RFIDでスムーズな患者認証を実現
医療現場では、注射や点滴時のヒヤリ・ハットを防止するために、リストバンドを利用した三点認証の仕組みが広く普及しています。目視確認と比べて一定の効果は認められるものの、多忙な看護師にとっては、バーコードを読む時間がとられることや、就寝している患者さんを起こしてしまうことなど、課題もありました。こうした課題を解決するため、RFID技術の医療現場への普及が始まっています。
バーコードによる三点認証の課題
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課題その1就寝している患者さんを起こしてしまう
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課題その2バーコードを一つ一つ読む作業負担が大きい
サトーが解決します。
- サトーなら
- RFID運用のメリット
- 布団の上から読みとれるので、寝ている患者さんを起こさずに照合が可能
- ユーザビリティの向上で、看護師の作業負担を軽減
商品仕様
ベッドサイド三点認証システムで利活用できるRFIDリストバンド
RFIDは、ラベルなどに接触させることなくタグを一括で正確に読みとることができるため、照合時間の短縮と、患者さんへのストレス軽減が図れます。
導入事例
大阪医科薬科大学病院様によるRFIDリストバンド導入の背景
厚生労働省が定めている三点認証とは、医師の指示をもとに「患者さん」「薬剤(注射・点滴)」「看護師」の3点の情報に誤りがないかを、薬剤の投与前に確認する業務です。患者誤認を防止し、誰がどの患者さんにどの薬を投与したのかが記録できます。
この三点認証は、多くの医療機関でバーコード印字によるリストバンドの活用が主流となっています。しかし、バーコードは近接での読み取りが必要なため、看護師と患者さんの双方から「睡眠を妨げてしまう」「湾曲したバーコードの読み取りに手間がかかる」といった声がありました。また、夜勤の看護師にとっても、心理的な負担が大きい業務となっていました。
こうした課題に対し、UHF帯RFIDリストバンドと、ラベルプリンター「SCeaTa CT4-LX」を活用し、布団の上からでも患者さんの認証が可能となりました。現在は、大阪医科薬科大学病院様の全病棟に導入され、看護業務の省力化と患者ケアの質向上に貢献しています。
導入効果は以下の通りです
- 点滴確認業務の所要時間が従来の5分の1に短縮
- 患者さんを起こさず認証できるため、睡眠環境が改善
- 誤投薬防止や医療インシデントの抑止にも寄与
大阪医科薬科大学病院様からのコメント
病院単位で導入可能なパッケージをご用意
既存の電子カルテにカスタマイズを加えることなく、RFIDの読み取り情報を連動させる仕組みを考案し、病棟単位で導入できるパッケージを開発しました。
これにより、システム改修を行わずにRFID運用を開始できるため、コストを抑えたスモールスタートが可能です。
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