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インドネシアの現地法人PT. SATO Label Solutions PT. Sigma Cipta UtamaへRAIN RFIDの資産追跡管理システムを納入、棚卸時間を50%削減

2022年10月17日
サトーホールディングス株式会社

当資料は、2022年10月3日にアジアの子会社PT.SATO Lable Solutionsが発表したニュースリリースの抄訳です。原文はこちら をご参照ください。


サトーグループのインドネシア現地法人PT. SATO Label Solutions(以下、SLS)は、現地パートナー企業のCV Dharmatech Indonesiaと提携し、PT. Sigma Cipta Utama (以下、SCU)にRAIN 仕様※1のRFIDを用いたトレーサビリティーのシステムを提供しました。このシステムは、SCUの倉庫にある資産の棚卸業務を合理化し、管理対象物が「今どこにあるのか」を可視化するものです。

SCUは、インドネシアで石油や天然ガスの採掘・精製を行うPT. Pertamina Hulu Energi傘下のUpstream Subholdingの子会社であるElnusa グループに属しています。SCUは、エネルギー分野の企業を顧客としてデータ管理サービスを提供しており、電子データのほか、書類、カートリッジ磁気テープ等の記録メディアの管理をしています。

このたび納入したSLSのソリューションは、RFIDプリンタ、タグ、ハンディターミナル、ゲートウェイ統合型リーダー、カスタムソフトウェアから構成されています。SCUが管理する記録メディアは、段ボール箱に入れられて面積19,600平方メートルの大型倉庫に保管されており、この段ボール箱にRFIDタグを装着し、倉庫に出入りする箱をシステムで検知します。同時に、必要な箱が一時的に貸し出されているのか、すでに処分されているのかなどの状態を、ダッシュボードを使用してリアルタイムで確認することができます。SCUは資産の全履歴を閲覧し、最適な管理方法を迅速に決定することが可能になるのです。

このシステムの導入前は、バーコードを使用したシステムによって倉庫内の資産を管理していましたが、事業の拡大とともに資産の量も増加したため、一つ一つの読み取りに時間がかかるようになりました。RFIDシステムを導入することで、以前よりも短時間で資産を見つけることができるようになり、棚卸作業にかかる時間は50%削減されました ※2

SCUは、自社の倉庫スペースを他社に貸し出しているため、施設内の資産管理は複雑化しています。SLSのRFIDタグをエンコードし、全てのSCU資産に貼り付けることで、倉庫内の各箇所に保管されている資産を完全に可視化することができました。

「SLSは、当社のトレーサビリティーシステムを合理化するにあたって、細かいところまで配慮してくれました。そのおかげで、当社のスタッフは現在、倉庫内の資産を迅速、正確、かつ容易にトラッキングし、位置を特定することができています」と、SCUの倉庫マネージャーであるLalang Sugiri氏は語っています。

「SLSはSCUのようなお客さまが、倉庫内のあらゆるものをつないで現場の効率化を図るお手伝いをしています。主要業界の企業がRFIDを実装し、ワークフローを最適化して生産性を向上させ、より良い意思決定をするための支援ができればと考えています」と、サトーホールディングス株式会社の執行役員で、SLSプレジデント兼ディレクターの和田 啓孝は述べています。

※1 RAIN RFIDは、UHF帯RFID技術の普及促進を目的とした世界規模の企業提携団体です。RAINは「RAdio frequency IdentificatioN」の略語で、GS1のUHF帯RFIDに関するEPC Gen2規格と、これに相応する ISO/IECの18000-63規格を使用しています。

※2 当社調べ。読み取りと位置検知の平均の所要時間に基づいて計算しています。

記載されている会社名や製品名は、各社の商標または登録商標です。