Tagging for Sustainabilityとは
バーコード、RFIDなどの自動認識デバイスをモノに貼り付け情報を集めるタギング。
これまで私たちはこのタギングの力でサプライチェーンの最適化に貢献してきました。
そして、これからも最先端の自動認識技術と共にサトーはタギングの可能性をさらに広げ、持続可能な社会の実現を目指します。
それが、私たちが考える「Tagging for Sustainability」です。
※Bluetooth Low Energyは、Bluetooth SIG, Inc.の商標です。
さまざまなモノのIoT化を進めることで、メーカーでの製造・配送・販売のみではなく、リサイクルやリユース、廃棄に至るまで、これまで取得できなかった内容を情報化し、サステナブルな社会とサプライチェーンの最適化を実現していきます。
取り組み
モノに固有の情報を与え、それらの情報を分析することで、環境や状態を可視化し、これまで解決することのできなかった、さまざまな課題を解決することができると私たちは考えています。
私たちの取り組みの一例をご紹介します。
試着把握
商品にIoTタグを付け、試着用の椅子にゲートウェイを設置。
IoTタグを読み取ることでその商品の試着回数をカウントします。
商品にIoTタグを付けることで、試着エリアに置いたタブレットにその商品のカラー展開やサイズ展開を表示するなどお客さまに向けて情報を発信することが可能です。
従業員は、リアルタイムにどの商品が試着されているかが確認でき最適な接客に繋げることができます。
また、どの商品の試着率・購入率が高いかなども把握できます。
温度検知
温度を細かく把握したい場所にIoTタグを設置し、設定した範囲の温度が保たれていることをモニタリングすることができます。
食品など一定の温度で保存しておきたい商品の温度をより詳細に把握できます。
これにより安定した品質を提供でき、設定温度や商品の配列の見直しなどに活用できます。
お客さまは適切な温度で管理された商品を購入でき、店側は温度管理が原因で発生するさまざまな問題を解消することができます。
店頭在庫把握
IoTタグを組み込んだマットを店頭に並べた商品の下に設置。
在庫の有無を検知し、従業員に知らせます。
店内のどの商品が欠品しているかを即時に把握することで効率的に在庫を補充でき販売チャンスロスを減らします。
欠品を自動で把握することで、目視による在庫の確認などの業務の負担が軽くなります。これによりお客さまはスムーズに欲しい商品を購入することができます。
店内行動分析
超高精度位置測位センサーでお客さまの動きをデータ化し、購買行動分析によってより良い売り場作りを可能にします。
入店から退店までのお客さまの動線を正確に把握できるので、店内での行動パターンから最適なレイアウトを設計したりさまざまな販促施策の効果を測定することができます。
最適化されたレイアウトや適切な施策を実行し、お客さまの購買体験価値を向上させることができます。
廃棄物集積状況・工程把握
廃棄物置き場に設置したカメラの撮影画像から、AIの活用により集積状況を可視化でき、最適な配車・回収計画の作成を可能にします。
カメラが撮影した画像をAIで解析し、集積状況を推定することで集積量の可視化を行います。また、集積状況の変化を分析することで、いつ・どれだけの廃棄物が集積するのかを予測することを目指します。
回収した廃棄物にIDを付与し、リサイクル工場への入荷から中間処理、再生材生産までの各工程とひも付け記録することで、トレーサビリティに必要な情報を収集します。
事例
実際の取り組みの事例をご紹介します。
リサイクル工場における処理から再生材生産までのトレーサビリティシステムの構築
協力会社:株式会社ナカダイホールディングス様
廃棄物を再生材として循環させるために、トレーサビリティシステムの構築と実用化に向けた取り組みを行っています。
カメラとAIを活用した集積状況の可視化とタギングされた廃棄物の処理から再生材生産までを記録することでトレーサビリティに必要な情報を収集し、回収・運搬から処理・生産までの工程を最適化。安定した再生材の活用を促進し、循環型社会の実現に向けて取り組んでいます。
動線データの可視化とID-POSとのデータ結合による店舗設計。プロモーションの最適化
協力会社:株式会社ツルハホールディングス様、キリングループ3社様、ユニ・チャーム株式会社様、ライオン株式会社様、株式会社ロッテ様、大日本印刷株式会社様
一般社団法人リテールAI研究会の活動として、業界最新の動線とID-POSデータのひも付けによる来店客の購買特性の分析を行いました。
株式会社ツルハホールディングス様が運営する店舗において、お客さまの動線とID-POSのデータ結合による購買行動の分析や動線データを活用した店舗レイアウトの最適化、マーケティングやプロモーションの手法の提供を目的として実施しました。
私たちは「Tagging for Sustainability」を実現するため、
あらゆるモノやヒトに情報を付け(タギング)その動きを可視化することで、
最適で持続可能な課題解決の仕組みをご提供します。
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