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お客さまが求める商品の設計開発を

Junta プリンター設計開発(メカ)

高校・大学ともに機械系を専攻し、大学では3D CADでの設計を学ぶ。大学を卒業後、サトーに入社し、プリンターの量産開発を経験。現在は、タフアームの個別設計を担当している。

本記事は取材時点の情報をもとに作成しており、最新の情報とは異なる場合がございます。

大学時代の専攻を活かすことができるメカ設計の道に

- 学生時代はどのようなことに取り組んでいましたか?

学生時代は主に機械関連の科目を専攻していました。昔からモノづくりに興味があり、高校では旋盤やフライス盤・溶接など基本的な加工技術について学びました。大学では工学部に進学し、3D CADを活用した設計を学んでいました。学業以外では、サークルは入っていなかったのですが、個人的に射撃競技を7年間ほど続けていました。

- 就職活動でサトーのことを知ったきっかけや、入社を決めた理由は何ですか?

就職活動では、特に業界を絞らず幅広く会社を見ていましたが、高校と大学で機械系を専攻していたので、そこで学んだ知識や経験を活かすことができるところで働きたいと思っていました。特に、大学でCADを学んでいたこともあり、多くの職種の中でも設計に関する仕事に興味を持っていました。
サトーを知ったのは、オファー型の就職活動サイトでサトーからオファーメッセージをいただいたことがきっかけでした。それまでサトーのことは知りませんでしたが、メッセージをいただいてから興味をもち、まずは話を聞いてみようと当時目黒にあった本社ビルに訪問しました。会社や事業、開発職の説明や選考を受ける中で、他社よりもメカ設計開発における裁量の大きさ、設計・開発・製造までの一連の工程すべてに関わることができるという範囲の幅広さに驚きましたね。設計開発者として働くことを考えたときに、その裁量の大きさや上流工程から関われることによって自分がより成長・挑戦できるだろうと思い、最終的に入社を決めました。

量産開発から個別設計まで幅広い工程が挑戦舞台

- 入社当初から今までどのような仕事を担当されているのですか?

入社してから2年ほど、卓上プリンターやモバイルプリンターの量産開発に携わっていました。プリンターの設計開発は量産開発と新商品開発に分かれていて、私はすでに世に出ている商品をより良くするための量産開発を行っていました。
現在は、タフアームと呼ばれるラベル自動印字貼付機の個別設計を担当しています。サトーではLR4NXというラベルの貼り付け業務を自動化する商品を販売しており、お客さまの要件にあわせて個別にカスタマイズをしたりしています。普段は埼玉県さいたま市にある開発拠点で業務をしているのですが、個別設計をしたタフアームは岩手県にある工場で製造するため、実機の確認をするために工場に出張することもありますね。

お客さまの現場としっかり向き合うサトーの設計開発

- メカ設計者からみるプリンター設計開発のやりがいや魅力は何ですか?

自分が個別設計した商品を工場で製造し、お客さまの現場に設置して、実際にお客さまが使用している様子や反応を見ることができるところがやりがいに繋がっています。「個別設計」と聞くと設計業務だけをしていると思うかもしれないですが、実際はそうではなく、設計した商品が製造された後に、お客さま先に訪問して設置するところまでが仕事です。もし設置する際に不具合等のトラブルがあった場合はその対応も現場で行います。そのため、商品を使用するお客さまから感謝の声を聞くことができ、「自らの設計でより良い商品を届けることができた」と実感できることが魅力です。

- 仕様書をもとにした設計業務だけでなく、お客さまの現場にも足を運ぶのですね。

そうなんです。商品を設置するときだけでなく、設計に着手する前に現場を確認しに行くこともあります。私たちのようなメカ設計者が設計に着手する前に、まずはサトーの営業担当者がお客さまとコミュニケーションを取り、要件を仕様書にまとめます。そして、私たちはその仕様書をもとに設計業務を進めるというのが、個別設計の最初の工程です。基本的には仕様書通りに作るのですが、実際に現場を見に行くと、「こういう風な構成に変更したほうが良いのではないか?」というような設計者目線での改善案がでることもあります。そのため、商品の設置の時だけでなく、設計前にお客さまの現場に足を運び、仕様書と現場を見比べながら確認をするということも多々ありますね。お客さまに寄り添いながら設計ができることは、とてもいいなと思いますね。

すべての分野に精通したエキスパートを目指す

- 今後の目標を教えてください。

自分が携わっているメカ設計以外の分野の知識や技術を身につけ、プリンター設計開発のエキスパートになりたいと考えています。プリンターをはじめとするハードウェアの設計開発には、メカ・エレキ・ソフトウェアの3つの分野があります。「メカ」は機械全体の構造や部品などの設計を、「エレキ」は電子回路や基板の設計やテストを、「ソフトウェア」はプリンターに組み込むシステムやパソコンにインストールするドライバーなどの開発というように、それぞれ担当する領域が分かれています。私はこれまでメカのみを担当してきており、エレキやソフトウェアの経験はありません。ただ、メカ設計を経験する中で、エレキやソフトウェアの知識もあったほうが自分のできることの幅が広がると感じることが多くなりました。サトーには部門を越えた勉強会もあったりするので、そういった機会へ積極的に参加することで、エレキやソフトウェアについても勉強し、3つの分野すべてに精通したエキスパートを目指していきたいと考えています。

- 最後にこの記事を見ている方へのメッセージをお願いします。

設計開発においてメカ・エレキ・ソフトウェアの技術が関わると聞くと、「覚えないといけないことが多くて大変そう」「自分の知識量でついていけるのかな」と不安に思う方もいるかもしれないですが、心配しなくても大丈夫ということを伝えたいですね。学生時代に機械や電気・電子、工学系の科目を専攻していた方であれば、必ずその知識が活かせる機会がありますし、そうでない方であってもOJT研修や勉強会、外部の講習など、学ぶための制度が充実しているので、知識は入社後に学び身につけていただけます。そのため、少しでも設計開発職に興味のある方は、ぜひ会社説明会やインターンシップに参加し、会社の雰囲気や実際の商品に触れて、仕事の内容を知っていただけると嬉しいです。

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