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第2話 RFIDって一体何? バーコードとはどう違う? 教えて!

最近、何かと話題のRFID。どのような種類があって、どのような選び方のコツやポイントがあるのでしょうか? 若手社員のマナブくんが、ITソリューションに詳しいベテラン社員サトーさんから学びます。

プロフィール

サトーさん

テクノロジー好きで、ITソリューションに豊富な知識を持っているベテラン社員。社内に新しいIT機器を導入したときは、アドバイスをもらいにくる社員が多くいる。普段、社内のどこにいるかわからない神出鬼没なおじさん。

マナブくん

お調子者でムードメーカーな若手社員。フットワークが軽く、大抵のことはノリと気合いでなんとかできると思っている。機械オンチでよくサトーさんにアドバイスを聞きに行く。サトーさんとは正反対のようで、なぜか馬が合うらしい。

マナブくん

あ、いたいたサトーさん!ちょっと助けてくださいよ〜。

サトーさん

どうしたのマナブくん、そんな泣きっ面で。

マナブくん

サトーさん、RFIDがどんな技術なのか、このあいだボクに教えてくれたじゃないですか(※第1話参照)。

サトーさん

うん、わかりやすいレクチャーだったでしょ?

マナブくん

大いに勉強になりました。だけど、そのおかげで一つ困ったことが起きちゃって。

サトーさん

一体、何が起きたんだい?

マナブくん

実はあれから、サトーさんから教えてもらった内容を誰かに教えたくなっちゃって、部長に話したんですよ。そしたら「キミ、RFIDについて詳しいね。うちの会社にも導入できないか検討したいから、もっと教えてよ!」なんて言われちゃって。うまくごまかしてその場は逃げたんですが、次会ったら絶対また聞かれちゃいます。

サトーさん

付け焼き刃の知識でいい気になってるから…。自業自得だね。

マナブくん

大いに反省してます! 反省してますから今日も一つ、RFIDについてボクにレクチャーしてくれませんか?

サトーさん

しょうがないなあ。今なら時間があるからいいけどね。それで今日はどんなことを知りたいの?

マナブくん

そうだなあ。RFIDって一口に言ってもいろいろ種類がありそうだし…。どんな種類があって、どう選べばいいか…とか?

サトーさん

RFIDの種類と選び方だね。じゃあ、まず聞くけど、RFIDはどんなアイテムから構成されているか分かる?

マナブくん

それくらい分かりますよ! 「タグ」とそれを読み取る「リーダ」でしょ!

サトーさん

その通り。だけど、タグとリーダにもそれぞれ種類があるんだ。代表的なものを見ていこうか。まずはタグから。大きく以下の2つがある。

ラベルタグ

シール状になっていて、対象物に簡単に貼り付けることができるタグ。一般的には「ラベル」と言われることが多い。コストが比較的低く、プリンタで簡単に情報を書き込めるため、幅広い用途での使用が可能。一方、丈夫さや耐久性に欠ける面もある。また金属に貼り付けると読み取りができなくなるため、金属製品などの管理に用いるのは向かない。

特殊タグ

金属製品に貼り付けることができるものや、防水性や耐熱性、耐衝撃性のあるものなど、さまざまな種類がある。一方で、ラベルタグと比べてコストは高くなる。

マナブくん

なるほど。通常のラベルタグは手軽でいろいろな使い方ができそうだけど、耐久性は低い。一方で特殊タグは頑丈だけど、コストが高い。それぞれ特性があるんですね。

サトーさん

そうなんだ。続いて、リーダを紹介しよう。こちらも大きく分けて2種類ある。

ハンディ型

持ち運んで使うタイプのリーダ。基本的に「動かないモノ」に対して用いられる。棚卸などのバックヤード業務や資産・物品管理などのシーンで用いられることが多い。

据え置き型

ゲート型やデスクトップ型など、特定の場所に設置して使用するタイプのリーダ。入出庫管理や生産ライン管理、セキュリティ管理など「動くモノ」に対して用いられることが多い。レジカウンターなどに設置して一括精算を行うような使い方も。

マナブくん

そういえば、お店の出口によく設置してある万引き防止のゲート。あれもRFIDのリーダだったんだな。そうだ、タグやリーダを選ぶときのポイントも教えてくださいよ!

サトーさん

タグやリーダを選ぶときに念頭に置いておくべきことは、RFIDは使用するタグとリーダの組み合わせ、また導入環境やタグをつける対象物によって、パフォーマンスが大きく変わるということ。コストを抑えられるからといって、とりあえずラベル型のタグを導入しても、貼り付ける対象物が金属製品だったら機能しないよね

マナブくん

「とりあえず安いやつを!」と、いつも考えてしまうボクがやってしまいそうな失敗だ…。

サトーさん

そうならないためにも、RFIDをどのような環境で、どのようなモノに、どのような用途で使うのか、事前にしっかりと考えて最適なツールを選ぶことが大切なんだ。そのために、まず何をすべきだと思う?

マナブくん

そうだなあ。ボクだったらまず、RFIDを導入したい現場がどんなところか、自分の目でしっかり確かめると思います。

サトーさん

正解! まずは現場をしっかりと観察することだね。例えば、ペットボトル飲料にRFIDタグをつけて在庫管理をしたいとする。最初は1本ずつにタグを貼り付けようとしていたが、実際の現場ではダンボールに入れた状態でケース単位で管理されている。導入前に現場をしっかり見ておけば、ペットボトルではなく、ケースにタグを貼り付けるべきことが分かるというわけ。

マナブくん

なるほどなあ。前回教わった「まずは己を知ろう」という教訓と、通じるものがありますね。

サトーさん

その通り。マナブくん、今日はなかなか鋭いね。単純に価格やタグ・リーダ単品の性能だけじゃなく、タグとリーダの相性、そして導入環境との相性を見極める。すなわち己に見合う道具(=RFID)を知った上で、最適なものを選ぼうということだね。

マナブくん

「弘法、筆を選ばず」とよく言いますけど、RFIDの場合はしっかりと考えて、筆を選ぶことが大事というわけですね。

サトーさん

今日はなんだか冴えてる発言が多いね。マナブくんらしくないな。

マナブくん

いやだなあ、普段からボクは冴えてるじゃないですか! さっそく今聞いた話を部長に披露してこよっと。うまくいけば、次のボーナスアップ?

サトーさん

いつものマナブくんに戻ったね…。

今回のポイント

単純にツール単体の性能や、価格だけを見て選ぶのはNG! 導入環境や費用対効果をしっかり考慮した上で、最適な筆=RFIDを選ぼう。

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