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棚卸し・在庫管理業務の効率化やメリットをご紹介

余剰在庫を抑制し、お客さまに不足なく商品を供給するためには、適切な「在庫管理」を行う必要があり、製造業をはじめ、多くの企業で欠かせない重要な業務の一つです。
扱う商品や製品の種類が多くなるほど、ヒューマンエラーなどが発生しやすくなるため、業務の円滑化には、在庫管理の効率化が欠かせません。
ここでは、在庫管理業務を効率化するための具体的な方法をご紹介します。

1.在庫管理とは

在庫管理とは、必要な資材や商品を必要なタイミングで、必要な分だけ供給できるように、在庫数や状態を最適な状態で管理することを指します。入出庫管理や返品処理、棚卸しなどが業務内容の一例です。
管理手法は、手書きの在庫台帳やExcel、在庫管理システムなど、企業によって異なります。

在庫は、原材料や部品、出荷待ちの商品など、さまざまなものを指しますが、そのどれも「いずれお客さまから注文を受けて現金になるもの」と言えます。
過不足なく在庫を確保し、迅速に供給できる状態にしておくことで、コスト削減や顧客満足度の向上につなげられます。

2.在庫管理を行うメリット

ここでは、企業が効率的に在庫管理を実施するメリットを3つご紹介します。

  • 余剰在庫の削減
  • 生産性の向上
  • 品質の安定

余剰在庫の削減

在庫管理で適切な在庫量を保てれば、余剰在庫の削減が可能です。無駄な仕入れを防ぐことで、資金繰りの安定化や倉庫内のスペースを確保できます。

また、余剰在庫の削減は、販売機会ロスの回避につながり、在庫管理の大きなメリットと言えます。

生産性の向上

管理コスト削減も、在庫管理の重要なポイントです。在庫管理を適切に行い、作業が効率化すれば、人件費などのコスト削減が期待できます。

作業時間の短縮も可能なため、生産性向上や働き方改革の実現にも近づき、従業員の業務負荷低減によって、ワークライフバランスの適正化や離職率の減少にもつながると言えます。

品質の安定

品質の安定化に貢献する点もメリットです。在庫を長期間保存すると、破損や劣化などが起きて品質の低下につながる可能性があります。
品質が低下した商品や製品は販売できず、損失につながってしまうものです。古い順から出庫する先入れ先出しを行うことで商品の品質が安定し、損失を防げます。

3.在庫管理が困難な理由

さまざまなメリットがある在庫管理ですが、在庫管理を効率的に行うことができず、負担になっているというケースも多くあります。ここでは、在庫管理が困難な理由をご紹介します。

在庫管理ルールが統一できない

取り扱う商品や製品の種類が多くなるほど、在庫管理のルールは複雑になります。ルールが統一できていないと保管場所や整理方法がバラバラになり、管理ミスも発生しやすくなるでしょう。

明確なルールがないと作業の属人化が進む傾向にも注意しなければいけません。ルールが共有できていなかった結果、トラブルが起きた際に対応できる人がおらず、業務が停止する恐れも考えられます。

データ入力ミスが起こりやすい

手作業の場合は、データの入力間違いや漏れ、二重入力といったミスが発生しやくなることも、在庫管理を難しくする要因です。実際の在庫との間にズレが生じると、いざ必要な時に出荷ができない可能性も発生します。
また、倉庫内で商品の検品や出荷などの作業を行う際に、ヒューマンエラーによって間違った商品を出荷することも想定されます。

データを手入力する現場では、ヒューマンエラーの抑制は困難です。システム化などを検討し抜本的な改革を行う必要があります。

4.在庫管理を効率化する方法

ツールの導入などによって、在庫管理を効率化するための方法を2つご紹介します。

  • ルールを明確化する
  • 在庫管理システムの導入

ルールを明確化する

在庫管理の効率化には、ルールの明確化が大切です。従業員や現場ごとに在庫管理の方法が異なると、一元管理が難しくなります。
保管場所を決めるロケーション管理や先入れ先出しの徹底など、ルールを体系化した上でマニュアル化し、部署や現場に徹底させるのが良いでしょう。

ルールの明確化によって、在庫管理業務の属人化を抑制し、従業員間の情報共有や連携をスムーズに行うことが可能です。

在庫管理システムの導入

在庫管理システムの導入により効率化を図ることも可能です。
在庫管理システムとは、入荷から出荷までを管理できるシステムです。バーコードやハンディターミナルなどを用いて、製品情報を読み取るという仕組みが一般的です。

在庫管理システムを導入することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 在庫数や入出庫情報をリアルタイムで把握でき、欠品を防げる
  • 情報の一元管理により、作業の効率化につながりコスト削減できる
  • 手書き作業による人的ミスが起こりにくくなる

手書きの在庫台帳やExcelファイルを使って在庫管理を行う現場は、在庫管理システムの導入により、生産性の飛躍的な向上が見込まれます。ミスの発生による作業の手戻りが抑制されるため、人手不足が課題になっている現場にも有効です。

5.RFIDを活用して効率的な在庫管理も可能

在庫管理業務の効率化を実現するための方法の一つとして、RFIDの導入をおすすめします。RFIDは、「Radio Frequency Identification 」の略で、無線通信を使ってモノの識別や管理を行う自動認識技術のことを指します。
具体的には、在庫に取り付けたRFIDタグ(ICタグ)の情報をRFIDリーダライタで読み取りソフトウェアで管理を行います。

RFIDの場合、複数の在庫情報を遠距離・非接触で同時に読み取りが行えることや、一度登録したデータを書き換えることも可能です。
在庫管理にRFIDを導入することで、作業時間の短縮やコスト削減、在庫の個別管理も可能になるため、業務効率化につながります。

6.サトーのRFIDの導入事例

RFIDによる在庫管理の効率化の一例として、実際にサトーのRFIDを導入した富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング株式会社様の事例をご紹介します。

RFIDで毎日の検品作業がたった5分に!

富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング株式会社様は、インスタントカメラ「チェキ」のフィルムの生産・供給をはじめ、独自の技術を活かしたヘルスケアや高機能材料など、さまざまな製品を生産しています。
高付加価値製品を提供し続けるために徹底した品質管理を行っていますが、同社では原材料管理に多大な時間を要することが課題になっていました。
原材料管理の正確性を維持するためにも、RFIDの導入に踏み切った結果、毎日の数時間を要していた検品作業をたった5分に圧縮する効率化を実現しています。

【導入前の課題】

  • 原材料の品目・重量のチェックに、入荷:3時間/日、検品:2時間/日の工数が発生
  • 人手不足の中で、品質管理のレベルを向上したい
  • 市場ニーズによる生産量変化に柔軟に対応したい

【導入による効果】

  • 作業時間を入荷:1時間/日(約1/3)、検品:5分/日(約1/24)まで工数を短縮
  • ヒトよりも正確なチェックで作業負荷を減らし、品質管理のレベルを向上
  • DX化によって、市場ニーズに合わせた柔軟な生産体制を構築

具体的な事例内容については、以下もご確認ください。

7.在庫管理業務の効率化を図りコスト削減を

在庫管理は、顧客満足度や収益向上を実現するための大切な業務です。ルールの統一や在庫管理システムの導入などで作業の効率化を図り、コスト削減につなげることが重要です。

サトーはさまざまなRFID技術に精通しており、多くの企業でRFID導入をサポートし、業務効率化を実現しています。皆さまの課題を解決するためのご提案をすることが可能です。
また、導入後のサポート体制もあり、はじめてRFIDを導入する企業様でも、安心してご利用いただけます。RFIDの導入を検討している場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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