株式会社さんれいフーズ様

導入経緯
株式会社さんれいフーズ様は、山陰地方を中心に業務用食材や関連商品を幅広く提供する食品卸企業です。
出雲支店では、従来より音声システムを活用してピッキングや棚卸しを行っていましたが、認識精度や作業効率、教育負荷などの課題がありました。
現場の声を受け、より高精度かつ効率的な運用を目指し、サトーの「VoiSol® Smart」の導入を決断しました。
導入製品・システム
Before
- 音声の聞き取りミスや誤ピッキングが発生していた
- 類似商品や多品種に対応するための教育に時間と労力がかかっていた
- 商品点数が少ないオーダーでのオーダーごとのピック(シングルピッキング)は効率が悪かった
After
- バーコードによる照合で、ヒューマンエラーが減少
- 端末の簡単な操作で誰でも高精度の作業が可能に
- 複数ピッキングの運用で出荷検品の効率・精度が向上
動画によるご紹介
お客さまの声
背景・課題
出庫時の照合精度向上と同時にスタッフのストレス軽減を模索
出雲支店 支店長山尾 敏之 様
山尾氏:
山陰地方を中心に業務用食品と関連商品のほか、自社工場製品の製造販売を行っております。
全拠点で年間約30,000アイテムを販売しており、出雲支店では常時約4,000アイテムを取り扱っています。
従来から出荷検品などの倉庫運用で音声認識システムを導入していましたが、聞き取りミスの発生や端末操作の教育が現場の負担になっていました。
作業者が長時間にわたって発話し続けることで、疲労やストレスも大きく、もっと効率的で快適な仕組みが必要だと考えていました。
主査 市川 善紀 様
市川氏:
数量や類似品の取り間違いも大きな課題でした。特に商品知識の浅い新人やパートの方は、音声指示だけでは正しい判断が難しく、確認のために手が止まってしまうことが多々ありました。
移動中に音声ガイドを聞き終わらないと作業が始められないため、効率も上がらない状況でした。
バーコードが貼られていない(記載がない)商品も多く、照合ができないため、棚卸しにも時間を要していました。
現場の効率化と精度向上、教育負担の軽減を同時に実現できる仕組みが必要だと強く感じていました。
効果・評価
ハンズフリーとバーコード照合で精度と効率向上を同時に実現
市川氏:
便利なハンズフリーとペーパーレスを継続しつつ、音声システムで解消できなかったトレーサビリティ向上の課題を解決する方法を模索していたころ、展示会でサトーさんの「VoiSol® Smart」に出会いました。
「VoiSol® Smart」は、QRコードでも複数の商品情報を一度に確認でき、ピッキングや棚卸しのスピード向上が可能です。
商品名を目視しながら作業できるため、音声ガイドによるストレスがありません。
また、端末は腕に装着するので、ハンズフリーのメリットもそのまま活かしています。
山尾氏:
誰でも一定の品質で作業できるようになったのは大きな成果だと考えています。
Android端末なので、スマートフォンに慣れたスタッフはすぐに操作に馴染むことができ、新人教育も短期間で済みます。
照合精度が上がったことでトレーサビリティやコンプライアンスの面で安心感が増し、食品の安全管理にも大きく寄与しています。
今後は他拠点や製造部門への展開、生産性可視化ツールとの連携で、さらなる効率化とデータ活用を進めていきたいと思っています。
関連リンク
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