RFIDによる個体管理で、業務の効率化と売れ筋の把握が可能に
アパレル、雑貨、宝飾、眼鏡、スーパー(食品除く)など、リテール業界のサプライチェーンは広域化が進み、より複雑化しています。製造・物流・販売の各工程における商品の動向把握が難しく、また入出荷などの商品管理に手間と時間がかかりがちです。生産から販売までのサプライチェーンの工程に時間を要するため、販売予測が難しく、販売機会のロスや商品の廃棄コストも問題です。さらに、働き方改革が求められる中、各工程での従業員の業務負荷も課題となっています。
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課題その1メーカー経営者の課題:店舗在庫、バックヤード在庫の把握が難しい
アパレルや雑貨、宝飾などのメーカーにとって、売上向上のために何よりも重要なのは、売れ筋商品を正確に把握して生産し、売れる商品を店舗に配置して、販売機会を逃さないことです。物流センター・バックヤード・店頭などそれぞれの数量をリアルタイムに把握する事がひとつの改善策になりますが、実際にはサプライチェーンの各工程における作業に手間や時間を要すること、一品一品の物流・販売管理が難しいことが障害となっています。また、業務負荷増大による、従業員のモチベーション低下も課題です。
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課題その2工場の課題:出荷時の検品作業に、手間と時間がかかっている
目視確認やバーコードスキャンで出荷業務を行っている工場では、検品作業に手間と時間がかかり、ピーク時には工場からの出荷が遅れるなどの悪影響が生じる場合があります。
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課題その3物流センターの課題:荷受けの予定が立たない。入荷時の検品に、時間がかかっている
物流センターでは、商品がいつどのくらい入荷するのか、荷受けの予定が立てにくい状況にあります。そのため、出荷や輸送状況を、毎回製造工場や倉庫へ問い合わせるなど、手間のかかる作業を行っています。また、商品にサイズやカラー展開など多種多様な特性がある場合、パッキングリストとカートンの目視検品に、膨大な時間を要します。さらに、これらの入荷データは手作業のため、入力にも多大な時間がかかっており、人手不足の現場をさらに疲弊させています。
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課題その4店舗の課題:煩雑な運営業務が多く、接客業務に集中できない
店舗においては、従来のバーコードによる管理では、それぞれの商品に付いているタグを一つ一つ読みとる作業が必要です。アイテム数が多くなるほど作業量は増えるため、バックヤード業務のために本来の接客業務がおろそかになりかねません。生産性が低く負荷が高い業務は、スタッフのモチベーション低下につながります。
サトーが解決できること
サトーは、工場や物流センターなどの業務をRFIDで効率化します。さらにクラウドサービスを通じて、サプライチェーン全体の効率化や、データを活用した「販売機会を逃さない」仕組み作りを支援いたします。
よくある課題と
解決のアプローチ
- 課題
- メーカー経営者の課題:店舗在庫、バックヤード在庫の把握が難しい
- サトーなら
- 売り場の陳列在庫の把握により、販売機会ロスを防止
店頭に陳列している在庫と、バックヤード在庫をそれぞれ把握できます。売りたい時に、売りたい商品が、店頭に並んでいるか否かを把握できるので、陳列漏れを防止できます。
- 課題
- 出荷時の検品作業に、手間と時間がかかっている
- サトーなら
- RFIDを使った全数数量検品により、正確でスピーディーな出荷業務を実現
RFIDにより、検針と検品作業を同時に行う運用が可能です。検品データと連動し発行したSCMラベルを梱包箱に貼り付けることで、出荷間違いなどによる販売機会の損失を防止します。
また、サトーのクラウドサービス「大車輪SaaS Global」を経由して、梱包・船積み情報を荷受けなどの下流工程にデータを共有します。
- 課題
- 荷受けの予定が立たない。入荷時の検品に、時間がかかっている
- サトーなら
- ASNとRFIDの活用で荷受け時の検品・データ入力の負荷を削減し、生産性を向上
大車輪SaaS Globalは、梱包・船積みの正確なASN(事前出荷通知)データと生産・輸送情報を、サプライチェーン全体で共有できます。受け入れ側の物流センターは、ASNデータを入手することで、事前に入荷予定の商品を把握。検品作業の工数を削減できます。また、これまで一品一品確認していた入荷検品が、RFIDゲートを通すだけで完了。RFIDの一括読み取り検品で、大幅な生産性の向上が図れます。
- 課題
- 煩雑な運営業務が多く、接客業務に集中できない
- サトーなら
- 一括読み取りにより、棚卸しの業務時間を約90%削減。接客業務に注力することを可能に
店舗スタッフは、日々、店舗での入荷検品、陳列、棚卸しなど多様なバックヤード業務に追われています。RFIDでは、商品を一括読み取りすることができるので、バックヤード業務の負担を大幅に削減できます。スタッフは接客業務に注力でき、顧客サービスや店頭体験を改善することができます。
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