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ラベルデータの管理・配信はクラウドで効率化しよう!

商品に貼り付けるラベルは、商品情報の変更や関連する法律やガイドラインの改訂などによって、印字内容の変更が必要です。
商品数や店舗数が多いと、このようなラベルデータ(印字データ)の管理が煩雑になります。

印字データを効率よく管理するためには、どうすればよいのでしょうか。
本コラムでは、ラベルのデータ管理の課題やデータ管理に役立つサトーのソリューションをご紹介します。

1.ラベルのデータ管理の課題

多くの商品を扱うことや、多店舗・多拠点で展開する場合が多い小売店や工場でのラベルのデータの管理には、さまざまな課題があります。
ここでは、主な課題をご紹介します。

店舗が多いとラベルのデータ管理が行き届かない

複数の店舗や工場でラベル発行を行っている場合、各店舗や工場で持つラベルデータの中身が異なることがあります。

商品の価格変更や新商品の追加など、ラベルに印字するデータは頻繁に更新されます。
これらの更新を各店舗で適時に反映しなくてはならない場合、人の手で対応するには多くの時間と労力が必要です。

また、本部から各拠点のデータが最新の状態であるかを確認することができず、各店舗で異なる情報を印字している可能性があります。

人的ミスが起こりやすい

手作業でラベル作成を行う場合、誤った商品情報の入力やレイアウトの誤修正など人的ミスが発生する可能性があります。

また、場合によっては法律やガイドラインに沿っているかなどを確認する必要があり、大量の商品を扱う小売店や工場では膨大な時間と労力がかかります。

古いラベルデータや誤った情報を印字してしまうと、顧客からのクレームなどのトラブルにつながるため注意が必要です。

管理を行う機械の故障リスクがある

小売店で行うラベルのデータ管理において、パソコンやプリンターなどの機械に故障リスクがあることも課題の一つです。故障が発生した場合、データ復旧には多くの時間がかかります。

データ復旧に時間がかかると、ラベル発行業務が止まってしまい、商品の製造や販売が滞る可能性があるため、予め対策を講じておくことが重要です。

2.ラベルのデータ管理は一元化しよう

ラベルデータを常に最新に保ち人的ミスを減らすには、データの一元管理が有効です。ラベルデータの管理を一元化するメリットは、以下の通りです。

データ管理を効率化できる

ラベルデータを一元管理することで、ラベルの作成・更新を一括で行うことができます。
それによって、複数の拠点間でバージョンの異なるデータを使ったり、各拠点の担当者が誤った内容で修正を行ってしまったりといったリスクが削減されます。

本部ではデータ更新のために拠点を回る必要がなくなり、各拠点ではラベルデータの作成・修正の時間を取る必要がなくなるため、その他の業務に集中することができます。

データを安全に管理することができる

データを一元管理することで、万が一各拠点の管理用PCやプリンターが壊れた際にも、データ復旧が容易になります。

各拠点でバックアップを取る必要もないため、データを安全に管理することが可能です。
さらに、データ更新の担当者が減りデータ更新の記録も管理できるため、人的ミスの削減にもつながります。

3.クラウドでラベルのデータ管理を効率化しよう

ラベルデータの管理には、クラウドサービスの活用がおすすめです。

ここからは、ラベルのデータ管理・配信クラウドサービス「SATO App Storage」と対応ラベルプリンター「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX Plus」をご紹介します。

ラベルのデータ管理・配信クラウドサービス「SATO App Storage」

SATO App Storageは、ラベルのデータの管理や配信をクラウドで行うサービスです。初期投資を抑えつつ、ラベルデータに関するさまざまな課題を解決できます。ここでは主な特長を4つご紹介します。

特長1:クラウドでデータを一元管理

SATO App Storageでは、ローカルPCで作成したラベルデータをクラウド上で一元管理することが可能です。
作成したラベルデータは、プッシュ配信機能によってリアルタイムに各拠点へ配信できます。

また、管理者が指定したグループへの配信や日時を指定して法改正などに合わせた予約配信も可能です。
ラベルプリンターごとのダウンロード状況も確認でき、常に現場の状況を把握できます。

さらに、プリンターの故障や入れ替え・追加時にも、各種ファイルをクラウドから引き出すことで、スムーズな設定が可能です。

特長2:複数人での管理も可能

アプリケーションごとに異なる各種マスタをクラウドで一元管理できる点も特長です。
クラウドサービスのため、場所を問わず複数のユーザーで登録や更新ができ、より効率的なマスタ管理を実現します。

特長3:発行履歴管理もサポート

ラベルの発行履歴もクラウド上で簡単に検索することが可能です。食材の消費期限管理や品質管理業務の生産性の向上に貢献します。

特長4:安心のセキュリティ管理

機密性・安全性・可用性の高いクラウドを採用しているため、DDoS攻撃の保護機能やアップロードデータのウィルススキャンなどもサポートしています。セキュリティ面でも安心して使用できます。

DDoS攻撃とは、対象となるWebサーバーに対して複数のコンピューターから大量の処理要求を送りつけてサーバーダウンを引き起こすサーバー攻撃のこと。

SATO App Storageの詳細は、以下でご紹介しています。

ラベルプリンター「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX Plus」

SATO App Storageを使用して配信したラベルデータの発行には、ラベルプリンター「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX Plus」が便利です。

スーパーマーケットなどの小売店舗では、さまざまなラベルの発行業務があります。
Android OSを搭載したFLEQV(フレキューブ)FX3-LX Plusなら、1台で現場の多様なオペレーションに対応可能です。
小型・計量・抗菌仕様の筐体や防滴性能などを持ち、さまざまな現場環境でのラベル発行に対応します。

また、SATO App Storageによるデータ管理・配信機能を使うことで、現場のラベル発行に関わる業務をより安心して、効率的に行うことが可能です。

FX3-LX Plusの詳細は、以下でご紹介しています。

4.導入事例

ここからは、SATO App Storageを活用した導入事例をご紹介します。

国産牛肉の表示指示書を手書きからプリンター発行に

株式会社海星ムサシ様は、百貨店やスーパーマーケットの食品売り場に鮮魚、精肉、惣菜の専門店を展開しています。
「牛トレーサビリティ法」に対応するため店舗ごとに表示指示書を作成し使用していましたが、紙製の表示指示書は水に弱く、手書きで手間がかかる上に識別性が低いことが課題でした。

表示指示書をラベルプリンターで発行する運用に変更することで、手書きがなくなり一気に視認性や作業効率が向上しました。
また、SATO App Storageを使用して銘柄や商品名を本部から各店舗に配信することで、商品名間違いの防止や作業の効率化につながり、販売チャンスロスが削減されました。

【導入前】

  • 手書きの表示指示書は識別しづらく、クレームやトラブルの元になっていた
  • 使用する表示指示書の枚数が多く、記入に時間がかかり販売のチャンスロスがあった
  • 紙製の表示指示書は水分などで破れやすく、異物混入リスクがあった

【導入後】

  • クラウドで情報を管理しているため、店舗での品名の記載ミスがなくなった
  • 商品番号だけで表示指示書が発行可能になったため、余剰時間で接客ができるようになった
  • 表示指示書の耐久性が大幅に向上して異物混入の不安が解消。管理効率が良くなった

事例の詳細は、以下からご確認いただけます。

5.ラベルのデータ管理の悩みはクラウドサービスで解決しよう

「現場で古いラベルデータが使われている」「法改正の対応に手間がかかる」など、ラベルデータの管理で生まれる課題は、クラウド上でラベルデータを管理・配信することで解決が期待できます。

サトーのラベルデータ管理・配信サービスSATO App Storageは、クラウドサービスを活用することで、初期投資を抑えた導入が可能です。ラベルプリンターと併せて使用することで、ラベル発行に関わる業務をさらに効率化します。

ラベルデータの管理に関するお悩みをお持ちの方は、サトーへお気軽にご相談ください。

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