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サトー、AIで商品判別からラベル発行まで自動化、食品表示ラベルのミス防止を実現 リテール市場向けシステム「AI画像スキャン値付け」を2024年3月より提供開始

—総菜・生鮮加工品の製造における課題を解消—

2024年02月08日
株式会社サトー

自動認識ソリューションを開発・提供する株式会社サトー(本社:東京都港区、代表取締役社長:笹原 美徳、以下「サトー」)は、AI活用により商品判別から食品表示ラベル発行を自動化するシステム「AI画像スキャン値付け」を新たに開発し、2024年3月より提供開始いたします。
本商品は、スーパーマーケットなど小売業における総菜部門や生鮮品部門の食品表示ミス防止と、オペレーション省人化を実現する新システムです。2024年2月に開催される第58回スーパーマーケット・トレードショー2024(会期:2024年2月14日~16日、場所:幕張メッセ)で実機を初公開いたします。

食品表示法に基づく自主回収、発生原因の42%は「ラベルの貼り間違い」

消費者庁が定める食品表示法は、消費者が食品を安全に摂取し合理的に選択できることを目的に、原材料や添加物、消費期限のみならず、アレルゲンや保存方法、栄養成分といった表示すべき事項が義務付けられています。年々、食品表示の厳格化が進む一方、スーパーマーケットなどの総菜や生鮮品を加工・製造する現場では、商品製造から食品表示ラベル選定・発行まで人手による運用が中心となっています。そのため、多数の製造商品とそれに一致する食品表示ラベルを熟知したスタッフが必要であり、かつ、属人的運用によるミスが発生しやすいという課題が存在しています。

消費者庁の発表によると、食品衛生法の改正が施行された2021年6月1日から2023年9月末時点で、食品関連事業者等が食品表示法に関する公開件数は3,930件※1。そのうち、食品表示法に基づく自主回収の理由別・発生原因のトップは「ラベルの貼り間違い」であり、全体の約42%※2を占めています。
サトーはこの課題に着目し、AIによる商品認識から適切な食品表示ラベルを自動発行するシステムを開発しました。本システムの活用により、総菜や生鮮加工食品における製造オペレーションの省人化と、食品表示における法令違反の発生を軽減し、消費者へ正確な食品情報の提供を可能にいたします。

  • ※1消費者庁ウェブサイト内、食品表示リコール情報及び違反情報サイトのページ下にある、食品表示法に基づく自主回収の届出状況「令和3年6月1日~令和5年9月末日の集計結果(速報値)」より出典。
  • ※2上記※1の資料にある「回収理由別の発生原因」の表をもとに、当社が集計した数値。

「AI画像スキャン値付け」概要

  • 付属のカメラが商品を画像認識しAI解析により当該商品を判別。商品情報を呼び出します。
  • システム画面に食品表示ラベルの情報をプレビュー表示、音声が商品名を読み上げます。
  • 発行したラベルを剥離すると、再び音声が商品名と売価を読み上げます(ラベル貼り付け時の確認補助)。
  • 剥離センサーにより今手に取ったラベルの商品名・売価を音声ガイド、商品切り替え時の取り違い(貼り間違い)を防止します。
  • 導入企業様の既存商品マスタデータを流用(活用)できます。
  • 発注から最短約1カ月でシステム利用の開始が可能です。

この表はスクロールしてご覧いただけます。

価格(税別)
AI画像スキャン値付け 本体600,000円(タブレットPC、カメラ、台座、ラベル発行機、設置費を含む)
AIシステム利用月額費 20,000円(1台あたり)

「AI画像スキャン値付け」活用による環境貢献

このたび展開するシステム「AI画像スキャン値付け」は、台紙を使わない「ノンセパ®」ラベル使用を推奨しています。
台紙から剥離する手間を省き、貼り付け作業がスピーディーに行えます。また、台紙がないことにより、同じ巻外径であれば約40%長くラベルを巻けるため、プリンタのラベル交換頻度が減少します。ラベルに印字する情報量に応じたラベルカットが可能なため、印字余白のムダも削減します。
ノンセパ®ラベルを利用いただくことで、台紙の原料となる木材使用料の節減と、台紙の焼却不要によりCO2排出量の削減に寄与します。
剥離センサーにより次商品の発行指示を制御し、商品切り替え時の取り違い(貼り間違い)を防止します。

「ノンセパ®」はサトーホールディングス株式会社の登録商標です。

参考資料

株式会社サトー概要

所在地 東京都港区芝浦3丁目1番1号 msb Tamachi 田町ステーションタワーN
代表者 代表取締役社長 笹原 美徳
資本金 40億円
事業内容 自動認識ソリューション商品(プリンタ、ソフトウェア、シール・ラベル、ハンドラベラー等)の市場調査、企画・開発、設計、製造、販売、保守および販売促進ソリューションの販売

サトーグループについて

サトーグループは、グローバルで5,637名の従業員を擁し、90を超える国・地域でビジネスを展開する創業1940年の企業グループです。バーコードやRFIDなどに代表される、自動で情報を認識・入出力するための技術(自動認識技術)を用いて、リアルな世界のあらゆるものを情報化し、その情報を活用することで、現場ごとに最適な課題解決の仕組みを提供しています(連結売上高1,428億円)。

2023年3月末現在