2019年03月14日
佐川グローバルロジスティクス株式会社
株式会社サトー
SGホールディングスグループで国内ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森下琴康、以下SGL)は、西関東支店東扇島SRC(神奈川県川崎市)の一区画において、株式会社サトー(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:小瀧龍太郎、以下サトー)が提供する倉庫の経路案内ソリューション「Visual Warehouse」を導入しました。
増加する物流量を受け、倉庫の現場でも人手不足や、また人材の多様化・流動化も進行しています。生産性を高めるためには、現場の作業者の負担や教育者の負担を減らしつつも、より正確で効率的な業務が必要となっています。
サトーの「Visual Warehouse」は、ピッキングの経路における最短距離を「画像」と「音声」で指示するナビゲーションシステムです。作業者が端末で宣言した現在地情報と在庫商品の座標情報から、ゴールまでの最短移動経路を仮想マップ上で割り出して指示します。従来のピッキングの移動経路の選択は作業者任せになっており、ベテラン作業者の生産性が突出して高くなっていましたが、本システムにより経験の浅い作業者でも、ベテランと同等の作業効率を実現することができます。初心者・上級者の違いがなくなり、短時間勤務者、高齢者など多種多様な人材の雇用促進を図ることができ、生産性の変動がなくなることで効率的な現場運営が可能となります。今回、作業者の1時間あたりのピッキング行数はシステム導入前の平均60行/時間から導入後には74行/時間と、約23%の生産性の向上につながりました。
SGLとサトーでは、この成果をもとに「Visual Warehouse」の導入区画の拡大やピッキング以外の用途への活用検討に加え、作業者の生産性を高める様々なIT/IoTツールを組み合わせて相乗効果を高め、一層の業務改革につなげていくことを目指します。
※SGホールディングスグループ
純粋持株会社SGホールディングス株式会社(本社:京都市南区、代表取締役会長:栗和田榮一)と、その傘下にある佐川急便株式会社をはじめとした事業会社・外郭団体で構成
参考資料
Visual Warehouseの概要
https://www.sato.co.jp/market/common/visualwarehouse/
サトーの「Visual Warehouse」は、3Dマップと音声ナビで倉庫内の作業動線を見える化・最適化するナビゲーションシステムです。現場の人・モノの動きを可視化するいわばバーチャルな倉庫マネージャーであり、入庫・検品・出庫業務を全面的に合理化し、庫内物流の改善と労働力の有効活用を実現します。連携するピッキング経路案内システムでは、音声および視覚的な指示によってピッキングの最短経路を案内し、作業者が移動に費やす時間と距離を最大約半分にまで削減します。数オーダーの作業で操作にすぐ慣れることができ、従来の生産性を上回ることができるツールです。経験が浅い倉庫作業者ほど効果が高く、豊富な経験を持つ作業者と同等の作業効率を実現することができます。短期で導入が可能なクラウドサービスとして提供しています。また、外国籍労働者の増加を見据え、多言語対応も可能です。
佐川グローバルロジスティクス株式会社 概要
所在地 | 東京都品川区勝島1丁目1番1号 |
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代表者 | 代表取締役社長 森下 琴康 |
従業員数 |
4,898名(2018年3月31日現在) |
事業内容 |
国内ロジスティクス事業 |
URL |
株式会社サトー 概要
所在地 | 東京都目黒区下目黒1丁目7番1号 |
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代表者 | 代表取締役社長 小瀧 龍太郎 |
従業員数 |
1,765名(2018年4月30日現在) |
事業内容 |
自動認識ソリューション商品(プリンタ、ソフトウェア、シール・ラベル、ハンドラベラー等)の市場調査、企画・開発、設計、製造、販売、保守および販売促進ソリューションの販売 |