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教育現場でも注目されるRFID|学校での使用例

近年、製造や物流分野だけでなく学校をはじめとする教育機関でもRFIDの導入が注目されています。導入を検討しながらも「具体的にどのようなことに活用できるのか分からない」「導入のために何を用意すればよいのか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

今回は、学校でのRFIDの活用例や必要な機器などをご紹介します。

1.導入前に知っておきたいRFIDの基礎知識

RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)とは、電波を用いてデータの読み取りを行い、モノの識別や管理を行うシステムのことです。非接触で一括読み取りができるため、作業時間の大幅な削減につながります。

また、RFIDタグに使用されるICチップは複製が困難であることからセキュリティに優れている点も強みの一つです。そのため学生証のような個人認証カードにも活用できます。

2.RFIDを導入することで期待できる効果

学校にRFIDを導入することで具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは教育現場において考えられる課題とRFIDを活用した解決方法をご紹介します。

学生の出席管理

大学の講義では、出席カードや出席表、ICカードを使って出席管理をすることが一般的です。
手書きの場合は、生徒数が多くなればなるほど出席情報の集計に手間がかかるなどの課題があります。

このような課題解決にRFIDタグを活用できます。ICチップが内蔵された学生証をリーダーにタッチして出席確認を行うシステムを採用すれば学生の出席情報をデータ化・集計しやすくなり、事務作業の負担軽減につながります。

備品管理の簡便化

学校では実験用の備品や各教室の鍵などさまざまな備品を管理する必要があります。
しかし、多くの備品を「いつ誰がどこに」持ち出しているのかを正確に把握するのは容易ではありません。
備品にRFIDタグやラベルを貼りつければ、持ち出しや返却の際に読み取るだけで貸し出し状況を登録でき、システム上で確認することが可能です。

また、備品の棚卸を目視で確認して台帳に手書きする方法で行っている場合、数え間違いや記入ミスなどにつながる可能性があります。RFIDを活用することでラベルやタグを取り付けた備品を一括でまとめて読み取れるようになるため、棚卸し時間が短縮され、管理が楽になります。

サトーの資産管理パッケージシステムASETRA(アセトラ)を活用することによって、RFIDによる備品管理の簡素化を実現できます。運用にあわせてRFIDだけでなくバーコードや2次元コードの併用も可能です。
資産管理データベースとの連携も容易で運用効率の向上が期待できます。

ASETRAの詳細はこちらでご確認ください。

図書館などの施設利用の管理

学校の図書館は多くの書籍や論文などを保有しています。
そのため棚卸しや貸出・返却の際、正確な冊数を数える作業に手間や時間がかかることが課題です。

本にRFIDタグを貼り付けることにより複数の本を一括で読み取りできるので、蔵書の管理を効率的に行えるようになります。
またRFIDタグが内蔵された学生証や入館証を用意することで貸出・返却処理や入退室管理に活用することも可能です。

通学、通勤車両の管理

RFIDは生徒の見守り用途としても活用できます。
RFIDリーダライタを校門に設置しRFIDタグを自転車に取り付けることで、自動で登下校時間や実績、登録車両の把握ができます。通過するだけで実績が記録できるので、普段通りの生活の中で意識させずに登下校の情報を把握することが可能です。

3.RFID導入時に必要な機器

RFIDのソリューションは複数の機器を活用することによって成立します。
ここではRFID導入に必要な機器とサトーのRFIDソリューションの特徴をご紹介します。

リーダライタ

RFIDタグのデータを読み取ったり、書き換えるためにはリーダライタが必要です。
サトーが取り揃えているリーダライタの形状には以下が挙げられます。

  • ハンディ型
  • 据え置き型
  • ゲート型

リーダライタは使用する周波数帯などによって商品が異なります。サトーでは、各種形状やUHF帯、HF帯など、幅広いリーダライタを取り揃えています。現場環境や用途に応じて最適な製品をご提案します。

リーダライタの詳細については、以下も併せてご確認ください。

RFIDタグ・プリンタ

RFIDタグは使用する環境や目的によって求められる条件が異なります。
また、タグの種類や貼り付け方、環境によって読み取り精度が異なるため、注意が必要です。

サトーでは「貼り付ける」「挟む」「ぶら下げる」といったタグの形状から、ラベルの基材、糊質までお客さまの環境に合った最適な組み合わせをご提案します。

さらにRFIDプリンタを使用すればRFIDタグやラベルをその場で発行できるようになります。

サトーが提供しているRFIDプリンタ用サプライやRFIDプリンタの詳細は以下でご確認ください。

4.RFID導入の際に必要な無線機器の登録申請

RFIDは無線通信機器として扱われます。251mW以上1W以下の強い電波を出力できるRFIDを使用する場合は総務省に無線機器の登録申請が必要です。

申請は個人や法人、任意団体のいずれでも実施できますが実際にRFIDを使用する個人や法人が免許申請を実施する必要があります。公立学校は都道府県または市区町村、私立学校の場合は法人名での登録が求められます。ただし、出力250mW以下のRFIDは特定小電力無線局の扱いとなるため使用の際に登録申請は不要です。

2023年10月現在の情報を基に記載しています。

5.RFIDで教育現場の課題を解決しよう

RFIDは、出席管理や備品管理、蔵書の利用状況、入退室の管理など幅広い用途で活用可能です。モノと情報をひも付けることで、学校運営の効率化と教育現場の安全性向上を実現します。

サトーはRFIDをはじめとした自動認識技術を活用し、幅広い業界のお客さまの現場に最適な課題解決方法をご提案しております。RFIDの活用を検討中の場合はぜひお気軽にご相談ください。

商品やソリューションについてのお問い合わせ

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