お客さまの課題
人がラベルに印字する作業負荷とヒューマンエラーリスクが課題
ファミリーレストランチェーン「ロイヤルホスト」は、間もなく創業48周年を迎えます。
創業以来、安全な食事をお客さまに安心して楽しんでいただけるよう、食材の選定から調理法、おもてなしに至るまで、細部に気を配ってきました。
当社では、店舗の厨房(ちゅうぼう)で料理をするための「スタンバイ」と呼ばれる食材や、売店で販売する商品を含め、約400品目の食材を使用しています。
食材それぞれに、許容時間(消費期限・賞味期限)が規定されており、従来は紙のリストと照らし合わせながら、店舗スタッフが手動で期日をラベルに印字し、食材に貼っていました。
ささいな作業ですが、実は負荷が高く、どんなに気を付けてもヒューマンエラーをなくすことができないという課題がありました。
Before
スタンプなどによる消費・賞味期限の日付印字に3~5分 / 件の作業時間がかかっていた
After
項目選択のみの簡単操作で、ラベル発行作業が数秒で完結
Before
目視によるリストの確認、手作業によるハンドラベラー操作でヒューマンエラーが発生した
After
データの一元管理と直感的な操作性で、ヒューマンエラーを解消
Before
ラベル印字で業務が中断され、調理や接客など本来の仕事に集中できなかった
After
調理・接客など本来の業務に集中でき、生産性が向上。
売り上げ増にも貢献
お客さまの声
タッチパネル式ラベルプリンタに「これだ!」と直感
ツールで課題を解決できないか・・・その手段をずっと探す中で、サトーのラベルプリンタ「FLEQV」のデモンストレーションを展示会で見る機会がありました。
従来のテンキー型ではなく、スマートフォンのような操作ディスプレイが印象的で、触ってみるとタッチパネルで非常に操作しやすい!
スマートフォンと同じ感覚で直感的に扱えることが分かり、とてもインパクトがありました。
また、プリンタは直接クラウドでサーバとつながります。食材管理リストを本部が一元管理し、インターネットを介して正しいデータを店舗に送信することで、手作業で起こりがちなヒューマンエラーをなくせると思いました。
さらに、タッチパネルはそのままモニターとしても使えます。アンドロイドOSで拡張性があり、画像や動画の配信で、調理法などの店舗教育にも活用できそうだと直感しました。
3~5分かかっていた作業が数秒で。人的ミスも解消!
2018年6月から試験的な導入を開始し、9月には全店舗に配備しました。
FLEQVを導入して間もなく約1年ですが、当社が頭を悩ませていた現場スタッフの作業負荷とヒューマンエラーの課題は、ほぼ解決できました。
紙のリストと照合してハンドラベラーの日付を手動で合わせ、印字したラベルを食材または商品に貼る、という一連の作業には、1回当たり3~5分程度の時間がかかっていましたが、今はタッチパネル操作で数秒で完了します。リストの照合違い、日付の設定ミスなどのヒューマンエラーは解消できたといってよいでしょう。
業務が中断されず、本来の仕事に集中
店舗スタッフも、導入当初は慣れない仕様に戸惑いも見せましたが、スマートフォン同様の使い勝手が分かると、あっという間に使いこなせるようになりました。
調理や接客業務の中断を最小限にし、ラベル印字作業に関わる精神的なストレスから解放されたことで、本来の仕事に注力できる環境になったと喜んでいます。
レジ近くで菓子などを扱う売店販売は、商品管理の作業負荷が高いと敬遠していた店舗がありますが、自動ラベルプリンタの導入で負担が激減し、新たに売り場を作る店舗も出てくるなど生産性が上がっています。
全店舗で売店展開できるようになれば、新商品開発の道が開け、売り上げのさらなる向上も望めるでしょう。
導入しない理由が見当たらないFLEQV
多店舗展開で、現場に日付管理のためのラベル貼付作業があるなら、FLEQVの導入はお勧めです。
店舗のスタッフの作業負荷を下げ、ミスをなくし、生産性を上げる。人材不足対策にもなります。費用対効果は抜群で、入れない理由が見当たらないと感じています。
教育ツールへの活用にも期待
全店舗に導入されましたので、今後は動画を使った教育ツールとしての活用も積極的に進めていく予定です。
当社の導入効果を見て、ロイヤルグループ内のほかの外食チェーンやホテルなどへ、横展開の検討が始まっています。グループシナジーを生みだし、よりお客さまに喜んでいただけるサービスを、これからも提供してまいります。
お客さまプロフィール
ご担当者様
久継 寛之 様
導入事例に関するお問い合わせ
お客さまヘルプデスク24時間365日