当ウェブサイトでは、お客さまにより良いサービスを提供するため、Cookieを利用しています。Cookieの使用に同意いただける場合は「同意」ボタンをクリックし、Cookieに関する情報や設定については「詳細を見る」ボタンをクリックしてください。

  1. ホーム
  2. 業種別
  3. お役立ちコラム
  4. ラベラーとは?ラベルやシールの貼り付けを自動化して現場の課題を解決!

ラベラーとは?ラベルやシールの貼り付けを自動化して現場の課題を解決!

商品が収められた容器や箱には、一般的にラベルやシールが貼られています。
ラベル・シールの作成や貼り付けの作業を人手で行っている場合、時間がかかるだけでなく、ミスが発生する可能性があります。

このような課題の解決に最適なのが、「ラベラー」の導入です。

本コラムでは、ラベラーとはどのような装置なのかや種類ごとの特徴、導入によるメリットなどをご紹介します。

1.ラベラーとは

ラベラーとは、ラベルやシールを自動または半自動で剥離し、被着体(ラベルを貼りつける対象物)に貼り付けるための装置です。
一般的にこのような装置は、ラベル自動貼付機やオートラベラー、ラベリングマシンとも呼ばれます。

ラベルやシールに多くの種類があるように、ラベラーにも印字の有無や貼り付け方など多くの種類があります。

2.ラベラーの種類と特徴

前述の通り、ラベラーにはさまざまな種類があります。ここでは手動~自動化レベル2に分け、自動化効果の高いものからご紹介します。

【自動化レベル2】ラベル自動貼付機

ラベル自動貼付機は、ラベルに必要な情報を印字する、台紙から剥がす、被着体に貼り付ける、といった工程を全て自動で完結する装置です。

ラベル自動貼付機には、印字を行う「ラベル自動印字貼付機」と、印字をせずに貼り付けのみ自動化する「ラベル自動貼付機」の2種類があります。
その他、多軸ロボットと連動して複数個所へのラベル貼り付けを行う機器や、装置組み込み型の機器などがあり、用途に応じたさまざまな貼り付け方に対応することが可能です。

【自動化レベル1】ラベル自動貼付機(半自動)

自動貼付機(半自動)は、貼り付けたい製品を手でセットして、ラベルやシールを貼り付ける装置です。
手貼りよりも効率化したいがコスト面で全自動の機器導入が難しい場合に適しています。

【手動】ハンドラベラー

ハンドラベラーは、その場でラベルに必要な情報を印字し、同時に対象物への貼り付けを行える、手動式の機器です。
裏面に粘着剤が塗布されたラベルを、1枚ずつ繰り出して製品に貼り付けます。

操作が簡単で電源不要なため、持ち運びしやすいという利点があり、小売店で値段や賞味期限を商品に付ける際に広く利用されています。

ハンドラベラーについては、以下の記事でもご紹介しています。

3.ラベル自動貼付機を使用する効果

ラベラーの使用によって、さまざまな現場の課題を解決することが可能です。ここでは、ラベラーを使用するメリットをご紹介します。

作業精度の向上

ラベラーを導入することで、作業員の違いによる作業の質が左右されることもなくなり、一定水準のラベルやシールの貼り付けを実現できます。

手作業での貼り付けは、シワや気泡の発生、位置のずれなどの問題が発生しやすくなります。
ラベラーを利用することで、これらの手作業に伴う問題を解消し、作業精度の向上が実現できます。

作業効率の向上

ラベラーの活用で作業効率が向上し、時間当たりの労働生産性を高められる点もメリットの一つです。
ラベラーの種類にもよりますが、手作業と比べ数倍のスピードで作業を行えるようになります。

機械化により人では難しい長時間の安定的な作業も可能です。
さらに、ラベラーの性能から生産量を予測できるため、生産計画も立てやすくなります。

人員配置の最適化

作業員を他の仕事に割り当てたり、人手不足の箇所に配置転換するなど人材を効果的に活用できます。
人員配置の最適化により、人的リソースに関連するコストを最小限に抑えることができます。

4.ラベラー導入の効果を高めるためのポイント

ラベラーの導入により生産性を最大限に高めるには、用途や現場環境に合わせた機器選定が重要です。ここでは、ラベラー導入前に確認が必要なポイントをご紹介します。

ラベルを貼る対象物(ワーク)の確認

次に確認すべきポイントは、ラベルやシールを貼り付ける対象物です。
対象物の素材や形状によって、最適な基材が異なります。また、保管場所の温度などの周辺環境もラベルやシールの貼り付きに影響するため、事前に確認しておくことが重要です。

ラベルやシールの貼り方・貼り付けスピードの確認

3つ目に確認すべきポイントは、貼り付け方です。
貼り付ける対象物(ワーク)の素材や大きさ、形状、パッケージデザイン、求める処理スピードや品質などによって、ラベルやシールの貼り付け方を変える必要があります。

例えば、貼り付けスピードを重視する場合は、動いているワークにエアーでラベルを飛ばして貼り付ける方式が最適です。
ラベルサイズが大きく気泡が入りやすい場合は、貼り付け後にローラーで押し付けることも可能です。
3Dカメラがついたラベラーであれば、形状が不揃いの商品や無地のパッケージ商品でも貼りつけることができます。

機種によってさまざまな仕様があるため、運用に合わせて最適な機器を選定することが重要です。

ラベラーを設置する場所の確認

最後のポイントは、ラベラーを設置する場所です。
ライン上にラベラーを設置する場合は、ラインのスピードやスペースも確認して、問題なく設置できることを確かめておくと安心です。

費用対効果の検証

最初に検討すべきポイントは、ラベラー導入による費用対効果です。
ラベラーを導入・維持するコストが、導入により得られる利益や効果を上回る場合、生産性向上は期待できません。

作業員負担軽減の度合いや、その削減に対するコストのバランスを含め、事前にしっかりと確認する必要があります。

5.現場の課題解決につながるサトーのラベラー

サトーでは人手不足の解消や生産性向上といった、現場の課題解決につながるラベラーを取り扱っています。
ここでは、ラベル自動印字貼付機の中から2つのラベラーの特徴をご紹介します。

ラベル自動印字貼付ロボット S-ROBO Pro

「S-ROBO Pro」は、商品の形状を3Dカメラで読み取り、登録された貼り付け位置に高速でラベルやシールを貼り付けできる装置です。
商品の向きを揃える必要がなく、形状が不揃いな場合でも正確に貼り付けが実現できます。

S-ROBO Proの詳細は、以下をご参照ください。

ラベル自動印字貼付機 タフアーム LR4NX-FA

「タフアーム LR4NX-FA」は、可変情報のリアルタイム印字とラベル貼り付け作業を行い、作業の効率化が実現可能です。

また、IoTを活用した“予防保守”サービス「SOS(SATO Online Service)」を利用することで、24時間365日製品の稼働状況を見守ります。
事前に消耗部品を交換することで稼働停止を未然に防ぐことが可能です。部品の交換は工具なしで簡単に行うことができます。

さらに表示31言語、印字47言語と多言語に対応しています。

サトーのタフアーム LR4NX-FAの詳細は、以下でご確認いただけます。

6.生産ラインにあったラベラーを選定することが重要

ラベラーを導入することにより、作業品質の安定化や生産性の向上などが期待できます。

サトーでは、現場の運用や課題に合わせた機器をご提案しています。ラベルやシールの貼り付け作業でお悩みを抱えている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

商品やソリューションについてのお問い合わせ

0120-226310

お客さまヘルプデスク24時間365日