サトーグループでは、お取引先さまとの連携の下、環境負荷の少ない物品(材料、部品、製品など)を優先して購入する「グリーン調達」を推進しています。
調達品に含有される化学物質規制への対応
商品から梱包材に至るまで、有害物質を含んだ部品や材料を使用しないために、環境管理基準を策定し、2005年より運用しています。環境管理基準では、欧州のRoHS指令※1、欧州電池指令※2、REACH規則※3、包装および包装廃棄物に関する指令、日本の化審法や労働安全衛生法など各国の規制が対象とする有害物質の使用を禁止するとともに、使用の有無および含有濃度についてデータを把握すべき管理物質の明確化や管理手順を定めています。サトーグループでは環境管理基準にのっとり、化学物質の含有量の調査、削減や代替え、協力合意書のご提出をお取引先さまにお願いしています。また、環境管理基準を適宜改定し、法令などの確実な順守に努めています。
- ※1RoHS指令:電子・電気機器に含まれる特定有害物質の使用を制限するEU指令
- ※2電池指令:一定の水銀又はカドミウムを含む電池及び蓄電池の上市を禁止し、その回収、リサイクル、処理、廃棄に関する規定するEU指令
- ※3REACH規則:化学物質の登録、評価および制限に関するEU加盟国の規則
適切に管理された森林に由来する紙材料を調達
「FSC®(Forest Stewardship Council®)認証制度」は、適切な森林管理が行われていることを第三者機関が評価・認証する信頼性の高い世界的な森林認証制度です。サトーグループは、「FSC®(CoC)認証」を取得(ライセンス番号:FSC-C135435)し、FSC認証を受けた材料で製造したシール・ラベル(FSC®認証紙)を取り扱っています。
「CoC(Chain of Custody)認証」は、認証された森林からの木材・木材製品が、製造・加工・流通の全過程で非認証製品が混入しないよう管理されていることを認証するものです。
お取引先さまの環境負荷低減を支援する認定制度
サトーグループでは、2007年に環境マネジメントシステム規格(ISO14001)に準拠した独自の認定制度「サトー・グリーン・ファクトリー(SGF)」を制定しています。ISO14001を取得されていないお取引先さまに対してSGFで定めた基準の順守をお願いするとともに、導入支援や定期的な監査を行っています。
SGF認定の評価基準
- 1.環境方針の制定
- 2.環境負荷(電力消費、廃棄物排出量)の監視
- 3.環境負荷低減活動
- 4.関連法規制の順守