ホテル業界初！リゾートトラストが運営リゾートホテルのワイン在庫管理にサトーの特殊なRFIDを活用し、棚卸しの大幅な効率化を実現

自動認識ソリューションの企画・開発から製造、販売、保守までを手掛ける株式会社サトー（本社：東京都目黒区、以下 サトー）は、リゾートトラスト株式会社（本社：名古屋市中区、以下 リゾートトラスト）が運営する完全会員制のリゾートホテル「東京ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート（東京都江東区、以下 東京ベイコート倶楽部）」における全てのワインの商品在庫管理向けにRFID（非接触ICタグ）のシステムを受注しました。国内ホテル業界における初の取り組みであり、これにより現場の在庫管理の精度が高まり、スタッフによる棚卸し作業が大幅に効率化されました。

これまで東京ベイコート倶楽部では、和食・洋食・イタリアン・中国料理の各レストランや、バーやラウンジなどのアウトレットで提供する約5,000本のボトルワインを棚卸しする際、ソムリエがワインを一本一本棚から取り出して慎重に行い、棚卸し実績を購買システムに手入力していました。そこでより速く、正確に、ワインの棚卸しが実施できる省力化システムが求められていました。

リゾートトラスト 東京ベイコート倶楽部 業務部部長 川村勝洋氏のコメント

「RFIDの導入により、約5,000本のワインに対して従来の棚卸しの課題であった効率化を実現するとともに、見間違え等によるミスがなくなりました。また、瞬時に在庫を確認することができるため在庫管理の精度が向上し、在庫の紛失リスクの低減にもつながっています。今後はワイン以外の商品にも管理対象を広げるとともに、他のホテルへも採用を広げていく予定です。」

リゾートトラスト 東京ベイコート倶楽部 料飲部部長 相原克彦氏のコメント

「内部統制の強化も目的にRFIDを導入しました。将来は棚卸し、在庫管理の透明性を担保しつつ、RFIDの特性を生かしてワインリストのタブレット化を計画しています。実現できれば業務のペーパーレス化と短時間でのワイン在庫の更新が両立でき、顧客への対応スピードの迅速化や従業員の作業時間の短縮化が実現できます。導入の投資効果がより高まることを期待しています。」

参考資料

「東京ベイコート倶楽部」月末棚卸しにおけるRFID導入前後の作業人数および時間

※ワイン以外の商品（RFID非搭載）も含むトータルの作業時間となります。

特殊RFIDの詳細

今回採用されたRFIDは、サトーグループのサトーマテリアル株式会社が開発した特殊なUHF帯タグです。RFIDは通常、液体の入った容器に貼り付けた場合、干渉でうまく読み取れないことが難点ですが、今回のタグはボトルに巻き付けるバックル型で、50cmほど離れた距離からも問題なく読み取れます。ボトルに直接貼り付けないため、ワインの品質への影響もありません。RFIDの脱落および差し替えを防止するセキュリティーラベルとセットで提供しています。

サトーマテリアル株式会社 概要

株式会社サトー 概要

サトーホールディングス株式会社 概要