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人財への取り組み 人財育成

教育と研修

「現場力」が競争力の源泉であるサトーグループにとって、価値創造の要は「人(人財)」です。そして「人(人財)」こそ最も大切な経営資産であり、多様な人財、多様な考え、多様なスキル、多様なキャリアを最大限に活かすことが「現場力」の体現と、その土台である「企業理念」の実践につながると考えます。

さらに、私たちを取り巻く環境変化のスピードが飛躍的に高まる中、「現場力」を体現するためには、今までのやり方や考えを一度白紙に戻し、従業員一人一人が自ら考え行動し、変化を起こせる人財になることが不可欠であり、これらを促進する機能が必要となります。

中期経営計画に掲げる人的資産強化と持続的なお客さま価値創造の実現、そして、従業員の働きがい向上のための機能として「SATO Campus(社内大学構想)」を立ち上げました。
SATO Campusは教育研修に限定せず、キャリア支援、理念浸透などのさまざまな施策を含む人財開発全般の取り組みであり、個と個、個と組織、組織と組織をつなぐ場を提供します。

SATO Campusとは

ジリツ人財を育成するには、従業員の求める成長ニーズを満たすことも重要です。持続的に個の能力を開発して引き出し、人財育成と企業文化醸成のための仕組みとしてSATO Campusを2021年4月に設立しました。SATO Campusは、以下の3つをミッションにしています。

  1. 「自ら考え行動し、変化を起こせる人財」の育成
  2. 企業理念への共感と事業価値への理解の浸透
  3. 能力発揮と挑戦する機会の提供

一般的な社内大学と異なり、教育研修に限定せず、異動や配置などの施策を含む総合的な人財開発のプラットフォームです。施策の中心に従業員一人一人のキャリア目標を置き、知識・スキルの獲得、および能力発揮と多様な挑戦の機会や、個と組織、組織と組織をつなぐ場としてさまざまな施策を提供しています。引き続きSATO Campusの施策を充実させていくことで、従業員の創意工夫と主体的な行動を促しています。

SATO Campusの全体像

バリューチェーン研修

サトーグループのビジネスの本質および現場業務を的確に理解することを目的として、国内従業員向けにバリューチェーン研修を実施しています。研修参加者は、現場見学や講習を通じて現場業務を知ることで、サトーグループ特有のキーワード、事業のコンセプト、オペレーションなどを確認し、自部署以外の業務を理解することができます。終了後、全ての仕事が連鎖してお客さまにつながっていることを実感した従業員が、顧客経験価値の最大化を意識するようになり、「創意工夫」への気付きやきっかけとすることで、自分の役割における仕事の質の向上に努めるような意識・行動変容を促進しています。また、現場と各部署の相互コミュニケーションの活性化と経営基盤の強化にもつながります。今後は、社内のバリューチェーンのみならず、お客さまの業界のバリューチェーンについても理解できるような施策を検討していきます。

バリューチェーン研修の内容

社内バリューチェーン
研修受講実績
2022年度
研修受講者数(延べ人数) 138

メンバーを支え、推進するマネジャー職の教育

マネジャー自身が「自ら考え行動し、変化を起こせる人財」になるため、またそのようなメンバーを育成していくために、マネジメント層の再教育を行っています。2022年度は、課長層226人を対象に実施しました。単なる座学の研修ではなく、参加者のマネジメント・スキルを高めるために、事前課題→オンライン研修→職場実践→その振り返りというアクションラーニング形式で行っています。事前課題を材料に、オンライン研修での対話や意見交換を通してマネジメント全般への理解を深め、その理解をもとにした職場での新たな取り組みとその振り返りを行うことで、より実践的にマネジメント・スキルを高められるようになっています。フォローアップ策として「マネジメント支援ツール(ガイドブック)」も作成・提供し、マネジメントスタンスやスキルの確認・強化につなげています。2023年度は教育対象を部長層に置き、内容的にも課長層向けプログラムと一貫性のある研修を提供しました。

トレーニングの流れ

キャリア教育

従業員全員が真のプロをめざし成長する環境としての「キャリアラダー」は、SATO Campusが中心となって整備しています。個人での活用のみならず人財育成の重要なツールにもなります。
また、年齢層別に提供される「ライフキャリア研修」も整備し、3年目、5年目、10年目、20年目の節目となる年に実施し、自分自身のキャリアについてじっくり考える場、自身のキャリアや生き方を振り返る場としています。

「人生100年時代」に照らし合わせ、「いつまでも学び続け、いつまでも元気で、いつまでも現役で」を合言葉に、仕事だけでなくプライベートも含めてどのように生きていくのか、自分の人生のモチベーションはどこにあるのかをあらためて考える機会を提供しています。

それぞれの職務内容や必要なスキルを明確にし、はしごをのぼるようにステップを踏むことができるようキャリア向上の道筋を明確にしたもの。

LMSの導入とコンテンツの充実化

日本国内および海外子会社向けのLeaning Management System(以下、LMS)を導入しました。社内投票で決定した名前は、Engage(参加する)、Develop(開発する)、Grow(成長する)、Evolve(進化する)の頭文字から、“E.D.G.E(エッジ)”です。まず実際にシステムを使ってさまざまなコンテンツに触れ、スキルを身につけ、ビジネスパーソンとして成長し、より成長した自分へと進化していく——という一連のプロセスを意味しています。言語の関係で、日本国内用LMS(E.D.G.E@JP)と海外子会社向けのLMS(E.D.G.E@Global)は異なるプラットフォームを使っていますが、掲示コンテンツは共有できるようになっています。このLMSと連動した「オリジナルコンテンツ作成用ツール」を使うことで、より楽しく分かりやすい動画やテストなどが提供されます。グローバル共通の入社者向けコンテンツのみならず、外部からの提供も含め、プログラムを増強していく予定です。

海外については、このLMSプラットフォームのコンテンツを活用し、販売代理店向けのトレーニングサイトを新設することで、グローバルに強いパートナーシップを構築し、サトーの商品・サービスの認知度を向上させることも想定しています。

SATO Campusでは知識やスキル、さまざまなエクスペリエンスを獲得し、能力発揮と挑戦の機会を提供するとともに、変化を称賛し多様性を尊重する風土を醸成していきます。

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