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  4. 物流に欠かせないPDラベル(物流標準ラベル)の種類ごとの違い

物流に欠かせないPDラベル(物流標準ラベル)の種類ごとの違い

PD(Physical Distribution)ラベルは物流センターで段ボール箱やコンテナに貼り付け、自動で仕分けを行ったり、個数をカウントして正しい数量を届ける役割を担っています。

そしてサイズや仕様などが異なる複数のPDラベルが存在します。
ここでは、PDラベルの概要やSCMラベルとの違い、種類ごとの特徴などをご紹介します。

1.PDラベルの用途

1990年代初頭、スーパーマーケットやGMS(General Merchandise Store)が台頭し始めたころ、仕入先のトラックが各店舗に押し寄せ道路は大渋滞し大きなトラックバースも必要となりました。そのため窓口問屋制を設け、代表して仕入先の荷物を集めて共同配送する物流センターが誕生しました。

この物流センターでは店舗・フロア・売り場別に高速で仕分けを行う必要があります。
そこで登場したのがPDラベルです。

入荷商品のPDラベルをコンベア上で読取り、仕分けすることで共同配送を実現しています。物流現場における自動認識技術の活用が開始され急速な普及を見せました。

このPDラベルは「財団法人 流通システム開発センター」によって規格が定められています。

2.PDラベルとSCMラベルの違い

SCM(Shipping Carton Marking)ラベルとはShipping Carton Markingの頭文字を取った略語で、検品業務の効率化を図ってPDラベルの発展型として開発されたラベルの名称です。

物流業界では物流EDI(Electronic Data Interchange)の台頭とともに、入荷予定データとSCMラベルのバーコードを照合して検品業務を完結するようになりました。SCMラベルはPDラベルの仕分け機能も併せ持ったバーコード情報も持つため、物流センターの役割が大きく変わり荷受けする店舗では煩雑な検品作業も大きく軽減されました。

3.PDラベルの種類ごとの違い

PDラベルはサイズやラベルの仕様、使われている粘着剤からいくつかの種類に分けることが可能です。ここではPDラベルの種類とそれぞれの違いをサイズ、ラベル仕様、粘着剤の3つに分けてご紹介します。

サイズによる違い

PDラベルはサイズによってAタイプ、Bタイプ、Cタイプの3種類に分けられます。

Aタイプのラベルサイズ
50mm×85mm
Bタイプのラベルサイズ
92mm×60mm
Cタイプのラベルサイズ
115mm×80mm

またSCMラベルにおいてもAタイプ、Bタイプ、Cタイプと同様です。
必要な情報量に応じてラベルを選ぶことが重要です。

ラベル仕様による違い

ラベルの仕様は紙管にラベルを巻いて仕上げるロールタイプと、折り仕上げのファンフォールドタイプの2種類に分類されます。

ロールタイプは一般的なプリンタラベルとして使用されています。プリンタ内部にセットできるので省スペース化につながるのがメリットです。

一方ファンフォールドタイプは、プリンタから折りたたまれながら発行されるのが特徴です。ロール状にすることで生じるラベルのカールがないため、比較的大きなサイズのラベルの発行に向いています。

粘着剤による違い

PDラベルに使われる粘着剤は強粘着タイプ、弱粘着タイプ、再剥離タイプの大きく3種類に分けられます。

強粘着タイプは、一度貼ったら剥がさない用途で使用される粘着剤で、PDラベルの多くで使用されています。剥がさないことが前提なので剥がす際はラベルや被着体の表面を破損する恐れがある点には注意が必要です。

弱粘着タイプは強粘着よりも粘着力が弱く、一度貼っても比較的きれいに剥がしやすい粘着剤です。しかし、被着体によっては剥がす際に破損が発生することがあるため、使用前に確認する必要があります。

再剥離タイプは弱粘着よりも剥がしやすく、一度貼ったラベルを剥がし、再度貼り付ける用途で使える粘着剤です。「荷物の宛名シールを剥がして処分したい」「リサイクルの際に分別したい」などの用途で使用されます。

4.サトーで取り扱っているPDラベル

サトーではお客さまの現場運用や貼り付けする商品に合わせた糊質・紙質・巻枚数や仕上げ仕様のPDラベルをご提案しています。剥がさない用途で一般的に使用される強粘着糊に加え、剥がす用途にも対応した粘着剤などもご用意しておりますので、ぜひご相談ください。

商品の詳細については以下のサイトでご確認ください。

5.印刷用のプリンタも併せて用意しておこう

物流現場で多様な情報付加が必要なPDラベルは、オンデマンド発行が一般的です。サトーではお客様の物流現場に最適なラベルプリンタを併せてご提案いたします。

サトーでは品質管理、および品質保証に関する国際規格(ISO9001)や、環境マネジメントシステムに関する国際規格(ISO14001)の取得、サトー独自の環境基準の制定など、安心を提供する環境づくりも行っています。自社プリンタを使ったテストも実施しており、お客さまに安心してお使いいただけるラベルをご提供します。

サトーのラベルプリンタの詳細は、以下でご確認ください。

6.PDラベルで荷物管理の負担を軽減しよう

PDラベルをはじめ自動認識技術は物流には欠かせない技術の一つです。
複数タイプのラベルがあるため、用途や印字方法を考慮して選ぶことが大切です。

サトーは自動認識を活用して、業務負担の軽減や業務の精度向上を支援します。プリンタやラベル、物流現場課題に関するお悩みがある際はお気軽にご相談ください。

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