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人財への取り組み 健康経営

健康経営宣言

サトーグループは、「社員がお客さま価値の創造における全ての基盤である」ということを認識し、社員の健康を第一とする風土の醸成と、皆が幸せで働きがいのある会社づくりに本格的に取り組みます。社員の健康を経営的視点から考え、戦略的に健康管理・健康増進に両輪で取り組むことで、さらなる生産性、創造性の向上を図り、持続的に成長する会社をめざします。

最高健康経営責任者メッセージ

サトーグループでは、家族を呼んでの運動会の実施など、従業員の健康増進に積極的に取り組んできました。2015年の健康企業宣言以降、最高健康経営責任者(CWO)や健康経営推進委員会を設置し、健康情報の提供や健康投資を促す仕組みを構築するなど、一人一人の健康意識を高めて生産性の向上を図る健康経営に本格的に取り組んでいます。

「健康とは、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義されていますが、労働環境に対する従業員の意識や価値観、ライフスタイルは時代とともに変化してきており、個々人が活き活きと働くための取り組みをより充実させていくことも健康経営の一環であると考えています。

従来からの「生活習慣病対策」「運動習慣の推進」「従業員の意識向上」といった健康経営の3本柱は継続しながら、多様な人財がやりがいをもって活躍できるための環境づくりを人事施策とも連動させ全世界のグループ会社と協力し、グローバルで推進していきます。

サトーホールディングス株式会社
執行役員 最高健康経営責任者(CWO)
間瀬 直美

健康経営スローガン

サトーグループの健康経営は3Gアクション!!

Greet with a smile(笑顔のあいさつ)

Good condition(健康度改善)

Great job(生産性向上)

外部からの評価

「健康経営優良法人」に認定

サトーホールディングス株式会社は、多くの社員が参画したさまざまな健康経営活動が評価され、2017年から8年連続で「健康経営優良法人」に認定されました。この制度は、健康経営のすそ野拡大を目的に、上場企業に限らず保険者と連携して優良な取り組みを実践している法人を顕彰するものです。

中期目標(2030年度まで)

健康経営で解決したい経営課題と戦略マップ

サトーグループは、2015年の健康経営宣言以降、長きにわたって健康経営推進体制を整備し、健康推進計画の策定と実施を行ってきました。下記の健康経営戦略マップに基づき、健康経営で解決したい経営課題を解決することによる波及効果により、健康経営宣言を具現化していきます。

サトーグループの健康経営戦略マップ

中期目標(2030年度まで)(メタボ率、運動習慣者率、喫煙率、特定保健指導率)

全社員が仕事と人生を充実できるように、中期的に重要健康指標を掲げ、全員参画型の健康施策を継続しています。
プレゼンティーイズム課題にも対峙するため、「生活習慣病対策」「運動習慣の推進」「社員の意識向上」の3つの健康テーマに重点的に取り組んでいますが、コロナ禍で運動機会の減少が顕著となってメタボ率は横ばい傾向、運動習慣者率は下降しており、運動機会創出を図るために国内外のウォーキングイベント開催など各種運動施策で対策を講じています。喫煙率に関しては、時間禁煙や、階層別禁煙施策を推進してきましたが、喫煙率削減状況は現行施策では進まないため、受動喫煙対策含めた新喫煙対策を策定しました。

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重点取り組み 2019年度
(実績)
2020年度
(実績)
2021年度
(実績)
2022年度
(実績)
2023年度
(実績)
2030年度
(目標)
1.生活習慣病対策
メタボリックシンドローム基準該当者※1
17% 18% 17% 16% 18% 10%
2.運動習慣※2の推進
運動習慣者比率
39% 38% 35% 33% 36% 50%
3.ウォーキングイベント参加率 12% 20% 16% 国内イベント参加率16% グローバルイベント参加率23% 20% -
4.グローバルオンラインスポーツイベントの開催 - - 開催 - 開催 -
5.喫煙率 24% 22% 20% 18% 20% 10%
6.特定保健指導率※3 - - 10% 13% 24% 50%
7.適正体重維持率※4 - - - - - 61% 65%
  • ※1メタボリックシンドローム基準該当者定義:40歳以上対象の特定健診データ
  • ※2運動習慣者定義:1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上持続している、もしくは1日の生活歩数が年間平均8,000歩以上。
  • ※3特定保健指導率定義:40歳以上対象の特定健診データ
  • ※4適正体重維持率定義:40歳以上対象の特定健診データ

主な施策

健康診断の徹底

サトーグループでは、法定項目以上に詳細な検査項目で健康診断を実施しています。38歳以上の社員には、毎年の定期健康診断に代えて、人間ドックの受診を義務づけています。産業医は全社員の健康診断結果を確認し、必要に応じて健康指導を実施します。

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2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
定期健康診断受診率 100% 99.2% 99.6% 100% 100% 100%

再検査の受診奨励「CWOラストコール」

健康診断や人間ドックの再検査・治療等が必要にも関わらず、受診をしない社員に対しては産業医、保健師が受診を促します。それでも受診をしない社員に対しては、最高健康経営責任者(CWO)自ら、当該社員に電話をかけて呼びかける「CWOラストコール」を実施し、重症化の防止に努めています。

生活習慣病に対する専門スタッフのサポート

生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる社員に対し、外部管理栄養士が生活習慣を見直すサポートを行う特定保健指導を実施しています。

メンタルへルスケアの取り組み

定期的なストレスチェックを実施し、結果を分析することで、社員が抱える問題の早期発見と対応や、職場環境改善に努めています。また、産業医・保健師・カウンセラーに気軽に相談できる体制を整え、面談やカウンセリングを適宜実施しています。

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2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
ストレスチェック受診率 97% 92% 90% 90% 88.9% 93.4%

健康課題対策

全社員任意受講できる「通信教育講座」に加えて、2023年より健康オンラインセミナー「Cradle(クレードル)」を導入しました。

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2023年度
実績
2024年度
実績
2025年度
実績
2026年度
実績
2026年度
目標
Cradle登録者数 16% - - - 50%
  • 国内のグループ社員が対象
  • 2023年度は、運動、睡眠、食事、飲酒、メンタルヘルス、ハラスメント、病気の両立、多様性、花粉症、女性・男性特有のヘルスケアに関するセミナーなど健康経営に関わるテーマを多数展開

社員のパフォーマンス状態に関する調査

サトーでは、プレゼンティーイズム※1、アブセンティーズム※2を2024年度から調査実施しています。

2024年度実績
プレゼンティーイズム 82%
アブセンティーズム 66%
  • 「健康サーベイ」に基づく集計結果
  • ※1「健康な状態で発揮できるパフォーマンスを100%としたときに80%以上発揮できている」と回答した人の割合(東大1項目版)
  • ※2「直近3ヶ月で、健康上の問題により、お休みをしたまたは勤務時間調整した時間」について0時間と回答した人の割合

ワーク・ライフ・バランスの推進

過重労働の防止

生産性を高めて週に一度、定時退社をする「Work Smart Day」を実施中です。月間平均残業時間の推移は以下の通りです。

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2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
17時間 17時間 17時間 18時間 18時間

国内サトーグループが対象

年次有給休暇の取得率の向上

全社で柔軟な働き方を導入し、有給休暇の取得推進に取り組んでいます。年次有給休暇取得の推移は以下の通りです。

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2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
60% 52.8% 59.5% 64.7% 69.4%
  • 国内サトーグループが対象
  • 1ヶ月を超えるような長期間の休業・休職者、年度途中に入社または退社した人は除く
  • 年度内取得日数(前年付与分からの取得含む)÷年度内付与日数×100で計算

喫煙対策

サトーグループは「2030年に喫煙率10%」を健康経営KPIとし、喫煙者も非喫煙者とその大切な家族やパートナーの健康度維持向上のために数々の新喫煙対策を推進します。

喫煙対策に対するCEOメッセージ

「変化をよろこぶ心」、時代とともに自ら変化の風を起こして適応していくというサトーの考え方は、健康経営にも当てはまります。
例えば、サトーグループでは1998年から2015年まで「非喫煙手当」を支給するなど、社会の動きに先んじて社員の健康維持の為の喫煙対策を行ってきた歴史があります。
それも踏まえながら、創業100周年を見据え、改めて一人ひとりの社員が、自らの心身の健康維持向上を意識し、そのために行動変革し、仕事においてもイノベーションを繰り返し起こし続ける集団となることを目指したいと考えます。
その一環で、社員とそのご家族の皆さまがますます健康的に充実し、自己実現できるよう、サトーグループに関わる皆さまの健康の為に2030年に社内喫煙率10%未満を目指して、更に踏み込んだ喫煙対策に取り組みます。
喫煙者の自発的な卒煙行動を応援し、非喫煙者の健康対策として望まない受動喫煙対策も同時に推進して参ります。

サトーホールディングス株式会社
代表取締役 社長執行役員 グループCEO

小沼宏行

屋内外喫煙室の改修・喫煙設備の撤去(2023年10月~2025年3月)

全国の拠点と対話し、現存する屋内外の喫煙室・喫煙設備に関して、2025年3月までにたばこ煙の健康被害対策を含む改修工事と撤去を行い、順次、執務室や休憩室、倉庫等へ転換していきます。

新非喫煙手当制度(2024年6月~)

2023年度までは毎月、禁煙外来費やスポーツジム会費等の一部となる「健康増進アクション手当」を、「わたしの健康目標」(後述)として会社に申告した従業員を対象に支給しています。2024年度には、非喫煙者のみを支給対象とする新非喫煙手当に移行しました。喫煙者も卒煙した場合は、非喫煙者手当の対象となりますので、健保組合提供のオンライン禁煙制度等を活用し、卒煙に挑戦する喫煙者を引き続き全社的に応援していきます。

就業時間内禁煙・敷地内完全禁煙(2025年4月~)

2025年度より全サトーグループにおいて就業時間内禁煙、敷地内禁煙を開始します。

運動習慣を高める社内イベント

毎年、健保組合が開催する全国ウォーキングイベントに参加しています。

1966年に第1回を開催した運動会は、社員と家族の健康増進だけではなくコミュニケーションを深める機会にもなっています。

グローバルの健康増進イベント

世界各国の従業員を対象にオンラインのスポーツイベント開催

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、在宅勤務が増えた従業員の運動不足解消を目的に、2021年12月、世界各国のサトーグループ従業員を対象としたオンラインのスポーツイベントを開催しました。「ダンス」「腕立て伏せ」「ハンドラベラーによる貼り付け競争」の3つのテーマで、従業員が楽しみながら身体を動かす様子を撮影し投稿。テーマごと、社内で最も人気を集めた動画を表彰します。各地から123本の投稿が集まり、結果発表会は1,400超の従業員が視聴しました。2024年2月には第2回大会を開催し、前回を上回る219本の投稿が集まりました。
また、2022年には、グローバル視点で健康課題となっている、運動機会の創出を目的にグローバルウォーキングイベント(Walk as ONE)を実施。世界の従業員1,300名以上がエントリーし、参加者の総歩数で地球4.7周分を達成しました。

値札貼り付け機「ハンドラベラー」にラベルをセットし、特定の用紙にラベルを貼り付けるまでのタイムを競います。「ハンドラベラー」は1962年に当社の創業者・佐藤陽が開発して以来、現在に至るまで小売業を中心に多くの企業さまでお使いいただいているロングセラー商品です。

体操の動画で身体活動不足の解消を促進

最高健康経営責任者、部門長が音楽に合わせて体操する動画を作成し、リモートワーク中の自宅やそれぞれの職場で、Web会議前、始業前後のストレッチタイムに活用してもらうことで社員の身体活動の継続を支援しています。

リモート会議含めさまざまな会議体でも活用中!

現場主導の健康増進活動

各グループ会社、各拠点、各部門の健康経営責任者と活動リーダーが中心となり、健康管理・健康増進のアクションを自分たちで企画、実施しています。

営業部門:卓球イベントを定期開催してリフレッシュ!
開発部門:ボルダリングに挑戦
健康経営の社内コミュニティサイトでは、全国の拠点・部門から活動の様子が寄せられています。
年4回発行し、世界の従業員に配付している社内報にて、定期的に健康経営に関する記事を掲載。

表彰制度

ヘルシープラクティス賞

社員が、自分で選んだ個々の健康課題改善に約半年間かけて取り組み、データに基づいて改善がみられた社員を会社が表彰することで、社員の健康度改善に対する動機付けを図ります。

健康経営推進賞

各拠点・部門の活動に対して、「活動内容の計画性」「質の高さ」「オリジナリティ」「参加率」「実施頻度」「コミュニティサイトへの投稿など発信頻度」など10項目を超える審査基準で評価。優れた活動を実施した拠点・部門や、推進活動において著しい貢献をした推進担当者などを年に一度選定、表彰しています。

推進体制

最高健康経営責任者と健康経営推進委員会が母体となり、グループ各社の社長、各拠点・部門の責任者が推進責任者、同担当者の計約230名が活動リーダーとなって、会社と社員が一体となった推進体制を構築し、健康経営の計画や成果について適宜、取締役会・経営会議等の有効性高い会議体に報告しております。

その他の取り組み

KENKO企業会への参画

サトーホールディングス株式会社は、企業がともに健康経営を推進し、日本の健康寿命延伸に貢献することを目的に設立された「KENKO企業会」の活動主旨に賛同し、2016年から参画しています。これまでに禁煙分科会、メンタルヘルス分科会、ウォーキング分科会、食事分科会で研さんを重ねています。

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