卸売業での入荷業務に対する課題と考え方
入荷作業は各社からの納品時間が重なることも多く、スピーディーな作業が求められます。それでも、商品数量が正しいのか、日付逆転がないかなど、ここでの正確性が後の商品管理や出荷時の効率を左右することになるため、正確に行う必要があり、入荷検品作業には時間がかかってしまうものです。人手不足が常態化しているなか、高い作業品質を保ったまま、いかに生産性を向上するかがカギとなります。
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課題その1入荷商品の店別仕分け作業に人手と時間がかかっている
サイズや形状がバラバラの段ボールを店別に仕分ける作業の多くは手作業で行われています。また、特に飲料などの重量のある商品は、重労働になるため敬遠されがちです。効率のほかに労働環境改善という意味でも、この「重労働」は課題となっています。
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課題その2入荷後に一時保管した商品が行方不明になって作業が滞る
商品の入荷が集中して格納に人が割けない時や、店別に棚入れするためなどに、商品を一時保管しておくことがありますが、そうした商品の所在が分からなくなるケースがあります。このようなことが発生すると、商品を探している間、作業がストップして効率がダウン。他の作業者に負担をかけたり、予定していた業務が遅れたりする恐れもあります。
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課題その3ケース商品の棚入れは重量物もあり、作業負荷がかかっている
ケース商品は重量が大きいことも多く、さらに飲料や粉となれば、移動させるのは重労働です。ロケーションを把握している熟練者は距離が最短になるよう移動できますが、新人では必要以上に歩き回って、さらに負荷がかかってしまいがちです。働き方改革の点からも作業者の負担となる作業は改善したいものです。

サトーが解決できること
商品の入荷を正確かつスピーディーに行うためには、人が行うよりも機械に向いている作業を見極めて効率化することや、商品を「探す」など無駄な作業を減らしていく取り組みが大切です。サトーは物流現場の経験をもとに、店別仕分けの効率化や、位置測位技術による商品の所在管理により、お客さまの入荷作業の効率向上に関する課題に応えます。
よくある課題と
解決のアプローチ
- 課題
- 入荷商品の店別仕分け作業に人手と時間がかかっている
- サトーなら
- デパレタイズロボットとラベル自動貼付け機で正確かつスピーディーな作業を実現
- 課題
- 入荷後に一時保管した商品が行方不明になって作業が滞る
- サトーなら
- 作業者の端末(タブレットなど)で在庫品の位置を即座に確認でき、商品の検索作業が効率化
位置測位技術Quuppaにより、モノの位置をリアルタイムに確認できます。
高精度位置測位技術Quuppa
モノの位置をリアルタイムに表示し、現場の「探す」作業を削減します。ロケーター(リーダー)とタグの配置から、誤差50cm~1m程度まで詳細に絞り込んで位置情報を測ることが可能な技術で、製造現場内を正確にセンシング。お客さまのニーズに合わせた最適な分析ソフトと組み合わせることで、取得データを業務効率化や生産性の向上に活かします。

活躍が期待されている現場用途
- 工場内での商材管理
- 倉庫内でのカゴ車、パレット管理
- 野外での駐車位置管理、コンテナ位置管理
など

- 課題
- ケース商品の棚入れは重量物もあり、作業負荷がかかっている
- サトーなら
- 最短経路案内と自動搬送ロボットで、一層の効率化が可能に
独自に開発した最短経路アルゴリズムと作業者誘導法による作業者支援ツールに、自動搬送ロボットを組み合わせることで、重量物の搬送にかかる負荷を軽減します。倉庫内の分割されたエリア間を、自動搬送ロボットがアイテムを載せて自動走行し、各エリア内の作業者は格納作業に専念できます。この「ゾーンピッキング」方式で、さらなる生産性向上を実現します。
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