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大阪医科薬科大学病院様 事例 非接触の患者認証で業務負担とストレスが軽減 患者にも看護師にもやさしい三点認証

RFIDリストバンド・三点認証導入事例

大阪医科薬科大学病院様

導入経緯

年間約13,000件の手術を行い、西日本でも有数の規模を誇る大阪医科薬科大学病院様。薬剤を投与する際は、患者・薬剤・看護師の3点に間違いがないかを確認する作業が必要ですが、就寝中の認証作業は患者にとっても看護師にとってもストレスが大きく、非接触で確認を行える仕組みがないか検討されていました。

導入製品・システム

Before

  • バーコードの読み取りによる認証作業は、入院患者を起こしてしまうことがあった
  • リストバンドのバーコードが湾曲し、読み取りに時間がかかっていた
  • 夜間の認証作業は看護師の業務負担やストレスが増える原因になっていた

After

  • 患者の就寝環境が改善し、患者・看護師双方の心理的ストレスが軽減
  • 1病棟あたりの1日の点滴確認に要する時間が約5分の1に短縮
  • 看護師の業務負担が減ったことで余裕が生まれ、患者のベッドサイドケアが充実

動画による紹介

お客さまの声

背景・課題

情報企画管理部長
井口 健 様

患者と看護師、双方のストレスになっていたバーコードによる認証

井口氏:高度な医療を行う特定機能病院である当院は、大阪府北摂地域における地域医療の要として、安全で質の高い医療を提供しています。「スーパースマートホスピタル構想」の下、病院の建て替えとDX化を進めており、効率化を図ることで患者さんと医療従事者との距離を縮め、人による温かな空気で患者さんを包み込む病院を目指しています。

井口氏:DX化の一環として取り組んだのが、病棟の三点認証業務の見直しです。「患者」「薬剤(注射・点滴)」「看護師」の3点に間違いがないか認証することを三点認証と言いますが、これまではそれぞれのバーコードを読み取り、認証を行っていました。患者さんは入院中リストバンドを着けているのですが、就寝時は布団をめくって手首に着けたリストバンドのバーコードを確認しなくてはならず、患者さんからも「夜中でも起こされてしまう」といった声がありました。

臺野氏:手首のリストバンドは湾曲していてバーコードが読み取りづらいこともあり、三点認証業務は看護師の業務負担や心理的ストレスの原因にもなっていました。

効果・評価

看護部 看護副師長
臺野 友子 様

業務負担が軽減し、ベッドサイドケアにかけられる時間が増加

井口氏:現状の課題についてサトーさんに相談したところ、ご提案いただいたのが非接触で情報を読み取ることができるRFIDリストバンドでした。現場の看護師や医療安全推進部なども交え、課題を洗い出すための実証実験を行い、試行錯誤を繰り返しながら実装可能な状態にしていきました。

臺野氏:RFIDリストバンドの導入は、点滴交換の頻度が高い2病棟から開始しました。RFIDは布団の上からでも認証することができ、点滴確認の所要時間は以前と比べて5分の1程度まで短縮されています。また、バーコードを用いた三点認証ではノートパソコンが必要でしたが、RFIDの場合はスマートフォンだけで済み、狭い病室内でパソコンを移動させるストレスからも解放されました。
患者さんの就寝環境も改善されていると感じます。また、患者さんを起こしてしまうのではないかという看護師の心理的ストレスも軽減しています。さらに、患者誤認や投薬ミスなどのインシデント防止にもつながっていると思います。

臺野氏:運用に関するマニュアルを整備して他病棟の看護師に周知し、現在は全ての病棟でRFIDによる三点認証を実施しています。業務負担が軽減したことで看護師に余裕が生まれた分、患者さんのベッドサイドケアを充実させられるようになったと感じています。

今後の展望

医療の安全性と業務効率を高める上で、RFIDは必要不可欠

井口氏:医療DXを進める中で、患者さんの安全性や業務効率の向上のためにRFIDを活用することは必要不可欠です。当院では、試薬やベッドマットなどの物品管理にもRFIDを利用しています。RFIDリストバンドを活用している病院はまだ多くありませんが、導入する施設がさらに増えていけば、コストが下がり、改良されていくものと期待しています。今後は採血時の確認にもRFIDリストバンドを活用しようと考えており、近い将来運用を開始する予定です。

リーフレット形式でのダウンロード(1.0MB)

お客さまプロフィール

病床数
894床
診療科
31科
施設認定
特定機能病院、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院など

関連リンク

導入事例に関するお問い合わせ

0120-226310

お客さまヘルプデスク24時間365日