「広大な売り場」や「豊富な商品」はスポーツ用品店やアウトドアショップ、ホームセンターなどの魅力のひとつです。
しかし、その広大な売り場を少ないスタッフで支え、一人一人の負担が多くなっているのが現状です。品出しや接客に追われ正確な在庫把握が出来ていないと、お客さまの要望を満たすことができず、販売機会の損失につながる可能性もあります。
店舗における現場の課題を探り、その解決策をご提案いたします。
背景
コロナ禍で進むECとの融合。しかし変化するお客さまの購買行動に店舗が対応できていない
コロナ禍において、お客さまの購買行動は変化しています。「ECサイトで事前にチェックして、実際の店舗で手に取って見たい。でも人との接触は最小限にしたい」というニーズに応えるためには、ECサイト上に各店舗ごとの正確かつ最新の在庫状況を掲載しなければなりません。
せっかく店舗に足を運んでいただいても、ECサイト上の商品が店頭にない、引取り予定の商品が届いているかわからないなど、お客さまの要望に対応できないと、販売機会を逃してしまいます。また、クレームに発展し、信頼を失う可能性もあります。
人手不足なのに棚卸しは人海戦術。
時間も手間も人手もかかるうえ、正確な把握ができない
在庫を正確に把握するためには、在庫確認の回数を増やすことが有効ですが、バーコードスキャンによる確認を行っている場合、広大な売り場で豊富な商品量を誇る店舗においては、全商品を読み込むには手間と時間がかかるため、頻繁にチェックをすることが困難です。
また、ウィルス感染のリスクに注意しつつ少ない現場スタッフで対応するため、業務時間中の棚卸し作業により接客する時間が減る、棚卸しのために営業時間を短縮する、などにより販売機会を失うことにつながります。
RFIDによる管理の3つのメリット
RFIDタグを商品につけることで、ハンディターミナルなどで複数の商品を一括で読み取ることができ、商品の読み取り工数を大幅に削減し、店舗在庫の正確な把握を実現します。
1店舗でもECでも、お客さまの「買いたい」を逃さない!正確な在庫管理を実現
商品の一括読み取りにより在庫確認の時間が大幅に短縮できるので、開店前に毎日確認を実施することも可能です。在庫品のタイムリーな把握は、お客さまのニーズにマッチした品揃えを可能とし、お店の魅力度アップや売上増につながります。また、その最新の在庫状況をECサイトにも反映することにより、EC⇔店舗間の連携、融合をはかり、オムニチャネルを実現し、販売機会を増やすことにつながります。
RFIDの探索機能を使うと対象物のおおよその位置を特定できるので、商品の探索時間を大幅に削減でき、お客さまからのご要望にすぐに対応することができます。
2一品ごとに固有ナンバーで商品を管理。正確な在庫や資産を把握出来る
RFIDでは、一つ一つの商品や資産ごとにユニークな管理番号を紐付けるため、同じ商品の複数読み込みや読み忘れを回避できます。定期的な棚卸しで正確な在庫や資産を把握でき、経営的な観点からの将来予測にも役立ちます。また、各店舗の在庫状況を共有することで、店舗間移動も容易になりデッドストックの防止につながります。
3棚卸しの時間を90%削減、入荷検品の時間も70%削減!
RFIDを使うと、表からタグが見えない状態の商品も一括で読み取ることができます。一品ずつピックアップする必要が無くなるので、バーコードスキャンによる棚卸しに比べ、作業時間を約90%削減できます。また、入荷検品の時間も70%削減されます。人手に頼らずにできる棚卸しや検品は、コロナ禍において「密を避ける」という観点から感染症対策にもつながり、大きなメリットとなります。
お客さまの声:都内衣料品専門店 様
- この仕組みを導入したことで、現場の業務効率が大幅に向上しました。棚卸し前日は営業時間を利用して事前準備をし、当日も営業時間の合間を縫って棚卸し作業し、閉店間際で最終確定させるなどかなりの人時を掛けておりました。RFID棚卸し、大車輪SaaS導入により、一点一点商品のバーコードを、服をめくってスキャンしたり、裏返したりしてスキャンしなくとも、リーダーをかざすだけで読み取ることができます。棚卸しは、平均3時間で済むようになったため、頻度を増やし精度向上につなげています。今は、棚卸しや検品の手間が減ったことで、お客さまへの対応に集中できるようになりました。
また、棚卸しをするために大人数が集まることを減らすことは、感染症の対策としても有効だと感じています。(IT部門ご担当者様) - お店では半期に1回棚卸しを行っていましたが、一回に2日かかり、大変な作業だと感じていました。今は、商品に触れずに読み取りができ、棚卸しや検品の手間が減ったことで、お客さまへの対応に集中できるようになりました。また、棚卸しをするために大人数が集まることを減らすことは、感染症の対策としても有効だと感じています。(ショップスタッフ様)
大車輪SaaSシリーズのご提案
日本ならではの商習慣を熟知し、実績豊富。タグのコストを気にすることなく導入可能
1日本ならではの商習慣を熟知
日本の商品管理は、海外と比べきめ細やかに実施されています。例えばTシャツの場合、日本ではサイズ別・色別(SKU単位)に細分化して管理されますが、海外では品番単位までの管理が主流です。『大車輪SaaS』は日本の商習慣にあわせ、SKU単位で管理できます。多品種小ロットに対応できるので、スポーツ用品店やアウトドアショップ、ホームセンターなどに最適なソリューションです。
2“面倒な作業”はRFIDの導入実績が豊富なサトーにお任せ
RFIDに固有ナンバーを書き込む(エンコード)ことで一品一葉の管理を実現します。このエンコードは導入後の運用にかかわる大切な決め事です。この取り決め作業についても、サトーならこれまでの経験を活かし、ルール決定を支援します。
RFIDの読み取り精度は利用環境などの影響を受けることがありますが、サトーは読み取り精度を高めるためのタグの貼り付けや運用のノウハウを蓄積しています。読み取り機器、ソフトウェア、RFIDタグをまとめて提案、導入、サポートできるのはサトーだけです。安心して当社にお任せください。
3RFIDタグのコストを気にせず使える料金設定
『大車輪SaaS』は、クラウド利用料に一定数のRFIDタグを含むサブスクリプションモデルでご提供します。RFIDタグのコストを気にせずご使用いただける、たいへんお得な料金体系となっています。
コロナ禍ならではの導入メリットにも注目!
『大車輪SaaS』を使えば、棚卸し現場の密を避けることができ、また棚卸し時に商品に触れる必要もありません。クラウドサービスなので、在庫情報をテレワークなど現場以外の場所からも確認できます。『大車輪SaaS』はコロナ禍にも適したソリューションと言えるでしょう。
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