトコードを登録したPCで生成されるコードです。後述の「ライセンス認証キー」を発行するために必要になります。 -
インターネットに接続可能な別のPCで下記のサイトにアクセスします。
MLV6 ライセンス発行サイト
https://license.sato.co.jp/mlv6_license/ -
「プロダクトコード」を入力し、「ログイン」をクリックします。
-
「ライセンス発行」をクリックします。
-
「インストールコード」と「コンピュータ名」を入力し、「次へ」をクリックします。
-
内容に誤りがないか確認し、「発行」をクリックします。
-
「ML6x-xxxxxx.licをダウンロード」をクリックして、ライセンスファイルを任意の場所にダウンロードします。
-
MLV6をインストールしたPCに戻り、ダウンロードしたライセンスファイルを使用して「ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証を行う」の手順11から実施してライセンス認証を完了させてください。
3.7. オンラインライセンスで認証する
MLV6をインストールしたPCをインターネットに接続してください。
オンラインライセンスで認証を行うにはSATO App Storageのアカウント情報が必要になります。
・会社ID
・ログインID
・パスワード
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」をクリックし、「ライセンス認証ツールを開く」をクリックします。
-
「オンラインライセンス」を選び、「次へ」をクリックします。
-
オンラインライセンスに必要な各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
SATO App Storageのアカウント情報を入力してください。
「デバイス名」は、ライセンスを使用しているPCを特定するときに使用します。デフォルトではお使いのPCのデバイス名(コンピュータ名)が入ります。MLV6を複数のPCで使用する場合は、名前が重複しないように設定してください。インターネットへの接続にプロキシが必要な場合は、「プロキシ設定」をクリックして、プロキシの設定を行ってください。
設定内容については、お使いのネットワークの管理者にお問い合わせください。 -
以下のメッセージが表示されたらライセンス認証は完了です。「完了」をクリックします。
-
MLメンテナンスは、「OK」をクリックして閉じてください。
3.8. 期間限定ライセンスを製品版ライセンスに入れ替える
期間限定版ライセンスで使用中に、製品版ライセンスに切り替える場合は、期間限定版のライセンス認証を解除してから、製品版のライセンス認証を行います。
また、期間限定版ライセンスを、他のPCで再利用する場合は、ライセンス認証の解除後にライセンスの初期化を行う必要があります。
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」を選び、「ライセンス認証ツールを開く」をクリックします。
-
「ソフトウェアキー」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
-
「登録済みソフトウェアキーの認証解除」を選択し、、「次へ」をクリックします。
-
メッセージの内容を確認し、問題なければ「はい」をクリックします。
-
「ライセンス解除キー」が発行されます。
この期間限定版ライセンスを別のPCで使用する場合は、ライセンスの初期化を行うため、次の手順へお進みください。
期間限定版ライセンスを再使用しない場合は、手順11へお進みください。 -
「ライセンス情報の初期化を続けて行う」をクリックします。
-
ブラウザが起動し、下記の画面が表示されたら、「ライセンス初期化」をクリックします。
-
次の画面が表示されたら、ライセンスの初期化が完了です。
「メインメニューへ」→「ログアウト」の順にクリックし、ログアウトしてから、ブラウザを閉じてください。
-
「ソフトウェアキーライセンス解除」画面は、「閉じる」をクリックして閉じます。
-
「ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う」を参照して、製品版ライセンスでライセンス認証を実行してください。
3.9. ソフトウェアキーを別のPCに移行する
Multi LABELISTを使用するPCを変更する場合は、利用中のPCでライセンス認証を解除してから、新しいPCでライセンス認証をやり直す必要があります。
ライセンス移動を行う前に
下記のPCを用意し、どちらもインターネットに接続してください。インターネットに接続できない場合は、インターネットに接続可能な別のPCを用意してください。
-
ソフトウェアキー利用中の旧PC(MLV6が起動できること)
-
新しいPC(MLV6とプリンタドライバのインストールが完了していること)
ライセンス移動を行う
-
ソフトウェアキー利用中のPCで、スタートメニューから、「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択して、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力して「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」をクリックし、「ライセンス認証ツールを開く」をクリックします。
-
「ソフトウェアキー」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
-
「登録済みソフトウェアキーの認証解除」を選択し、「次へ」をクリックします。
-
「次へ」をクリックします。
-
メッセージの内容を確認し、問題なければ「はい」をクリックします。
-
「ライセンス情報の初期化を続けて行う」をクリックします。
ソフトウェアキー利用中のPCがインターネットに接続できない場合は、PCがインターネットに接続できない場合(ライセンス移動)を参照してください。
「ライセンス解除キー」について
「MLDK」から始まる28桁の英数字です。
PCからソフトウェアキーを解除したことを示すキーです。
ライセンス発行サイトに登録することでライセンスを返却します。 -
ライセンス発行サイトが表示されます。「ライセンス初期化」をクリックします。
-
完了画面が表示されたらライセンス認証の解除は完了です。
-
ライセンス発行サイトは、「メインメニューへ」→「ログアウト」の順番にクリックしてから、画面を閉じてください。
ライセンス認証ツールは、「完了」をクリックして閉じてください。 -
新しいPCでライセンス認証を行います。
ソフトウェアキーの種類に応じて、下記リンク先を参照してください。
⇒ ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う
⇒ ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証を行う
PCがインターネットに接続できない場合(ライセンス移動)
-
ソフトウェアキー利用中のPCで「ライセンス移動を行う」の手順1~6を実施します。
-
「ライセンス解除キー」をメモ帳などにコピーします。
-
インターネットに接続可能な別のPCで下記のサイトにアクセスします。
MLV6 ライセンス発行サイト
https://license.sato.co.jp/mlv6_license/ -
プロダクトコードを入力し、「ログイン」をクリックします。
-
「ライセンス初期化」をクリックします。
-
「ライセンス解除キー」を入力し、「ライセンス初期化」をクリックします。
-
確認画面が表示されたら「ライセンス初期化」をクリックしてライセンス認証を解除します。
-
完了画面が表示されたらライセンス認証の解除は完了です。
-
ライセンス発行サイトは、「メインメニューへ」→「ログアウト」の順番にクリックしてから、画面を閉じてください。
ライセンス認証ツールは、「完了」をクリックして閉じてください。 -
新しいPCでライセンス認証を行います。
ソフトウェアキーの種類に応じて、下記リンク先を参照してください。
⇒ ソフトウェアキー(製品版)のライセンス認証を行う
⇒ ソフトウェアキー(期間限定版)のライセンス認証を行う
3.10. オンラインライセンスを別のPCに移行する
オンラインライセンスを別のPCに移行するには、移行先のPCにMLV6をインストールしたあと、ライセンス認証を行います。
-
移行先のPCにMLV6をインストールします。
-
MLメンテナンスから、「ライセンス認証ツール」を開きます。
インストールの最後の手順で、「引き続き、ライセンス認証を行う。」にチェックを入れ、「完了」をクリックすることでも、「ライセンス認証ツール」を開くことができます。
-
「オンラインライセンス」を選択し、「次へ」をクリックします。
-
必要な情報を入力し、「次へ」をクリックします。
「デバイス名」は使用しているPC名が自動的に入ります。
-
以下の画面が表示されたら、内容を確認し、「端末を変更する」をクリックします。
-
ログインIDに登録されているメールアドレスに届いたパスコードを確認します。
-
ログインIDに登録されているメールアドレス宛に届いたパスコードを入力し、「次へ」をクリックします。
メールが届かない場合は、メールボックスでブロックされていないか確認の上、メールを再送してください。
メールを再送するには、画面右下の「メールが届かない場合」をクリックしてください。 -
以下の画面が表示されたら、オンラインライセンスの移行は完了です。
オンラインライセンスの移行が完了すると、移行元のPCではMLV6を使用できなくなります。 |
3.11. ソフトウェアキーの利用状況を確認する
複数のソフトウェアキーをご利用の場合などに、どのPCでどのソフトウェアキーを利用しているか確認する方法を説明します。
MLメンテナンスで確認する
-
スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
-
パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
左メニューの「ライセンス認証」をクリックします。
「< ライセンス情報 >」以下にライセンスの種類とエディション、その下にはライセンスの詳細な情報が表示されます。
ライセンス発行サイトで確認する
-
インターネットに接続可能なPCで下記のサイトにアクセスします。
MLV6 ライセンス発行サイト
https://license.sato.co.jp/mlv6_license/ -
プロダクトコードを入力し、「ログイン」をクリックします。
-
「ライセンス発行履歴」をクリックします。
-
ライセンス発行履歴画面にソフトウェアキーの利用情報が記載されています。
3.12. ソフトウェアキーのサポート情報
MLV6ソフトウェアキー版の最新情報は下記のサイトをご確認ください。 操作ガイド、最新版のソフトウェアダウンロード、FAQなどを公開しています。
MLV6 ライセンス発行サイト
https://license.sato.co.jp/mlv6_license/
その他お問い合わせは製品を購入いただいた販売店にご連絡ください。
3.13. プリンタドライバ
-
サトー製プリンタ
-
他社製カラープリンタ
付属のセットアップ等を使い、プリンタドライバをインストールしてください。
詳細は各プリンタメーカーにお問い合わせください。
3.14. アンインストール
ソフトウェアキーを使用している場合は、アンインストールを行う前に「ソフトウェアキーを別のPCに移行する」を行ってください。 |
Multi LABELIST V6のアンインストールは、スタートメニューから「設定」を開き、「アプリ」の「アプリと機能」から行います。インストールされているアプリの一覧から、「Multi LABELIST V6」をクリックし、「アンインストール」を選んでください。
アンインストールを開始すると、下記の画面が表示されます。設定ファイルとローミングファイルも削除したい場合は、それぞれにチェックを入れてから、「削除」をクリックしてください。
4. ネットワーク連携発行
4.1. ネットワーク連携発行を行うための準備
HTTP通信を利用する場合は、IISのインストール、Multi LABELIST V6 WebApiのインストールが必要です。ソケット通信を利用する場合は不要です。
MLV6 WebApiのインストーラは、MLV6ダウンロード・サイトからダウンロードしてご利用ください。
IISのインストール
各OSの手順に従ってIISをインストールしてください。
IISの機能でMLV6 WebApiの動作には下記の項目が必要です。
Windows Server 2012 R2、IIS8.5
[コントロールパネル]-[Windows の機能有効化または無効化]-[役割と機能の追加ウィザード]で[Web サーバー(IIS)]と[.Net Framework 3.5 Feature]を追加してください。
-
[Web サーバー(IIS)]
-
WEB サーバー - HTTP 共通機能
-
WEB サーバー - アプリケーション開発 - .NET 拡張機能 3.5
-
WEB サーバー - アプリケーション開発 - ASP.NET 3.5
-
管理ツール-IIS6 管理互換-IIS6 メタベース互換
-
-
[.NET Framework 3.5 Feature]
-
.NET Framework 3.5 ( .NET 2.0 および 3.0 を含む)
-
HTTP アクティブ化
-
Windows Server 2016 / 2019、IIS10.0
[コントロールパネル]-[Windows の機能有効化または無効化]-[役割と機能の追加ウィザード]で[Web サーバー(IIS)]と[.Net Framework 3.5 Feature]を追加してください。
-
[Web サーバー(IIS)]
-
WEB サーバー - HTTP 共通機能
-
WEB サーバー - アプリケーション開発 - .NET 拡張機能 4.6
-
WEB サーバー - アプリケーション開発 - ASP.NET 4.6
-
管理ツール-IIS6 管理互換-IIS6 メタベース互換
-
-
[.NET Framework 4.6 Feature]
-
.NET Framework 4.6
-
ASP.NET 4.6
-
WCF サービス - HTTPアクティブ化
-
WebApiのインストール
-
Setup_WebAPI.exeをダブルクリックして、インストーラを実行します。
-
「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は、「許可」または「はい」をクリックします。
-
使用する言語を選び、「次へ」をクリックします。
-
「次へ」をクリックします。
-
ソフトウェア使用許諾契約書を確認し問題なければ「使用許諾契約の条項に同意します」を選び、「次へ」をクリックします。
「使用許諾契約の条項に同意します」を選ぶと、「次へ」をクリックできるようになります。
-
注意事項を確認し、問題がなければ「次へ」をクリックします。
-
「インストール」をクリックします。
インストール先を変更する場合は、「変更」ボタンをクリックし、フォルダを選択してください。
-
インストールが実行されます
-
インストールが終了したら、「完了」をクリックします。
4.2. 動作確認
HTTP通信の場合
Webブラウザのアドレスにサーバーへのリクエストを入力します。
サーバー上で実行する場合は「localhost」で指定します。
http://localhost/SATO MLV6 WebAPI/MLWebAPI.svc/GetStatus?ID=0&RecordNo=0
ブラウザ上にXMLが表示されればHTTP通信が可能な状態です。
ソケット通信の場合
バイナリエディタで下記のテストデータを作成します。
[STX]GS[TAB]0[TAB]0[ETX]
(16進文字コード:02 47 53 09 30 09 30 03)
コマンドプロンプトを開き、Telnetコマンドでサーバーの1024ポートに接続します。
サーバー上で実行する場合は「127.0.0.1」を利用します。
>telnet 127.0.0.1 1024
接続に完了すると、画面が切り替ります。
バイナリエディタで作成したテストデータをコピーして貼り付けます。
画面上に「╗GS 11 0 0 ╚
」と表示されればソケット通信が可能な状態です。
5. バージョンアップ
5.1. バージョンアップ
バージョンアップ作業にはインターネット接続が必須となります。
ネットワーク環境やPCスペックにもよりますが、ダウンロード等を含め20~30分程度必要です。PCを使用しない時間帯に作業してください。
情報セキュリティの観点からインストール・アンインストール等が制限されている場合があります。事前にPCを管理されている部署にご確認ください。
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ステップ1 インストールされているエディションの確認(約5分)
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ステップ2 新しいバージョンのダウンロード(約10分)
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ステップ3 新しいバージョンのインストール(約10分)
5.2. エディションの確認
現在インストールされているエディションの確認を行います。
ハードウェアキー(HASP)をお使いの場合はHASPで確認できます。
それ以外の場合は、MLメンテナンスからご確認ください。
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ハードウェアキー(HASP)で確認
PCのどこかに下図のようなハードウェアキー(HASP)が挿してあります。これを一度PCから外し、貼られているシールをご確認ください。
赤の枠内に記載されている部分がエディションとなり、「Standard」「Lite」「Plus」の いずれかが記載されています。また、抜いた認証キーは作業終盤まで無くさないよう保管しておいてください。もし見当たらない場合は「MLメンテナンスからの確認」にお進みください。
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MLメンテナンスで確認
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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左メニューの「ライセンス認証」を選び、「エディション」を確認します。
「Enterprise」「Plus」「Standard」「Lite」のいずれかが書かれています。
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確認後は「OK」をクリックして、MLメンテナンスを終了します。
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5.3. 新バージョンのダウンロード
Multi LABELIST V6の最新版のセットアップファイルをダウンロードします。
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次のURLにアクセスします。
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MLV6のダウンロードページの「セットアップ」をクリックします。
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ダウンロードが開始されますので、ファイルを保存します。
Microsoft Edgeの場合は、「名前を付けて保存」を選ぶことで保存先を選択できます。
操作方法やファイルの保存先はブラウザの設定により異なることがあります。
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ダウンロード完了後、ファイルを保存したフォルダを開きます。
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Chromeの場合:「 」をクリックしてメニューを出し、「フォルダを開く」を選択します。
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Microsoft Edgeの場合:「ダウンロード」の画面上にマウスカーソルを移動すると表示されるフォルダアイコンをクリックします。
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ダウンロードしたファイルを展開(解凍)します。
開いたフォルダの中にある「MLV6-(バージョン).zip」の上で右クリックし、 「すべて展開」を選択し、開いた画面で「展開」を選択します。
zipファイルはダウンロード用に圧縮されたファイルです。インストールを行う前に展開(解凍)が必要です。また、インストールされているソフトにより「すべて展開」の表現が変わる事があります。他の代表的な例として、「解凍」があり、その場合は「ここに解凍」を選択してください。
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次の新バージョンのインストールへ進みます。
5.4. 新バージョンのインストール
Multi LABELIST V6の上書きインストールを行います。
作業開始前に、他に開いているプログラムをすべて終了してください。
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Setup_MLV6.exeをダブルクリックして、インストーラを実行します。
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「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は、「許可」または「はい」をクリックします。
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使用する言語を選び、「次へ」をクリックします。
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「次へ」をクリックします。
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ソフトウェア使用許諾契約書を確認し、問題なければ、「使用許諾契約の条項に同意します」を選び、「次へ」をクリックします。
「使用許諾契約の条項に同意します」を選ぶと、「次へ」をクリックできるようになります。
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「エディションの確認」で確認したエディションを選択し、「次へ」をクリックします。
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「インストール」をクリックします。
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インストールが実行されます。
インストール中に何度か黒いウィンドウが表示されますが、異常ではありません。
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インストールを終了したら、「完了」をクリックします。
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PCを再起動します。
他のアプリケーションなどを開いている場合は、すべて閉じてから再起動してください。
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(「エディションの確認」でハードウェアキー(HASP)を外したお客様のみ)
作業開始時に外したハードウェアキー(HASP)をPCの元の位置に挿しなおします。元の位置が不明な場合は、どのUSBポートでも構いません。
挿した後に画面下部にメッセージが表示された場合は、ハードウェアキーの認証をしています。完了のメッセージが出るまでしばらくお待ちください。
挿しなおす際に向きを誤ったまま無理に差し込むと破損する場合があります。 ご注意ください。
バージョンアップの確認
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLプリント」を選択し、MLプリントを起動します。
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バージョン番号が更新されていることを確認します。
6. MLV4からの移行(レイアウト・振分情報)
6.1. レイアウト・振分情報
Multi LABELIST V4(以下MLV4)で使用していたレイアウトおよび振分情報をMLV6で使用できるように変換する機能です。オプションを有効にすることで、レイアウトに紐づく内部データも変換可能です。
MLV4で税率を使用しているレイアウトを変換する場合は、MLV6のMLメンテナンスで「税率設定」を行ってから、変換を実施してください。 |
Multi LABELIST V5で使用していたレイアウトおよび振分情報は、MLV6でもそのまま使用できます。 |
6.2. レイアウトの指定
データコンバートの操作方法を説明します。
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLコンバート」を選択し、MLコンバートを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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次の画面が表示されるので、内容を確認して「OK」をクリックします。
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MLV4のレイアウトファイル、振分ファイルを検索します。
検索対象のフォルダと検索する対象ファイルの種類を指定し、「検索開始」をクリックします。
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検索結果が表示されます。
6.3. オプション設定
オプション設定では、旧プリンタ機種に設定されているレイアウトを新プリンタ機種を選んで割り付けたり、図形オブジェクトやWindowsフォントの変換方法を指定したりすることが可能です。
「ファイル」メニューの「オプション」を選択します。
「オプション」は、「基本設定」「プリンタ」「デザイン」「入力定義」の4つの項目に分かれています。
各項目の設定が完了したら、「OK」をクリックしてください。
基本設定
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作成者
ファイルの更新履歴に記録されます。コンバートを行った作成者を特定する場合に使用します。
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ログ
コンバート時にログ出力ウィンドウに表示される内容をログレベルで変更します。「警告・エラー」を選択すると、レイアウトの確認が必要な情報のみに絞ることができます。
プリンタ割付
MLV4対応の旧プリンタ機種をMLV6対応の新プリンタ機種に割り付けます。
MLV4、MLV6の双方に対応しているプリンタ機種の場合は、「旧プリンタ機種」欄と「新プリンタ機種」欄に、同じプリンタ機種名が、あらかじめ指定されています。
新プリンタ機種が「未選択」の状態でレイアウトをコンバートすると「プリンタ未選択エラー」となり、コンバートに失敗します。
新プリンタ機種一覧から、割り付け先のプリンタを選択してください。
印字速度や印字濃度を変換する場合は、「印字速度・濃度」の「変換する」にチェックを入れます。
デザイン設定
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図形オブジェクト変換方法
「グラフィックに変換する」を選ぶと、図形オブジェクトをグラフィックに変換できます。
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Windowsフォント変換方法
利用していたMLV4のバージョンがVer.4.4以下か、Ver.4.5以上かによって、フォントサイズを調整します。
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Windowsフォント情報出力方法
通常変更する必要はありません。
Ver.5.9.0.1より古いバージョンで変換したレイアウトと合わせる場合は「WPF」に変更してください。 -
グラフィックオブジェクトの伸縮モード
通常変更する必要はありません。
グラフィックが黒く潰れてしまう場合は「標準」に変更してください。
入力定義
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入力項目の履歴保存
入力項目に入力されたデータを発行履歴に出力する設定を有効にするか設定します。
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発行履歴の出力 / 連番履歴の出力
履歴の出力有無を設定します。
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エラー処理
発行時にエラーとしてメッセージ表示する動作を、MLV4レイアウトに従うか、すべて有効にするかを選択します。
6.4. コンバート
プリンタ割付などのオプション設定が完了したら、変換オプションを設定します。
出力先、内部データを変換するかなどの「変換オプション」を指定し、検索ファイルから対象データを選択したあと、「変換開始」をクリックします。
変換結果は「ステータス」で確認できます。
警告が表示された場合は、「ログ出力」で詳細内容を確認してください。
コンバートが終了すると、出力先として指定した場所にフォルダが新たに作成されます。
フォルダ構成は、元のMLV4ファイルの保存先と同じ構成で作成され、その中にMLV6用にコンバートされたレイアウトが作成されます。
レイアウト名に「.data」と付いたフォルダには内部データが保存されています。
印字結果が旧製品と完全に一致しない場合があります。コンバート後は必ず印字結果の確認をお願いいたします。 |
6.5. コンバート(コンテキストメニュー)
プリンタ割付などのオプション設定を完了している場合は、MLV4のレイアウトファイルや振分ファイルのコンテキストメニュー(右クリックして表示されるメニュー)から、簡単にコンバートすることができます。
(変換後のファイル出力先の指定や内部データの変換はできません。)
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ファイルのコンテキストメニューで「MLV6ファイルに変換」をクリックします。
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MLデザインが起動して変換が行われます。
変換後のファイルは、元のファイルと同じフォルダに同じ名称で保存されます。
7. MLV4からの移行(プリセットデータ)
7.1. プリセットデータの確認
プリセットデータをコンバートするには、以下のファイルが存在することを確認してください。
MLV4のPRO互換プリセット登録・発行は、MLV6では対応していません。弊社販売店までご相談ください。 |
ファイル名 | 場所 |
---|---|
レイアウトファイル( |
ユーザーが保存した任意の場所 |
プリセットデータファイル( |
対になるレイアウト(振分)ファイルの保存場所と同一 |
* グローバルファイルなどを使用している場合は、それらのファイルも必要です。
7.2. プリセットデータのコンバート
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLコンバート」を選択し、MLコンバートを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
-
以下の画面が表示された場合は、内容を確認し、「OK」をクリックします。
-
「参照先フォルダー」のテキストボックス右端の「…」をクリックします。
-
保存先を選択して「フォルダーの選択」をクリックします。
-
「検索開始」をクリックします。
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検索結果が表示されます。
-
対象ファイルを選択し、「プリセットデータを変換する」、「変換開始」をクリックします。
-
変換結果が「ログ出力」に出力されます。
変換が完了すると、MLV6で利用するファイルが生成されます。
レイアウトファイル(*.mllayx)、振分ファイル(*.mldenx)、プリセットデータファイル(*.mlpslx)、振分用プリセットデータファイル(*.mlpsfx)
8. MLV4からの移行(WebEngine)
8.1. MLV6 Enterpriseへの入替え
使用中の製品の確認
WebEngineProfessionalは、WebEngine、Socket Service、REST Serviceで構成されています。
本マニュアルはSocket Service、REST Serviceが対象です。
設定ファイルのバックアップ
WebEngineProfessionalをアンインストールする前に、設定ファイルをバックアップしてください。
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Multi LABELIST Web Engine Socket Service
インストール先* のフォルダにある「
MLWebSocketService.exe.config
」をデスクトップなどにコピーしてください。* デフォルトは「
(システムドライブ):\Program Files\SATO\MLWebSocketService
」です。 -
Multi LABELIST Web Engine REST Service
インストール先* のフォルダにある「
Web.config
」をデスクトップなどにコピーしてください。* デフォルトは「
(システムドライブ):\inetpub\wwwroot\MLAPI
」です。
アンインストール
旧製品であるWebEngineProfessionalのアプリケーションをアンインストールしてください。
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スタートメニューの「設定」から「アプリと機能」を開きます。
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以下の製品を選択してアンインストールを実行します。
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Multi LABELIST Web Engine
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Multi LABELIST Web Engine Socket Service
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Multi LABELIST Web Engine REST Service
-
インストール
Multi LABELIST V6 Enterpriseをインストールしてください。
REST Serviceをご利用されていたお客様は、Multi LABELIST V6 WebApiもインストールしてください。
詳細な操作方法は「ネットワーク連携発行」をご参照ください。
8.2. Socket Serviceからの移行
設定内容の移行
「MLV6 Enterpriseへの入替え」でコピーした設定ファイル「MLWebSocketService.exe.config」の内容を、MLV6 Enterpriseに移行します。
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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左メニューの「監視設定」をクリックし、「フォルダー・ネットワーク監視を設定する」をクリックします。
-
「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は、「許可」または「はい」をクリックします。
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「監視対象」で「ネットワーク」を選択します。
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各設定項目を移行します。
設定ファイル 内容 MLV6 Enterpriseの設定項目 IPAddess
IPアドレス
設定する必要はありません。
PortNo
ポート番号
ポート番号 *1
LayoutFolder
レイアウトファイル格納フォルダ
レイアウトフォルダー
CSVFolder
CSVファイル格納フォルダ
印字データフォルダー
CommandFolder
コマンドファイル格納フォルダ
コマンド出力フォルダー
Cut
カット指定
カット枚数
Darkness
印字濃度
印字濃度
Speed
印字速度
印字速度
Offset
印字補正
印字補正
TaxRate
消費税率
MLメンテナンスで設定 *2
CommandPeriod
コマンド保持期間(時間)
保存期間
LogPeriod
ログ保持期間(時間)
設定する必要はありません。
*1 メニューバーの「ツール」から「ネットワーク設定」を選択し、設定してください。
*2 MLメンテナンスの「税率設定」で設定してください。
電文の内容の変更
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電文の文字コード
Socket Serviceは「シフトJIS」を利用していましたが、MLV6 Enterpriseでは「Unicode(UTF-8)」がデフォルトになりました。電文を送信するアプリケーションで文字コードを変更するか、MLウォッチ設定ツールの「ネットワーク設定」画面* で「電文の文字コード」を「日本語(シフトJIS)」に変更してください。
* 「MLウォッチ設定ツール」を開き、「ツール」メニューの「ネットワーク設定」を選択してください。
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印字データの指定
変更する必要はありません。CSVデータ指定、CSVファイル指定が利用可能です。
-
発行パラメータ
変更する必要はありません。
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サーバー発行電文(OP、GS)
発行指示(OP)の応答電文を受信してから、ステータス監視(GS)の要求電文の送信を直ちに行うと、ステータス監視(GS)のレスポンスコードに11(指定されたID番号は存在しません)が返送される場合があります。約300msecのウエイトを行った後に、ステータス監視(GS)の要求電文を送信するように変更してください。
-
クライアント発行電文(MC、GC)
コマンド生成(MC)の応答電文を受信してから、コマンド転送(GC)の要求電文の送信を直ちに行うと、コマンド転送(GC)のレスポンスコードに11(指定されたID番号は存在しません)が返送される場合があります。約300msecのウエイトを行った後に、コマンド転送(GC)の要求電文を送信するように変更してください。
コマンド生成(MC)のプリンタコマンドの返送方式パラメータで「F1」* は廃止されました。「F1」をご利用の場合は、「F0」または「F2」に変更してご利用ください。
* 「F1」はリクエスト単位ファイル生成(コマンドヘッダ情報付)です。内部で使用しているAPIで廃止されたため、今後も機能追加はありません。
8.3. REST Serviceからの移行
設定内容の移行
「MLV6 Enterpriseへの入替え」でコピーした設定ファイル「Web.config」の内容を、MLV6 Enterpriseに設定します。
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スタートメニューから「Multi LABELIST V6」の「MLメンテナンス」を選択し、MLメンテナンスを起動します。
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パスワードを入力し、「OK」をクリックします。パスワードの初期値は「user」です。
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左メニューの「監視設定」をクリックし、「フォルダー・ネットワーク監視を設定する」をクリックします。
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「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は、「許可」または「はい」をクリックします。
-
「監視対象」で「ネットワーク」を選択します。
-
「ツール」メニューの「ネットワーク設定」を選択します。
-
各設定項目を移行します。
設定ファイル 内容 MLV6 Enterpriseの設定項目 IPAddess
IPアドレス
設定する必要はありません。
PortNo
ポート番号
ポート番号
SendTimeout
送信タイムアウト(ミリ秒)
設定する必要はありません。
ReceiveTimeout
受信タイムアウト(ミリ秒)
設定する必要はありません。
リクエストの内容の変更
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リクエスト先の指定
HTTPリクエストを送信するサーバーのアドレスを変更してください。
インストール先を変更している場合は、「MLWebAPI.svc」へアクセスできるURLを記述してください。http://(サーバーURL)/MLAPI/MLWebRESTService.svc ⇒ http://(サーバーURL)/SATO MLV6 WebAPI/MLWebAPI.svc
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印字データの指定
変更する必要はありません。CSVデータ指定、CSVファイル指定が利用可能です。
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発行パラメータ
変更する必要はありません。
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サーバー発行リクエスト(Output、GetStatus)
変更する必要はありません。
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クライアント発行リクエスト(MakeCommand、GetCommand)
コマンド生成(MakeCommand)のプリンタコマンドの返送方式パラメータ「CommandType」で「F1」* は廃止されました。F1をご利用の場合は、F0またはF2に変更してご利用ください。
*「F1」はリクエスト単位ファイル生成(コマンドヘッダ情報付)です。内部で使用しているAPIで廃止されたため、今後も機能追加はありません。
9. よくあるご質問(Q&A)・関連マニュアル
9.1. 使いかたガイド
Multi LABELIST V6の操作方法や設定の仕方などは、「使いかたガイド」をご覧ください。
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使いかたガイド
9.2. 関連マニュアル
ソフトウェア、サトーホームページのサポート・ダウンロードページからダウンロードできます。
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MLV6サポート・ダウンロードページ
9.3. よくあるご質問(Q&A)
Multi LABELISTやラベルプリンタに関してよくいただくご質問については、サトーホームページのよくあるご質問をご覧ください。
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よくあるご質問
9.4. お問い合わせ先
Multi LABELIST V6の使用方法のお電話でのお問い合わせやレイアウトの作成・修正のご依頼についてはお客さまヘルプデスクまでお問い合わせください。
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お客さまヘルプデスク
お問い合わせの際にサポート情報を確認する場合があります。お使いのMLV6のサポート情報については、MLメンテナンスの「ライセンス認証」で確認できます。 ⇒ ソフトウェアキーの利用情報を確認する |
9.5. テクニカルサポートサイト
Multi LABELIST V6 Enterprise版のネットワーク通信連携機能に関するお問い合わせの専用窓口(有償)を設けております。
詳細につきましてはお客さまヘルプデスク、弊社営業拠点までお問合せください。
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お客さまヘルプデスク