“知の集団たれ”という思いを込めて名付けたサトーグループの本社「ナレッジプラザ」。
ナレッジプラザは世界中のサトー拠点をつなげるHUBとして、組織の壁を越え従業員の個性が混ざり合うこと(Stir)で化学反応を起こし、人と人との相互作用やイノベーティブな創造につなげることをめざしたオフィスです。
コンセプト
Stir 混ぜ合わせる




Stirを実現するために(1)
フリーアドレスではなくABWで活動する
ABWとは「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略で、「個人で集中作業を行う」「電話する」「みんなでアイデアを出し合う」などの活動に応じて、最も生産性が高く働ける場所、時間、相手を働く人自らが選択する働き方のこと。
サトーグループは、「組織の壁を取り払い、有機的につながることで生産性や創造性を高める」「個々が自身の能力を最大限に活かす働き方を考え選択することで、主体性を身につける」という目的の下、2020年よりABWを導入しました。
「9つの環境」を配置
もっと気軽に語らい(Chatting)、変化を喜び(Changing)、お互いがつながり協力し合う(Connecting)……それら3つのCの行動と、共有(Collaboration)、ひらめき(Creation)、作業(Concentration)の3つの目的が組み合わさる、9つの環境を配置。周囲と連携しながら自律的に働く従業員が能力を発揮するためのオフィスをめざしました。
共有(Collaboration)



ひらめき(Creation)



作業(Concentration)



Stirを実現するために(2)
「混ざり合わせる」ために「集める」
人やモノ、情報が混ぜ合わさるように収納や会議機能などをある程度集約させることで、人が集まり“混ざり合う”きっかけを作っています。
集約されたエリアを内部階段によってタテにもつなげることで、その周囲をHUBとして機能させています。




コンセプト「Stir」を実現させ、人が集まる動線設計



