北陸計器工業株式会社様

導入経緯
北陸計器工業株式会社様は、北陸電力グループの一員としてスマートメーター(電力量計)の製造や関連工事などを担っています。
スマートメーターの規格が第2世代へ移行するのに伴い、製造ラインを一から再構築する必要に迫られました。新たに発生したラベル貼り付け工程の効率化と、ヒューマンエラーの防止という課題の解決に向け、ラベルプリンターHA200RシリーズとMG400(アスカ社製)協働ロボットによる自動貼り付けの導入を決定しました。
導入製品・システム
Before
- 製造ラインの再構築でラベル貼り付け工程が新たに発生
- ラベルの手貼りは工数増大が懸念された
- ヒューマンエラーの影響で品質の平準化が困難
After
- ラベル発行・貼り付け工程は10秒から3秒に大幅短縮
- ヒューマンエラー防止に加え、検査精度も向上
- 移動式架台の採用により、限られたスペースでフレキシブルな運用が可能
お客さまの声
背景・課題
新たに発生したラベル貼り付け工程により、作業工数の増加と品質の平準化が課題に
スマートメーター生産本部製造部長 兼 VCT製造グループ
マネージャー
砂川 健治 様
砂川氏:
当社は北陸電力グループとしてスマートメーターの製造から付随する工事まで幅広く手掛けています。今回、スマートメーターの規格が「第1世代」から「第2世代」へ切り替わり、メーターの形状が刷新されるため、一から製造ラインを再構築する必要がありました。
小林氏:
製造ラインの再構築で大きな課題となったのが、新たに加わった「ラベル貼り付け工程」でした。
手貼りで対応する場合、1個あたり約10秒を要します。この10秒の積み重ねが必要な工数の増加に直結しており、スマートメーターの製造計画を達成するためには作業の効率化が必要不可欠でした。
また、手貼りでは貼り付け位置の微差や、稀に発生する貼り忘れといったヒューマンエラーをゼロにすることが難しく、品質の平準化が課題でした。他にもラインの稼働状況に合わせて、いかに効率よくラベルを貼り付けるかという「現場の動きに合わせた柔軟な運用」を求めていました。
スマートメーター生産本部技術サポート部
技術サポートグループ
マネージャー
荒井 邦仁 様
荒井氏:
これらの課題を解決するために、ラベル貼り付けを自動化できる「MG400協働ロボット移動式ラベラー」(以下、移動式ラベラー)」の検討を開始しました。最終的に導入の決め手となったのは、ショールームで実機を確認できたことです。
机上だけでは、スピード感やラベルの吸着精度など細かな挙動までは把握しきれません。実機によるデモを見て「これなら現場でも十分通用する」と確信を持てたことが、導入を決定する大きな後押しとなりました。
効果・評価
工数は10秒から3秒へ。自動化がもたらした工数の有効活用と負担の軽減
スマートメーター生産本部製造部 計器製造グループ 主任
小林 拓未 様
砂川氏:本機導入の最大の成果は、作業時間の大幅な短縮です。タクトタイムが10秒から7秒へ短縮されただけではなく、実際の作業者の拘束時間はたった3秒です。そのおかげで、別の業務に工数を割けるようになりました。
また、運用メンテナンスを担当する立場としては、移動式台車の採用も正解でした。2つの固定ラインのうち、稼働している方へ移動式ラベラーをセットします。小型かつ小回りがきく設計なので、限られたスペースでフレキシブルな運用ができています。
小林氏:
導入して特に実感しているのがミス防止の仕組みの重要性です。以前は、正しく貼れているか目視で確認していましたが、今では確認作業をロボットが肩代わりしてくれています。
ロボットアームの先にスキャナーを搭載し、貼り付け直後に自動で読み取り、読み取れなければ即座にエラーが出て止まる仕組みです。ラベルの貼り忘れや印字不良の製品が、次工程へ流れるリスクもなくなりました。これにより精神的な負担も軽減されています。
アーム先端のスキャナーで読み取り確認
荒井氏:
今回の成功を受けて、サトーさんには今後も「高価なフル自動化」だけでなく、「この作業ならこの予算でできる」といった、現場の規模感に合う現実的な提案を期待しています。
RFIDの活用なども含め、当社の製造現場をよりスマートに進化させるパートナーとして引き続きサポートをお願いしたいです。
実際の作業風景
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