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ラベルプリンターにエラーが出たときはどうする?主な原因と対処法

多くの作業現場で生産性向上のために採用されているラベルプリンターは、時折エラーが発生し印字(印刷)ができなくなることがあります。
それによって長時間作業を止めてしまうことがないように、エラーの主な原因や対処法を知っておくことが大切です。

本コラムでは、ラベルプリンターで印字ができないときに考えられる主な原因と対処法をご紹介します。

1.ラベルプリンターで印字できないときに考えられる原因

万が一ラベルプリンターで印字できなくなった場合も、よくあるエラーの原因を知っていると便利です。
ここでは、代表的な原因と確認方法をご紹介します。

ラベルプリンター本体でエラーが発生している

まずはラベルプリンターと電源コンセントに電源コードがしっかり差し込まれ、電源ボタンが押されているかなど電源の状態を確認する必要があります。
電源が確認された後は、ラベルプリンター本体のディスプレイなどに表示されたエラーメッセージをチェックします。

エラー表示の内容はラベルプリンターによって異なるため、使用している機種の取扱説明書と照らし合わせて、原因を正しく理解することが重要です。
エラーの主な原因には、用紙(ラベル)詰まりや消耗部品の摩耗などが挙げられます。
用紙が詰まった際は、用紙を取り除いて正しくセットしなおします。

サーマルヘッドなどの消耗部品が摩耗した際は、部品交換が必要になります。
また、汚れなどに起因するエラー発生の頻度を減らすためには、定期的な清掃を行うことも重要です。
自分で清掃を行う際は、ケガや破損の恐れがあるため、必ず清掃手順を確認してから行いましょう。

周辺機器と接続されていない

ラベルプリンター本体に問題がないにも関わらず印字ができない場合、周辺機器と接続がされていないことも考えられます。
例えば、ラベルの発行指示を行うパソコンやハンディターミナルなどが正しく接続されているかを確認します。

まず、ラベルプリンター本体が「オフライン」になっていないかを確認します。「オフライン」状態の場合は「オンライン」に変更します。

有線接続の場合、ケーブルがしっかりとつながっているかを確認します。
その後、ラベルプリンター本体の通信設定で、ポートやプロトコル、IPアドレスなどの設定が正しいかを確認します。

Wi-FiやBluetooth®などの無線通信の場合は、本体の通信設定と併せて、「アクセスポイントとつながっているか」「近くに同じ周波数を使用する電子機器がないか」などを確認します。

ドライバーがインストールされていない

ラベルプリンターを使用するためには、パソコンに対応したドライバーをインストールする必要があります。
新しいパソコンやラベルプリンターを購入した直後に印字できない場合やエラーが発生する場合は、まずドライバーをインストールして印字ができるかどうかを確認することが重要です。

ドライバー自体に問題がある場合は、一度アンインストールしてから再度インストールすることでエラーが解消することがあります。
また、ドライバーが古い場合は最新のドライバーをインストールすることでエラーが解消する可能性があります。

出力先のラベルプリンターが異なる

パソコンやハンディターミナルからラベルプリンターに印字したいデータを送るときは、正しいラベルプリンターを選択することが重要です。
ラベルプリンターが複数台ある環境の場合、出力先のラベルプリンターを間違えて設定している可能性があります。

また、使用したいラベルプリンターを正しく選択できているかも確認しておきます。

印字中のデータが残っている

ラベルプリンターで印字できないときに、原因の一つとして考えられるのが印字中のデータが残っていることです。
「印字キュー」と呼ばれる領域に以前の印字データ(ドキュメント)が残り、新しい印字を試みたときに残っていた印字データが優先的に印字される可能性があります。

2.印字キューを確認する方法

印字中のデータが残っていて目的のものが印字できない場合には、直前までの印字命令(印字ジョブ)を終わらせる、もしくは削除しなくてはなりません。
ここでは、パソコンで印字キューを確認する方法をご紹介します。

パソコンで印字キューを確認する方法

Windowsのパソコンで印字キューを確認する際は、以下の手順で実施します。

Windowsで印字キューを確認する方法

  1. 1.
    スタートメニューを開き、設定に進む
  2. 2.
    「デバイス」をクリックし、「プリンターとスキャナー」を選択
  3. 3.
    リストから対象のラベルプリンターをみつけて選択
  4. 4.
    選択したラベルプリンターの設定ページで「印字キューを開く」をクリック

以上の操作を行うことで、印字される内容と今後の印字順序が一覧で表示されます。
印字待ちのジョブがある場合は、削除したい印字ジョブのボタンをクリックして削除します。

3.ラベルプリンター清掃時のポイント

ラベルプリンターのサーマルヘッド※1やプラテンローラー※2が汚れていると、きれいに印字できないだけでなく、エラーや故障の原因にもなります。
ラベルプリンターを安定稼働させるために、定期的な清掃が必要です。ここでは、清掃時の注意点やポイントをご紹介します。

清掃時の注意点

清掃は、電源コードを電源コンセントから抜いて行います。
その際、濡れた手で触ると感電の恐れがあるため、必ず手が乾いた状態で電源コードを抜き差しします。

また、サーマルヘッドなどを素手で触るとケガをする恐れがあるため、手袋などの着用が推奨されています。
ラベルを切るカッタ(カッター)がある場合は、手袋をした状態でも刃に触れないように注意が必要です。

清掃中の故障を防ぐため、必ずメーカーが推奨する清掃用品を使用することが重要です。
ラベルプリンター内やメーカーのWEBサイトに掲載されている清掃手順の説明動画を閲覧すると、スムーズな作業が可能です。

お手入れ時期の目安

メーカーや機種ごとに推奨の時期が異なっているため、取扱説明書などでの確認が必要です。
また、目安の時期に達していなくても、使用環境や消耗品の種類によって汚れが発生することがあるため、必要に応じて清掃を行います。

  • ※1サーマルヘッド:プリントヘッドとも呼ばれます。発生する熱をラベルやインクリボンに伝えて印字(印刷)を行う消耗部品です。摩耗すると断線し、印字が欠けるなどトラブルが発生する恐れがあります。
  • ※2プラテンローラー:ラベルプリンターの内部で用紙(ラベル)を搬送したり、サーマルヘッドと圧着させる役割があります。摩耗すると用紙が蛇行したり詰まる可能性があります。

4.設定を直してもエラーが解消されないときはどうする?

設定などを見直してもラベルプリンターを正常に使えないときは、パソコンやラベルプリンター、ルーターを再起動してみるのがおすすめです。

それでもエラーが解消されなければ、ラベルプリンターが故障している可能性があります。
その場合、自力で修理するのは困難です。メーカーに修理を依頼するか、買い替えが必要です。まずは、メーカーのサポートなどに問い合わせることをおすすめします。

5.ラベルプリンターのエラーは未然に防ごう

突然ラベルプリンターが故障するとラベル発行ができず、関連する作業全体が止まってしまう恐れがあります。
こういった事態を防ぐために生まれたのが「予防保守」という考え方です。

予防保守によって可能な範囲で故障を未然に防ぎ、作業が止まる時間(ダウンタイム)を少なくすることが可能です。

サトーでは、製品の保守管理までサポートするサービス「SOS(SATO Online Services)」を提供しています。
サービスの概要は以下のとおりです。

予防保守でダウンタイムをゼロに

ラベルプリンター停止の原因の48%が消耗部品の交換によるもの※3です。

サトーのSOSは、機器の稼働状況から消耗部品の交換時期を予測します。
予め交換を行うことで部品の摩耗によるトラブルを予防し、エラーによるダウンタイムの発生を防ぐことが可能です。

※3当社調べ

スピーディーな解決をサポート

充分に対策していてもラベルプリンターが突然故障したり、エラーを表示したりする可能性を完全になくすことはできません。

SOSでは、エラーが発生した際もヘルプデスクが使用状況から障害を判断し、適切にサポートします。
リモートでのサポートも行っているので、技術者を待つことなく現場の作業員によって問題を解決することが可能です。

資産管理も実現

SOSは、ラベルプリンターの資産管理も可能です。「どこで、どのラベルプリンターが、どのような状態になっているのか」を可視化できるため、離れた拠点に導入したラベルプリンターの状態も確認できます。
また、使われていないラベルプリンターの有効活用や、適正台数の把握にも役立ちます。

SOSの詳細は、以下でご確認ください。

6.ラベルプリンターのエラーは慌てずに対処することが大切

ラベルプリンターは、さまざまな原因によってエラーが出たり、故障したりすることがあります。大切なのは、いち早く原因を把握して適切に対処することです。

サトーでは、お客さまに安心して製品をご利用いただくため、SOSや保守サポートメニューをご用意しています。また、全国にサポートセンターを設置し、豊富な経験を持ったカスタマーエンジニアがラベルプリンターの安定稼働をサポートしています。

「現場を止めないラベルプリンター」をお探しの場合は、ぜひサトーご相談ください。

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