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第1話 RFIDって一体何? バーコードとはどう違う? 教えて!

最近、何かと話題のRFID。一体どのようなソリューションで、従来のバーコードと比べて何が違うのでしょうか? 若手社員のマナブくんが、ITソリューションに詳しいベテラン社員サトーさんから学びます。

プロフィール

サトーさん

テクノロジー好きで、ITソリューションに豊富な知識を持っているベテラン社員。社内に新しいIT機器を導入したときは、アドバイスをもらいにくる社員が多くいる。普段、社内のどこにいるかわからない神出鬼没なおじさん。

マナブくん

お調子者でムードメーカーな若手社員。フットワークが軽く、大抵のことはノリと気合いでなんとかできると思っている。機械オンチでよくサトーさんにアドバイスを聞きに行く。サトーさんとは正反対のようで、なぜか馬が合うらしい。

マナブくん

あ!サトーさん、いたいた。探しましたよ〜。

サトーさん

お、マナブくん。今日は一体どうしたんだい?

マナブくん

聞いてくださいよ! さっきうちの部署の会議があったんですけど、部長からいきなり「君はRFIDについてどう思う?」なんて意見を求められちゃって。

サトーさん

ああ、RFID。最近注目されてるからね

マナブくん

でもボクってほら、機械オンチじゃないですか。「RFID」も名前くらいは聞いたことありますけど、どんなツールか全然わかってなくて。気の利いたこと言えなくて、恥をかいちゃったんですよ。

サトーさん

そりゃドンマイだ。

マナブくん

そんな他人事みたいに! サトーさん、テクノロジーオタクだし最新のソリューションとかいろいろ詳しいじゃないですか。ここはひとつ、RFIDについてボクに教えてくれませんか。お願いします、サトーさん。いや、サトー先生!

サトーさん

まあ、大体そんなことだろうと思ったけどね。いいよ、教えてあげよう。で、まずは何から知りたいの?

マナブくん

そもそも、RFIDってどんなソリューションなんでしょうか?

サトーさん

RFIDはRadio Frequency Identificationを略した言葉。簡単に説明すると、電波によってヒトやモノを識別する技術全般のことを指すんだ。

マナブくん

へえ、意外と身近なところにもあるんだなあ。

サトーさん

RFIDの種類(周波数帯)にはいくつかあるんだけど、今回は近頃特に注目されている「UHF帯」について詳しく教えてあげよう。
特徴としては以下の2つが挙げられるよ。

特徴1.電波で通信するので、非接触かつ対象物が隠れていてもICタグの読み取りができる
特徴2.複数のICタグを一括で読み取れる

マナブくん

なるほど! でも、なぜ今、RFIDに注目が集まっているんでしょうか?

サトーさん

一番大きいのは「業務効率化」だね。最近は少子高齢化が進んでることもあって、人手不足の企業が増えている。それに働き方改革も盛んにうたわれているご時世だ。人手と時間が限られる中で、煩雑な業務を最適化するソリューションとして、RFIDが注目を集めている背景があるんだ。

マナブくん

具体的にはどんなシーンで使えるんですか?

サトーさん

ひとつ、大きな威力を発揮するのは「棚卸」。RFIDが最近よく活用されているアパレル業界を例に見てみよう。一般的なバーコードを使った棚卸では、洋服に付いているタグを一点ずつバーコードリーダーで読み込まなくちゃいけない。タグの付いている場所を商品ごとにいちいち探さないといけなかったり、服をたたみ直さないといけなかったり、とても時間がかかってしまう。

マナブくん

ボクも学生時代、服屋でバイトしてたのでわかります! あれって本当にめんどうくさいんだよな〜……。

サトーさん

だけどRFIDだったら、いちいちタグを探す必要もなく、離れた距離から一気にたくさんのタグを読み込むことができる。段ボールに入っている状態や、ハンガーに洋服がかかった状態でも読み取れるんだ。場合によっては、数人がかりで何時間もかかっていた作業を、1人がほんの数分で終わらせることもできる。

マナブくん

おお、すごい!

サトーさん

棚卸にかかっていた時間を削減できれば、扱う製品の勉強や接客スキルの向上、顧客リサーチなど、より自社の利益につながる本質的な業務に時間を割けるようにもなるよね。もちろん棚卸だけじゃなく、製品の入出庫管理やその他資産管理など、さまざまなシーンでも活用できるよ。

マナブくん

すごい! RFIDっていいことだらけですね。これはもう、我が社にもいち早く導入しないと!

サトーさん

ちょっと待った! RFIDは確かに便利だけど、なんでもできる魔法のツールじゃないし、一長一短もある。バーコードと比較してのメリット・デメリットを簡単にまとめるとこんな感じ。

この表はスクロールしてご覧いただけます。

メリット デメリット
バーコード 一点ずつ手作業で読み込むので確実性は高い 読み込む手間と時間がかかる
RFID 離れた場所から複数のタグを読み込めるので、作業スピードが速い
  • RFIDタグが反応しないと読み取りから漏れてしまうことも
  • コストはバーコードと比べて高め

マナブくん

なるほどな〜。

サトーさん

RFIDを導入するときに心得ておきたい鉄則を教えてあげよう。それは「まず己を知ろう!」ということだ。

マナブくん

己を知る…一体どういうことでしょう?

サトーさん

さっきも言ったけど、RFIDは非常に便利なツールだが、なんでもできる魔法のツールではない。やみくもに導入しても、本来の力を発揮してはくれないだろう。だからこそまず、現場の状況と直面している課題を把握して、RFIDを導入することでどのような効果が見込めそうか、しっかり検証する必要がある。それが己を知る、ということだね。

マナブくん

例えば、どんなことを知ればいいんですか?

サトーさん

ある業務を行うときにどれくらいの人員や時間を割いているのか? その業務をどのような方法で行っているのか? そして、業務の中にどんな課題や要望があるのか…例えば、「納期に間に合っていない」とか「データ管理をもっとしっかり行いたい」とか「業務が一部の社員に集中してしまっている」とかね。
そういった課題を洗い出した上で、RFIDをどのように役立てられそうか、導入前にしっかり考えておくこと。最初の一歩として、それが大事なんだ。

マナブくん

つまりはまず、現状分析というわけですね。いろいろ教えてもらったので、RFIDがどんなソリューションかわかりました。ありがとうございます! さっそく部長に今聞いた内容を披露してこよっと。これでボクも名誉挽回!

サトーさん

マナブくんはまず自分の現状分析から始めた方がいいね。

今回のポイント

まずは自社の抱えている課題を知り、それに対してRFIDにできること/できないこと(RFIDの特性)を把握すること。自社を知り、RFIDを知れば百戦危うからず。

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