出荷時の複数ラベル貼り付け作業が、物流センターの生産性アップの妨げに。解決策とは？

物流センターは今、業務を効率化して競争力を高めることが急務です。人手不足が深刻化し、集荷時間の前倒しなど環境が変化するなか、人海戦術で対応するのは限界にきています。特に、出荷時に送り状をはじめとする複数のラベルを梱包箱に貼り付ける非効率な作業は、見逃せない課題のひとつとなっています。

課題

複数のラベル貼り付け業務が、物流センター全体のボトルネックに

送り状、SCMラベル、内容明細ラベル、自社ラベルなど、外装ダンボールに貼り付けるラベルは多岐にわたります。複数ラベルの発行・貼り付け業務は、通常、それぞれのラベルを事務所などで発行し、仕分けをして現場担当者に配布して、貼り付ける、という煩雑な工程が必要です。人手不足から、これらの工程に対応しきれず、出荷準備ができている荷物へのラベル貼り付けが間に合わないケースも生じています。出荷遅れはなんとしても防ぎたいものの、人員確保のために時給を上げざるを得ない状況なども含め、経営上の課題になっています。

ラベルの貼り間違えによりクレームの発生も。

人手による複数のラベル貼り付けは工程数が多く、貼り間違い防止のための目視チェックにも人手と時間がかかります。ラベルの貼り間違いや貼り付け漏れは、納品先からのクレームや返品、貼り直しによるコスト増となりますが、繁忙期などにはチェックが不十分になりがち。働き手が多様化する今、ヒューマンエラーによるミスのリスクはさらに高まりつつあります。

自動化を検討したいが、自社の運用に合わないのでは？

複数ラベルの貼り付け作業がボトルネックとなり、物流センター全体の生産性向上の妨げになっているため、業務効率化と貼り間違い防止のためにラベル貼り付けを自動化する仕組みを導入したい・・・。でも、自動貼りは1カ所への貼り付けは可能でも、複数のラベルをさまざまな位置に貼り付けるには結局人手が必要なのではないか、どれほどの費用対効果が望めるのかなどの疑問から、計画を先送りしているケースも見受けられます。

ラベル自動貼付機+ロボットがもたらす3つのメリット

1複数ラベルを自動貼り付けすることで、人手不足による出荷遅延を解消

外装ダンボールに貼り付けなければならない複数種類のラベル。ラベル自動貼付機とロボットアームとの組み合わせで、ラベル発行から複数個所への貼り付けまでの一括自動貼り付けが可能です。人手を介さずに大量の出荷作業をこなせるため、出荷量の変動にも柔軟に対応でき、作業遅延の不安から解放されます。

2ラベルの貼り付けミスのリスクを解消

ヒューマンエラーのリスクは、人が介在する作業を極力減らすことで軽減できます。自動でラベルを発行し、ロボットアームと組み合わせて貼付作業をシステム化することで、効率的でミスのない作業を行うことが可能です。大量のラベルもスピーディーに自動貼り付けすることで、作業員の熟練度や多様性に左右されず、生産性が安定します。

3物流事業者さまなら、生産性の向上により事業の成長にも貢献

人手の心配なく正確で大量に出荷作業を行える体制づくりは、物流事業者さまにとっては営業上の強みとなり、事業の成長にも貢献します。生産性が向上するため、物量を多くさばきたい現場の大きな戦力となり、人海戦術による人件費負担増の悩みも解消します。