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医療安全の観点からみる「医療用リストバンド」の必要性

医療現場では、医療安全の観点から自動認識技術を活用したさまざまな取り組みを行っています。
なかでも代表的なのが、医療用リストバンド(以下、リストバンドと表記します。)の活用です。

ここではリストバンドを活用する目的や求められる性能、種類などをご紹介します。

1.リストバンドを活用する目的

医療の現場ではリストバンドが広く使用されていますが、具体的にどのような用途で使われているのでしょうか。
ここでは、リストバンドを使用する主な目的をご紹介します。

本人確認を正確にできる

薬剤の投与や検査、手術などを行う際には本人確認が欠かせません。

リストバンドには、患者の氏名やID番号、性別、生年月日などが記載されています。産まれたばかりの赤ちゃんや患者が自分自身で名前を伝えられない状態にあっても本人確認を確実に行うことが可能です。

リストバンドを使った本人確認は三点認証(三点照合)で行われます。
三点認証とは「患者」「注射(医薬品)」「看護師(作業者)」の三点を照らし合わせ、それぞれに間違いがないかを確認する業務です。

三点認証を行うことにより「患者に正しい薬剤が投与されたのか」「いつ、誰が、どの患者に、何を行ったのか」を識別・記録することが可能です。
三点認証の詳細については以下のページもご確認ください。

2.リストバンドに求められる性能

リストバンドは以下のような性能が求められます。

  • やさしい装着感と安全性
  • 装着力と耐久性
  • 情報の視認性と印字品質

ここでは、それぞれについて詳しくご紹介します。

やさしい装着感と安全性

リストバンドは24時間患者の肌に触れ続けるものです。装着する患者のストレスを和らげるために、肌触りの良い素材が求められます。
また、かぶれや湿疹などを防ぐために通気性の良さやアレルギー反応に配慮することも重要なポイントです。

装着力と耐久性

リストバンドがすぐに外れたり破れたりしてしまうと、患者の照合が行えなくなり、混乱につながる可能性があります。そのため、適切な装着力があり破れにくい素材であることもリストバンドに求められる重要な性能です。
破れにくさや耐水性、耐溶剤性に優れたリストバンドであれば、入浴などの水に触れるシーン際も安心して装着できます。

情報の視認性と印字品質

リストバンドには患者の氏名や年齢など、さまざまな情報を記載します。
大きな印字スペースを確保すれば、文字を大きくしたり情報量を増やすことが可能です。照合作業の効率化にも必要なバーコードや2次元コードの印字にもある程度のスペースが必要です。

視認性には印字品質も重要です。文字やバーコード・2次元コードの印字ずれなどがあると、本人確認時に目視やバーコードリーダーでのチェック時にエラーが起こります。
入院時に使うリストバンドは数週間使用されることも想定されるため、印字が簡単に消えないような耐性も必要です。

3.サトーのリストバンドの種類

リストバンドとひと口に言っても、用途に応じてさまざまな商品があります。
ここではサトーが提供しているリストバンドの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

ソフトタイプ

ソフトタイプのリストバンドは、多くの医療機関で入院用リストバンドとして採用されています。
肌に優しく軽い素材を使用しており、患者がリストバンドを装着したままでも入浴や洗顔を行えます。
皮膚貼付試験、食品衛生試験、抗菌性試験をクリアしており、安全に配慮しています。
用途に合わせてサイズや色も選択可能です。

koDakara

koDakaraは母子一体型のリストバンドです。
分娩時に赤ちゃん用のリストバンドを切り離して、すぐに赤ちゃんの手首に装着できます。新生児用は第二標識まで対応しており、赤ちゃんの成長に応じて付け替えも可能です。

日帰りくん

日帰りくんは、外来患者や健診の受診者など短期間の装着に適したリストバンドです。
クリップを使用しないため、患者が自分自身で簡単に着脱できます。

サトーのリストバンドの詳細は、以下をご参照ください。

4.リストバンドの印字にはラベルプリンタの活用がおすすめ

リストバンドに患者の情報を記載する方法は、手書きとラベルプリンタでの印字があります。手書きは視認性が悪くなる恐れがあり、記載する手間がかかる点がデメリットです。

ラベルプリンタを使用すればすぐにリストバンドを作成でき、視認性も確保できます。
文字だけでなくバーコードや2次元コード、RFIDなども印字・発行ができるので本人確認もよりスムーズ行えます。

サトーのラベルプリンタの詳細は、以下でご確認いただけます。

5.リストバンドの活用事例

ここではサトーのRFIDリストバンドを活用した事例をご紹介します。

ベッドサイド三点認証システムでスムーズな患者認証を実現

医療現場では、注射や点滴時のヒヤリ・ハットを防止するために、バーコードや二次元コードを印字したリストバンドを利用した三点認証の仕組みが広く普及しています。

一方で、就寝している患者を起こしてしまうことやバーコードの読み取りに時間がとられることなどの課題があり、患者と看護師双方にとって心理的なストレスにつながっています。

そこで、非接触でタグを一括で正確に読み取れるRFIDリストバンドを導入することで、患者を起こすことなく照合できるため患者のストレス軽減や看護師の作業負担の軽減を測ることが可能です。

【課題】

  • 就寝中の患者さんを起こしてしまう恐れがある
  • バーコードを一つ一つ読む必要があり、看護師の負担が大きい

【効果】

  • 布団の上から読み取れるため、寝ている患者を起こさずに照合できる
  • 採血管の一括読み取りで看護師の作業負担を軽減できる

具体的な内容については、以下もご確認ください。

6.医療現場の安心・安全のためにリストバンドを活用しよう

リストバンドは確実な本人確認を助けることで、医療現場の安心・安全を支えています。
視認性を高め、確認作業を簡便化するためにはバーコードや2次元コード、RFIDを印字発行できるリストバンドとラベルプリンタの活用がおすすめです。

リストバンドの導入を検討している場合は、お気軽にサトーへご相談ください。

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