2022年11月17日
サトーホールディングス株式会社
サトーホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小瀧 龍太郎)は、商品の値段や製造年月日などの情報をラベルに印字し、貼り付ける機器「ハンドラベラー」が今年で60周年を迎えましたことをお知らせいたします。
ハンドラベラーは、1962年に創業者の佐藤 陽が開発しました。値段が書かれた紙を切り、商品一つ一つに糊で貼り付けている小売現場の値付け作業を見て「何とか作業を楽にできないか」と思ったことがきっかけでした。当時の日本は、高度経済成長期で小売業が発展し、多くの商品が店頭に並ぶようになっていました。値付け作業の機械化を模索する中、ある日胸ポケットに入れたシールを見た佐藤はひらめきます。「台紙を折るとシールがきれいに剥がれる」。これを応用し、初代ハンドラベラー「HIT」が誕生しました。
それ以来、日本はもとより、世界中のお客さまにご利用いただき、現在は6シリーズ41機種※1を揃えています。ハード面では、軽量かつ落下耐性のある筐体の採用や、ラベルセットが簡単にできる構造とするなどの改良を重ねてきました。サプライ(純正®ハンドラベル)も、用途や使用環境にあわせてお選びいただけるよう、ラベル基材・糊、インキローラーのラインアップを増やしてきました。
ハンドラベラーが活躍する場面も広がりました。小売分野における値付けだけではなく、外食(食材の期限管理等)、病院(管理番号や期限の表示等)、物流(ロットナンバーの表示等)などさまざまな現場でお使いいただいています。
店頭に並ぶ商品に、値段を貼り付けるハンドラベラーは、モノに情報をひも付け、課題を解決する、サトーグループの現在のビジネスの出発点です。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
参考資料
ハンドラベラー開発前の値付け作業
- 1.回転印字器で
価格を押印
価格を押印

- 2.押印した値札を
ちぎる
ちぎる

- 3.値札に水を付け、
糊を活性化
糊を活性化

- 4.値札を商品に貼り
付ける
付ける

ハンドラベラーのあゆみ
◇1960年代 |
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◇1970年代 |
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◇1980年代 |
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◇2000年代 |
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◇2010年代 |
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◇2020年代 |
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※1 個別のお客さま向け受注生産品も含みます。
※2 2022年11月現在。
※3 2018年6月に公布され、2020年6月までに施行の改正食品衛生法では、原則として全ての食品等事業者(小売業・外食などを含む)に、国際的に推奨される食品衛生管理手法であるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point )に沿った衛生管理に取り組むことが盛り込まれています。HACCPにおいては、食品製造工程上の危害要因をあらかじめ予測し、危害を防止するための重要管理ポイントを特定した上で、そのポイントを継続的に記録管理していくことが求められます。
※ 純正、UNO、およびDUOBELERは、サトーホールディングス(株)の日本登録商標です。