2015年04月06日
サトーホールディングス株式会社
当社グループの国内販売会社である株式会社サトーは、このたび経済産業省主催の「ID(アイデンティティ)連携トラストフレームワーク・ビジネスモデルコンテスト(※1)」にて、最優秀賞を受賞いたしました。
本コンテストは、「2020年オリンピックを視野に入れた"訪日外国人へのおもてなし"サービス」をテーマに、本人同意のもと提供された個人認証および属性情報を複数のオンライン等で連携し、サービス利用者の利便性を図るビジネスモデルを民間事業者から募集したものです。
コンテストへは、24社からの応募がありました。
訪日外国人の本人確認は、宿泊施設のチェックイン、免税品の購入、通信機器のレンタルなど様々な場面で個別に実施されており、煩雑なエントリー作業の発生、本人確認待ち時間の長時間化等の課題に加え、事業者(店舗等)の負荷にもなっています。
そこで、IDや属性情報を登録したNFC(※2)リストバンドを読ませるだけで、宿泊、移動、食事、観光、買い物など様々なタッチポイントで訪日外国人、事業者の両者が最適な情報を得られるコンセプトを提案しました。
2月18日から22日には、百貨店・銀座三越様で「買い物」の場面における実証実験を多言語で実施し、参加いただいた約400名の訪日観光客の方々のお買い物にお役立ていただきました。
コンテストではこの実証実験の成果と、アイデアの新しさ、社会実装性の高さが評価され受賞に至りました。
- ※1
平成26年度電子経済産業省構築事業(ID連携トラストフレームワークの試験プラットフォームを活用したビジネスモデルの実証事業)の一環として実施したコンテスト。
- ※2NFC(Near Field Communication)とは、国際標準規格として承認された近距無線離通信の技術。通信距離は10cm程度に限定され、その最も特徴的な機能は「かざす」だけで、誰でも簡単にデータ通信が可能になること。